ソニー・コンピュータエンタテインメントの平井一夫社長は1月27日、携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル」の新製品「Next Generation Portable」(コードネーム、NGP)を年末から順次発売すると発表した。 NGPは現行PSPと同じスレート型。5インチディスプレイを備え、解像度は現行PSPの4倍になるという。ディスプレイはタッチパネルに対応し、さらに背面にもタッチパッドを装備。左右のボタン下にそれぞれアナログスティックを備える。背面タッチパッド、2つのアナログスティック搭載は携帯型ゲーム機初としている。 ゲームソフトはNGP専用カードで供給。将来の大容量化も可能としている。無線LANに加え、3G接続機能も備えている。 NGPのコンセプトとして、平井社長は「革命的なユーザーインタフェース」「ソーシャルコネクティビティ」「ロケーションベースエンタテインメント」などを挙げ
「昨年9月発売のiPod新製品は失敗だったのかもしれない」──市場調査会社のBCNがまとめた携帯音楽プレーヤーの国内販売動向によると、昨年12月はソニーの「ウォークマン」がアップルの「iPod」を上回ってシェアトップになった。iPodは年間ではシェアトップを維持しているものの、ウォークマンが肉薄。iPodは昨年9月の新製品発売以降、販売が前年割れしているのが影響しているという。 12月の台数シェアは、ウォークマンが前月から6.6ポイントアップして52.1%になり、前月から3.9ポイント下げたiPodの42.9%を上回った。ウォークマンがiPodを上回ったのは昨年8月以来。販売金額シェアではiPodが52.6%でウォークマンを上回ったものの、ウォークマンは前月から5.4ポイントアップして45.7%にまで接近した。 2010年通年の台数シェアは、iPodが48.2%だったのに対しウォークマンは
ヘッドマウント型のディスプレイは,これまで成功したためしがない。デジタル家電の雄であるソニーがかつて「グラストロン」を製品化したが,失敗に終わった。カメラ・メーカーもヘッドマウント型ディスプレイを手掛けたが,あまり話題にはならなかった。「なぜなら画質が問題だったから」と筆者は考える。しかし,今回ソニーが開発し,「2011 International CES」(2011年1月6~9日,米国ラスベガス)に展示した「3Dヘッドマウント型ディスプレイ」には感動した。これまでとは全く違う映像だったからだ。 まず,画質がとても良い。これは,コントラストに優れた有機ELパネルの搭載が効いた。解像度は発表されていないが,720p程度と思われる。高コントラストの有機ELならではの非常にしっかりとした映像だ。 画像には,立体感が適度についている。さらに素晴らしいのは,空間感が非常に豊潤なことだ。ちょうど500
CESを彩る主役のひとつが、大画面テレビである。大手家電メーカーはこぞって力を入れた新製品を出展し、その魅力のアピールに努める。今回はそうした家電メーカー各社のテレビの中から、日本市場での発売が期待される注目の新製品をご紹介しよう。 東芝ブースで65インチのグラスレス3D映像を体験 2011年のテレビの話題で、もはやなくてはならないのが「3D」と「ネットコンテンツ対応」。特に3Dについては、各社からさまざまなジャンルで、裸眼式(グラスレス、グラスフリー)の3D表示を実現した機器が出展されたのが注目を集めた。とはいえ、テレビについてはただちに製品化されるものではなく、あくまで参考展示。それでも多くの機器展示が行なわれたことで、グラスレス3D対応のテレビやディスプレーが、遠からず商品として市場を賑わせることを実感された。 そんなグラスレス3D対応機器の中でも、来場者の注目を集めていたのが東芝の
製品名の「arc(弧)」が示すように、Xperia arcではユーザーの手にフィットするようラウンドフォルムを採用。ボディの最薄部は8.7ミリで、前モデルの「Xperia(Xperia X10)」(厚さ13.1ミリ)から約4.4ミリの薄型化を実現した。ディスプレイには4.2インチのフルワイドVGA(480×854ピクセル)TFT液晶を搭載。タッチパネルはマルチタッチの操作にも対応している。 810万画素CMOSカメラには、ソニー製の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」とF値2.4のレンズを採用し、薄暗い環境でも鮮明な写真を撮れる。動画はHDサイズ(720p/30fps)の撮影をサポートする。HDMI端子も搭載しており、対応ケーブルで接続すれば、撮影した写真やHD動画などをテレビに出力できる。 ソニーの液晶テレビ「BRAVIA」に使われている映像技術をモバイル機
2010年12月10日に,ソニーとシャープはそれぞれ,国内で電子書籍配信サービスを始め,同サービスに対応する端末を発売します。同じ日のスタートで,まさに真っ向からの対決となります。しかし,両社の事業は似て非なるものといえます。 まず,そもそも事業のコンセプトが異なります。ソニーが発売する端末「Reader」は,「読書好きのユーザーに向けた読書専用機」(同社)と位置付けており,ディスプレイには電子ペーパーを搭載します。一方,シャープが発売する端末「GALAPAGOS」は,液晶パネルを搭載した,いわゆるタブレット端末で,2011年春をメドに映像や音楽などエンタテインメント系コンテンツの配信も始める予定です。 そして,ユーザーの立場からすると,使い勝手の面で大きく異なる点があります。それは,無線通信機能の有無です。今回,国内で発売するReaderは無線通信機能を備えておらず,パソコンを介して書籍
本連載「Apple Geeks」は、Apple製ハードウェア/ソフトウェア、またこれらの中核をなすOS X/iOSに関する解説をあますことなくお贈りする連載です(連載目次はこちら)。 UNIX使い向けをはじめ、Apple関連テクノロジー情報を知りつくしたいユーザーに役立つ情報を提供します。 巷ではiOSで盛り上がっているところ、米SONYが「SNAP」という次世代デジタル家電アプリケーションプラットフォームを発表した。意表を突いてObjective-C、それも「GNUStep」をベースに開発環境が整備されるという。GNUstepとはなんぞや? という読者も多いと思われるので、今回はGNUstepについて解説してみよう。 What's 「GNUstep」? まさか、まさかの「GNUStep」。耳聡い読者ならばすでにご存じだろうが、米SONYがコンシューマー向けデジタル家電のアプリケーションプ
「そろそろ始めますか」。ソニーが開発したGoogle TV対応液晶テレビ「NSX-24GT1」の使い勝手を一通り確かめたところで,本来の目的である分解作業に取りかかった。本体を裏返し,ネジをはずす。裏ぶたはあっけないくらい簡単に開いた。 技術者の第一印象は「ずいぶんゴチャゴチャしているな」ということだった。内部に多くのケーブル類が使われている。メインの基板が2枚に分かれており,電源基板を含めた3枚の基板の間でケーブルが這い回っていた。 分解前は「Google TVが搭載するIntel社の『Atom CE4100』はテレビ向けのSoCだから,テレビの回路はCE4100を搭載した基板にまとめられているだろう」と編集部では予想していた。しかし,実際には電源基板以外に2枚の基板が搭載されていた。CANチューナーとヒートシンクが付いた基板と,巨大なヒートシンクが付いた基板である。前者がテレビの機能を
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