まず、私は広告業界と“直接的な”縁のない人間で、こうした書評というものを書くのは初めてなので、稚拙な文章であることはご容赦してくださると幸いです。しかし、これまでの同書に対する他の方の書評ツイートに対し、高広氏がリプライしているのを見ると、私の書評にも何らかのアドバイスをしてくださるのではという淡い期待を抱いています。 前置きが長くなりましたが、書評させていただきます。 本書の『はじめに』に、 「本書はどの章から(“も”が抜けている?)読まれていいような構成になっている」 とあるが、私のように「“プロダクトアウト”って何それ?」とググらないといけないレベルの人間は最初から読むことを推奨する。もっとも、高広氏のtwitterのフォロワーではマイノリティかと思うが。 1~4章は広告業界を詳しく知らない私にとって、業界本のような感覚であった。しかし、その内容は広告業界をだらだらと箇条書きしたもの
「新世紀メディア論」の内容が記憶に残っていたので、コバヘンこと小林弘人氏の最近の著書「メディア化する企業はなぜ強いのか?」という本を読んでみました。いろいろ噂に聞いていたエンゲージ、インフルエンスなどの単語が満載で、今のソーショルメディア広告業界って本当にいろいろ迷走してるんだなというのがわかる本です。横文字多すぎです。これほどの人が取り留めもないまとめしかできない時点で、ソーシャルメディアの取り扱いというのが企業にとってどれほど難しいか、というのがわかると思います。たぶん、この本を読んで普通の広報担当は、「ソーシャルメディアでがんばろう」というより、「やべー、炎上しない程度にやってお茶をにごそう」という感想を持つ人が多いと思いますし、たぶんそれが普通の感性です。メディア化する企業はなぜ強いのか? 〜フリー、シェア、ソーシャルで利益をあげる新常識 (生きる技術!叢書) 小林 弘人 技術評論
ところで、id:yaneuraoさんという人が、ぼくの書いた本『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(以下『もしドラ』)についての記事を書いてくれている。せっかく書いてくれたので、それらについてぼくの考えを述べさせて頂こう。ちなみに3つ記事を書いてくれたので、順次ご紹介していく。最初はこの記事だ。 もしドラの作者は思い込みが激しすぎるのではないか - やねうらお−よっちゃんイカを食べながら、息子語録を書き綴る本当にもしドラの作者の言うように、「そういう人が少数ながらもいる」(全体の数%ぐらい?)程度ならば、その人達の読解力が不足しているのかなとは私は思うのです。(もちろん、作者としてそういう人たちにもわかりやすく伝わる努力はするべきですが。)ところが、私が今回の記事を書いて、1日でこの記事に1万PV程度あったわけですが、誰ひとりとして、「この書店員はこれ
WEBマーケティング会社の一覧 マーケティング戦略を支援するコンサルティング会社を紹介しています。広範囲に渡るマーケティングという分野には、アクセス解析やWEBコンサルティング、 LPOなど多くの手法があります。このサイトでは、それぞれのソリューションを提供している会社をご紹介しています。 約14年にわたりマーケティングの職に従事してきました。 私のスキルの中身は、上司から教えてもらったこと、自分で失敗して覚えたこと、本から学び実践したことがあります。その中で今回は、14年間で読んできた本のベスト9をご紹介します。ちなみに、なぜ9かと言うと、選りすぐった結果、9冊になってしまったのです。 マーケティングの基本を学習できる本(2冊) 4Pのひとつ、プロモーションのテクニックを身につける本(3冊) WEBマーケティングのPDCAサイクルを回すための本(4冊)
ごめんなさい。smashmediaのブログは削除されました。 10年に渡り、あちらこちらに書き連ねてきましたが、ご愛読いただきほんとうにありがとうございました。またリンクしてくださった方にも、心からお礼申し上げます。 以下、少し駄文を書きます。 ブログには「パーマリンク」という基本的な考え方があり、すべての発言や記事は半永久的に固定されたURLによって公開され、未来におけるアクセス権(閲覧可能性)を担保するという、じつに素敵なコンセプトなのですが、一方で古い情報が永遠に残り続けてしまうという弊害も生んでいます。 ブログというものが「ストック」であるならば、そこに書かれた内容に対して、書き手であるブログ運営者は責任をもつべきで、自らの考え方が変われば内容を更新し、状況や情報が変われば現在にあわせて修正すべきです。 でも現実問題として、そこまでさかのぼって更新や修正をできるほうが稀で、結果とし
