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2010年9月30日木曜日

過去75年間で最悪規模、オーストラリアでイナゴが大発生

Telegraph.co.ukThe Independentの伝える所によると、オーストラリアでイナゴの大発生(蝗害こうがい)が始まっている。マレー川の支流のダーリング川は、近年の干ばつで流量が激減していたが、豪雨によって流量が回復した。その結果、小麦収穫高は改善したようだが、イナゴの大量孵化を誘発したようだ。

2010年9月29日水曜日

日本の食料事情が海外に漏洩する

キットカット(Kit Kat)は、イギリスのロントリー社が1935年に開発したお菓子で、日本では1973年から発売されている。現在は製造元の買収などで、ネスレに販権が移ったり裏側では紆余曲折があるようだが、定番お菓子としての地位を得ていると言えよう。

しかし、日本のキットカットには秘密があったのだが、Izismileがそれを世界に暴露してしまった。

2010年9月28日火曜日

米国が一番肥満が多く、日本が一番肥満が少ない事が分かるグラフ

OECD諸国で、米国が一番肥満が多く、日本が一番肥満が少ない事が、2010年9月23日に公表されたOECDのレポートで示されている。

前回調査では、韓国が最も肥満率が少なかったが、今回は日本が最も少なくなっている。ただし、調査方法が国ごとに異なる上に、全数調査ではないので日本・韓国が最も肥満率が少ないグループで、米国とメキシコが最も肥満率が多いグループと考えるのが妥当であろう。

2010年9月27日月曜日

スペースシャトルの発射台に登ってみる

あと2回のミッションで引退となるスペースシャトルだが、打ち上げ前のロケット発射台の横の鉄塔部分(射点系施設、右の写真参照)が気になった事は無いであろうか?

この鉄塔は、液体燃料の注入を行っているが、乗員の搭乗などでも使われるので、エレベーターもついていて、登ることができる。この鉄塔に登った動画が、アップロードされていたので紹介したい。

2010年9月26日日曜日

スペース・デブリ用の宇宙探査機が打ち上げられる

2007年の中国の人工衛星破壊実験で出来たデブリと、国際宇宙ステーション(ISS)がニアミスをする事件が、2010年7月にあった(POPSCI)。この事件に限らず、衛星軌道上にはゴミが増えてきており、将来的に大きな環境問題になるので無いかと危惧されている。

尖閣沖衝突事件に関連して知っておくべき10のこと

連日の報道で、尖閣沖衝突事件について知らない人は少ないであろう。

2010年9月7日、尖閣諸島付近の日本の領海内で違法操業中の中国漁船を海上保安庁の巡視船が発見し、漁船の船長が公務執行妨害で逮捕された。漁船は逃走を試みて、巡視船に衝突を繰り返し、巡視船2隻を破損した。

2010年9月25日土曜日

ライオンが「にゃー」と鳴かない理由

ライオンと猫は同じ猫科の動物だが、鳴き声にだいぶ差がある。同じ猫なのに、どうして鳴き声が違うのか?

Biological Journal of the Linnean Societyに投稿された論文で、ドイツはボンのアレクサンダー・ケーニッヒ動物学研究博物館のGustav Peters博士とMarcell Peters博士は、27種類の猫科の動物の遠吠えの平均周波数を分析し、生息域が声の高さと関係があることを示したそうだ(BBC)。

Gizmodo Japanのひどい記事を振り返る

海外ニュースを紹介するブログの記事を書いていると、他のサイトと良く内容が重なる。しかし、同じソースの、同じ記事を書いているのに、内容が大きく異なる事がある。大抵は見解の相違や、どちらかの誤読なのだが、狙ったとしか思えないぐらいひどい記事もあるものだ。

2010年9月24日金曜日

ダイビングにロボットを連れて行く時代

カナダはトロントのヨーク大学の技術者Michael Jenkin氏とBart Verzijlenberg氏が、タブレット・コンピューターで操作できる水泳ロボットを開発した。ダイバーが水中で操作することができる。

