囲碁の7大タイトルのひとつ、棋聖戦の第6局が静岡県伊豆市で行われ、挑戦者の井山裕太さんが勝ち、史上初めて六冠を達成しました。 囲碁の第37期棋聖戦7番勝負は、第6局が13日から14日にかけて伊豆市の旅館で行われました。 挑戦者で、23歳の井山裕太さんは、すでに囲碁の7つのタイトルのうち、「本因坊」「天元」「王座」「碁聖」「十段」の5つのタイトルを保持していて、この棋聖戦で6つ目のタイトルを懸け、3連覇中の張栩さんに挑みました。 対局は、2日目の14日午後5時3分、井山さんが197手で中押し勝ちし、4勝2敗で棋聖のタイトルを獲得しました。 囲碁で、6つのタイトルを同時に保持する「六冠」を達成した人は井山さんが初めてです。 対局後、井山さんは「光栄ですが、信じられない気持ちです。プレッシャーというか、皆さんの期待を感じていましたが、それを意識せずに、精一杯、力を出し切ろうと考えていました。全タ