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「宛名」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 宛名とは

2024-12-10

現金書留がどんどん安っぽくなってきた

ボーナスが入ったら現金実家に送りつけるという

嫌がらせをずっとしているのだが

あの封筒がどんどん安っぽくなっていて残念になる。

そもそも手数料とか送料を考えれば振込にすれば良いのだが

郵便現金を送りつけてやるというのが醍醐味なのに。

以前のように2重、3重にアラビックヤマトを塗って

蓋を重ねて封をして

いちいち無駄にハンコをつき

カーボン紙の宛名に送付金額を書いたり

やつらに現金を送ってやるんだぜ

と言う重厚儀式的なもの重要なのに。

封筒ペラペラでハンコも適当に2箇所押すだけだし

受付で宛名写真を撮ってレシートプリントして渡してくる。

しかも送付料金を電子マネーで支払えるなんて。

こう、なんというか

もうお前らの世話になってないから、この現金を送りつけてやるぜ

なんかうまいものでもたらふく食って堕落しやがれ

と言う嫌がらせ

まりに簡略化されてしまって

少し悲しい。

秤で重さを計ってもらって切手ベタベタ貼ったり

ガチャガチャンと消印を押してもらって

カーボンの写しで小さい伝票をもらう方が

この季節の嫌がらせ感が盛り上がってよかったのに。

2024-10-01

三四郎は流れから目を放して、上を見た。こういう空の模様を見たのははじめてではない。けれども空が濁ったという言葉を聞いたのはこの時がはじめてである。気がついて見ると、濁ったと形容するよりほかに形容のしかたのない色であった。三四郎が何か答えようとするまえに、女はまた言った。 「重いこと。大理石のように見えます」  美禰子は二重瞼を細くして高い所をながめていた。それから、その細くなったままの目を静かに三四郎の方に向けた。そうして、 「大理石のように見えるでしょう」と聞いた。三四郎は、 「ええ、大理石のように見えます」と答えるよりほかはなかった。女はそれで黙った。しばらくしてから、今度は三四郎が言った。 「こういう空の下にいると、心が重くなるが気は軽くなる」 「どういうわけですか」と美禰子が問い返した。  三四郎には、どういうわけもなかった。返事はせずに、またこう言った。 「安心して夢を見ているような空模様だ」 「動くようで、なかなか動きませんね」と美禰子はまた遠くの雲をながめだした。  菊人形で客を呼ぶ声が、おりおり二人のすわっている所まで聞こえる。 「ずいぶん大きな声ね」 「朝から晩までああいう声を出しているんでしょうか。えらいもんだな」と言ったが、三四郎は急に置き去りにした三人のことを思い出した。何か言おうとしているうちに、美禰子は答えた。 「商売ですもの、ちょうど大観音乞食と同じ事なんですよ」 「場所が悪くはないですか」  三四郎は珍しく冗談を言って、そうして一人でおもしろそうに笑った。乞食について下した広田言葉をよほどおかしく受けたかである。 「広田先生は、よく、ああいう事をおっしゃるかたなんですよ」ときわめて軽くひとりごとのように言ったあとで、急に調子をかえて、 「こういう所に、こうしてすわっていたら、大丈夫及第よ」と比較的活発につけ加えた。そうして、今度は自分のほうでおもしろそうに笑った。 「なるほど野々宮さんの言ったとおり、いつまで待っていてもだれも通りそうもありませんね」 「ちょうどいいじゃありませんか」と早口に言ったが、あとで「おもらいをしない乞食なんだから」と結んだ。これは前句の解釈のためにつけたように聞こえた。  ところへ知らん人が突然あらわれた。唐辛子の干してある家の陰から出て、いつのまにか川を向こうへ渡ったものみえる。二人のすわっている方へだんだん近づいて来る。洋服を着て髯をはやして、年輩からいうと広田先生くらいな男である。この男が二人の前へ来た時、顔をぐるりと向け直して、正面から三四郎と美禰子をにらめつけた。その目のうちには明らかに憎悪の色がある。三四郎はじっとすわっていにくいほどな束縛を感じた。男はやがて行き過ぎた。その後影を見送りながら、三四郎は、 「広田先生や野々宮さんはさぞあとでぼくらを捜したでしょう」とはじめて気がついたように言った。美禰子はむしろ冷やかである。 「なに大丈夫よ。大きな迷子ですもの」 「迷子から捜したでしょう」と三四郎はやはり前説を主張した。すると美禰子は、なお冷やかな調子で、 「責任をのがれたがる人だから、ちょうどいいでしょう」 「だれが? 広田先生がですか」  美禰子は答えなかった。 「野々宮さんがですか」  美禰子はやっぱり答えなかった。 「もう気分はよくなりましたか。よくなったら、そろそろ帰りましょうか」  美禰子は三四郎を見た。三四郎は上げかけた腰をまた草の上におろした。その時三四郎はこの女にはとてもかなわないような気がどこかでした。同時に自分の腹を見抜かれたという自覚に伴なう一種屈辱をかすかに感じた。 「迷子」  女は三四郎を見たままでこの一言を繰り返した。三四郎は答えなかった。 「迷子英訳を知っていらしって」  三四郎は知るとも、知らぬとも言いえぬほどに、この問を予期していなかった。 「教えてあげましょうか」 「ええ」 「迷える子――わかって?」  三四郎はこういう場合になると挨拶に困る男である咄嗟の機が過ぎて、頭が冷やかに働きだした時、過去を顧みて、ああ言えばよかった、こうすればよかったと後悔する。といって、この後悔を予期して、むりに応急の返事を、さもしぜんらしく得意に吐き散らすほどに軽薄ではなかった。だからただ黙っている。そうして黙っていることがいかにも半間である自覚している。  迷える子という言葉はわかったようでもある。またわからないようでもある。わかるわからないはこの言葉意味よりも、むしろこの言葉を使った女の意味である三四郎はいたずらに女の顔をながめて黙っていた。すると女は急にまじめになった。 「私そんなに生意気に見えますか」  その調子には弁解の心持ちがある。三四郎は意外の感に打たれた。今までは霧の中にいた。霧が晴れればいいと思っていた。この言葉で霧が晴れた。明瞭な女が出て来た。晴れたのが恨めしい気がする。  三四郎は美禰子の態度をもとのような、――二人の頭の上に広がっている、澄むとも濁るとも片づかない空のような、――意味のあるものにしたかった。けれども、それは女のきげんを取るための挨拶ぐらいで戻せるものではないと思った。女は卒然として、 「じゃ、もう帰りましょう」と言った。厭味のある言い方ではなかった。ただ三四郎にとって自分は興味のないものあきらめるように静かな口調であった。  空はまた変ってきた。風が遠くから吹いてくる。広い畑の上には日が限って、見ていると、寒いほど寂しい。草からあがる地息でからだは冷えていた。気がつけば、こんな所に、よく今までべっとりすわっていられたものだと思う。自分一人なら、とうにどこかへ行ってしまったに違いない。美禰子も――美禰子はこんな所へすわる女かもしれない。 「少し寒くなったようですから、とにかく立ちましょう。冷えると毒だ。しかし気分はもうすっかり直りましたか」 「ええ、すっかり直りました」と明らかに答えたが、にわかに立ち上がった。立ち上がる時、小さな声で、ひとりごとのように、 「迷える子」と長く引っ張って言った。三四郎はむろん答えなかった。  美禰子は、さっき洋服を着た男の出て来た方角をさして、道があるなら、あの唐辛子そばを通って行きたいという。二人は、その見当へ歩いて行った。藁葺のうしろにはたして細い三尺ほどの道があった。その道を半分ほど来た所で三四郎は聞いた。 「よし子さんは、あなたの所へ来ることにきまったんですか」  女は片頬で笑った。そうして問い返した。 「なぜお聞きになるの」  三四郎が何か言おうとすると、足の前に泥濘があった。四尺ばかりの所、土がへこんで水がぴたぴたにたまっている。そのまん中に足掛かりのためにてごろな石を置いた者がある。三四郎は石の助けをからずに、すぐに向こうへ飛んだ。そうして美禰子を振り返って見た。美禰子は右の足を泥濘のまん中にある石の上へ乗せた。石のすわりがあまりよくない。足へ力を入れて、肩をゆすって調子を取っている。三四郎こちら側から手を出した。 「おつかまりなさい」 「いえ大丈夫」と女は笑っている。手を出しているあいだは、調子を取るだけで渡らない。三四郎は手を引っ込めた。すると美禰子は石の上にある右の足に、からだの重みを託して、左の足でひらりこちら側へ渡った。あまり下駄をよごすまいと念を入れすぎたため、力が余って、腰が浮いた。のめりそうに胸が前へ出る。その勢で美禰子の両手が三四郎の両腕の上へ落ちた。 「迷える子」と美禰子が口の内で言った。三四郎はその呼吸を感ずることができた。

