SAPの第4四半期決算は、売上高は27%増と好調だったが、著作権侵害をめぐるOracleへの賠償金13億ドルの影響で純利益は36%減だった。 独SAPは1月26日(現地時間)、第4四半期(10~12月期)決算を発表した。売上高は前年同期比27%増の40億5800万ユーロだったが、純利益は米Oracleに支払う賠償金13億ドルが響き、前年同期比36%減の4億3700万ユーロ(1株当たり37ユーロ)だった。 同社は2007年に著作権侵害でOracleから提訴されており、昨年11月に米連邦地裁がSAPに13億ドルの賠償金支払いを命じた。 賠償金支払いの影響を除けば好調で、ソフトウェア部門の売り上げが35%増の15億700万ユーロと過去最高、ソフトウェアおよび関連サービス部門の売り上げも28%増の32億73000万ユーロだった。2010年7月に買収を完了した米Sybaseによる売り上げを除くと、ソ