「平成の天秤打法」…巨人育成から昇格の2番・松本 坂本と相性抜群 近藤の天秤打法(右)(1967年撮影)に比べ、バスターに近い松本の構え(左)。独特の打法はオールドファンもひきつける(クリックで拡大) 独走態勢に入った原巨人。とりわけ、今月6日の横浜戦で1番・坂本勇人内野手(20)、2番・松本哲也外野手(25)の“新コンビ”が結成されて以来、無傷の5連勝中だ。殊勲打連発の坂本の陰で、育成選手出身の松本も渋い輝きを放っている。その松本の独特の構えに、「平成の天秤打法」の呼び声がかかり始めた。 バットを構えた時、右手と左手の間を極端にあける珍しいスタイル。「打席で力まないようにと試行錯誤しているうちに、ああいう握りになりました」という。「バスター打法」とも呼ばれるが、1960年代に活躍した故・近藤和彦氏(大洋、近鉄)の伝説的な「天秤打法」を彷彿させる。 江崎久監督 近藤氏の天秤打法は、バットを