https://anond.hatelabo.jp/20241001172740

 ベルが鳴って、講師教室から出ていった。三四郎インキの着いたペンを振って、ノートを伏せようとした。すると隣にいた与次郎が声をかけた。

「おいちょっと借せ。書き落としたところがある」

 与次郎三四郎ノートを引き寄せて上からのぞきこんだ。stray sheep という字がむやみに書いてある。

「なんだこれは」

講義を筆記するのがいやになったから、いたずらを書いていた」

「そう不勉強はいかん。カントの超絶唯心論バークレーの超絶実在論にどうだとか言ったな」

「どうだとか言った」

「聞いていなかったのか」

「いいや」

「まるで stray sheep だ。しかたがない」

 与次郎自分ノートをかかえて立ち上がった。机の前を離れながら、三四郎に、

「おいちょっと来い」と言う。三四郎与次郎について教室を出た。梯子段を降りて、玄関前の草原へ来た。大きな桜がある。二人はその下にすわった。

 ここは夏の初めになると苜蓿が一面にはえる。与次郎入学願書を持って事務へ来た時に、この桜の下に二人の学生が寝転んでいた。その一人が一人に向かって、口答試験都々逸で負けておいてくれると、いくらでも歌ってみせるがなと言うと、一人が小声で、粋なさばきの博士の前で、恋の試験がしてみたいと歌っていた。その時から与次郎はこの桜の木の下が好きになって、なにか事があると、三四郎をここへ引っ張り出す。三四郎はその歴史与次郎から聞いた時に、なるほど与次郎俗謡で pity's love を訳すはずだと思った。きょうはしか与次郎がことのほかまじめである。草の上にあぐらをかくやいなや、懐中から文芸時評という雑誌を出してあけたままの一ページを逆に三四郎の方へ向けた。

「どうだ」と言う。見ると標題に大きな活字で「偉大なる暗闇」とある。下には零余子と雅号を使っている。偉大なる暗闇とは与次郎がいつでも広田先生を評する語で、三四郎も二、三度聞かされたものであるしか零余子はまったく知らん名である。どうだと言われた時に、三四郎は、返事をする前提としてひとまず与次郎の顔を見た。すると与次郎はなんにも言わずにその扁平な顔を前へ出して、右の人さし指の先で、自分の鼻の頭を押えてじっとしている。向こうに立っていた一人の学生が、この様子を見てにやにや笑い出した。それに気がついた与次郎はようやく指を鼻から放した。

「おれが書いたんだ」と言う。三四郎はなるほどそうかと悟った。

「ぼくらが菊細工を見にゆく時書いていたのは、これか」

「いや、ありゃ、たった二、三日まえじゃないか。そうはやく活版になってたまるものか。あれは来月出る。これは、ずっと前に書いたものだ。何を書いたもの標題でわかるだろう」

広田先生の事か」

「うん。こうして輿論喚起しておいてね。そうして、先生大学はいれる下地を作る……」

「その雑誌はそんなに勢力のある雑誌か」

 三四郎雑誌名前さえ知らなかった。

「いや無勢力から、じつは困る」と与次郎は答えた。三四郎は微笑わざるをえなかった。

「何部ぐらい売れるのか」

 与次郎は何部売れるとも言わない。

「まあいいさ。書かんよりはましだ」と弁解している。

 だんだん聞いてみると、与次郎は従来からこの雑誌関係があって、ひまさえあればほとんど毎号筆を執っているが、その代り雅名も毎号変えるから、二、三の同人のほか、だれも知らないんだと言う。なるほどそうだろう。三四郎は今はじめて与次郎文壇との交渉を聞いたくらいのものであるしか与次郎がなんのために、遊戯に等しい匿名を用いて、彼のいわゆる大論文をひそかに公けにしつつあるか、そこが三四郎にはわからなかった。

