五輪メダリストで体操女子の新・強化本部長、村上茉愛さん(28)の〝お宝レオタード〟に驚きの鑑定額がついた。

 村上さんは18日、4歳からの師匠で元五輪メダリスト・池谷幸雄氏(54)と共に、生バラエティー番組「ぽかぽか」(フジテレビ系)にゲスト出演。お宝鑑定コーナーで、池谷氏はバルセロナ五輪(1992年)のとき着用したユニフォーム一式を、村上さんは東京五輪(2021年)の種目別ゆかで銅メダルを獲ったとき着ていたレオタードを出品した。

 池谷氏は、大きな額入りの試合着、鉄棒のプロテクター、シューズを持参。名古屋で自動車学校の社長をしている親友が「『家に飾りたい』って言うから貸してる」のだそう。

「もらったやつだよ。支給されたやつ。買ったわけじゃないし」と、池谷氏は希望額3万円としたが、鑑定額は100万円。鑑定歴15年の武藤徳幸氏によると、選手を引退し時が経つと通常は価値が下がるが、池谷氏のお宝の場合、五輪で実際着用したことに加え、一式揃っているということで付加価値が付くという。

 思わず「誰か買う人いますか?」と口走る池谷氏。「俺まだ家に(お宝ユニフォーム)あるからなぁ、もうちょっと。持ってこう。いや、初めてうれしいなぁ」と喜んだ。

 続けて村上さん。池谷氏いわく昔は付けてはいけなかったというラインストーンを、何千個も散りばめた一点モノの体操レオタードだ。本人は「50万(円)ぐらいかな」と予想したが、鑑定額はなんと200万円。池谷氏も「どういうことだよ!(俺の)倍じゃない!」と驚いた。

 武藤氏によれば、日本人には思い入れが深い自国開催の五輪であることに加え、個人でのメダル獲得は「女子体操界で初という前人未到の快挙」ということで、付加価値が付くという。

 村上さんは「すごいうれしいですね。あと、池谷さんを超したんで。いやぁ大切に飾ります」と、横の池谷氏を尻目に得意満面だった。