ふう
ふう【▽二】
読み方:ふう
「ふ」の音変化。「ひい、—、みい」
ふう【夫/富】
読み方:ふう
〈夫〉⇒ふ
〈富〉⇒ふ
ふう【封】
読み方:ふう
〈フウ〉
1 出入り口をふさぐ。閉じ合わせる。「封緘(ふうかん)・封鎖・封入/完封・厳封・密封」
2 閉じ合わせた箇所。封をしたもの。「封書・封筒/開封・同封・金一封」
〈ホウ〉
[名のり]かね
ふう【封】
ふう【×楓】
ふう【×楓】
読み方:ふう
フウ科の落葉高木。葉は長い柄をもち、手のひら状に大きく三つに裂け、縁にぎざぎざがある。秋に紅葉する。春、新葉とともに雌花と雄花とが咲き、球形でとげのある実を結ぶ。中国の原産。樹脂は芳香があり、楓香脂(ふうきょうし)といい薬用。近縁のモミジバフウは北アメリカなどの原産で、葉は5〜7裂する。ともに公園樹や街路樹とする。
[補説] 「かえで」は別種。
ふう【×諷】
ふう【風】
読み方:ふう
[音]フウ(漢) フ(呉) [訓]かぜ かざ ふり
〈フウ〉
1 大気の動き。かぜ。「風雨・風車・風速・風力/寒風・逆風・薫風・光風・疾風(しっぷう)・秋風・順風・旋風・台風・通風・東風(とうふう)・突風・熱風・爆風・微風(びふう)・防風・暴風・無風・涼風」
2 人々に影響を与えてなびかせること。感化力。また、習わしや様式。「風紀・風教・風習・風俗・風潮/悪風・遺風・淫風(いんぷう)・家風・画風・学風・気風・矯風・古風・校風・作風・淳風(じゅんぷう)・新風・美風・弊風・洋風」
4 (「諷(ふう)」と通用)遠回しに言う。「風刺・風喩(ふうゆ)」
5 姿やようす。「風格・風景・風光・風采(ふうさい)・風体(ふうてい)/威風・好風」
8 病気。「風疾・風邪(ふうじゃ)・風疹(ふうしん)/中風・痛風・破傷風」
9 さかりがつく。「風馬牛」
〈フ〉
[難読]追風(おいて)・風邪(かぜ)・東風(こち)・微風(そよかぜ)・手風(てぶり)・南風(はえ)・疾風(はやて)・風信子(ヒヤシンス)
ふう【風】
フウ
フウ
フウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/26 07:20 UTC 版)
フウ | ||||||||||||||||||||||||
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Liquidambar formosana(2009年12月4日) | ||||||||||||||||||||||||
分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Liquidambar formosana Hance (1866)[1] | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
フウ(楓)、サンカクバフウ(三角葉楓)、タイワンフウ(台湾楓)、イガカエデ(伊賀楓)、カモカエデ(賀茂楓)、オカツラ(男桂) | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Formosa Sweetgum、Formosan gum、Chinese Sweetgum |
フウ(楓[2]、学名: Liquidambar formosana)はフウ科[注 1]フウ属の落葉高木。公園樹や街路樹にされる。別名、サンカクバフウ(三角葉楓)、タイワンフウ(台湾楓)[3]、イガカエデ(伊賀楓)、カモカエデ(賀茂楓)。古名、オカツラ(男桂)。
種小名 formosana は「台湾の」の意味。属名の Liquidambar はリキッド・アンバー(「液体の琥珀」の意)で、その樹皮から香りのよい樹脂が採れることにちなむ[4]。そのため、中国名では楓香樹の名がある[4]。また中国名の別名では漢字で「楓」(楓樹[1])と書き、和名はその音読みを由来とする[2]。日本では古来、「楓」の字を「カエデ」と訓むが、本来の楓は本項目のフウのことを指し[4][2]、カエデを表す漢字は槭である。
分布・生育地
原産地は台湾、中国南東部[5][3]。日本には江戸時代中期、享保年間(1716 - 1736年)に渡来し、珍しい樹として江戸城と日光に植えられたのが始まりである[5]。植栽は日本全土に分布し[2]、関東地方以南で使われている例が多い[5]。
特徴
落葉広葉樹の高木[3]。幹は真っ直ぐに伸び、高さ20 - 25メートル (m) ほどになる[6]。原産地では40 - 60 mのものもある。樹皮は灰色から灰褐色で、縦に浅い筋が入り、老木になると縦から網目状に裂ける[6]。
葉は掌状にふつう3裂し、しばしば5裂や複雑な裂け方をする葉もみられる[7]。葉縁に細かい鋸歯がある[3]。葉の形はカエデにやや似ている[2]。枝の同じ場所に葉が対生するカエデとは異なり、フウは枝に互生する[2]。秋に紅葉し、赤色や橙色、黄色に色づく[3][2]。葉柄に托葉がつくため、枝には托葉痕はない[6]。