 いくぶんか小遣い取りのつもりで、やっている仕事かと不遠慮に尋ねた時、与次郎は目を丸くした。

「君は九州のいなかから出たばかりだから中央文壇趨勢を知らないために、そんなのん気なことをいうのだろう。今の思想界の中心にいて、その動揺のはげしいありさまを目撃しながら、考えのある者が知らん顔をしていられるものか。じっさい今日の文権はまったく我々青年の手にあるんだから一言でも半句でも進んで言えるだけ言わなけりゃ損じゃないか文壇は急転直下の勢いでめざまし革命を受けている。すべてがことごとく動いて、新気運に向かってゆくんだから、取り残されちゃたいへんだ。進んで自分からこの気運をこしらえ上げなくちゃ、生きてる甲斐はない。文学文学って安っぽいようにいうが、そりゃ大学なんかで聞く文学のことだ。新しい我々のいわゆる文学は、人生のものの大反射だ。文学の新気運は日本社会活動に影響しなければならない。また現にしつつある。彼らが昼寝をして夢を見ているまに、いつか影響しつつある。恐ろしいものだ。……」

 三四郎は黙って聞いていた。少しほらのような気がする。しかしほらでも与次郎はなかなか熱心に吹いている。すくなくとも当人だけは至極まじめらしくみえる。三四郎はだいぶ動かされた。

「そういう精神でやっているのか。では君は原稿料なんか、どうでもかまわんのだったな」

「いや、原稿料は取るよ。取れるだけ取る。しか雑誌が売れないからなかなかよこさない。どうかして、もう少し売れる工夫をしないといけない。何かいい趣向はないだろうか」と今度は三四郎相談をかけた。話が急に実際問題に落ちてしまった。三四郎は妙な心持ちがする。与次郎は平気であるベルが激しく鳴りだした。

「ともかくこの雑誌を一部君にやるから読んでみてくれ。偉大なる暗闇という題がおもしろいだろう。この題なら人が驚くにきまっている。――驚かせないと読まないからだめだ」

 二人は玄関を上がって、教室はいって、机に着いた。やがて先生が来る。二人とも筆記を始めた。三四郎は「偉大なる暗闇」が気にかかるので、ノートそば文芸時評をあけたまま、筆記のあいあいまに先生に知れないように読みだした。先生はさいわい近眼である。のみならず自己講義のうちにぜんぜん埋没している。三四郎の不心得にはまるで関係しない。三四郎はいい気になって、こっちを筆記したり、あっちを読んだりしていったが、もともと二人でする事を一人で兼ねるむりな芸だからしまいには「偉大なる暗闇」も講義の筆記も双方ともに関係がわからなくなった。ただ与次郎文章一句だけはっきり頭にはいった。

自然宝石を作るに幾年の星霜を費やしたか。またこ宝石採掘の運にあうまでに、幾年の星霜を静かに輝やいていたか」という句である。その他は不得要領に終った。その代りこの時間には stray sheep という字を一つも書かずにすんだ。

 講義が終るやいなや、与次郎三四郎に向かって、

「どうだ」と聞いた。じつはまだよく読まないと答えると、時間経済を知らない男だといって非難した。ぜひ読めという。三四郎は家へ帰ってぜひ読むと約束した。やがて昼になった。二人は連れ立って門を出た。

「今晩出席するだろうな」と与次郎西片町へはい横町の角で立ち留まった。今夜は同級生の懇親会がある。三四郎は忘れていた。ようやく思い出して、行くつもりだと答えると、与次郎は、

「出るまえにちょっと誘ってくれ。君に話す事がある」と言う。耳のうしろペン軸をはさんでいる。なんとなく得意である三四郎承知した。

 下宿へ帰って、湯にはいって、いい心持ちになって上がってみると、机の上に絵はがきがある。小川かいて、草をもじゃもじゃはやして、その縁に羊を二匹寝かして、その向こう側に大きな男がステッキを持って立っているところを写したものである。男の顔がはなはだ獰猛にできている。まったく西洋の絵にある悪魔を模したもので、念のため、わきにちゃんデビル仮名が振ってある。表は三四郎宛名の下に、迷える子と小さく書いたばかりである三四郎は迷える子の何者かをすぐ悟った。のみならず、はがきの裏に、迷える子を二匹書いて、その一匹をあん自分見立ててくれたのをはなはだうれしく思った。迷える子のなかには、美禰子のみではない、自分ももとよりはいっていたのである。それが美禰子のおもわくであったとみえる。美禰子の使った stray sheep意味がこれでようやくはっきりした。

 与次郎約束した「偉大なる暗闇」を読もうと思うが、ちょっと読む気にならない。しきりに絵はがきをながめて考えた。イソップにもないような滑稽趣味がある。無邪気にもみえる。洒落でもある。そうしてすべての下に、三四郎の心を動かすあるものがある。

 手ぎわからいっても敬服の至りである。諸事明瞭にでき上がっている。よし子のかいた柿の木の比ではない。――と三四郎には思われた。

 しばらくしてから三四郎はようやく「偉大なる暗闇」を読みだした。じつはふわふわして読みだしたのであるが、二、三ページくると、次第に釣りまれるように気が乗ってきて、知らず知らずのまに、五ページ六ページと進んで、ついに二十七ページの長論文を苦もなく片づけた。最後の一句読了した時、はじめてこれでしまいだなと気がついた。目を雑誌から離して、ああ読んだなと思った。

 しかし次の瞬間に、何を読んだかと考えてみると、なんにもない。おかしいくらいなんにもない。ただ大いにかつ盛んに読んだ気がする。三四郎与次郎の技倆に感服した。

 論文は現今の文学者の攻撃に始まって、広田先生の賛辞に終っている。ことに文学文科の西洋人を手痛く罵倒している。はやく適当日本人を招聘して、大学相当の講義を開かなくっては、学問の最高府たる大学も昔の寺子屋同然のありさまになって、煉瓦石のミイラと選ぶところがないようになる。もっとも人がなければしかたがないが、ここに広田先生がある。先生十年一日のごとく高等学校に教鞭を執って薄給無名に甘んじている。しか真正学者である。学海の新気運に貢献して、日本の活社会交渉のある教授担任すべき人物である。――せんじ詰めるとこれだけであるが、そのこれだけが、非常にもっともらしい口吻と燦爛たる警句とによって前後二十七ページに延長している。

 その中には「禿を自慢するものは老人に限る」とか「ヴィーナスは波からまれたが、活眼の士は大学からまれない」とか「博士を学界の名産と心得るのは、海月田子の浦名産と考えるようなものだ」とかいろいろおもしろい句がたくさんある。しかしそれよりほかになんにもない。ことに妙なのは広田先生を偉大なる暗闇にたとえたついでに、ほかの学者を丸行燈比較して、たかだか方二尺ぐらいの所をぼんやり照らすにすぎないなどと、自分広田から言われたとおりを書いている。そうして、丸行燈だの雁首などはすべて旧時代遺物で我々青年にはまったく無用であると、このあいだのとおりわざわざ断わってある。

