[読了時間:3分] あれから、そろそろ1年が経つ。当時、情報の集約・再提示に大きな役割を果たしたウェブサイトがsinsai.infoだ。sinsai.infoは、投稿やTwitterの情報などからなる「レポート」を精査し、位置情報に紐付けて見せるサイトである。発生後しばらくは安否確認、その後はボランティア情報と、中心となる内容も変遷し現在に至っている。Georepublic Japan代表でsinsai.info責任者の関治之氏に、当時を振り返ってもらった。 「結構毎日泣いていました」ーsinsai.infoで駆け抜けた日々 当日の夕方、職場の六本木から自宅へ歩いて帰宅する途中、OpenStreetMap Foundation Japan(以下OSM)代表理事の三浦さんからメンバーにメールが届く。「何か僕達で出来ることがあるはずだ」と。彼らは、衛星写真を元に現状の地図を作り直す「Crisi