ボクの後輩の京井良彦くんが、年末に本を出した。 この日にチラッと触れているのだが、幸いとても評判がいい本のようなのでもう一回プッシュしておきます。 「ロングエンゲージメント」(京井良彦著/あさ出版/1470円) 彼は会社でボクがリーダーをしているサトナオ・オープン・ラボのラボ員である。ソーシャルメディアのことをみんなで一緒に研究してきたこともあり、巻末に以下のような推薦文を書かせていただいた。 マス・マーケティング全盛の時代、広告会社では「声が大きな人」が主導権を握っていた。物理的に声が大きいだけでなく、我が強く押しも強い、いわゆる「ハッタリが利く人」の意見が通りやすかったのである。これはある意味とても象徴的なことだったと思う。つまり、数百万人という大きな塊に対してインパクト強くアテンションを喚起しなければ伝わらなかったあの時代、多少ハッタリめいていても、大きな声を出して目立つことが広告で
競争戦略を深く分かりやすく説明している本:ストーリーとしての競争戦略 今年になってから、戦略、戦略とよく聞くし、勉強もしてみたが 自分がいい戦略を作れるか?そもそも戦略を作るときにどこから考えたらいいのかを勉強したいと思っていた。 そして、出会ったのが下の本だ。 ストーリーとしての競争戦略 クリックしてAmazonで見る 僕なりの簡単なメモを下に書いてみます。 本書ではどんな戦略が良いのか、そしてどうやっていい戦略を作るのかを実例を交えて500ページに渡って書いている。 500ページとはとても長いが、非常に読みやすい文章で書いているため、楽しく読めてしまう。 戦略というのは静止画でなく動画でなければいけない、 さらに、話しをしているときにワクワクしてしまうのがいい戦略と書いてある。 以下は、戦略を考える上で僕が気になった点を抜き出してみました。 本書ではもっともっと詳しく書いてあるので、僕
今年最大のベストセラー「もしドラ」の編集担当者、ダイヤモンド社の加藤貞顕さんの講演が、昨日、六本木アカデミーヒルズで行われたので聞きに行った。 「もしドラ」の正式な署名は「もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」。初版1万部から始まったこの本は、発売まもなくテレビや新聞で取り上げられ、150万部のミリオンセラーに。その相乗効果でダイヤモンド社から出ている本家ドラッカーの本も50万部売れたという。 厳しい出版不況下、加藤氏はどうやって「もしドラ」を150万部も売ったのか。以下、そのエッセンスを箇条書きでお伝えしたい。 1.「1%の法則」で最初からミリオンセラーを取りに行く 加藤氏は「1%の法則」という自説を作った。これは「読者対象の1%が本当に買ってくれる」というもので、「1億人を相手にできる本ならば100万部売れる」という。最初から100万部を狙うためには
結論から言うと、「マンガ統計学入門」で統計の世界を鳥瞰しつつ、「運は数学にまかせなさい」で統計の落とし穴に実際にはまってみながら、「統計学入門 (基礎統計学)」と「STATISTICS HACKS」の問題を手を動かして解いてみる、ということになる。うち"STATISTICS HACKS"はすでに紹介したので今回は残りの三つを紹介する。 弾さんに影響されて。 私は経済学部上がりで統計学の単位はありましたが、正直はっきり理解していたかは微妙でした。 こりゃいかんわいと思って自習したのでそのときに使ったテキストを紹介します。 観点は 面白い 最初簡単徐々に難しくなっていく ビジネス的に使える ということ。 小島さんの『完全独習統計学入門』で基礎を理解しつつ、『ビジネス統計学【上】【下】』で問題をExcel使って解きまくっているとこういうものかという感じはつかめる気がします。この二つの間にちょっと
