DeNA・浜口遥大投手(29)とソフトバンク・三森大貴内野手(25)の交換トレードが成立したと23日に両球団が発表した。

 今季の浜口は登板した11試合のすべてで先発し、2勝4敗、防御率3・25の成績。7月15日の広島戦(横浜)では9回まで123球の熱投で1失点に抑え、完投勝利もマークした。今オフの契約更改では800万円減となる推定年俸4600万円でサインし、来季は中継ぎで勝負をかける意向を伝えていた。2016年のドラフト1位で入団し、1年目の17年に10勝(6敗)を挙げて以降は2桁勝利に届かなかった。

 突然の移籍にSNSには「かなりショックだ」「貴重な左投手なのになんで?」と多くのファンが困惑した様子。また、今月9日に行われた「現役ドラフト」では18年のドラ1で、来季から先発を志願していた上茶谷大河投手(28)も同じくソフトバンクに移籍した。

 偶然の一致なのか、自らの意思で配置転換を表明した後の移籍とあって「球団に物申すと外される?」「そんな球団であってはならない」「他球団でやってねというフロントのメッセージでしょうか」などと勘繰るファンも少なくなかった。

 いずれにせよ、今年の日本シリーズを争った両球団の間でトレードは成立した。「ウィン・ウィンになってもらうしかない」と願う声もあったが、衝撃はまだまだ収まっていない。