雌雄同株。花は雌雄とも球形で花被がない。春、新葉が出るとともに咲く。
初夏には枝先に小さなイガのような若い果実がつく[2]。果期は秋の紅葉のころで、光沢のある褐色で、細かい棘と隙間がある球状の集合果が成熟する[4]。果実は蒴果[6]。冬でも果実は枯れ葉とともに残ることもある[6]。
冬芽は長さ5 - 10ミリメートル (mm) で卵形から長卵形をしている鱗芽で、11 - 18枚の芽鱗に包まれている[6]。芽鱗には薄茶色の汚れたような毛がある[6]。枝先につく頂芽は、側芽よりもやや太い[6]。葉痕は半円形から三角形で、維管束痕は3個ある[6]。
利用
秋にはきれいな紅葉を見せるので人気があり[4]、暖地で庭木、街路樹、公園樹として利用される[3]。中国では独特の香りのある樹脂を「楓香脂」として薬用にする。
近縁種
近縁種にモミジバフウが知られる。これに対して本種をサンカクバフウまたはタイワンフウと呼ぶこともある。
フウ属
フウ属(ふうぞく、学名: Liquidambar)は、フウ科の属の一つ。属名は「琥珀色の液」の意味で、この植物から採集される樹脂を香料や薬用に使っていたため。
- Liquidambar acalycina
- フウ Liquidambar formosana
- Liquidambar orientalis
- モミジバフウ Liquidambar styraciflua
- L. orientalis
脚注
注釈
出典
参考文献
- 亀田龍吉『落ち葉の呼び名事典』世界文化社、2014年10月5日、50–51頁。ISBN 978-4-418-14424-2。
- 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文『樹皮と冬芽:四季を通じて樹木を観察する 431種』誠文堂新光社〈ネイチャーウォチングガイドブック〉、2014年10月10日、217頁。ISBN 978-4-416-61438-9。
- 辻井達一『日本の樹木』中央公論社〈中公新書〉、1995年4月25日、176 - 178頁。ISBN 4-12-101238-0。
- 林将之『紅葉ハンドブック』文一総合出版、2008年9月27日。ISBN 978-4-8299-0187-8。
出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。 |
- 茂木透 写真『樹に咲く花 離弁花2』高橋秀男・勝山輝男 監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、2000年、30-31頁。ISBN 4-635-07004-2。
関連項目
外部リンク
- "Liquidambar formosana". National Center for Biotechnology Information(NCBI) (英語). (英語)
- "Liquidambar formosana" - Encyclopedia of Life (英語)
- 波田善夫. “フウ”. 植物雑学事典. 岡山理科大学. 2011年11月27日閲覧。
フウ
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「NARUTO -ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム4」の記事における「フウ」の解説
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フウ
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「フウ」の例文・使い方・用例・文例
- ゴルフウイドー
- その男は自慢げにフウライカジキを抱え込んでいる。
- フウワリかぶる
- フウチョウ類
- フウチョウ科の1属
- 頭と尾に緑と紫の玉虫色の光沢があるベルベットのような黒色のオーストラリア産フウチョウ
- フウキンチョウ
- フウキンチョウ科の一属
- 米国南西部・メキシコ産の一般的フウキンチョウ
- ツル目ミフウズラ科の標準属:ミフウズラ
- 縞模様のあるミフウズラの変種
- クビワミフウズラ
- ミフウズラと近縁のオーストラリア産小鳥
- マンサク属、トサミズキ属、フォサーギラ属、フウ属、パロチア属と他の小さな属を包含する
- モミジバフウ
- フウ属の高木の総称
- とげのある球形の果実の房と香りのよい樹液を持つフウ属の北アメリカの高木
- ゴムの原料であるユーカリ属、フウ属またはニッサ属のさまざまな木のどれか
- 各種のゴムの木、特にモミジバフウの木材または製材
- ダイフウシノキ属、特にハイドノカルプスウィグチアナ(ハイドノカルプスローリフォリア)の種の油
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