[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

「クレタ」を含む日記 RSS

はてなキーワード: クレタとは

2024-12-11

隙を見せたが百年目

まあ流石にHoYoverse4作品を掛け持ちしてるといかに週休7日無職おじさんと言えど休む暇ないよな

2次元コンテンツ供給源として過去最高なくらい楽しいんだから仕方ないがたまに味変したくなってDLsiteランキング上位ゲーとか増田とか見たりするわけよ

そのたびちょっとスタミナ漏らしたりしてもったいない気がしつつもきっとそれも息切れしないために必要な寄り道だと思うことにしてるわけ

その寄り道でガッツリ時間持っていかれたら本末転倒だけどそのへんの自己コントロールまで含めてゲーム(拡大解釈)

寄り道で始めた鳴潮は今汐実装したあたりまで無課金でやり尽くしておバカ倍率ダメージに笑いつつゲーム性や世界観の好み的に未練なかったからすっぱり切れたのは良かった

でもアナンタが来たら5作品掛け持ちになる未来が見えるな

ホヨバ何もサ終してくれないどころかどのゲーム会社が成長するたび比例して作りが良くなっていくから末恐ろしい

今んとこ寄り道は帰ってこれる寄り道しかないが本当はその寄り道もせずアチーブ埋めでもしてたほうが自己満足度は高いんだろうな

一応バージョンごとのアチーブ追加分はどの作品も大体やりきって遊び尽くしてはいるが

原神だと総アチーブはマルチ系一切やらずに1337だが地方伝説何度も倒すやつとか釣り系とかやってないんよな

スタレの模擬宇宙系やゼンゼロの塔系もそう、腰据えて高難度バトルする系は優先度最低になってしま

どれもほぼ全キャラ確保してるからやろうと思えばできるんだろうがそれよりは実況者がシナリオやってるの見るほうが好きだわ

最近はMハシがちょっと遅れてゼンゼロ始めて楽しんでる様子みるのがおもろいな

あとは木村良平さんがコレイを救うところ見ていきたいんだが声優多忙でなかなかシナリオ進まんのが歯がゆいな、こまちょえ然り

木村さんは反応が純粋かつカラッとしてて気持ちいいし、こまちょえは洞察力高くてトーク上手いのが見応えあるんよな

自分別に戦闘コンテンツが嫌いとか苦手ではないんだがカロリー高く感じるというか6時間かかるメインシナリオ更新分始めるよりも腰が重くなる

でもそういう意味ではバトルがほぼない謎解きオープンワールドインフィニティニキみたいなゲームの方が実は性分的に向いてるのか?

