フトモモ(蒲桃、学名: Syzygium jambos)はフトモモ科の常緑高木。東南アジア原産の果樹。フトモモの名は中国名の蒲桃(ほとう、拼音: pútáo プータオ)が由来。 フトモモの果実(ハワイ・マウイ島) 野生化したフトモモ (沖縄県石垣市大浜 宮良川岸) 花期は5月頃。花は直径3cmほどで花弁は白く、雄蕊が多くて目立つ。果実は夏に黄色く熟し、径4cmほど。味は薄いがバラのような芳香があって食べられる。このことから、英語名はローズアップル(Rose apple)という。 沖縄では古くから栽培され、現在はあまり栽培されないが、野生化している。また、ハワイ諸島、レユニオン島、ガラパゴス諸島、そしてオーストラリアと中米の一部で野生化して問題となっている。