 よく考えてみると、与次郎論文には活気がある。いかにも自分一人で新日本代表しているようであるから、読んでいるうちは、ついその気になる。けれどもまったく実がない。根拠地のない戦争のようなものである。のみならず悪く解釈すると、政略的の意味もあるかもしれない書き方である。いなか者の三四郎にはてっきりそこと気取ることはできなかったが、ただ読んだあとで、自分の心を探ってみてどこかに不満足があるように覚えた。また美禰子の絵はがきを取って、二匹の羊と例の悪魔をながめだした。するとこっちのほうは万事が快感である。この快感につれてまえの不満足はますます著しくなった。それで論文の事はそれぎり考えなくなった。美禰子に返事をやろうと思う。不幸にして絵がかけない。文章にしようと思う。文章ならこの絵はがき匹敵する文句でなくってはいけない。それは容易に思いつけない。ぐずぐずしているうちに四時過ぎになった。

 袴を着けて、与次郎を誘いに、西片町へ行く。勝手からはいると、茶の間に、広田先生が小さな食卓を控えて、晩食を食っていた。そば与次郎かしこまってお給仕をしている。

先生どうですか」と聞いている。

 先生は何か堅いものをほおばったらしい。食卓の上を見ると、袂時計ほどな大きさの、赤くって黒くって、焦げたものが十ばかり皿の中に並んでいる。

 三四郎は座に着いた。礼をする。先生は口をもがもがさせる。

「おい君も一つ食ってみろ」と与次郎が箸で皿のものをつまんで出した。掌へ載せてみると、馬鹿貝の剥身の干したのをつけ焼にしたのである

「妙なものを食うな」と聞くと、

「妙なものって、うまいぜ食ってみろ。これはね、ぼくがわざわざ先生にみやげに買ってきたんだ。先生はまだ、これを食ったことがないとおっしゃる

「どこから

日本から

 三四郎おかしくなった。こういうところになると、さっきの論文調子とは少し違う。

先生、どうです」

「堅いね

「堅いけれどもうまいでしょう。よくかまなくっちゃいけません。かむと味が出る」

「味が出るまでかんでいちゃ、歯が疲れてしまう。なんでこんな古風なものを買ってきたものかな」

「いけませんか。こりゃ、ことによると先生にはだめかもしれない。里見の美禰子さんならいいだろう」

「なぜ」と三四郎が聞いた。

「ああおちついていりゃ味の出るまできっとかんでるに違いない」

「あの女はおちついていて、乱暴だ」と広田が言った。

「ええ乱暴です。イブセンの女のようなところがある」

イブセンの女は露骨だが、あの女は心が乱暴だ。もっと乱暴といっても、普通乱暴とは意味が違うが。野々宮の妹のほうが、ちょっと見ると乱暴のようで、やっぱり女らしい。妙なものだね」

里見のは乱暴の内訌ですか」

 三四郎は黙って二人の批評を聞いていた。どっちの批評もふにおちない。乱暴という言葉が、どうして美禰子の上に使えるか、それから第一不思議であった。

 与次郎はやがて、袴をはいて、改まって出て来て、

ちょっと行ってまいります」と言う。先生は黙って茶を飲んでいる。二人は表へ出た。表はもう暗い。門を離れて二、三間来ると、三四郎はすぐ話しかけた。

先生里見お嬢さん乱暴だと言ったね」

「うん。先生はかってな事をいう人だから、時と場合によるとなんでも言う。第一先生が女を評するのが滑稽だ。先生の女における知識はおそらく零だろう。ラッブをしたことがないものに女がわかるものか」

先生はそれでいいとして、君は先生の説に賛成したじゃないか

「うん乱暴だと言った。なぜ」

「どういうところを乱暴というのか」

「どういうところも、こういうところもありゃしない。現代女性はみんな乱暴にきまっている。あの女ばかりじゃない」

「君はあの人をイブセンの人物に似ていると言ったじゃないか

「言った」

イブセンのだれに似ているつもりなのか」

「だれって……似ているよ」

 三四郎はむろん納得しない。しかし追窮もしない。黙って一間ばかり歩いた。すると突然与次郎がこう言った。

イブセンの人物に似ているのは里見お嬢さんばかりじゃない。今の一般女性はみんな似ている。女性ばかりじゃない。いやしくも新しい空気に触れた男はみんなイブセンの人物に似たところがある。ただ男も女もイブセンのように自由行動を取らないだけだ。腹のなかではたいていかぶれている」

「ぼくはあんまりかぶれていない」

「いないとみずから欺いているのだ。――どんな社会だって陥欠のない社会はあるまい」

「それはないだろう」

「ないとすれば、そのなかに生息している動物はどこかに不足を感じるわけだ。イブセンの人物は、現代社会制度の陥欠をもっとも明らかに感じたものだ。我々もおいおいああなってくる」

「君はそう思うか」

「ぼくばかりじゃない。具眼の士はみんなそう思っている」

「君の家の先生もそんな考えか」

「うちの先生? 先生はわからない」

だって、さっき里見さんを評して、おちついていて乱暴だと言ったじゃないか。それを解釈してみると、周囲に調和していけるから、おちついていられるので、どこかに不足があるから、底のほうが乱暴だという意味じゃないのか」

「なるほど。――先生は偉いところがあるよ。ああいうところへゆくとやっぱり偉い」

 と与次郎は急に広田先生をほめだした。三四郎は美禰子の性格についてもう少し議論の歩を進めたかったのだが、与次郎のこの一言でまったくはぐらかされてしまった。すると与次郎が言った。

「じつはきょう君に用があると言ったのはね。――うん、それよりまえに、君あの偉大なる暗闇を読んだか。あれを読んでおかないとぼくの用事が頭へはいりにくい」

「きょうあれから家へ帰って読んだ」

「どうだ」

先生はなんと言った」

先生は読むものかね。まるで知りゃしない」

「そうさなおもしろいことはおもしろいが、――なんだか腹のたしにならないビールを飲んだようだね」

「それでたくさんだ。読んで景気がつきさえすればいい。だから匿名にしてある。どうせ今は準備時代だ。こうしておいて、ちょうどいい時分に、本名を名乗って出る。――それはそれとして、さっきの用事を話しておこう」