おじさんがやってもいいのか?また寄り道の誘惑が出てくるしホンマ最近中国ゲーは開発規模がエグい

人生自体が寄り道を本筋にしちゃったような脱落堕落おじさんだから奔放に触手を伸ばして適当にいくか

ちょっとあとで触れてみるゾー、なんかテレビCMしてるのも見たし気合入ってるっぽいからな

でもその前にピノコニーが好きすぎて一週間触れずにいたメインシナリオそろそろ始めるか

サンデー帰還に先んじてお迎えしてやったからな

中身おじさんが男キャラしかもすり抜けてほぼ160連費やしてだぞ

育成もだいたい済んだし景元もオートで末日4担えるようになった、いや花火ロビンでも出来てたかもしれんけどな

ただ石残数に致命傷を受けすぎて今後のキャラ確保が危うい、ラインナップつよつよだというのに

キャラと言えばそういえばライトもすり抜けなかったからお迎えしてるんだよな

まあでもオラオラバフが強くてエレンが生き生きしてるからヨシ

元々のライカン蒼角でも十分強かったしシーザーライカンでも十分快適だったけど

エレンはクイック出場してチョッキン通常で自己バフMAXにしたいって点ではリナ蒼角も採用やすライトいかもな

蒼角出場長いのがネックだけどバフ乗るならちゃんと厳選して火力に寄せたら使える気もする

ただダメバフ過剰になるなこの編成

あとライトクレタ餅つけてるから立ち回りがちょっと難しい

パリィで出て強化特殊2段撃ってからキャラに戻ってクイック権利消費して出場からオラオラしないと75%つかない

最初からエネルギー溜まってない系の戦闘だと75%は至難の業だな

こへーさんはいっそ化石つけてブレイク早める方がタイム早くなるらしいから推奨してたけど自分ロマン重視でクレタ餅でいいや

オラオラ後の自己衝撃バフは無駄になりがちだけどたまに撃てることもあるしな

はて元はなんの話をしとったのかのう

そうじゃサンデーに再会しようって話じゃったな

満を持してver2の締めのシナリオ始めるために別ゲーの時限系全部終わらせたし

というかそれで思い出したが崩壊3rdのスタレコラボぶっちゃけ動画PVピークだったな!!!

コラボイベントの中身自体はまあそこまで面白くない茶番最後サンポとゴリゴリに戦えたところが良かったくらい

なんというか「似たキャラがいっぱいいるんですよ」「3rdやってね(布教)」のメッセージしか伝わらなかった

PV企画してたシナリオのほうが絶対面白そうだったよな~あっちでショートアニメとか作ってくれんか?

それはともかく、イベントシナリオでは死なずに済んだサンポくんだが

まさか

まさかイベント後に追加されたメインシナリオの方で花火とまったく関係ないところでメインキャラ死ぬとは思わんやん

いや確かに後になって思えばフラグはビンビンに立ってたと言えるけど油断してた

プレイアブルキャラの死は姫子以来か? PVでその頃まで遡ってたのはその伏線か? 遠回しすぎてこじつけ感あるけど

でも姫子教師ポジだったからまだいいんだよ

今回のはさ、曇らせ具合がエグいって

何か救いがあるんだよな…? いやなさそうだよな…エグいって

ミホヨがこれまで描いてきた味方の死は未来、次代に希望を託すようなジーンとくるものが多かったと思うんだよ

姫子十三英傑もマハールッカデヴァータもフォカロルスもラグウォークティルナンも

今回のは事故的に未来が閉ざされた絶望感が強い、ひたすら胸がキュってなる系でかなり異質

この展開を一体どう調理していくつもりなのか

死といえば明らかな死亡フラグが立っている「隊長」とマーヴィカもいるがそっちもダークすぎる展開になりはしないか

いろいろ心配で5時から昼過ぎまでしか眠れない

2024-11-03

[]

ふう、4ヶ月くらいかかったが育てたいキャラは十分育てられたな毎日1割の微課金

Lv60が11号/シーザー/バーニス/エレン/朱鳶/青衣/ニコ/ルーシー/パイパー

Lv55がライカン/クレタ/グレース/蒼角でLv50がアンビー/セスってところだ

クレタ以降は正直使わないからコアD止めだけど他はコア上限まで上げて厳選は並って水準でノットLv56

あとは首尾よく柳引ければ全属性一線級になるけど現状電気弱点に対しては青衣入りのエーテルPTでいけてる

最悪すり抜けてもどうとでもなりそうだな

操作感が楽しいかどうかで今後は引いてけばいいか

といっても唯一取り逃がしてるジェーンこそ操作感も性能も一線級ではあったが

すり抜けちゃったから非2倍石を買いたくない微課金的には深追いできないし仕方ない

好み的には物理異常はパイパーちゃんの方が好きだし十分強いし不満はないのだ

ただ限定Sキャラはさすがにどれも面白そうだわ

柳もエネルギーさえあれば極性混沌を連発して青衣ブレイク中なら100万超を3発くらい狙えるってのはロマンある

個人的に先行サーバー招待されてる解説YouTuberん中ではこへーさんをよく見てる

数字だけじゃなく鬼のよう試行回数で実プレイしてタイム検証や実感を伝えてくれるから有り難い

こういう熱意ある人が原神でいうマグロさん枠みたいになってほしいがどんだけ熱が持続するかはmhyにかかってるわね

その点は1.4で大規模更新入るようだし1.3予告の時点でもコンテンツ量山盛りだったか心配してないけど

2024-09-04

[]

