ニューヨーク州立大学(SUNY: The State University of New York)の図書館が進めているOpen SUNY Textbooksについて、Democrat and Chronicle.comに、現況を伝える記事(“SUNY seeks writers for more online textbooks”、2013年11月28日付け)が掲載されています。Open SUNY Textbooksは、SUNYのミルン図書館等が実施しているもので、オープンアクセスの教科書を出版するプロジェクトです。 記事では、第一段階として実施されている15冊のうち2冊が2013年10月に同プロジェクトにカタログに掲載され、残りは編集等の段階にあるようです。これは期待されていたよりも遅れているようですが、プロジェクトは第二段階に進み、著者募集を行うとの情報も掲載されています。 また、オ
2013年10月3日、東京大学附属図書館は、研究・教育分野における電子書籍の活用方法を見いだすための実証実験を開始すると発表しました。 東京大学は、東京大学附属図書館を中心に学内の知識基盤を再整備するプロジェクト「東大新図書館計画」を実施しており、この実証実験は、その柱であり、電子書籍と紙書籍とを統合的に相互利用できる「ハイブリッド図書館」構想を実現するための実験にあたるとのことです。 「ハイブリッド図書館」構想実現に向けた先進的な取り組みとして、電子学術書を活用する実証実験、書評行為を通じて「ハイブリッド書架」を制作する実証実験が紹介されています。 電子学術書を活用する実証実験は、京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)、京セラ丸善システムインテグレーション株式会社と共同で行われ、電子書籍配信サービス「BookLooper」を使用して、教師・学生間で電子学術書への書き込み・読
青山学院大学、京セラ丸善システムインテグレーション株式会社、株式会社東洋経済新報社の3者が、2013年9月24 日から、青山学院大学経済学部現代経済デザイン学科で、翻訳教科書『スティグリッツ公共経済学』の電子教科書活用実験を開始するとのことです。配信には「BookLooper」を使用するとのことです。 なお、京セラ丸善システムインテグレーションの調べでは、経済学の教科書としては日本で初めてとのことです。 青山学院大学、日本で初めて経済学系教科書の電子配信を実現~経済学部70名を対象に『スティグリッツ公共経済学』を用いた活用実験を開始~ www.kmsi.co.jp/press/2013-09-19.html?0011 参考: 慶應大医学部の電子教科書配信実験に、京セラコミュニケーションシステム等がBookLooperを提供 Posted 2013年4月25日 http://current.
2013年9月5日、教科書会社12社が次世代デジタル教科書の共通プラットフォーム開発に取り組むためのコンソーシアム“CoNETS”を発足しました。12社とは、大日本図書株式会社、実教出版株式会社、開隆堂出版株式会社、株式会社三省堂、株式会社教育芸術社、光村図書出版株式会社、株式会社帝国書院、株式会社大修館書店、株式会社新興出版社啓林館、株式会社山川出版社、数研出版株式会社、日本文教出版株式会社です。 CoNETSは、教科や教科書会社によって異なっていたデジタル教科書の操作性を統一し、様々な端末で使用できるマルチプラットフォームを開発することで、「デジタル教科書のスタンダード」を目指すとしています。 CoNETS http://www.conets.jp/ リリース情報:コンソーシアム「CoNETS(コネッツ)」を発足 (CoNETs 2013/9/5付けの記事) http://www.co
2013年6月28日、東京書籍株式会社は、デジタル教科書情報発信サイト「まなデジ」を開設しました。 このウェブサイトは、生徒や教師だけでなく保護者等へもデジタル教科書の魅力を伝えるべく開設されたもので、同社のデジタル教科書のプロモーションビデオや、全国各地の自治体等のマスコットキャラクターがデジタル教科書で学習する企画等があるようです。 まなデジ http://manadigi.jp/ 東京書籍,デジタル教科書による学びを楽しく紹介するウェブサイト 「まなデジ」を開設(6/28 正午オープン) (東京書籍 2013/6/26付けのプレスリリース) https://www.tokyo-shoseki.co.jp/soft/pdf/manadeji_presspass.pdf 参考: E1424 – デジタル教科書の最前線:東京書籍にインタビュー http://current.ndl.go.j
視覚障害等の障害のある児童生徒の学習の用に供するための教科用特定図書等(拡大教科書等)を製作するボランティア団体等は、教科書デジタルデータの提供を受けることができます。 教科書デジタルデータの提供を受けることができるのは、下記のいずれかに該当する者です。 (1)教科用拡大図書を製作する者 (2)教科用点字図書を製作する者 (3)音声読み上げのコンピュータソフトを利用した教材を、障害のある児童生徒に向けて製作する者 (4)教科用拡大図書を製作する高等学校及び特別支援学校(視覚障害等)高等部 ※「教科書デジタルデータの提供に関する実施要項」3.(1)参照 教科書デジタルデータの提供に関する業務については、令和6年度は国立大学法人東京大学先端科学技術センターに委託しました。 教科書デジタルデータの提供に関する実施要項(平成21年2月10日 文部科学大臣決定 平成31年4月3日改正) 教科用特定図