2024-09-22

anond:20240922190114

何かの本に、「デザイナー採用は、まず封筒宛名とか書類の折り方とかを見る」って書いてあったな

どの業種でも相手意識って大事だし、それが染み付いてないとボロが出る

anond:20240922185014

年賀状仕分けバイトしたことあるけど

ちゃんと書いてあるやつは機械で0.1秒で処理されるけど

字が汚くてわけわからんのは散々あーでもないこーでもないと労力掛けて解読する

法律で最大限届ける努力しろと決まってる)

前衛書道みたいに毛筆でどぅおりゃああ!って書きなぐった自己陶酔的な宛名書き見ると

このジジイ一生こうやって他人に尻拭いしてもらって楽勝で生きてきたんだなって思うよ

幼児一生懸命かいたやつは機械は弾くけど人間が読むのに支障はない

2024-09-10

好きな漫画ドラマ化される

結婚して2年。ラブラブとは言わないが、普通に仲は良い。好きなコンテンツはお互いに共有していて、漫画を貸し借りしたり、アニメドラマはほぼ一緒に見てる。

さて。

自分が好きな漫画ドラマ化されることになった。普通なら、夫婦2人で見るのだろう。

しかし、1つ、問題がある。

この作品結婚する前の元恋人布教されて好きになった作品なのだ。一緒に見るにはすごく罪悪感がある。どうしようかな。

恋人の家には、自分と2人を宛名にしたサイン本があるはずである。捨てたかもしれないけど。すっかり忘れていたそんなことまで、ふと、思い至ってしまった。

おじいちゃん愛人がいた件

私は父方の祖父母と同居していた。三世住宅

おじいちゃん(ここでは便宜的に太郎おじいちゃんとする)はスリムかつ長身スポーツもでき、顔もまあまあハンサム。多趣味

かっこいいおじいちゃんだなと思っていた。

冬には、よくコンビニ肉まんあんまんを買ってきてくれたのも懐かしい。


で、そんな太郎おじいちゃんが1年間の闘病生活を経て亡くなった。

享年72歳。

太郎おじいちゃんが亡くなったことは悲しかったが、1年間の闘病生活を経て、おじいちゃん死ぬことを受け入れる準備ができていたので、無事見送ることができた。


話はそこから飛んで15年後。

母と私の2人で、昔話をしていたとき

(私はもう成人して社会人

母がふとこう話し始めた


「そういえばね。太郎おじいちゃん亡くなったでしょ。実はおじいちゃんには愛人らしい人がいたの。

おじいちゃんとおばあちゃんは仲が悪くて、おじいちゃんはできるだけ家にいたくなかったみたいで色々と趣味をしてたのだけど、

その趣味社交ダンスでどうやら知り合ったみたい。どれだけ長い付き合いだったか知らないけど。

まあ、おばあちゃん性格ねじ曲がっているからね(注:私の母とおばあちゃんは仲が悪い)。

それでね、私はおじいちゃんが亡くなる少し前に病院に呼ばれて、

封筒と、宛名と住所が書かれた紙を渡されて、「封筒郵便で送ってもらえないか」と言われたの。

名前は知らない女性名前で。私、そのとき、この宛先の人はおじいちゃん愛人だと直感したの。

だってそうでしょ。もし愛人でもなければ、私じゃなくて、おばあちゃんや、お父さん(私の父、おじいちゃんの息子)に頼んでいたはずでしょ。

自分奥さんと息子にはきっと伝えたくなかったのよ。

それで、私は余計なことは言わずに「分かりました」といって封筒宛名を受け取り病室を出た後、こっそり封筒の中を見たら、封をした手紙お金10万円くらい?入っていたの。

それを厚手の封筒に入れて送ったのよ。

で、それから何か月かして、おじいちゃんが亡くなったでしょ。

おじいちゃん地元友達やら知り合いやら多かったから、参列者の数すごく多かったじゃない。

で、参列者の席の後ろのほうに、60代くらいのきれいな女性がきて、私の目を見て、小さくおじぎをしたのね。

私はその時に、この人がおじいちゃん愛人だ、と直感したのよ。

会話はしてないけど、間違いなくこの人だ、と思ったのよ。

もちろん、その後一度も会ってないし、書かれた住所も忘れてしまっているから、いまどうしているかも知らないんだけどね。

それでね、思ったの。

愛人がいることはほめられたことではないけど、おじいちゃん愛人のひとがいて幸せだったと思うの。

おじいちゃん年金暮らしだし、特段の資産もないから、お金をかけて何かすることはあまりなかったと思うし、

しろそれがよかったと思うのだけど、誰にも迷惑をかけずに好きな人時間を過ごして、それで人に優しくなったのだと思う。

から私、愛人の人に感謝しているの。おじいちゃんに優しくしてくれてありがとう。その結果、おじいちゃん家族に優しくしてくれるようになったから。」


祖父若いころはい父親ではなかったし、妻である私のおばあちゃんとの相性も悪かった。

私の父は、両親はいつもけんかばかりしていた、と言っていた。

でも、祖父は私にとってはよい祖父だった。

かに祖父が、よい祖父でいられたのは、家の外で心の安寧を得ていたからかもしれない、と思う。

もちろんこのことは、私の父には伝えていない。

2024-07-30

anond:20240707191835

まあその程度の傷で済んで良かったんじゃない

間違って職場の住所で宛名だけ自分、それで性的玩具が出てくるとかよりマシでしょ

anond:20240707191835

わたし夫婦暮らしてるけど、夫婦になってから誤配送の荷物を誤開封しなくなったわ。

 

一人暮らしの頃は、届く荷物は全部自分宛だとたかをくくってたし、親が勝手仕送りとかしてくれるため心当たりがない荷物もよくきてたから、届いた箱はノールックで開けてた。

 

しかし夫と結婚してからは夫の荷物勝手に開けたくないかちゃん宛名を見るようになった。自分のなら開ける。夫のなら夫にそのままわたす。誤配送る

今住んでるのは新興団地の一角誤配送が結構いから、この癖のおかげですぐ気づける。

 

お隣さんは自分宛の荷物だろうが配偶者宛の荷物だろうがおかまいなしに開封ちゃうタイプ夫婦なんかな。

2024-07-28

最低賃金周りの議論、みんな「ギリ健をどうするか」の話をしてないのは欺瞞だと思う

最低賃金50円アップ。

もちろん基本的には望ましいことで、諸外国と比べてもまだ低い水準なのに水を差すような話をするのもどうかという気持ちも大いにあるが

ここまで最賃が上がってくると、

「ギリ健に時給1000円出すのは流石に無理」という、雇う側のぶっちゃけ本音に向き合う必要が出て来るんじゃないか

実は俺がまさにそう。某地方にある高炉メーカ下請け中小の二代目。

ウチは一律の給与体制にはしておらず、基本的職人に手厚くしており、事務所内勤は低めにしている。

それでもハロワ求人を出すと内勤の方にゾロゾロ応募が来るのだが、

職人の方は本当に来ない。応募者に職人の方が相当給料良いよと言っても断られる)

