公開されている詳細はまだ少し大雑把だが、Java EE 6の大まかな方向性は明らかになり、Java EE標準の役割が変わろうとしている。Java EEは、当初の構想ではエンタープライズコンピューティングにおける完全なスタックとされていたが、Java EEの現在のバージョンにおけるギャップを埋めるため、Struts、Hibernate、Seamと言ったオープンソースプロジェクトが広く大規模に採用されてきた。いくつかの場合こうしたオープンソースプロジェクトは、仕様の次期バージョンに影響を与えてきた。Java EEの役割自体は、完全なソリューションを提供すると言うよりも、ベンダーとオープンソース開発者がその上に構築を行えるような、堅牢なインフラストラクチャコードの集合を提供する、と言うものになりつつある。次期JavaEEのための包括的なJSRであるJSR 316(source)は、エキスパートグ