はーいジェーンすり抜けました

ということでガチャ更新ごとに一天井分回すのがやっとな微課金勢としては今回はスルー

来たるべき物理接待パイパー育成進めることでなんとかしようねパイパーのが可愛いしね

先行プレイ動画たかジェーンがとんでもない数字だすクソ強アタッカーということは分かってる

操作感も使いこなしたらめっちゃ楽しそうではあるけどね

タイムにしてみたらパイパーPTが55秒のところ無凸ジェーンPTが46秒って感じらしい完凸すると18秒とか壊れるけど過剰オブ過剰

まーボーダーラインが2分30秒であることを考えると全然星4でもいいですわ

性能で深追いしなくてもどうとでもなるのがホヨバゲーの優しいところですわね

異常マスタリー配れるセスが運良く4凸したかパイパーセスグレース混沌PTを少しずつ育てていくか

まあサポとしてはセス全然無凸でいいっぽいけどな

もう既にエレンライカン・蒼角PTと、青衣・ニコ・朱鳶PT11号・クレタルーシーPTは完成してるから、つぎは4PT目になるな

既存の3PTでも激変7はいまんとこ更新後即一発Sとれるまでは行ってるから急ぐ必要はない

とはいえ初日から毎日1割しててもこんだけ育ててるとカツカツだな厳選も特にしてないのに

でもいろんなキャラ使える方が楽しいから仕方ないね

にしてもジェーンキャラPVなんかこう夜蘭を彷彿とさせるんよな

雰囲気もだけど拷問じみた尋問ってのも一緒だし実は正義側なのも一緒

事実としてメールで石と燃料配ってくれたジェーンさんは完全にいい人…チョロいな(自分が)

2024-08-04

[] ライカンの立ち回りメモ

ライカンの強化スキルエネルギー60から発動可能になるが、実際のエネルギー消費は2段構えになっている。

E短押しだと40消費して弱キック3段+回し蹴り2段で終わる。

E長押しだと弱キック3段のあと更に20消費して分岐し、中ダメ3段+蹴り上げ2段に変わる。

長押しでエネルギー消費は1.5倍になっているが、ダメージ倍率やブレイク倍率は1.47倍くらいと若干損になっている。

じゃあ短押し連打の方がいいかというと、実際にはそれは難しい。

発動可能ラインが60なので、エネルギーMAXの120からでも3連発は不可能で、2連発には100以上と、ゲージの83%ライン目視で見極める必要がある。

60始動で使い切れる設計から分かるように、ライカンは長押し運用を基本とすべきだろう。

長押しの何がメリットかというと、モーション時間の長さだ。1.6秒が3.2秒と倍になっている。

強化スキル発動中は無敵なので、長い無敵でパリィ機会を伺いながらブレイク蓄積を狙うという設計意図に見える。

スキル中にパリィ交代してもライカンは残って最後まで撃ってくれるので効率が良い。

なので短押し連打は、エネルギー潤沢でとにかく迅速にブレイクしたい状況以外では使わないだろう。

同じ恒常S級撃破キャラであるクレタ設計ライカンとは少々異なる。

モチーフ武器パリィ倍率からかるとおり、クレタ基本的に裏にいてパリィ突撃で出てE撃ってすぐアタッカーバトンタッチするスタイル合理的な立ち回りになる。

ライカンパリィで登場したいものの、E長押しや通常長押し、回避反撃で多少粘ってパリィ性能の高い蒼角へ繋げるために黄色十字を待つ感じになるだろう。

蒼角が既に2ゲージ溜まっていればライカンエレンの交互パリィでもいい。

ちなみにライカンに装備させる人もいるであろうクレタモチーフ武器は、強化スキルを2回発動すると武器効果スタックMAXになるが、ライカンの長押しEは残念ながら一度に1重しか獲得できない。

