気候変動、戦争、エネルギー問題。山積する地球規模の課題を、批評家・哲学者の東浩紀氏はどう捉えているのか。 技術革新への期待と現実のギャップ。環境問題と経済成長の両立は可能か。分断社会を超える対話の場とは──。 人間と社会の新たな可能性を模索する、刺激的な問題提起。
1983年に勁草書房から出て「ニューアカデミズム」と呼ばれる知の潮流の先駆けとなった思想書『構造と力』が近く、中公文庫からも刊行される。40年の節目に古典として定着させるのが目的かと思いきや、著者で京都芸術大教授の浅田彰さん(66)はこう強調した。「僕が主張したことは意味を失っていないはずだ」。空気を読んで他者とのあつれきを避けようとする傾向が強い今こそ、本書を手に取る意義があるという。
私は人魚の歌を聞いた I 'VE HEARD THE MERMAIDS SINGING ポリーの素晴らしい感性が感動的! ─林 真理子(作家) 平凡なOLの意外な逆転劇が見れるわよ ─中野 翠(コラムニスト) 作品概要 スタッフ・キャスト 天真爛漫、だけど傷つきやすい心を持った 31歳の“落ちこぼれキャリアウーマン”ポリーの目を通して、 何が真実で、何が偽りだったかを探った 辛辣で、そしてファンタジックな映画です。 ナイーヴな女ともだち 林 真理子さんと中野 翠さんにお話ししていただきました。 ポリーのボスはアート・ギャラリーの女主人。美貌で仕事のデキるガブリエルに憧れるポリーの夢は空を翔ぶ。 林 ポリーってコ、よくいるタイプよね。 中野 そうそう。私も含め、世間の80%の女が共感するところがあると思う。 林 街で出逢ってサエなくて、仕事終わったら家に帰ってテレビ観て寝ちゃうような平凡な生
いやまあリコリス・リコイル最後まで見たんですがね、それなり楽しめたんですが、明らかに人気がでたから作品の完成度よりも、続編への欲を丸出しな最後にガッカリしたんですよ。 リコリス・リコイルは名作になり損ねた別に商業的な合理性を否定してるわけじゃないんですが、でも作品としての完成度を意識してほしいなとは思って見てたんですね。 ただ、見終わって納得できなかったのは、少女達の青春に犠牲を強いて国家の治安を維持しようとするDAには明らかな加害性があるわけですよね、やってる事は戦中の軍部が国家の為と称して若いパイロット達に特攻させて彼らの青春を無茶苦茶にした事と変わらないんですよ。にも関わらずリコリスに犠牲を強いていた側の人間は何一つ断罪されないどころか何の加害性すら示されなかった。 一応、作中でテロリストの真島はDAの加害性に触れてはいますが今一つセリフの一つ一つが軽薄で生半可な感じは脚本の練り上げ
ジャン・リュック・ゴダールを理解しようとするアラン・ドロンのファンは少なく、アラン・ドロンを一流の俳優として認めるゴダール支持者も少ない故、この作品が双方のファン・支持者にとってどう映るのかを考えてしまいました。 話題性が高いにも関わらず、本質的な評価がされずに放置されてしまう作品にならざるを得ないと思います。 しかし、わたくしとしては、この作品が製作されたことは「フランスの映画史的な意味においての極めて象徴的な「事件」ではなかったか」とまで思っているところです。 ハリウッドナイズされたアラン・ドロンのクラシカルな商業映画は、過去のフランス映画の系譜に位置づけられる作品が多いためなのでしょうか?「ヌーヴェル・ヴァーグ」の革新者たちに常に無視され続けてきたように思います。そして、その過去のフランス映画である「詩(心理)的レアリスム」が、「ヌーヴェル・ヴァーグ」という映画革命により、「良質の伝
著者: 古井由吉 , 蓮實重彦 先日亡くなった古井由吉さんは、『辻』単行本刊行時に、蓮實重彦さんと「新潮」2006年3月号にて対談をしました。時代をリードしてきた同い年の小説家と批評家でありながら、お二人の対談はこの一度きりです。古井さんの追悼特集を組んだ「新潮」2020年5月号の蓮實重彦さんの追悼文にも、この対談の話が出てきます。対談を構成したのは私なのですが、緊張感と文学的高揚感のあふれるお二人の対話の場に立ち会えた記憶は、一生消えそうにありません。今回、古井さんご遺族と蓮實重彦さんのご厚意により、「新潮」掲載版の対談を復刻掲載いたします。(編集長 松村正樹) 古井 蓮實さんとは初めての対談になりますが、大学では同級生ですね。 蓮實 そう。東大では駒場の二年間同じクラスだったわけだし、立教大学では紛争中に教員として同僚だった。 古井 そうなんですよ。 蓮實 これも二年一緒でした。二人が
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