その中には、敢えて悪い言葉を使うと「ギリ健」が一定数いる。俺は医者じゃないか所詮素人偏見レッテル貼りと言われればそれまでだが、実際問題として一般的日本語の会話がすでに覚束なく、履歴書日本語も危うい人間がちょくちょく居るのだ。

で、これはあくまで弊社の文化だが、地域貢献としてそういう人にも活躍の場を与えようという会社方針一定数は雇用しており、ひとつ部署として請求書宛名書きかやら古い紙ファイルPDF化(業界が紙文化のため過去の紙資料が大量にあるのを処分する)、はては社内で再利用するために古いキングファイルの修繕なんかもやっている。

所謂特例子会社実態は近いかもしれない。

この雇用あくまで弊社の地域貢献として行っているもの上記作業は全て仕事をさせるための仕事であって、言ってしまえば穴掘って埋める作業を延々繰り返しても構わないのである

「ギリ健」の彼らを雇用しているということが大切なのだ

ちなみに、同じように地域のためとしてこうしたことをしている中小は意外と多い。製造業で何代か続いてる古めの会社なら結構やってるんじゃないか

だが。

最低賃金がこのままのペースで上がり続けると、近い将来確実に彼らを雇用出来なくなるときが来る。弊社のキャパを超える。

当たり前だが彼らの雇用利益を生まない。慈善事業からね。だから賃金最低賃金に張り付いている。

そんな彼らに正直千円は出せないよ。中小企業にそこまで求めんで欲しい。

ウチの県が最低賃金1000円超えた瞬間いきなり全員クビなんてことはしないけど、多分新規で雇うのは辞めると思う。

発達障害とか、ASDとか、学習障害とか、

本人やご両親の責任ではなく一定数生まれしまう物なんでしょう?

父も俺も、そうした人々にわずかでも力になれたらと思って今までやってきたけど、もう正直無理。

大きいところが雇ってくれたら良いんだけど...

2024-06-09

[]2012.6

https://anond.hatelabo.jp/20240609080152

https://web.archive.org/web/20170710054752/http://ashihara-hina.jugem.jp/?month=201206

講談社漫画賞☆その1

2012.06.29 Friday15:14

2がある前提で、その1。

友人作家さんのお祝い会をしましたよ~。

漫画家友達アシスタントさん、総勢14名で!

なに皆暇人なの!?と疑いたくなる様な参加率ですけど、

皆さんとっても忙しい人ばかり。

しばらく会ってない方も来てくれて、ちょっと同窓会気分でした。

作家さんの半数は先輩方で。

初めてベツコミの(小学館の)謝恩会でお会いした時、緊張してドキドキしながら

挨拶させて頂いた記憶が確かにあるのだけれども。。。

すっかりグダグダでスミマセン。

水城さんは、今年、漫画家20周年だそうですよ~!

笑いっぱなしで楽しかった♪お祝い事は良いですね!

祭りはまだまだ続くよ~

マメじゃないのに、今回幹事っぽい事をやってみた私へのご褒美に、

アシスタントさんがお菓子をくれました。渋谷(笑)かわいい

会計時、お店の方が気を利かせて先回りして領収書を用意して下さったのですが、、

宛名に「株式会社 講談社様」って書かれてあって、皆でウケました。

ケーキプレートに「講談社漫画賞」って描いてもらったもんね!

そりゃそうだよね!そう思うよね!

さすがに、受け取らずにおきましたよ~(笑)

1

日記---

なまにく♡

2012.06.24 Sunday13:10

お肉を焼くのが上手い!と噂の方と?焼肉に行きましたよ~。

焼肉、1年ぶり。

そんでもって、まずはレバ刺し

次に食べられる日はいつなんだろう??

好きな食べ物は?と聞かれて、「スウィーツ生肉とお寿司です♪」と、

答えてしまいがちな自分に、若干鼻につく自意識を感じつつ、帰宅

どれもほんとに大好きなんだけど。

スウィーツの隣に、生肉を並べるあたりが、なんとなく。

他人に映る自分を、調整してそうな、そんな違和感です。

スウィーツパンと旬の野菜♪」を並べるのには抵抗が。

生肉とお寿司ホルモン焼き♪」を並べるのにも抵抗が。

何が言いたいかって言うと、考え過ぎ!って事です。

焼き肉、おいしかったですよ~!

近くのお店だから、また行きたいな。

生肉が、メニューから消えても。

1

日記---

大惨事

2012.06.22 Friday13:10

友人からラスベガス旅行みやげ

  

オレンジ味のファイバーと、錠剤のカフェイン

ファイバーは、コーラックもびっくりの効き目だそうですよ。

カフェイン眠気覚まし。「徹夜にどうぞ~」の品だけど、

徹夜しないんですけど(眠いから。)、万一追い込まれた時用に。

眠い眠い」言ってる忙しそうな人に、半分分けてあげようかな。

両方、自分じゃなかなか買わない品でおもしろい。

どうもありがとう

原稿終わって、しばらく家空けがちだったんですけど、

その間に、我が家大惨事が。。。!!

端的に言うと、またテレビが壊れたんですけど、

2011.11.25 の事件再びなんですけど、(その日の日記参照)

たぶん、にゃんこ粗相が原因だと思うんですけど、

イマイチ謎が多くてですねえ。。?

話せば長くなるので、詳細はまた今度。

(続くのか。)

テレビ、全く映らないけど、音だけはきこえます

たぶん、前よかマシ。

1

日記---

占いとか。

2012.06.14 Thursday23:50

原稿、もうちょっと

私の作業は大方終わったので、アシスタントさんとは別室で

一人孤独読み切り漫画ネームを切ってます。さみしい。

占い」がテーマ?の読み切りなんですよ。

過去何度か、雑誌企画占いに行きまして。

占って貰いつつ、一応お仕事なので、裏方のお話

ペロッと聞かせて貰えたりもして、なかなか興味深かったんですね。

人として相性の良い占い師さん相手だと、初対面なのに、

結構個人的な事をペラペラ喋って良し!な気分になる自分に、ちょっと驚きました。

なんて無防備なの、私??(無邪気アピール

占い師って、個人情報暴露ネタ使って、ユスリタカリ出来そうだよなあ。。??