2段階消費だからスキル2回扱いになるかと一瞬思ったがそういうわけではない。

2024-07-13

anond:20240712193529

11号がアンビーと血縁ありそうなことが分かってアンビーちゃん推しのワイ俄然ほしくなるも

いま持ってる恒常Sはクレタ猫又だけでむせび泣く

なおお試し11号使った感想ディルックやん」

2024-07-10

ZZZ日記

うむ、最終的にキャラの好み重視でこの2PTで固めるわ

アンビー・蒼角・エレン

クレタルーシーパイパー

1PT目はいわゆる無課金エレン編成、恒常S揃うくらい回してる人ならライカン・リナor蒼角・エレンになるんだろう

2PT目、クレタは扱いにくいと思ってたが回避反撃のダメブレイク倍率が鬼高いのでそれ主体でいけそう

暇なときスキルや着地スキル挟んでく感じでいいか

全員サブアタ的な火力だが本職の全体バッファー1名に追加能力に全体バフ持ち2名いるんで

ブレイク連携暴力で処理してく感じになるか

パイパーのバフ20層維持のためにちょいちょい殴ってく必要がありクイックスワップ的運用が噛み合ってる

ぐるぐる途中でキャラチェンしても少し残ってくれるのが使えるな

これのクレタ11号にしてメインアタッカーさせていくのが2PT目としては最強格らしい

もしくは1PT目から蒼角ぬいて2PT目を完凸蒼角キャリーにするのもよさそう

心残りはニコが組み込めんこと

いかわアンビーちゃんだけは絶対どっかに入れていくぞ

2024-07-08

ゼンゼロ雑感

なんか一生初期キャラのアンビー・ニコビリーでいいような気がするな

普通にバランスいいんだよな3属性から混沌は起こしにくいけど

ボスブレイク中の火力はビリーのしゃがみ撃ちが微妙火力なせいで足りんけど

まあスキル2連発できるくらいエネルギー寄せでビルドすればいい気もする

でもそれを補うくらい雑魚戦での範囲殲滅力がビリーの魅力だ

他の撃破キャラは触ってないが普通にアンビーで大抵すぐブレイクできるし

そこから範囲殲滅あんまりパーティじゃ真似できないんじゃないか?しらんけど

とりあえずエレンは引いたけど一旦邪兎屋パーティLv40水準に育てきるまで置いとくか

ニコは事前登録の星4武器つけてるけど120円の選択パックの中にあるモチ武器っぽいのに変えたほうがいいんだろうか

今のやつでもよさげなんだが…まあ調べたらやっぱモチがいいっぽいな

というかこのゲーム星4でもモチがあるってすげーな

スタレでもキャラ絵が一致する武器あったけど必ずしも最適ってわけじゃなかったがこっちはだいぶ最適っぽい

アクションに寄せてる分だけビルドや編成で悩む余地を減らしてる感じがする

エレン使うにしても撃破枠がないんだよなライカンはケモアレルギーなんで引けても使いたくないし

偶然引けてる撃破キャラクレタもなんか使いにくいしライカンより無理なケモ熊とセットで使わないと真価発揮しないっていう

というわけでエレン蒼角は固定として家政か第六課の撃破ガール実装するまで(いない可能性もある)完成しないじゃんという

まあ異常キャラや蒼角でもそれなりに撃破能力あるっちゃあるみたいだしローテ次第で撃破きもいけるのか?

追加能力は最悪メインアタッカーだけ発動させときゃいいと妥協してアンビー入れるのが公式推奨みたいだな

アンビー・蒼角・エレンって感じで…いやでもアンビーのエネルギー回転落ちるのキツくないか

恒常Sのリナが引けたらアンビー・リナ・エレンでいい感じの女の子パーティ組めそうだが

そうなると蒼角育てるの意味なくなるしリソースきつい現状、キャラ判断きびしいぜ

なんか編成幅が狭くなってる分余計に悩むんですけど???

好きキャラだけで固めてくなら最終的には第1パーティはアンビー・パイパー猫又

第2はアンビー・リナ・エレンになるんかねえ

次の朱鳶が引けたらアンビー・ニコ・朱鳶になりそうだけどここの撃破枠、もし青衣が撃破キャラなら代われるな1.1で来そうだし

あとはカリュドーンの未実装キャラ撃破いるかどうか

先のことが分からん計画も立てようがないな

えっどんなゲーム全然わからん

こういうゲームです

https://www.youtube.com/watch?v=_Jw-eTAHvN0

2024-06-10

anond:20240609173907

「※この投稿の内容はフィクションです。」を当の投稿の中に記すとクレタ人のパラドクスが起きる

2024-05-24

anond:20240523183624

>もう5万回は言ってるけどオタクは嘘つきだよ!

