近年、大量のロボットを互いに通信させて目的に沿った行動を取らせる「スワームロボティクス」と呼ばれる技術の開発が進んでいます。スワームロボティクスには「大量のロボットを用意するのに多大な費用がかかる」という問題点が存在していますが、新たに1台当たり18.72ドル(約2400円)で準備可能な安価なロボット「HeRo 2.0」が発表されました。 [2202.12391] HeRo 2.0: A Low-Cost Robot for Swarm Robotics Research https://doi.org/10.48550/arXiv.2202.12391 HeRo 2.0, an ultra-low cost 3D-printed robotics platform, could open swarm robotics experimentation up to all https://w
神戸市は2021年12月から、ひきこもりの人らに、遠隔操作の分身ロボットを使って外の世界との交流を「お試し」してもらう取り組みを始めた。ひきこもりがちな人たちが集まる「居場所」に、まずは分身で参加してもらい、不安や戸惑いを薄めてもらう。(長谷部崇) 分身ロボットは、東京の企業が開発した「オリヒメ」(高さ23センチ、重さ660グラム)。離れた場所にいる操作者は、ロボットの内蔵カメラやマイクを通じてその場の様子を知ることができ、音声に加えて身ぶり手ぶりでも意思表示できる。 オリヒメを使って参加をお試しできる居場所の一つは、「交流広場パッソ」(同市兵庫区羽坂通4)。ビル3階にソファや石油ストーブが置かれ、卓球台やマージャン卓、冷蔵庫、ギター、ゲーム機、漫画まである。何をして過ごしてもよく、その場にいる人とお茶を飲むのも、一人で漫画を読みふけるのも自由。時には一緒に作った鍋をつつき合う。 だが、「
店に入ると、出迎えてくれるオリヒメD。会話をすることもできる=東京都中央区日本橋本町3で2021年6月24日午後4時28分、生野由佳撮影 「自分には生きる価値がない」。そんな絶望を経験しながら、自分の居場所を見つけた人たちがいる。6月下旬にオープンした「分身ロボットカフェ」は、難病や重度障害などで外出が困難な人たちが、ロボットを遠隔操作して接客する店だ。20年寝たきりの秘書との夢をかなえて店を開くロボット研究者の思いを取材した記者は、実際どんな人が何のために働いているのか気になっていた。ロボットを操作する「パイロット」と呼ばれる重度障害の男性スタッフ2人に密着すると、挫折や孤独を越えて、“分身”を使って働く深い理由が見えてきた。【生野由佳/デジタル報道センター】 50人のパイロットがシフト制で接客 6月24日午後、東京・日本橋にオープンしたばかりの「分身ロボットカフェDAWNver.β(ド
ロボット犬がついに発売される。価格は約100万円で、本物の犬と思えるほどのリアルな動き。いや、犬以上に犬っぽいと言っても間違いではないだろう。まさに未来がやってきたといえるロボット犬が誕生したのだ。そして現時点において、もっとも究極のロボット犬といえるだろう。 ・他のロボット犬と出会うとシンクロ このロボット犬の名は「A1」(Quadruped robot A1)。もちろん飼い主が決まってからは新たに家族としての名が与えられるのだろう。普通にロープを繋げて散歩することも可能。さらに他のロボット犬と出会うとシンクロし、お互いがさまざまな反応を示す。 ・まさに未来の犬 スムーズに動くそのようすは見ているだけで軽快。スマートフォンと電波により繋がり、ロボット犬の視点を確認することもできる。まさに未来の犬。そしてロボット犬を見れば見るほど、そこに人工生命という新たな概念を感じずにはいられなくなる。
うっかり植物を枯らしてしまいがちな人には朗報だ。このロボットがいれば甲斐甲斐しく植物の面倒を見てくれるのだ。 「ヘキサ(HEXA)」は6本足のAI機能を搭載したプランターで、植物に光合成が必要なときに、クモのような足取りで日当たりのいい場所まで歩いて連れて行ってくれる。 また、水やりが必要になると、「枯れちゃうじゃないか、プンプン!」と足踏みで知らせてくれるし、植物が満足してくれると「しあわせ~」とダンスするのだ。 Adorable robotic plant holder moves closer to the sun when it needs more light 植物のお世話を甲斐甲斐しく行うプランターロボット 太陽の光が当たるところに植物を移動 植物が太陽の光を必要としていると、足を使って移動したり、回転したりして、適切な量の日光が当たるようにする。 この画像を大きなサイズで見る
