「スペースインベーダー」の襲来、筐体が稼働する体感ゲームの登場、2D・3D対戦格闘ゲームのブーム、女性客を招き入れたプライズ機やプリントシール機の誕生――ゲーム外のメディアがゲームセンターの歴史を挙げるとき、代表的にざっと挙げられるのはこうしたものだ。しかしプレイヤーからの観点からすれば、シューティングゲームやアクションゲームの得点を他県・他店舗のプレイヤーと誌面上で競い合うハイスコア文化や、いちばん強い対戦格闘ゲーマーを店内だけではなく各県の強豪を相手にするというスケールに広げた「大会」の歴史を無視することはできない。 こうした「ゲームセンターの文化」は、ゲームの上手さと強さを活かして生業にするプロゲーマーや、急速に推し進められている「eスポーツ」の源流になっているのではないだろうかというテーマのもと、アーケードゲームシーンの識者たちによるトークショーがEVO JAPAN 2018会場内