水中では無線の電波が使えず、音波は電力消費が激しく、光は水の透明度や浮遊物などで妨げられやすい。このため、海中の原油採掘基地で使われるROVなどの海中ロボットは、海面からのコントロールに限られていた。

メキシコ湾の海面を埋め尽くすトビエイの写真

ムンクイトマキエイ(Munkiana Devil Ray)は、マダラエイやオニイトマキエイ(マンタ)の仲間のトビエイで、メキシコ湾の浅瀬に生息する。良く海面を跳ねることから、写真撮影の被写体として見栄えが良い。右の写真は、3年前にMail Onlineに掲載されたものだ。

テレビで紹介されたこともあり良く知られた魚でもあるが、ドイツ人環境写真家のFlorian Schulz氏の数千のムンクイトマキエイの群れの写真が、CIWEM Environmental Photographer of the Year 2010の最優秀賞に選ばれ、見た人の驚嘆させている(CIWEM)。

テニスボールの家とネズミ

近年、カヤネズミ(harvest mice)の生息数が減少傾向にあるそうだ。茅場(ススキやオギ、チガヤの群生地)に巣を作り、イネ科の雑草の種子や、昆虫類を食べて生活しているが、茅場の減少にともない生息地を減らしているらしい。英国でも事情は同じらしく、ちょっとユニークな調査・保護活動が2001年に行われた。

2010年9月23日木曜日

幻覚剤で末期ガン患者の不安を和らげる

現在の医学では、どうしても助からない患者は多数いる。

そういう患者に対しては、末期医療として苦痛や不安の緩和が、医療現場の課題になっている。日本でも苦痛の緩和でモルヒネを使う事ができるが、死への「不安」を和らげることはできない。そこで欧米では、禁止薬物のLSDMDMA、マジックマッシュルームの利用が試されつつあるらしい。

2010年9月22日水曜日

蟻のデス・スパイラルは都市伝説?

9月に入って複数のブログ(IDEA * IDEAガラパイア等)で蟻のデス・スパイラル動画が取り上げられていた。

規則的に回っているように感じることもある人間生活を投影してしまうためか、かなり興味深い現象だと捉えられているようだ。

しかし詳細を記述した記事が見当たらず、真偽が疑われる。本当に全滅するまで回転するのか、簡単に検証してみた。

頭を悪くしている遺伝子が発見される

エモリー大学薬学部の研究チームが、マウスの学習能力や記憶力を妨げる遺伝子を特定したと報じられている(Medical Daily)。RGS14と呼ばれる遺伝子を無効にされたマウスは、通常のマウスより迷路の探索と経路の学習が良くできたそうだ。研究チームの同大学薬理学教授のJohn Hepler博士と同僚は、冗談でRGS14をホーマー・シンプソン遺伝子と呼んでいるそうだ。

9月7日のツポレフ154滑空着陸事故

ツポレフ154(Tu-154)はロシア製の3発ジェット旅客機だが、今年に入って事故が相次いでいる。4月9日のポーランド空軍機の墜落事故が記憶にあたらしいが、9月7日のアルロサ(DRU)の滑空着陸が報道されていた(BBCAFPBB News)。

2010年9月21日火曜日

グロービッシュはネイティブのためのツールで、日本人のための英語ではない

ニューズウィーク2010年6月30号と東洋経済2010年9月18日号で紹介されたグロービッシュが、英語学習法を紹介するBLOGなどで取り上げられている。雑誌での取り扱いでも疑問に思っていたのだが、グロービッシュは明らかにネイティブ向きで、ノン・ネイティブ向きのツールでは無い。つまり日本人は、覚えても始まらないのだが、なぜか反響が大きいようだ。