こいつオタクだな 5万回も言ってない オタク特有の誇張表現

でもこいつがオタクだと「オタクって嘘つきばっかりだよな」も嘘って異なるな

なんてこった!オタクは正直者ばかりってことになるな

クレタ人のパラドックス

2024-05-23

3大自己言及パラドックス

あと1つは?

2024-03-04

描写に対する歯切れの悪さ

ポケモンの説で、

ギガス系が原爆関係してるという都市伝説や、アルセウスアカギが転生した

みたいな話

公式絶対回答出さないよね

意図的に「匂わせて」意図的に「こういう説がある(+議論)」というファン交流を促して、界隈が流行ってるように見せて、流行り物が好きな客をとりこむっていう、そういう意図的戦略なんだろうか?

「そういう考察を誘うことができるから、そういう描写をしただけ。こっちとしては考察を誘えた時点で成功。設定としては一切考えていない」というのが公式本音だった場合

意図的にその考察を誘おうとしたという点でその考察内容=設定といえるが、そうでないともいえるという、クレタ人みたいなことになる…

2023-01-30

anond:20230130183549

クレタ人のパラドックスは、クレタ人がうそつきだというのに、質問されたときでさえ正直にうそつきだと答えてしまってる点で、むしろパラドックスというより一貫したうそつきだと言えないか

はいクレタ人のパラドックスは一貫したうそつきとも言えますクレタ人が質問されたときに、常に「私はうそつきです」と答えるため、どんな状況でも一貫した行動をとっているという点で、一貫したうそつきと言えます

---

うそつきなら、うそつきかと訊かれたらうそはつかないと答えるべきところのおかしさに突っ込んでほしいなあ

正直にうそつきと白状してる自分を含めてうそつきだと言ってるところが、その正直な部分によってむしろ補強されるんだよなあ。正直に答えたらうそつきじゃないことになるはずなのに、うそつきだと言ってるんだから

2023-01-04

村上春樹ヒロイン登場人物たちのつながり

「鼠」は「風の歌を聴け」に始まる「鼠四部作」に登場する。主人公の友人であるが、ある日突然行方くらまし、「羊をめぐる冒険」では自ら死を選ぶ。語り手と主人公の仲は深く、あたかも語り手の半身のようである。己の半身が半ば死の世界にいるというモチーフはこの後に何度も繰り返される。

この半身のように親しい友人は「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」のなかでは幻想パートの「影」に姿を変える。彼は語り手の半身であり、語り手の記憶を保持している。壁の中に閉じ込められた世界脱出するためには二人がそろっていなければならないが、土壇場で語り手は壁の内側にとどまることを選び、影は死ぬことになる。

ノルウェイの森」では彼は「キズキ」になる。物語の序盤で排気ガスによる死を選んだことが語られ、交際相手であった直子の死の遠因となる。

また、直接の半身ではないにせよ親しい友人で自ら死を選ぶ点で共通しているのは、「ダンス・ダンス・ダンス」の「五反田君」だ。彼は連続殺人犯であったことを明かして死ぬ。このあたりのくだりは恐らくチャンドラーの影響が深い。

このように、半身はしばらくのあいだ無力な存在だったが、「海辺のカフカ」以降では様子が変わる。「カラスと呼ばれる少年」は、「カフカ少年」のもう一つの人格のように見えるが、彼は「カフカ少年」を客観視し、適切なアドバイスを与える。一貫してサポートしてくれる存在だ。半身が異界の住人であるというモチーフであり、「鼠」の系譜に属しているが、そこに自ら死を選ぶような面は見られない。「海辺のカフカ」は主人公がとても若い点でも特異だ。

