3月に関西国際空港を拠点として就航する日本初の格安航空会社(LCC)「ピーチ・アビエーション」。低価格が最大の魅力だが、徹底したコスト削減のため、手荷物預かりなど多くのサービスが有料で、利用方法によっては思わぬ出費がかさむこともあり、混乱が予想される。さらに国内線搭乗手続き窓口も当初は、従来の旅客ターミナルビルではなく、関空島内の商業施設「エアロプラザ」に設けられるため、注意が必要だ。 ピーチは3月1日の新千歳、福岡便を皮切りに、長崎、鹿児島、韓国・仁川など、国内・国際線計8路線で就航予定。新千歳便は4780~1万4780円、福岡便が3780~1万1780円と、時期によって価格は変動するものの、最安値なら大手航空会社の半額以下で利用できる。ピーチが「空飛ぶ電車」とアピールするのもこのためだ。