ごめんなさい。smashmediaのブログは削除されました。 10年に渡り、あちらこちらに書き連ねてきましたが、ご愛読いただきほんとうにありがとうございました。またリンクしてくださった方にも、心からお礼申し上げます。 以下、少し駄文を書きます。 ブログには「パーマリンク」という基本的な考え方があり、すべての発言や記事は半永久的に固定されたURLによって公開され、未来におけるアクセス権(閲覧可能性)を担保するという、じつに素敵なコンセプトなのですが、一方で古い情報が永遠に残り続けてしまうという弊害も生んでいます。 ブログというものが「ストック」であるならば、そこに書かれた内容に対して、書き手であるブログ運営者は責任をもつべきで、自らの考え方が変われば内容を更新し、状況や情報が変われば現在にあわせて修正すべきです。 でも現実問題として、そこまでさかのぼって更新や修正をできるほうが稀で、結果とし
2010年04月12日 22:28 カテゴリ事業家養成講座 マーケティング能力を本とブログで自力で磨く Posted by fukuidayo No Trackbacks Tweet さて、しつこくて恐縮ですが、マーケティング能力を磨く方法に関して少し書いてみたいと思います。 昨日のエントリで書いたように僕自身はこれからはマーケティング能力を磨くことがどの企業でも大切になると考えているのですが、理系であれ文系であれ、マーケティングについて学ぶ機会が極めて少ない(あるいは遅い)のではないか、という危機感を持っています。 人事部の方と話していても、まずは営業なり技術なりといった一部の能力を伸ばしてそれから周辺領域の力を伸ばしていきなさい。という育成方針をとっている会社が多いように感じます。 専門領域を伸ばすのは大切なことですが、僕は企業のマーケティング方針を理解した方が、技術も磨きやすいし、営
最初にお知らせ。 今日の22時30分より、テレビ東京系「ミューズの晩餐」にて、ボリショイバレエの第一ソリスト、というか、親友の岩田守弘くんが出演します。川井郁子さんのヴァイオリンで踊る岩田守弘くん。「ワルプルギスの夜~歌劇ファウストより」を踊るようですよ。この前のアナニアシヴィリとの「ロミオとジュリエット」公演を見逃した方も、是非。マジで、是非! もうひとつお知らせ。 明日13時、青山ブックセンター本店にて、博報堂の須田和博さんとトークショーをします(くわしくはこちら)。といっても、なんか140席が申し込み受付即日満席なったようで、実はもう入れません。すいません。キャンセル待ちが数席は出るはずなので、一応お知らせします(関係者みんな告知しているのにボクだけさぼっていたので…)。なお、当日、ツイッターで質問を受け付けます(会場に来られない方からも)。ハッシュタグ #satosuda と書いて
元福岡の人気ソープ姫がいる別府風俗デリヘルに遠方からも噂を聞きつけてやって来る。覚悟を決めて、夜遊びのための会合などにこちらから顔を出す習慣をつけましょう。良い夜遊びは他の誰かがくれるものではなく、自分自身で作るものだ、これを覚えておくことが重要。 結局エッチなチャットを目的とした風俗系のアプリが人気ランキングで上位になっている理由の一つは、その機能があるアプリをダウンロードすれば、本番も可能な女の子にうまく会うことが可能だからだそうだ。 淫らな夜遊びや交際を見据えた出会いをしたいと思っている方には、最終的にはエッチするための夜遊びを探している男女が多数参加中の、組織や集まりの仲間に入れてもらうという方法もアリ。 自宅と学校を往復するのみでは、出会いがないのも仕方ありません。日々変わらない行動を意識的に変えて、初めての道順で帰宅してみる、利用していない交通機関を試しに使ってみるなど、どれで
以前僕はこのブログで、「コピーと共有が当たり前の時代にコンテンツでお金を取るヒント」というエントリを書きました。 これは、本やDVDなど、コンテンツのパッケージメディアを購入した際に 同じ内容のデジタルコンテンツを提供すれば良い、という提案でした。 ざっくり言えば物(アトム)を買った時のおまけとして、 無料のデジタルコンテンツ(ビット)を付ける、ということです。 実際、以前エニグモがローンチした「コルシカ」(現在は著作権関連の問題で停止中)や、 先日「ウェブ新聞を創刊する」旨を発表した北日本新聞社でも 雑誌を購入した人にデジタルデータを提供したり、 新聞を契約した人にウェブ新聞を提供したりと 同様のモデルを用いてコンテンツを提供しようとしています。 今の時代、デジタルデータの扱いやすさに慣れてしまったユーザーは 物としてのパッケージだけではニーズを満たすことは難しいように思います。 今後は
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