ただし、佐伯さんが現実感を失った生活をするきっかけとなった、東京大学紛争で殺された友人は、佐伯さんがノルウェイの森の「直子」の系譜に属するとすれば、「キズキ」のもう一人の子孫だ。

キズキと直子が、そして佐伯さんとその恋人は幼い頃から自然性交をしていたが、まるで思春期完璧さを求める性向現実によって打ち砕かれるかのように、その関係が死によって断たれる点でも、この二つのカップル類似している。

直子

村上春樹小説には一貫して何らかの精神疾患を患った、少なくとも感情的不安的な女性が出てくる。

デビュー作の「風の歌を聴け」の時点から、「小指のない女の子」として出てくる。彼女は話している途中に突然泣き出してしまう。また、周囲の人々がひどいことを言うとも語るが、これが事実なのか、精神疾患ゆえの妄想なのかどうかは判然としない。

この系譜が「1973年のピンボール」の中ですでに亡くなっているかつての恋人「直子」につながり、さらに「羊をめぐる冒険」の「誰とでも寝る女の子」につながっているかどうかはわからない。ただ、「ノルウェイの森」の「直子」には直接つながっているだろう。語り手の過ちによって感情を失った「国境の南、太陽の西」の「大原イズミ」も、彼女の裏面だ。「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の「白根柚木」もその子孫だ。

また、恋人または妻の一つのアーキタイプとして、「ねじまき鳥クロニクル」の「クミコ」「加納クレタ」や「スプートニクの恋人」の「にんじん」の母にも発展しているようにも思える。

より明確な形としては、「海辺のカフカ」の「佐伯さん」が子孫のようだ。前述のように恋人の死をきっかけに精神を病む、少なくともある種の現実感を失ってしまう点が共通している。ただし、佐伯さんは後述の老女の系譜もつながっている。ピアノができたことを考えると、「スプートニクの恋人」の「ミュウ」も「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の「白根柚木」も同じカテゴリに入れていい。

そもそもこのキャラクターの流れについての記述は、誰が後の作品の誰に直接発展したかを明確に追うことではない。おそらくはいくつも混ざり合っている。むしろ、これは村上春樹作品解釈するための補助線として見るのが適切だろう。

彼女がやたらとタフになったのが「1Q84」の「青豆」かもしれない。あるいは、生命力にあふれている点では後述の「ミドリ」だろうか。

ミドリ

直子とは対照的な心身が比較健康タイプ女性系譜もある。

性に対する好奇心の強い「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の「太った娘」もそうだが、彼女は後述する「少女」の系譜につながる面もある。

同じく制に対して罪悪感を持たない「ノルウェイの森」の「ミドリ」、「国境の南、太陽の西」の「島本さん」、「スプートニクの恋人」の「すみれ」、「海辺のカフカ」の「さくら」(どうでもいいがこのキャラのせいでおねショタに目覚めた)、「1Q84」の安田恭子へとつながっている。

少女たち

村上春樹作品時系列順に読み返すと、ある時点で突然新しい属性を持ったキャラクター群が登場する。それは、どことな巫女的な力を持った若い女性である

前兆としてあらわれるのが、「羊をめぐる冒険」では耳専門のモデルをしている21歳の女性だ。彼女不思議な力で主人公を羊へと導くが、物語の終盤を前に姿を消してしまうので、いくばくか影が薄い。しかし、「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」に出てくる肥満17歳女の子は語り手を「やみくろ」の支配する東京の地下世界にいざなう

より少女性が強まるというか、単純に年齢が幼くなるのが「ダンス・ダンス・ダンス」に登場する13歳のユキで、彼女五反田君の殺人痕跡巫女のように感じ取ることができた。

ねじまき鳥クロニクル」での「笠原メイ」は、映画ロリータ」を思わせる登場の仕方をするし、終盤では主人公を救う力の源であるかのように描写されている。月光の下で裸身をさらす姿は、今までの村上春樹にはなかった描写である。確かにノルウェイの森」で「直子」がそうするシーンはあるが、彼女は成人した女性だ。