(性悪アピール

みたいな。不倫とか社内の際どいトラブルとか、喋っちゃう女子多そう。

確認取ってませんよ~。私の勝手妄想です。)

カウンセリング受けてるような気分になりますよねえ、アレ。

脆い所を突かれに行くようなもんだし。

迷ってフラフラヨロヨロしてる時期の女の子なら

ハマっちゃっても仕方が無い様な。

ちなみに、占って貰った未来は、ピシャッと当たった事もあったし

笑っちゃうくらい大ハズレなこともありましたよ。(笑)

前世は確かめようがないけれど。。。

アマゾネスボスになり損ねた女」と「中世ヨーロッパマッドサイエンティスト」!

愉快なので気に入ってます。確かめたいなーどうやってー。

読み切り掲載号、そのうちお知らせしますね。

お待ちくださいませ~。

資料本などなど。

明日資源ごみを出さないと!ためてるよ!(自分メモ

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お仕事---

で、でかい

2012.06.10 Sunday01:04

がっつり仕事中です。withにゃんこ

ペン入れしてる間に、仔猫がでかくなってます。。。

恐ろしい程のスピードで。

仔猫の時期なんてあっという間だよ~と聞いてはいものの、、

よ、予想以上ですね。驚愕です。

2週間前の動画が、すでに懐かしい。

日に日に身体も顔つきも性格も、太々しくなりつつありますが、

それはそれで可愛らしいです。

実家でずっと大型犬を飼ってたんですけどね。

犬と猫って全然違いますね。当たり前か。

なんか、毎日性格や甘え方がコロコロ変わるんですよ。不思議だなー。

寝落ち寸前が、特に可愛らしい。

メインのPCキーボードの上をニャンコが歩きまくったら、

文字入力設定がおかしなっちゃった

なのでiPadからブログUP。

もうちょい、ブログ作業し易いといいんだけどなあ。iPad

2024-05-31

anond:20240126105035

従業員用の住民税の通知書(納税義務者用の通知書)

電子化すると

eltaxで社員別の暗号化zipと、解錠用のqrコードのあるpdfがそれぞれダウンロードする

zippdfファイル名は数字の羅列、一部社員番号が反映されている

それを社員メールに、数字の羅列のファイルをそれぞれ添付する(この時点で作業的に無理)

従業員は、pdfQRコードを読んでパスワードを入手(qrコードが読めないと無理)

そのパスワードzip解錠して中身を確認する(紙でくれって言うわ)

qrコードが読めない、または、作業煩雑すぎて対応できない従業員がいた場合従業員電子化拒否した場合

総務が、代わりに一つずつ、解除pdfからパスワード入手

zip解錠して印刷

封筒宛名をつける

封筒に先の解錠した結果の印刷物を入れる

封をする

配布する

という手順になります

めんどくさすぎる

こんなん誰がする?市役所の方は電子で通知を受けてるんですか?

素でこんな作業するやつおんのかと問い詰めたい

デフォ電子で受け取るにしてて、通知が届かず聞いたらそんなやり方だった

どんな罠だy

2024-02-27

anond:20240227132800

郵便番号が7桁になったとき宛名都道府県市町村名を省略して良いか郵便局に聞いたらダメって言われたぞ

ついでに年末調整の用紙にマイナンバー欄が追加されたときマイナンバーを書けば住所氏名は省略して良いか税務署に問い合わせたらそれもダメだって

世の中どんどん面倒くさくなる

anond:20240227133519

配達員は分かるから届けられなくはないけど、そういうの一回でも届けちゃうと同じサービス求める人が無限に出てきて収集つかなくなるから宛名不完全で差出人に返してる

期限厳守郵便物絶対届けろよてめーこのやろー

届けなかったら○すぞ

みたいなキチガイ文章宛名の横にでも添えておけばワンチャン届くかもしれない

2024-01-28

返信用封筒

どうせ宛先の「行」を送る側で「様」とか「御中」とかに書き換えるんだから、いっそのこと最初から宛名に「様」と書いておいてほしい

2023-12-29

2024年年賀状作りメモ

高齢から白紙はがきを渡されて6枚の年賀状作成を頼まれる。

宛名印刷

郵便局はがきデザインキットのdownload版が21年バージョンで終わって昨年まではWebバージョン宛名印刷可能だったと思ったんだけど、今年はついにそれも終了。

はがきデザインキットに保存していた住所録をそのまま使えるサービスがないものかと失敗を繰り返しながらいろいろ試して「はがき作家無料版」ソフトを入れる(プリンターCanonなのでエプソンの便利ソフトは使えず)。

https://www.hagakisakka.jp/download/hag_free_dl.html

はがきデザインキットからダウンロードした住所録のCSVファイルの読み込み項目設定はYouTube動画が役に立った。

【3選:無料代替アプリ】住所録移行で困った...はがきデザインキット2023「あて名印刷機能」終了 - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=rcOFiIVv6Eo

 

通信印刷

裏面ははがきデザインキットから適当デザインを選んで印刷しようとしたのだが、プリンターカラーインクが詰まって使えなくなってた。試し刷りは色がめちゃくちゃだった。年賀状作りにしか使用していないのだから当然である。だからといって6枚の年賀状のためだけに5000円近くするインクを買いたくない(どうせ来年インク詰まっちゃう)。挨拶くらい手書きで書けばと提案するが父は拒否。黒一色でもいいと言うので印刷できそうな既存デザインがないか探すがどこにもない。仕方ないから黒一色で印刷できるもの自作する。

はがきデザインキットのWeb版は自分白紙からデザインすることができなかったので、ブラザーサイトで公開されてる年賀状キットで作った。

Web年賀状キット2024 専用の年賀状ソフト不要無料フリーWebサービス | BrotherOnline サービス | 年賀状ならブラザー https://online.brother.co.jp/service/web-nengakit

デザイン選択白紙を選び、右上に中楷書体で「謹賀新年」、中央下に「本年もよろしく」と挨拶文、ど真ん中には「龍 筆字 フリー」で探してダウンロードした「龍」の文字。「龍」という字は一字でデザイン性抜群だからこれだけでキャンパスが映えるね。

 