EUの風俗産業に「セックス・ボックス」が現われる

2006年のサッカー・ドイツ・ワールドカップから、ドイツではセックス・ボックスもしくはセックス・ドライブスルーと呼ばれるサービスができ、スイスに拡大しているらしい。路上で客を引いた売春婦が、周囲を囲った駐車場で、売春行為に及ぶシステムのようだ。

2010年9月20日月曜日

オゾン・ホールが縮小傾向に転じ、2073年に消滅する見込みが立つ

オゾン・ホールの拡大傾向が止まり、北半球では2048年、南半球では2073年までに、1980年代以前のオゾン層の状態に戻ると、国連環境計画(UNEP)と米国世界気象機関(WMO)の共同レポートで報告された。オゾン層保護のための国際デーで発表されたこのレポートでは、ここ4年間の包括的な現状報告がされており、300人の科学者が作成に参加している(Mail Online)。

水の刃で爆発物を切り裂く

イラクやアフガニスタンでは、即席爆発装置(IED)と呼ばれる爆発物が米軍などの多国籍軍の脅威になってきた。兵器としては単純なものだが、爆発力は以前に紹介したようにあるので、テロ行為で扱われると脅威になる。

米サンディア国立研究所とTEAM Technologies社が共同で対IED用のウォーターガン"Stingray"を開発し、その動画が紹介されていた(POPSCI)。

2010年9月19日日曜日

人間の7つの退化器官

進化はずしも完璧に進むわけではなく、退化した器官は生物の体に残っている場合がある。

これら退化器官は、祖先では機能していたのだが、現在は縮小、萎縮して、あまり役に立たなくなっているものだ。しかし、進化の過程の重要な情報であり、進化の系統図を教えてくれる。

2010年9月18日土曜日

アフリカの奥地で新種の哺乳類が発見される?

ケニアの北東部のジャングルのボニ・ドドリの森に設置されたカメラに、新種のハネジネズミが写されたようだ。ロンドン動物学協会の先端存在プログラムのフェローであるGrace Wambui女史の設置したカメラが撮影した(Mail Online)。

同プログラムでは、現在、17種類しか確認されていないハネジネズミを探していて、この写真に写った生物が新種だと信じている。

2010年9月17日金曜日

北海道で世界最大のカメが網にかかる

9月8日に、世界最大のカメであるオサガメが、紋別の秋サケ定置網に引っかかって捕獲された(北海民友新聞社)。体長1.7m、体重250Kgのオスで、紋別漁協の冷凍工場で保管し、道立オホーツク流氷科学センターでの展示を検討しているそうだ(北海道新聞)。

ワインの自動販売機、中身詰め替え用

ワインのセルフ給酒機(ワイン・サーバー?)が、フランスに登場したようだ。購入者はポリ容器を持って来ると、ポンプで好きな量のワインを購入することができる(POPSCI)。

欧州では、廉価なテーブル・ワインがペットボトルに入れて販売されている。このセルフ給酒機では容器代を浮かすことで、さらに廉価な、リッターEUR1.5(約170円)程度でワインを販売できるようだ。その分、運送コストも低くなるので、環境にもやさしい。

2010年9月16日木曜日

流出原油の残骸が海底に堆積?

メキシコ湾原油流出事件で流出した原油の大半が既に消失したと考えられていたが、海底に沈殿している分があるらしい。

ジョージア大学の海洋科学部のSamantha Joye教授が、事故のあった油井海底の29Km先で、原油由来の堆積物が、深海生物であるエビやハオリムシやその他の無脊椎動物の死骸の上に沈殿しているのを発見した。厚いところでは、5cmの堆積になるそうだ。 他にも先月、南フロリダ大学のチームが、海面下2.3Kmで原油堆積物を発見している(POPSCINPR)。

ホメオパシー信奉者の助産師は、新生児の死亡リスクを31%増加させていた

サイエンス・ライターの鹿野司氏が、ビタミンKを与えられなかった子供が死亡した事件について、「二十年に一回しか起きないようなできごとなわけね」と言っていたらしい件での、鹿野氏の道義的・社会的・計算の仮定についての問題点は、SF作家の山本弘氏が言及している通りだと思う(山本弘のSF秘密基地BLOG)。しかし、ビタミンKシロップの代わりに砂糖粒を与えた行為が、まだ過小評価されているように感じる。