海辺のカフカ」では夢の中に現れる十五歳の佐伯さんの姿を取る、ここでは少女との性交が初めて描かれる。

巫女的な少女系譜がより明確になるのが「1Q84」に出てくる17歳カルト教団育ちである「ふかえり」だ。彼女は何らかの学習障害を患っていて独特の話し方をするが、彼女との性交異世界との経路となる。

村上春樹が歳を重ねて少女との性交を書くのをためらわなくなっていったのは面白い(【追記】「ふかえり」にいたっては巨乳文学少女という属性!)。というのも、「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」では肥満女の子から私と寝ないかと誘われて断っているからだ。

老人

大学の先輩がこう述べていた。ある種の作家自分が生まれる十年ほど前の出来事テーマにすることがある。なぜなら、自分が参加できなかった「祭り」だからだ。これが事実かどうかはわからないが、村上春樹は古くから第二次世界大戦中国テーマに含まれている。「鼠」の父親戦争とその後の混乱で金持ちになった人間だ。興味深いことに村上春樹の父は中国従軍している。

(余談だけれどもこの先輩は村上春樹作品にしばしば出てくる井戸「イド」まり無意識示唆しているのではないかと言っていた)

さて、老人がキャラクターとして物語信仰に深くかかわるようになったのは、「羊をめぐる冒険」の「羊博士からだろう。彼はいるかホテルにこもったきりで、外に出ようとしない。しかし、探し求めている羊がどこにいるかという重大な情報を指し示す。

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」でも、現実パートには「老博士」が出てくるし、幻想パートには退役した「大佐」がいる。

軍人という属性が前面に出てくるのが「ねじまき鳥クロニクル」の間宮老人だ。彼はノモンハンにて過酷体験をするし、そこである種の悪しき力に取りつかれる。

海辺のカフカ」には「中田老人」が出てくる。彼もまたある種の不可解な力(後述の闇の力?)の犠牲になり、記憶や知性の多くを奪われてしまう。一方で、彼は「カフカ少年」に代わって父殺しを遂行する半身でもある。

1Q84」では少し特殊で、これは近過去SFであり、戦争経験者やその前後に生まれた人々が相対的若い。それゆえ今までのパターンを単純に当てはめるのが適切かはわからない。

天吾の父がこの系譜に属するだろうか。「1Q84」では善悪が入れ替わることが多い。幼い天吾を無理やりNHKの集金に連れまわす点でネガティブに描かれていたにもかかわらず(村上春樹はこうした巨大組織一般に「システム」と呼んであまり肯定的に扱わない)、後半では声だけの存在になった彼が助けに来るのだ。

なお、戦場に行っていたという点を考慮すると、これらの老人たちは村上春樹父親世代に当たるだろう。

米軍基地にいたという点でジェイもここに属しているかもしれない。

老女とその息子

一世代上の女性が出てきたのは「ノルウェイの森」の「レイコさん」だ。彼女は心を病んではいものの、主人公たちを導いてくれる。「直子」のルームメイトとして、彼女の心身の安定に寄与している。

それがおそらく「ねじまき鳥クロニクル」の「赤坂ナツメグ」になるし、「海辺のカフカ」の「佐伯さん」を経て「1Q84」の「緒方静恵」になる。

彼女たちの多くは戦争をはじめとした暴力の中で深く傷つき、その中でもある種のコミュニティ安全地帯運営し続けている。「レイコさん」は精神病院の患者たちのまとめ役だし、「赤坂ナツメグ」は女性向け風俗(?)で女性性的空想現実にし、「佐伯さん」は図書館という静謐環境守護し、「緒形静恵」は性暴力を受けた女性避難所運営して、しばしば法を破ってでも報復を行う。年齢的にはかけ離れるが、「スプートニクの恋人」の「ミュウ」もこの老女の系譜に属するか。

彼女の息子たち(血縁があるかどうかはともかく)の系譜は、「赤坂ナツメグ」の息子「シナモン」、「佐伯さん」の図書館司書を務める「大島さん」、それから緒方静恵」の柳屋敷セキュリティ担当するタマルだ。セクマイであることが多い。