来年スマホ作成してネット印刷してもらうことを提案する。

2023-12-25

anond:20231225014907

いや、段ボール宛名は剥がすよ

住所と名前がバレるのは怖いよ

しか絶対近所だし

親切って難しいね

ダンボール宛名を剥がす剥がさな問題

以前、友人の家で友人不在の時にダンボールをまとめて出した時。好意でやったんだけど。

私は宛名を剥がす習慣がなかったのね

そしたら後々「えっ?」て驚きと引いた反応されて。

結局わざわざ友人が自分で取りに行って剥がしたんだけど。

まあそれは自分ポリシーからいいよ

だけど人が好意でやったのにそんな顔する?ってのと

一番言いたいのは宛名剥がす事にそんなに気をつける意味があるのかって話。(現在自分は出来るだけ剥がすスタンス)

ネットでも剥がすよ?ある個人情報だよ?剥がさないのはバカなん?みたいな意見ばっかりだった。

まずダンボールなんて重要書類でもなく偽名でいいんだからまず偽名で頼めよ。自分はそうしてる。

そして、どこの誰とも分からないその人物名前と住所にそんなに価値があるのかって事。

ネットで調べたら場所と住所はいくらでもわかるし

そこに住んでる人の名前、珍しくなかったらどこの誰か分からないよね。

かに女性名前だったらストーカーされる可能性がないわけではない。男性でも全くないわけではない。

私は防犯ブザーは常に持ち歩いているし

友人は持ち歩いてる話聞いた事ないしいつもヒールだし

そっちの方が危なくないか

住所と名前性別特定されたところですぐさま危険が及ぶ訳ではないが(運悪く女性ってだけで変質者が殺しにくる可能性はあるかもしれないが。)

道端で襲われたら即死危険性がある。そっちをまず対策してからじゃないか

まず、大きなもの対策して、残りの0.1%対策するものじゃないのか?

こういう合理的でない、一貫性のない行動をする人ってマジでイラつくんだよな

そもそも、この安全な国日本でそこまで危険だと思うなら絶対外出るなよ

少なくとも夜は外出するなよ

ダンボール宛名より危険な事なんていっぱいあるんだから

2023-10-28

徳川吉宗インボイス制度が始まったので領収書宛名、『上様』じゃダメって本当ですか?」

徳川幕府様」で貰わないといかんのか

2023-09-28

複写式の領収書

弊社は今後も継続して複写式の領収書使用すると、全体朝礼で発表された。

皆さんご存知かもしれんが、領収書必要事項さえ記載されていれば紙はなんでもいいし、領収書の上では角印の法的効力も無いから押さなくてもいい。

社内には複写式の領収書に数時間かけて判子を押す当番があり、それに対する不満が溜まっていた。そこにインボイスの番号の判子を新たに押すことになり不満が爆発した。

宛名が印字された領収書を注文する

コピー紙にテンプレート印刷して使用する

このどちらかにするかで盛り上がっていたが、社長はそれを拒否した。

理由は「社会的信頼が薄くなる」からだ。

意訳だが、KOKUYO複写式の領収書に角印が押されていることで会社社会的信頼の一部となっていると社長は我々に説明した。

だったら①でいいじゃんという意見に対しては「人が判子で押してあるという所に会社の誠実さがある(意訳)」と回答し、朝礼の空気殺伐とした。

そこそこの年齢ではあるが、典型的昭和人間というほど頭も堅くなかったので非常に残念。

1000枚の複写式の領収書と判子を前にした、ちょっとした現実逃避愚痴

我々ができることは、この文化未来に持ち込まないこと。

2023-07-03

anond:20230703142640

いいけど、住所は?郵便局留めにするなら宛名は?身分証明書求められるよ

今ならビッ!とビットコインアドレスだ!

2023-06-13

返信用封筒宛名敬称ちゃんとできない人多すぎてわろてる

まあ20代ぐらいの若者はこの先郵便とか減るだろうから別にいいけど

中高年とか高齢の人が「行」のままだったりするとマジ??今までずっとその感じできたん??ってなる


途中で宛名シール切らしたから後半は宛名面に会社ゴム印押したの送ったんだけど

こっちは社名の横に手書きで「行」って書いてくる人いてワロタ

お前サイドは「行」って書くなwwお前が書くなら御中やろww

2023-06-03

訴状送達に関する一般的事項

裁判流行っていることですし、せっかくなので、訴状送達に関する一般的事項について、お話します。

提訴された場合フローは、概ね次のとおりです。例外はいくらでもあります

1 原告が、訴状裁判所へ送付する。

2 裁判所が、訴状を受け取る。

  係属部と事件番号が決まる。

  裁判所と原告の間で、第1回期日を決める。概ね1か月後。

  被告から見れば、自分の知らないところで、訴状を受け取る前に、第1回期日が決められることになる(伏線)。

3 裁判所が、被告訴状を「送達」する。 【※】

  併せて、係属部、事件番号、第1回期日などが通知される。

  第1回期日は裁判所と原告の都合で決められたものから被告に出廷義務はない(伏線回収)。

  ただし、被告は、第1回期日までに答弁書を提出しなければならない。

  答弁書は、「請求されたことに反対します、詳しいことは後ほど述べます」くらいの内容で十分。

  被告答弁書すら出さないでいると、まあ、原告請求が認容されるだろう。

【※】 送達について補足

① 普通郵便は、家のポストに黙って入れられます

  しかし、裁判から郵便物については、配達員が、宛名人に対して、受け取りの署名を求めます

  これで、きちんと訴状被告に届いているか裁判所も確認できるようになっているのです。

  被告が不在にしている場合は、配達員は、不在票をポストに入れます郵便局は訴状を1週間ほど保管しまから、その間に被告受領できます

  ここに、「訴状が送達されてない状態勝手裁判が進んでしまう、そういう事態があってはならない。」という法の意識を読み取ることができます

② では、被告訴状を受け取らない場合は、どうなるか。

  被告居住確認など、諸条件をクリアした上で、書留郵便に付する送達、という手段が取られます

  略して「付郵便送達」などと呼ばれます

  付郵便送達がされると、被告が実際には訴状を受け取っていなくても、受け取ったものとみなすことができます民訴107)。

  ここに、「訴状を受け取り拒否してしまえば裁判から逃げられる、そういう事態があってはならない。」という法の意識を読み取ることができます

③ 書類の送達ひとつみても、フェアに手続を進めていかなければならないという、法の意識を感じ取ることができます

2023-05-30

anond:20230530134430

メモノートが汚い言い訳にはなるけど、宛名が汚い理由にはなんないのよね。字が汚い人はほとんどが名前も住所も汚いからお察しよ。

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