イラクの首都バグダッドで報道陣にロボット「Andros(アンドロス)」を公開する米軍兵士ら。このロボットには画像センサーや化学物質・放射線センサーが搭載されている(2003年4月17日撮影、資料写真)。(c)AFP/SABAH ARAR 【7月9日 AFP】米テキサス(Texas)州ダラス(Dallas)で起きた警官の暴力に対する抗議デモ中に発生し警官5人が死亡、警官と民間人合わせて9人が負傷した銃撃事件の容疑者が「爆弾ロボット」で爆殺された。米警察が自動装置を使って人間を殺害した初めての例である可能性があり、警察における科学技術の役割拡大を示している。 ダラス市警察のデービッド・ブラウン(David Brown)署長は8日、警官5人が殺害された後、それ以上の危険を冒すことなく狙撃犯に対処するには「爆弾ロボットを使用する以外の選択肢はなかった」と報道陣に語った。 米シンクタンク「ニュー・ア
大きさが1ミリメートル未満であるマイクロボットは、その大きさゆえ非常に限られた電源で動かさなければいけなかったり、電池やモーターを備えつけて動かすことが難しいため人間の体の内部を調べたり、治療するのにはあまり向いていないとされていました。しかしながら、スイスのチューリッヒにあるマルチスケールロボット工学研究所が、磁石で作成されたマルチロボットを磁力で外部からワイヤレスで操作する眼科手術用の新技術「OctoMag」を開発しました。 MRI-based Tracking in 3D Magnetic Steering Systems – Multi-Scale Robotics Lab | ETH Zurich https://msrl.ethz.ch/research/past-research/mri-based-tracking-in-3d-magnetic-steering-syste
気分はSFアニメに出てくるロボットのパイロット……。自分の体を動かすように操れる人型ロボットの開発を、立命館大学発のベンチャー企業が進めている。将来は工事現場など様々な場所で使う「人型の重機」として使えるという。 試作機は高さ約2メートル、アルミ合金やステンレス鋼などで作られ、本体は重さ約100キロ。自動車用のバッテリーで動く。 立命館大びわこ・くさつキャンパス(滋賀県)で、試作機の操縦を記者が体験した。操縦席で腕に装置をつけ、手で棒状のハンドルを握る。腕や手を上下に動かすのに連動し、人型ロボットも腕や手を上下に動かし始めた。 スキーのゴーグルのような装置… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員
神奈川県は、かねて開発を進めていた火山で活動ができる3種類のロボットを、箱根・大涌谷に投入した。その映像をYouTubeに公開している。もうもうと噴気を上げる土地で、巧みに作業をするようすは目を引く。 気象庁は、すでに箱根山(大涌谷周辺)の噴火警戒レベルを「1(活火山であることに留意)」に引き下げているが、大涌谷の立入規制は継続中。現在も高い濃度の火山ガスを観測しているためだという。安全の確認には一定の期間がかかるそう。 今回のロボットは人が近寄れない区域で監視や作業を行うために、神奈川県が2015年に立ち上げた「火山活動対応ロボット緊急開発プロジェクトチーム」による成果。それぞれ役割の異なる3種類が登場している。 まず「火山活動対応ドローン」。空を飛ぶ小さなロボットで、情報収集が任務。日本サーキット、アート1、オキノ工業が開発した。温度計測のための赤外線サーモグラフィーを備え、GPSを使
政府は福島県内にロボットの研究開発拠点を整備する。災害対応ロボットや小型無人機「ドローン」などの実証試験を実施し、企業の新たな技術開発に補助金を出す。東京電力福島第1原子力発電所の廃炉作業でロボットの活用が進んでおり、政府はロボット分野の先進企業を集積させて復興につなげる考えだ。2016年度当初予算案に「ロボットテストフィールド」の整備費用として約140億円を計上した。ドローンなどの実証試験に
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