2010年9月15日水曜日

メキシコ湾原油流出事故の海面の写真

メキシコ湾原油流出事故で、原油流出が続いている最中にEdward Burtynsky氏が撮影した写真がアップロードされていたので紹介したい。

同事故は、安全面で海底油田の開発に警鐘を投げかけただけではなく、BPのような特殊な技術を持つ巨大企業を株主が監視していくのが難しい事も示唆した事故になっており、その問題究明や事故状況の把握は重要だ。以前、動画でも紹介したが、事故時の状況を写真で振り返ってみたいと思う。

初の人工卵巣が造りだされる

POPSCIが、卵巣細胞がいかに作り出され、相互作用するかの研究中に、ブラウン大学の研究者と同僚たちは人工卵巣を作り出したと報じている。

ある形状と構造に細胞の成長を促す、特殊な成形用アガロース・ゲルと、特殊な(立体的な構造の細胞培養のための足場を持つ)3Dペトリ皿と、ドナー細胞のサンプルを使い、卵巣内の主要な3種類の細胞が特別な三次元構造に誘導し、人間の卵子が成熟するまで保持する人工組織を作りることに成功したようだ(右上の写真)。

2010年9月14日火曜日

売上に貢献しなさそうな、ダイエットサプリの袋

フィリピンのダイエット・サプリメントの販促の袋の写真が、Izismileに掲載されていた。

女性の腹からひざ上の下半身がプリントされており、ちょっと内股でエロチックな感じの袋で、女性よりも男性が気になりそうだ。袋が開いた感じだと、腹回りにダイエットが必要にも見える。

しかし、この袋、ダイエット薬品の袋としては、ちょっと問題があるかも知れない。残念ながら開いたときしか考えて、印刷されていないためだ。

軍用セグウェイ?いいえ、無限軌道でエンジン駆動のDTV Shredder

軍事に適したセグウェイもどきが開発されたようだ。BOG Werks社のDTV Shredderは、キャタピラを装備し、ホンダ社製の200ccで15馬力のエンジンを搭載している。時速50Km弱で走行可能なだけではなく、40度の坂を登れるなど悪路走破性もかなり高く、積載量は540Kg強あり、車両後部にトレーラーをつけて牽引車となることもできる。さらには、リモコンでの遠隔操作も可能だ(Mail Online)。

逮捕されるクマー!!!

Mail Onlineが伝えるところによると、米国カリフォルニア州サンルイスオビスポ警察が、クマーが実際の幼児性愛者がマスコットとして利用していると、保護者に警告を行っているらしい。

クマーは、巨大掲示板2ちゃんねる発祥のアスキー・アートのキャラクターであるが、欧米の掲示板4chで幼児ポルノ画像へのリンクとセットにして貼り付けらる行為が多発し、「幼児性愛者の変態熊」(ペドベアー)として知られている。

2010年9月13日月曜日

目薬で近視が防止可能?原因遺伝子が発見される

Mail Onlineが、近視の原因遺伝子が発見され、児童に限れば点眼で近視を治すことができるかも知れないと伝えている。

眼球が異常に成長することが近視の原因で、場合によっては網膜が剥がれ落ちて失明を引き起こすときもあるが、ロンドン大学のPirro Hysi博士が中心となった国際チームは、RASGRF1という遺伝子に欠損があると、この異常成長が発生しやすい事を突き止めた。

