今月バルセロナ(スペイン)で開催される「Mobile World Congress 2012」(MWC 2012)で、富士通、パナソニックがそれぞれ欧州市場向けのスマートフォンやタブレットを発表するというニュースはすでに各所で伝えられている通り。今日はこの話題を伝えた英FT(Financial Times)の記事から目に付いた点を紹介してみたい。 まず両社に共通してみられるのは、日本国内、あるいは北米の市場以上に厳しい競争環境に後発として参入することになるという指摘。これは本サイト読者のみなさんならすでによくご存じの通り、アップル(Apple)、サムスン(Samsung)という世界のスマートフォン市場で首位を争う2社に加え、従来からの市場基盤があるノキア(Nokia)やHTC、ソニー(エリクソン)、さらに中・高価格帯ゾーンへの拡大をねらう中国勢のファーウェイ(Huawei)やZTEなどがす