6月5日にJEPAで開催されたセミナー「第28回国際デジタル教科書技術ワークショップ」に参加してきました。今回はIDPFのマーカス・ギリングさんが登壇者のひとりということもあって盛大に英語の飛び交うセミナーで、通訳にあたられていた村田真さんも大変そうでした。以下のレポート内で聞き違いやメモの取り間違いによる誤記があるかも知れませんがご容赦および適宜ツッコミをお願いいたします。 「欧州の教科書標準化動向」マーカス・ギリングさん epubcafeでの告知ではタイトルが「欧州の教科書標準化動向」となっていたのですが、欧州のみだと話すことがあまりなく、すぐに終わってしまうため、アメリカでの状況も含めてのデジタル教科書のお話とのことでした。 まず、デジタル教科書の提供自体は難しくないがそれは単一の会社のソリューションに依存した場合で、それはしばしばロックイン(囲い込み)を引き起こすし多くの場合非合法
システムのバージョンアップが延期になりました(2021/7) リポジトリシステムのより安全確実な運用が可能となるよう、ソフトウェアとしての安定性・信頼性の向上を図った上で、改めてバージョンアップを開始することになりました。 新たなスケジュールは、決まり次第お知らせする予定です。 利用者の皆様には、ご理解とご協力をお願いいたします。 システムのバージョンアップに伴う登録・閲覧の一時停止について (2021/5)
日本教材制作研究会(JEM)のwebサイトです。教育を支えるものは、非常に多岐に渡っています。当然のことながら、人材 Human resources がその第一でしょう。学生・生徒は、教授者のパーソナリティに魅せられ、その心や言葉、行いから、心に火がつけられるのです。彼らの学習する意欲は高まり、新たな創造へと結びついていきます。次にカリキュラム、シラバス、シークエンスといった教育の仕組み、さらには教授法も重要なものです。そして、具体的な教育ツールとしての教材も必要不可欠なものです。 今日まで、教育を〈教材〉という切り口でとらえることは、ほとんどありませんでした。しかし、高度情報化が加速し、教育方法も教材のあり方も大きく変ろうとしている時代にあって、こうした視点からの議論は欠かすことができなくなってきています。これまでの教材は、ほとんど動かすことのできなかった活字文化が中心となっていました
「 www.bmehw.org 」のページは、ドメインが無効な状態です。 ウェブサイト管理者の方はこちらから変更・更新を行ってください。 「 www.bmehw.org 」is Expired or Suspended. The WHOIS is here.
【文部科学省「学びのイノベーション事業」】 21 世紀を生きる子どもたちに求められる力を育む教育を実現するために,様々な学校種,子どもたちの発達段階,教科等に応じた効果・影響の検証,モデルコンテンツの開発,デジタル教科書・教材,情報端末等を利用した指導方法等に関する総合的な実証研究を実施する。
クアルコムは5月16日、通信制高校のルネサンス高等学校とルネサンス豊田高等学校の生徒にタブレット端末を配布し、デジタル教科書での学習を支援する「タブレット×デジタル教科書」プロジェクトを開始したことを発表した。ルネサンス高校が2013年度末までに導入する予定の5000台のタブレットのうち、200~300台分の金額を同社が寄付する。 今回の取り組みは、クアルコムが推進する地域社会の課題を解決することを目的とした企業市民活動「Wireless Reach イニシアチブ」の一環となる。同社では、2011年からルネサンス高校とスマートフォンを活用したオンライン学習プロジェクトを展開しており、現在は生徒の約9割がスマートフォンを導入している。また、全履修科目がスマートフォンに対応しているという。 ルネサンス高校ではいち早くフィーチャーフォンを学習に取り入れていたが、端末スペックなどの問題から提供でき
京セラ丸善システムインテグレーション(KMSI)は5月9日、4月に開設された創価大学(東京都八王子市)の看護学部に、電子教科書配信サービスを導入したことを発表した。 発表によれば、看護学部の開設にあたり創価大学では、ICT化が急速に進む医療・看護の現場で的確に対応できる看護師を育成したい、そして時と場所を選ばず学習できる環境を提供したいという要望を持っていたという。その実現に向けて、看護学部の新入生全員にノートブックPCを貸し出し、KMSIの電子教科書配信サービスの導入を決定した。 電子教科書配信サービスでは、講義等で使用する教科書や教材など複数の出版社から提供されたコンテンツを電子化し、セキュリティ対策を配慮して管理、配信まで提供する。閲覧ページや時間などの学習ログを取得するため、最適な教育教材の開発などの質の向上を図ることができるという。 システムとしては、複数の大学で電子学術書籍の配
無料オンライン講義サイトCourseraが、5つの学術出版社と連携することが発表されています。Cengage Learning社、Macmillan Higher Education社、オックスフォード大学出版局、SAGE社、Wiley社が、教科書のレンタルサービスを行うウェブサイト“Chegg”のDRM保護された電子書籍リーダーを介して、電子教科書をCourseraの学生に提供するとのことです。学生はCourseraが提供するコースの受講期間中のみ、受講している授業に必要な教材に無料でのアクセスが可能で、期間終了後の利用には個人での購入が必要になるとのことです。 なお、Courseraのようなサイトは、Massive Open Online Course(MOOC)と呼ばれています。 Collaborating with Publishers to Bring Courserians M
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く