2010年9月12日日曜日

老化を防止?テロメラーゼ活性物質が発見される

MarketWatchによると、人間の中で、細胞内のテロメアを延長する酵素テロメラーゼを活性化する物質が、初めて発見されたそうだ。

テロメアは、人間のDNAの末端にある構造で、DNAを保護する機能を持つ。またテロメアが短くなると細胞分裂が不可能になり、老化につながる事が知られている。

犬の糞で公園を照らす

飼い主が礼儀正しく回収して処分しても、犬の糞は二酸化炭素の21倍の温室効果を持つメタンガスを発生させる厄介な廃棄物だ。しかし、米マサチューセッツ州ケンブリッジに先週設置された処理機(右の写真)は、犬の糞のメタンガスで、街灯を灯すことができる(POPSCI)。

貧乏人は死ぬしかない?抗がん剤の進歩と医療費負担の高騰

ここ10年間は抗がん剤の進歩が早く、昔ほどは抗がん剤の『効果』が無いと言う事は減ってきているようだ。その一方で、進歩した抗がん剤が、生かさず殺さずの患者に高額の医療費を負担させている状態が発生しており、社会問題にもなっている。偽科学に関係ないせいか、ネットでは大きな話題になっていないように感じるが、政策的な争点にもなりそうなので、短く状況をまとめてみた。

2010年9月11日土曜日

チェルノブイリ原発事故処理で使われた機材の残骸

1986年4月26日に発生したチェルノブイリ原発事故は、大気中に大量に放射性物質を撒き散らしたために、周辺住民の大量移住と、軍を動因した大規模な浄化作戦が必要になった。
そのときに使用したヘリコプターや車両等は放射能で汚染されているために、閉鎖された原発の南西25KmのRassokhaにある最大の廃棄物置き場に、今も放置されている。artificialowlにその写真がまとめられていたので、紹介したい。

2010年9月10日金曜日

セントマーチン島に着陸した気分になれる動画

世界で一番、市街地に近い空港として知られるセントマーチン島は、数々のメディアで紹介されたこともあり今や有名な観光スポットだ。マホ・ビーチで海からプリンセス・ジュリアナ国際空港にやってくる大型4発旅客機を至近距離から見られるが、世界で他に同様の空港は無いとされる。

エサ無しで生きていける?光合成できそうな魚が開発される

光合成できるかも知れない魚が、人工的に作り出されたようだ。

ハーバード大学医学部の生物学者Pamela Silver女史は、ゼブラフィッシュの胚に、赤色蛍光たんぱく質で印をつけたシアノバクテリアを挿入し、ゼブラフィッシュとシアノバクテリアが共生できる事を確認した。

写真でゼブラフィッシュが薄い緑色に見えるが、その中で赤の部分がシアノバクテリアになる。

空の上のモーツァルト交響曲第29番

旅客機の機内で、突然、何人もの人がチェロやヴァイオリンを取り出し演奏を始めたら、大抵の人は驚くと思う。

2010年8月30日(月)の昼過ぎ、上海発アムステルダム行のKLM航空KL0896便B747-406で、そんな事が起きた。

2010年9月9日木曜日

駐車場で子供が飛び出した!?ちょっとうまい注意喚起の仕方

駐車場や路地を自動車で走行中に、右の写真のように、子供が飛び出して冷やりとした経験は無いであろうか?

そういうとき、もしスピードが出ていたら、簡単に子供を轢いて事故になってしまう。しかし、マナーの悪いドライバーが、徐行をしていないで事故になるケースは多々ある。

尻尾をふって、この動物がよってきたら・・・

観念するしかないようだ。相手は最大で体長18m、100トンに達する。ただし、好奇心でよってくるので、食べられるわけではない。Mail Onlineに掲載されている右のミナミセミクジラの写真は、太平洋南部のニュージーランド・オークランド付近で撮影されたもの。

大腸菌にディーゼル油を作らせる

米サンフランシスコのLS9社が、大腸菌でディーゼル油を生産する方法を開発した。この方法は、従来よりも効率よく糖類を軽油に変換できる上に、同社はディーゼル油生産に関連する酵素を初めて特定している点が新しいそうだ(Greentech MediaXconomy)。米国ではバイオ・エタノールが普及してきているが、経済性に疑問の声もある。効率の良いバイオ・ディーゼルが取って代わるかも知れ無い。

2010年9月8日水曜日

子宮頚がんワクチンについて知っておくべき10のこと

今年に入り、地方自治体で子宮頚がんワクチンへの補助を決める所が増えてきた。厚生労働省も、来年度予算にワクチンの助成で150億円を計上している。朝日新聞の社説でも、子宮頸がんワクチンの公費負担を主張しているのだが、このワクチンについて良く知らない人は多いのではないであろうか。

医療危機に、ゴキブリの脳を使う

POPSCIMail OnlineAFPは、ゴキブリとイナゴのような特定の昆虫の脳が強力な抗生物質の効果を持ち、人間の細胞に影響なく、90%以上のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)と大腸菌を殺せる事を、ノッティンガム大学の大学院生Simon Lee氏が発見したと伝えている。

2010年9月7日火曜日

レゴで作った手回し計算機

最近のレゴは、階差機関も組みたてられるらしい。実際に製作されて、ウェブで公開がされている。

階差機関とは、歴史上の機械式用途固定計算機で、多項式の数表を作成するよう設計されたもの。ニュートン補完できる式であれば、近似計算ができる。

ハッブル望遠鏡が捕らえた超新星

NASAが公開しているハッブル宇宙望遠鏡が捕らえた、超新星SN 1987Aの最近の画像を、BBCが紹介している。この縦横1光年を超える、地球から16万8千光年先の巨大なリングを持つ不思議な天体は、質量の大きな星が爆発した星の死骸で、リング状の部分は、恐らく中心の爆発の2万年ほど前に吹き飛ばされてできたと考えられている。

20世紀最大の発明の一つを、1500年前の古代ヌミビア人は知っていた

1929年にフレミングが発見したペニシリン、つまり抗生物質は20世紀最大の発明の一つだと考えられるが、1500年前の古代ヌミビア人が既に抗生物質を利用していた事が分かって来た(Mail Online)。

現在のスーダンに位置する古代ヌミビア王国では、意図的に穀物からビール醸造時に、テトラサイクリン を副産物として製造していたと、人類学者のGeorge Armelagos氏と、Paratek Pharmaceuticals社の医薬品化学者のMark Nelson氏が発見し、American Journal of Physical Anthropologyで公表している。

もし、水の記憶が存在するならば・・・

ホメオパシーを手短にかつ的確に批判する、素晴らしいinfographが作られていたので、和訳して紹介したい。ホメオパシーは、薬事法上の承認を得るために行われる臨床試験である治験を行っていないので、非科学的な偽医療なのだが、これならば、もっと直感的に理解できる。

2010年9月6日月曜日

通常よりも3倍早く成長する遺伝子組み換え鮭が認可される

サケは米マサチューセッツ州のアクアバウンティ・テクノロジー社が開発し、通常よりも2倍大きい遺伝子組み換え鮭(GM鮭)が、今月中に米食品医薬品局(FDA)に認可される方向だと報じられている(Mail Online産経ニュース)。

ES細胞治療も、現在はオカルトで偽医療

RNAi治療のように、最先端の医療技術が難病を救う可能性はある。しかし、治験が終わっていない治療方法は、例えそれがES細胞を使っていると称したものでも、オカルトの粋はでない。だが、万能細胞と言われる胚性幹細胞(ES細胞)を用いた治療を行っていると称している病院が存在し、患者が海外から詰め掛けるという事態が発生している。

捨てる少女あれば、拾う老婆あり!川に投げ捨てられた子犬が救出される

ALLVOICESが、先週話題になっていた少女が川に放り投げた子犬たちを、75歳の老婆が救出していたと報じている。救助したのはRuza Pavlovicさん(右の写真)で、じゃがいも畑に行く途中で、川岸で何とか沈まないようにしている子犬たちに気づいたとのこと。