対となる存在

1973年のピンボール」の双子女の子を除いて、概して二人組の登場人物は不吉な前兆だ。体格は対照的なことが多い。

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」では「大男」・「ちび」の二人組が語り手に刺客差し向け、第三勢力になって儲けようとだましに来る。「ダンス・ダンス・ダンス」ではまるで「長いお別れ」みたいな嫌がらせをしてくる「文学」「漁師」と語り手があだ名をつけた警官が出てくる。「海辺のカフカ」に出てくる二人組は、軽率発言から大島さん」を傷つけてしま自称フェミニスト二人組だ。「1Q84」には「さきがけ」のリーダーの警備をする坊主頭ポニーテールの二人組がいる。

ただし、何度か繰り返すが善悪シンボル意図的に逆転させることが多いのが村上春樹作品で、おなじ「海辺のカフカ」でも「カフカ少年」を森の奥に導くのは同じように体格が対照的な二人組の日本兵だ。

また、よくよく考えてみれば、「風の歌を聴け」の時点でも、「小指のない女の子」には双子の妹がいたのである。直接姿を見せず言及されるだけだが、このモチーフの萌芽とみていいだろう。

村上春樹はある時点で純粋な悪の起源はなんであるかについて語ろうとしている。

それは悪しき登場人物の姿だけでなく、クトゥルフ神話的な怪物としても姿を見せる。

現に「風の歌を聴け」に出てくるデレク・ハートフィールドの伝記は、ラブクラフトバロウズをはじめとしたパルプフィクション作家たちを混ぜ合わせたものだ。

「鼠四部作」のなかでは「羊」がそれに該当する。不可解な暴力権力の中心に存在し、人間に憑りつくことで現実的な力をふるう。あるいは、「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の現実パートの「やみくろ」たち、幻想パートの「門番」。「ねじまき鳥クロニクル」の「ねじまき鳥」や、綿谷昇の属する政治世界。そして「海辺のカフカ」に登場する「ジョニー・ウォーカー」や、「中田老人」の口の中から出てくる不可解な物体

非人間的な力ではないが、「ノルウェイの森」の「レイコさん」の精神悪化させる原因となった少女も、この系譜に属していると見なしていいかもしれない。

だが、「1Q84」のリトルピープルの存在解釈が難しい。今までとは異なり、単純な悪ではないようだ。初読時には「これは人が複雑な現実物語化する能力の具現化で、善にも悪にもなりうる、ある種の単純化する力ではないか」と思ったが、再読したら違う印象を受けるやも知れない。また、「牛河」も悪しき力の手先のように見えるが、離婚した妻子がおり、生きた人間であって化け物ではない。

善悪曖昧と言えば、「海辺のカフカ」では「圧倒的な偏見でもって強固に抹殺するんだ」が主人公サイドと敵役サイドのいずれでも使われる。

こんな風に、村上春樹はある時期から善悪意図的にぼかし、単純化を避けるようになった。

追記アフターダーク暴力を振るった深夜残業してたサラリーマンもここにいれていいかも。

そのほか

村上春樹後半期のテーマの一つをまとめるとしたら「どれほど不適切な養育環境で育ったとしても、その現実を受け入れてスタートするしかないし、ときとしてそこで学んだことに結果的に心が支えられてしまうケースがある」だろう。言い換えると「歴史過去を消し去ることはできない」だ。

あと、「国境の南、太陽の西」の「にんじん」はうまくしゃべれないけど、「海辺のカフカ」の「カフカ少年」の造形に影響を与えたかもしれない。

別に結論はない。ただ、こういう順で発展していったのだなと考えながら読むと楽しいだけである

もう一つ興味深いのは、親が亡くなるかそれくらいの年齢に近づくと、ちゃんと親と向き合ったような小説を、みんな書き始めることだなあ。

こっそり追記。「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」のロックを流して走るタクシー運転手星野青年っぽいな。

更に追記。不吉な二人組といえば、「ノルウェイの森」で日の丸を掲げる寮長と付き添いの右翼学生を思い出した。

2022-12-07

anond:20221207102311

それこそでっち上げの出番かな

それにしても古典的クレタ人のパラドックスが最新のAIにも有効とは思わなかった

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん