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有料リンクについて Google ではこれまで、ヘルプ記事ブログ記事 など、様々な形でお知らせしてきました。今日は、Google が有料リンクを信頼しないその理由について少し掘り下げて考えてみたいと思います。

まず、典型的な有料リンクの例を紹介しましょう。最近わたしたちが見かけたのは以下のリンク群です。これらはサイトの片隅に配置されていて、サイトの内容とは関係ありませんでした。

※実際の例とは少し変えてあります

外部のサイトからのリンクは、Google 検索の掲載順位を決める要素の一つです。もし、Google がこうして売買されたリンクを通常のリンクと同様に信頼し評価すると、どうなるでしょうか。Google 検索の掲載順位は、自然な評判によらず金銭である程度操作できるものになってしまいかねません。その結果、ユーザーが探している情報にたどり着きにくいものになってしまいます。

例えば、あなたやあなたの家族が糖尿病になって、その対策を知るため「糖尿病」というキーワードで検索したとしましょう。あなたは自然なリンクが集まっているページ(Wikipedia や、厚生労働省、メルクマニュアルなどのページ)と、上のような有料リンクを集めているページ、どちらを見たいでしょうか。(ちなみに、上の有料リンクのリンク先は、いずれも SEO 会社が大量生成している、テンプレート化されたサイト群でした。)

Google は、オーガニックな検索結果を維持し、ユーザーの利便性を守るため、有料リンクを信用しません。有料リンクを信用しないことは、Google だけでなく、主要な検索エンジン各社の意向でもあります。検索エンジンに影響を与える(ページランクを渡す)有料リンクは、Google のウェブマスター向けガイドライン違反 となります。もし、そのようなリンクを発見した場合には、ぜひ「有料リンクを報告」ページから Google へ報告してください。

Google 検索をユーザーの皆様にとってより有用なものとするために、ウェブマスターの皆様には、ガイドラインの確認および有料リンクの報告へのご協力をよろしくお願いいたします。

この記事に関するコメントやご質問は、ウェブマスター ヘルプフォーラム までお寄せください。

ウェブマスター向け公式ヘルプ フォーラム は、開設から 2 回目の年末を迎えました。ウェブマスターの方々の情報交換の場として、順調に成長しています。

これもひとえに、日頃積極的にディスカッションに参加してくださっているウェブマスターの皆様のおかげです。

ここで、いつも特に活発にディスカッションに参加し、フォーラムを盛り上げてくださっている皆さんをご紹介します。

あうらゆうまさんマサさんchorus さんemi さんhnxyy654 さんdronpa さんVAIO さんden さんNTLMMD さんnetya さんbc-web さん, G さんEIJI さんichicon さん

みなさん、ありがとうございました!

今年はさらに、あうらゆうまさんマサさん のお二人がトップレベル ユーザーに昇格されました。トップレベル ユーザーは、プロダクトを熟知し、フォーラムでのディスカッションを積極的にリードしてくださっている方から選出されるアクティブユーザーの名称です。
2 人のトップレベル ユーザーが誕生することで、フォーラムがますます盛り上がっていくことを期待しています。

また、これまでフォーラムに参加したことのないウェブマスターのみなさまも、これを機に是非フォーラムをご活用いただければと思います。

ウェブマスターの皆様、今年もありがとうございました。
来年もどうぞ ウェブマスター向け公式ヘルプ フォーラム をよろしくお願い致します。
皆様、良いお年をお過ごしください!


p.s.
フォーラムに「今年のブログ人気記事」を掲載しました。ぜひ年末年始のお休みにご覧ください!

ウェブマスター ツールの一部の機能が更新されましたのでお知らせします。検索結果にてあなたのサイトがどのように表示されるのかをより詳細に把握し、管理することができるようになりました。

検索クエリ:
常に変化するサイトの動向をいち早くキャッチしたいという点から、表示回数、クリック数、CTR(クリック率)、平均掲載順位の各列の横に新たに 「変更」列を追加しました。それぞれの値が増加している場合は緑色で、減少している場合は赤色で矢印と共に表示されるため、これらの数値のそれぞれの傾向を容易に把握することができます。また、「変更」列は指定した期間に対応しているため、なんらかの変化があった時期の特定も簡単です。


「検索クエリ」に一覧表示される各「検索キーワード」は、そのキーワードの表示回数やクリック数のグラフが確認できる、詳細ページにリンクされています。これによりキーワードごとに時間の経過に伴う検索結果における数値の推移を視覚的に把握することができます。グラフの下には、そのキーワードで検索された際に表示されるページの一覧、表示回数、クリック数、CTR が記されたテーブルが表示されます。テーブルの各列はソートが可能で、最も興味のある項目を基準にソートすることができます。ご自身の使い慣れたツールを使ってデータを分析したい場合は、「このテーブルをダウンロード」のリンクをクリックしてメインの「検索クエリ」ページ全体か、各キーワードの詳細ページの情報をエクスポートすることができます。


パラメータ処理の更新:
昨年ウェブマスター ツールでは、パラメータ処理(英語) を導入し、URL パラメータを指定しそれを無視して良いかを設定できるようにしました。今回、この機能をウェブマスター ツール内の「サイト設定」-「設定」にあるタブ内に移動し、パラメータ管理機能を強化しました。これまで同様パラメータ処理では、あるパラメータを無視するように指定した場合、このパラメータは表示される内容に影響を与えないということを Google に知らせることになります。

例えば、以下の URL にある "sid" のようなセッション ID パラメータの場合を見てみましょう。

http://example.com/product.php?item=swedish-fish
http://example.com/product.php?item=swedish-fish&sid=1234
http://example.com/product.php?item=swedish-fish&sid=5678

上記の 3 つの URL が、まったく同じ「Swedish Fish(魚型のグミキャンディ)」の商品ページを表示すると仮定した場合、Google がクロールし、インデックスする必要があるのはこれらのページのうち 1 つの URL だけでいいのです。
この場合、ウェブマスター ツールにてパラメータ "sid" を「無視する」と指定するだけで、1 つの URL のみをインデックスに登録し、コンテンツ内の重複を避けることができます。

上記のこれまでの機能に加え、今回、特定の URL パラメータにおける有効な値の中から、特定の値を選択できる機能を追加しました。この機能は、あるパラメータの値がコンテンツと連動し、パラメータの値が変わるとよく似た異なるページを表示するような場合に重要になります。

例えば、URL にある "sort-by" のような並べ替え用のパラメータが含まれている場合を見てみましょう。

http://example.com/shop.php?category=candy&sort-by=asc-price&page=1
http://example.com/shop.php?category=candy&sort-by=desc-price&page=1
http://example.com/shop.php?category=candy&sort-by=asc-price&page=2
http://example.com/shop.php?category=candy&sort-by=desc-price&page=2

上記の 4 つの URL が「キャンディ」のカテゴリの商品を表示するとします。このカテゴリは 2 ページに渡って表示され、表示される商品は値段によって、昇順もしくは降順に並べ替えが可能です。この場合、 "sort-by" のパラメータを無視に設定することは適切ではなく、Google によるサイトのインデックス登録がうまくいかない可能性があります。例えば、 "sort-by" を無視した場合、Google が本来は異なる上 2 つの URL を同じものと認識し、昇順で並べ替えられた URL をインデックス登録する可能性があります。また、同様に下 2 つの URL を同じものと認識し、降順で並べ替えられた URL をインデックス登録する可能性があります。これによって、「キャンディ」カテゴリのインデックス登録に一貫性がなくなり、結果として、あるキャンディはインデックスに指定された両方のページに表示されるが、あるキャンディはどちらのページにも表示されないということが起こり得ます。
そこで今回この現象を回避するため、ウェブマスター ツールにて新機能の「特定の値を使用」を選択できるようにしました。具体的には、 "sort-by" のパラメータに対して、「特定の値を使用」をプルダウンから選択し、有効な値(例えば "asc-price" )を選択するだけで、Google は値段によって昇順に並んだ商品のページのみをインデックスの対象とします。これによりインデックス内で重複するコンテンツを減らし、さらに Google のインデックス登録に一貫性を持たせることができます。


メッセージ:
サイトによってはウェブマスター ツールのメッセージ センターで、多くのメッセージを受け取る場合があります。今回の更新で、あなたが重要だと思う特定のメッセージにスターをつけることができるようになりました。新しい「スター付き」表示を選択すると、あなたがスターをつけたメッセージをすべて見ることができ、あなたのサイトにとって重要なメッセージの確認やトラッキングが容易になります。


今回の更新で、ウェブマスター ツールがさらに便利に利用できるようになれば幸いです。今回の更新に関するご意見やご質問は、ぜひ ウェブマスター ヘルプ フォーラム へお寄せください。

ウェブマスター ツール の「サイトへのリンク」 機能が新しくなりました。あなたのサイトがどのドメインから 1 番多くリンクされているかを確認できるようになったことを始めとして、いくつかの改善がなされました。たとえば、サマリーページには 3 つのセクションがあり、リンク数の最も多いリンク元、あなたのサイト内で最も多くリンクされているコンテンツ、あなたへのサイトのリンク用に外部ページが使用しているアンカーテキストのサンプルを確認できるようになっています。それでは主な特徴をみていきましょう。


リンク数の最も多いリンク元

「リンク数の最も多いリンク元」のセクションの下にある「詳細 »」をクリックすると、あなたのサイトにリンクしているドメインの一覧が表示されます。一覧からドメイン名をクリックすると、そのドメインからリンクされているあなたのサイト内のページが、サンプルとして表示されます。


さらに各ドメインの下にある「詳細 »」をクリックすると、そのドメインからリンクされているページの一覧が表示されます。ページの上部には、そのドメインからのリンク数の合計と、リンクされているあなたのサイトのページ数の合計が表示されます。


最も多くリンクされているコンテンツ

「最も多くリンクされているコンテンツ」のセクションの下にある「詳細 »」をクリックすると、あなたのサイトの中でリンクされているページの一覧が表示され、合わせてそのページの被リンクの数と、そのページにリンクしているドメイン数の合計も表示されます。一覧表示されているページをクリックすると、そのページにリンクしている主なドメインと、そのドメインから貼られているリンク数が表示されます。リンク数の算出および「サイトへのリンク」機能全体で用いられるデータはより包括的になり、301 または 302 リダイレクトされたリンクを含むようになりました。


「リンクされているすべてのページ」にて一覧表示されているページには「詳細 »」という関連リンクがあり、そのページにリンクしている全てのドメインの一覧を表示させることができます。


表示されているドメインをクリックすると、そのページにリンクしているドメイン内のページの一覧が表示されます。


今回のウェブマスター ツール「サイトへのリンク」機能の改善 によって、あなたのサイトがどのようにリンクされているか、より詳細に把握しやすくなり、サイトのリンク構成の変化を効率的に追跡することができるようになれば幸いです。みなさまのフィードバックはウェブマスター ツールの機能性の更なる向上につながります。今回の更新に関するコメントやご質問は、ウェブマスター ヘルプフォーラム までお寄せください。

ニュース記事を書いたジャーナリストが明らかになることは、読み手にとってもニュースの発行元にとっても良いことです。しかし、ニュースの広まる速度が速くなり、記事を他のウェブサイトに配給するサイトも増加しているため、これを実現するのが難しくなっているのも事実です。そこで、Google ニュース用の新たなメタタグ、syndication-source と original-source への対応を試験的に進めています。それぞれ使用する場面は異なりますが、記事を公開したニュースの発行元と、記事を書いた他のジャーナリストを正しく伝えることが目的です。メタタグの使用例は次の通りです。
  • syndication-source は配給された記事の、優先的に表示させたい URL を指定するために使います。2 つの記事が全く同じ、あるいはほぼ同一である場合、発行元には syndication-source を使って Google ニュースで使用すべき URL を指定していただいています。例えば、発行元 X が発行元 Y に記事を配給している場合、両社とも該当の記事に以下のメタタグを追加する必要があります。
    <meta name="syndication-source" content="http://www.publisherX.com/wire_story_1.html">

  • original-source は、あるニュースを最初に報じた記事の URL を指定するために使います。Google ではニュース発行元に、このメタタグを使用し最初にニュースを取り上げた記事を明らかにすることを勧めています。どの記事が最初の記事か判断しにくい場合もあるとは思いますが、このメタタグの目的は記事を書いた人の努力や労力がきちんと評価されることにあります。あるトピックについて初めて書かれた記事につけるメタタグは、次のようになります。
    <meta name="original-source" content="http://www.example.com/burglary_at_watergate.html">
両方のケースとも、メタタグが現在のページの URL を指定していても、何も問題ありません。また、1 つのページに複数の original-source メタタグを追加し、現在の記事につながる複数の情報源が指定されていても問題ありません。いずれのケースも、正確な URL がわからない場合は、元記事のあるサイトのドメインを指定してください。

これらのメタタグはすでに Google で使用されていますが、結果が皆様の目に見えるようになるのはもう少し先かもしれません。しばらくは実際の使用状況を観察し、活用する方法を検討していく必要があります。しかし、このメタタグを用いることで、記事の出所がはっきりわかるようになりますので、今から是非とも活用いただければと思います。

今回ご紹介したメタタグの仕様や、サイトに取り入れる方法の詳細については、ヘルプ センターの記事 (英語)をご参照ください。

10 月末にサービスの提供を開始した Google ショッピング は、おかげさまでたくさんの方に使っていただいており、チーム一同、とてもうれしく思っています。また、現在、私たちの予想をはるかに超える数のフィードを Google Merchant Center からご送信いただいており、審査完了まで通常以上の時間を頂戴しております。心配をお掛けして大変申し訳ありません。まだお時間を頂戴しますが、すべての店舗のフィードを審査していますので、いましばらくご辛抱いただけますようお願い致します。

また本日は、フィードに関してよくあるご質問とその解決方法をご紹介いたします。

1) 必須の属性とは具体的にどんなもの? 推奨される属性は入れなければならないの?

必須の属性とその値は、すべてのデータフィードに含んでいただく必要があります。次の属性が含まれていないと、データフィードは処理されませんので、ご注意ください。
  • 商品 ID [ id ] : 商品を一意に識別する英数字の ID。
  • 商品名 [ title ] : 商品の名前。「送料無料」「セール」「50% オフ」などの宣伝の文言は含まないでください。
  • 商品リンク [link] : 商品の URL へのリンク。この URL には個別のオンライン購入オプション ( 「カートに入れる」ボタンなど ) が必要です。
  • 価格 [price] : 商品の価格。この値は、ウェブページに掲載されている価格と常に一致するようにしてください。価格の変動が頻繁に行われるサイトは、その変動に対応する頻度でフィードを更新してください。また、会員価格や通常価格がある場合は、通常価格を含むようにしてください。
  • 商品説明 [ description ] : 商品の説明テキスト。商品名同様に、宣伝の文言は含まないでください。
  • 状態 [ condition ] : 「新品 (new)」「中古品 (used)」「再生品 (refurbished)」のいずれかを指定します。
推奨される属性と値は、必ずしも必要なものではありませんが、次の 2 つは特にフィードに含まれることをお勧め致します。
  • 商品画像リンク [ image_link ] : 画像が提供されないと Google ショッピングの検索結果に画像が表示されないため、ユーザーにとっても皆様にとっても不利益となりますので、商品画像がある場合はこの情報を送信されることを強く推奨します。商品画像がない場合は、この属性を空白にします。ロゴや「イメージがありません」のような汎用画像は含まないでください。
  • GTIN [ gtin ] : GTIN ( 国際取引商品番号 ) には JAN コードや ISBN コードが含まれます。商品に GTIN が存在する場合には極力送信されることを強く推奨します。
詳細は、ヘルプ記事: フィード仕様 をご参照ください

2) 日本語の属性を使っているせいか、フィードがエラーになります。どうしたらいいですか?

使用するフィードの形式に応じて言語設定を行う必要があります。
  • テキスト ( スプレッドシート ) またはタブ区切り形式のファイルを使用する場合は、英語または対象国の言語の属性が使用できます。ただし、属性名と値の言語は一致するようにしてください。たとえば、日本語の属性名を使用される際は、日本語の値を使用してください。また、このとき、フィードの設定において、属性の言語の設定を使用している属性と値の言語、もしくは自動検出に設定することをお忘れなく。データフィードの登録 の詳細はこちらをご覧ください。
  • XML 形式のファイルもしくは API を使用する場合は、英語の属性のみ使用可能です。
詳しくは、ヘルプ記事: データフィードの概要 をご参照ください。

3) フィードの承認ステータスについて詳しく教えてください

ご提供いただいたフィードがプログラムポリシーに沿っているかどうかの審査が完了し、承認が反映されると、商品が Google ショッピング上で検索可能となります。なお、ステータスは、Merchant Center 内、[ 商品 ] タブにて確認ができます。送信されたフィードにすべての必要な属性が確認されると、まず、"審査待ち" ステータス ( オレンジ色の砂時計 ) となり、承認が反映されると、"検索可能" ( 緑色のチェック ) になります。承認がされない場合、承認されない理由をご説明するメールが送信されると同時に、ステータスが "承認されませんでした" ( 赤いストップマーク ) となります。一度このステータスが反映されると、その後何度フィードを送信しても、同じステータスが Merchant Center には表示され続けますが、実際には「審査待ち」の状態にあるとご理解ください。再審査は定期的に行われていますが、こちらも現在通常以上に時間がかかっております。2 週間程度経っても変化がない場合は、不承認のデータフィードまたは商品 のフォームからお問い合わせください。

商品のステータスのより詳細な定義は、ヘルプ記事: 公開された商品の表示 にありますので、ご参照ください。

この他のご質問については、Merchant Center のヘルプ記事 をご参照ください。

Google ショッピング は、多くのオンラインショッピングサイトのウェブマスターの方々の参加があって初めて実現されるプロダクトですので、今後もできる限り多くの方に Merchant Center をご利用いただければと思っています。ご意見やご質問はぜひ ウェブマスター ヘルプ フォーラム へお寄せください。


本日、昨年 11 月から提供していた 検索ツールのプレビュー表示機能 がインスタント プレビューとして生まれ変わりました。この機能は、各検索結果のプレビューを表示することでユーザーが目的の情報を探しやすくする機能です。従来は、タイトル、URL、スニペット(要約文)などのテキスト情報に基づいて、どの検索結果が自分の探している結果であるかを判断していました。インスタント プレビューの目的も同じですが、テキスト情報ではなく、各ページおよびページ内の関連個所を視覚的に表示します。ウェブマスターの皆さまにとっては、サイトのデザインの秀逸性をアピールする機会です。そこで、この機会をどのように生かせるか、いくつかポイントを挙げたいと思います。

まず、インスタント プレビューがどのような機能か理解することが重要です。ユーザーが任意の検索結果の虫めがねアイコンをクリックすると、そのページのスクリーンショットが検索結果の右に表示されます。オレンジ色でハイライトされた箇所がページ内で検索ワードと関連性が非常に高い個所になります。また、吹き出しには関連する箇所が抜き出されて表示されます。



これらの要素によって、ユーザーは検索結果をクリックした際にどのような情報が取得できるか、またなぜ検索ワードと関連性が高いかを知ることができます。そのため、あなたのページに実際に来るユーザーは探している情報を見つけ、サイトに滞在する可能性が高くなります。インスタント プレビューはクリックした検索結果の満足度を 5% 以上高められるという結果が我々の実験でも出ています。

多くのサイトが、サイトの構成、ページのレイアウト、情報の表示方法に対して多くの努力を注いできました。インスタントプレビューは Google の検索結果ページ上で非常に多くのスペースを使ってあなたのサイトをアピール出来る絶好の機会です。それでは、この機能を有効活用するコツをご紹介しましょう。
  • 余分な情報を極力載せず、ページの構成とレイアウトをシンプルにすること。シンプルさと明快さがインスタント プレビューを通じてユーザーに明らかになり、あなたのサイトのビジターはより良い体験ができるでしょう。

  • すきま広告やポップアップなどコンテンツを見えにくくする要素を避けましょう。これらの要素はプレビューに表示される可能性があり、その場合スクリーンショットが分かりにくくなってしまいます。

  • 多くのサイトのプレビューは通常のクローリングにより自動的に生成されます。時折、スクリーンショットをユーザーのリクエストに応じて生成することがあります。その際、新しい "Google Web Preview" ユーザーエージェントを使ってページをクロールします。

  • インスタント プレビューは Google の検索結果順位を一切変えません。同じ検索結果、同じ検索順位です。また、クリックのトラッキング方法も変わりません。その結果のプレビューが表示されたかどうかに関わらず、検索ユーザーが検索結果のタイトルをクリックし、あなたのサイトを訪問すると、それは通常通り 1 クリックとしてカウントされます。インスタント プレビューの表示自体はクリックとしてはカウントされません。

  • nosnippet メタ タグ を設定したページは、Google の検索結果にスニペットが表示されません。インスタントプレビューも同様に nosnippet メタ タグが付与されているページについてはプレビューを表示しません。しかし、インスタント プレビューからオプトアウトするかどうかは慎重にご検討ください。通常のスニペットと同様、プレビューはユーザーにとっては有益な情報です。我々の実験結果ではプレビューが表示された結果が実際にクリックされる確率は 4 倍以上に高まります。また、robots.txt でブロックされたページはインスタント プレビューを表示しません。

  • 現在、インスタント プレビューは一部の動画やフラッシュコンテンツを"パズル"アイコンあるいは黒い四角に置き換えて表示します。これらのリッチコンテンツを正しく表示できるよう現在改善中です。
今後もインスタント プレビューをさらに改善していきますので、ご期待ください。

URL 末尾のスラッシュ(「/」)は必要なのでしょうか?今回は、よく聞かれるこの質問について、取り上げたいと思います。

一般的には、下記のように、URL の末尾にスラッシュが付いている場合はディレクトリを示し、スラッシュが付いていない場合はファイルを示す、という使い分けがされてきました。

http://example.com/foo/ (末尾にスラッシュがあるので、通常はディレクトリを示す)
http://example.com/foo (末尾にスラッシュがないので、通常はファイルを示す)

ただし、これはあくまで慣例に過ぎません。Google では、ファイルかディレクトリか、または URL 末尾にスラッシュがあるかどうかに関わらず、上記の URL はそれぞれ別物として(そして、同等に)扱われます。


スラッシュの有無でコンテンツが異なる場合について(ユーザーには不便?)

検索エンジンにとっては、この 2 種類の URL がそれぞれ異なるコンテンツを保有していたとしても、技術的には問題ありません。しかし、ユーザーにとっては、非常に分かりにくいと言えます。たとえば、www.google.co.jp/webmasters と www.google.co.jp/webmasters/ でまったく違うコンテンツが表示される場合を想像してみてください。

このような理由から、末尾にスラッシュがある URL とない URL で、同じコンテンツを表示することが多いのです。典型的には、次のようなディレクトリ構成になっているサイトによく見られます。

http://example.com/parent-directory/child-directory/


スラッシュの有無に関わらずコンテンツが同じ場合について

では、下記のような 2 種類の URL で同じコンテンツが表示される場合について考えてみましょう。
  1. http://<ドメイン>/<ディレクトリ>/
    (末尾にスラッシュあり)
  2. http://<ドメイン>/<ディレクトリ>
    (末尾にスラッシュなし)
この場合は、両方ともが ステータス コード 200 を返すのではなく、片方がもう一方に リダイレクト するという設定にするのが望ましいと言えます。というのも、このように設定することで、重複するコンテンツの問題 を避けることができるからです。ブラウザのアドレス バーに URL を直接入力することで、この設定の簡単なチェックが可能です。

もし、両方の URL を入力しても、どちらか一方の URL しか返ってこない場合は、もう一方の URL がこの URL にリダイレクトされているので、その設定のままで問題ありません。ちなみに、末尾にスラッシュが付いている URL にリダイレクトされる場合、Google の検索結果には通常、そのリダイレクトが 301 か 302 かに関係なく、200 を返す方の URL (一般的には末尾にスラッシュがある方の URL )が表示されます。

一方で、スラッシュの有無に関わらず、どちらの URL もレスポンス コードとして 200 を返す場合には、どうすればよいでしょうか?
  • 重複するコンテンツを減らし、クロールの効率性 (英語)を上げるために設定を変更する(詳細は下記を参照)。
  • 特に設定を変更しない。
    最適な選択とは言えませんが、特に問題はありません。というのも、多くのサイトが重複するコンテンツを保有しているため、Google ではサイトをインデックスする際、ウェブマスターとユーザーに配慮してこのようなケースにもおおむね対応しているからです。
    ※ ちなみに、ルート URL については、http://example.com のように末尾にスラッシュがなくても、http://example.com/ とまったく同一に扱われ、決してリダイレクトされることがないようになっています。

URL の形式を統一する手順

下記の 2 種類の URL がどちらもレスポンス コードとして 200 を返し、そのコンテンツが重複している場合は、以下の手順に従って URL の形式を 1 つに統一することができます。

http://<ドメイン>/<ディレクトリ>/
http://<ドメイン>/<ディレクトリ>
  1. 優先 URL としてどちらか一方の URL を選択する。
    サイトがディレクトリ構造の場合は、URL の末尾にスラッシュを付けるのが慣例となっていますが(例: example.com/directory ではなく example.com/directory/)、どちらを選択するかは自由です。

  2. 優先 URL として選択した形式を一貫して使用する。
    リンクや サイトマップ には、重複 URL ではなく、優先 URL を使用します。

  3. 301 リダイレクトを利用して、重複 URL から優先 URL にリダイレクトする。
    リダイレクトの設定ができない場合は、rel="canonical" 属性 の利用を強くおすすめします。この属性を指定することで、Google やその他の検索エンジンに対して、2 つの URL に分散していたリンクの効果をまとめるなど、301 リダイレクトと同様の効力を発揮することができます。この点についての詳細は、SEO レポートカード の「調査分野Ⅱ URL とリダイレクト」をご覧ください。

  4. ウェブマスター ツールFetch as Googlebot 機能を利用して、301 リダイレクトの設定を確認する。
    たとえば、下記のような URL のペアが期待通りのステータス コードを返すか確かめてみましょう。

    http://example.com/foo/
    http://example.com/foo

    具体的には、優先 URL が 200 を返すのに対して、重複 URL が 301 を返して優先 URL にリダイレクトするかどうか確認します。また、モバイル サイトの場合は、Fetch as Googlebot-Mobile 機能を利用すると同様に確認することができます。

  5. クロール エラー がないかウェブマスター ツールでチェックする。
    可能であれば、ウェブ サーバーのログも念のためチェックして、301 リダイレクトをしているか確認しましょう。
以上の手順を踏むことで、サイトがより最適化され、サーバー運用が効率的になります。

本日オンラインショッピング サイト ( EC サイト ) を運営されているウェブマスターの方向けに Google ショッピングの管理ツール、Google Merchant Center をオープンしました。Google Merchant Center を使って、皆さまの EC サイトで販売されている商品の情報を Google に送信すると、Google ショッピング の検索結果に表示されます。Google ショッピングは本日オープンした Google の新サービスです。詳細は Google Japan ブログの記事 をご参照ください。データの送信方法など、具体的な方法については、Google Merchant ヘルプ をご参照ください。

Google ショッピング に商品を掲載するメリットは、より多くの潜在的な購入者にリーチできることです。また、Google ショッピングは「買いたい商品をすばやく検索」していただけることが大きな利点のひとつなので、購入意欲の高い検索ユーザーにターゲットを絞ることができます。なお、商品の掲載は無料です。

Google ショッピングのサービス開始に寄せられたコメントをご紹介します。

ショッピングに特化した検索機能のリリースのお話を頂いた際、データベースは上限なし、さらに参加も無料、という条件に、大きなメリットと可能性を感じ参加させていただきました。セブンネットショッピングの商品マスタ数は、商材の増加とともに今後さらに拡大していきます。Google ショッピングを通じて、更にたくさんのお客様へ弊社サービスをご利用いただけることを、心より楽しみにしております。


株式会社セブンネットショッピング 代表取締役 鈴木康弘

「Google ショッピング」オープンおめでとうございます。 今回のサービスの開始で、インターネットショッピング市場が更に活性化されると確信しております。 現状のインターネット通販市場では多くの企業が参入し、熾烈な競争が日々繰り広げられております。 利用者にとっては、多くのサイトから自分の条件に合った商品購入できるメリットもありますが、 情報が多岐にわたり、選択が難しいデメリットも存在します。「Google ショッピング」によって、 正確で公正な情報をタイムリーにお客様に利用いただくことで、より安心してインターネットショッピングを楽しんでいただける環境が整う事を期待しております。


株式会社ヨドバシカメラ 副社長 藤沢和則

( 順不同 )

Google ショッピング がウェブ上の EC サイトを横断的に検索するのに対して、皆さまの EC サイト内の検索を強化する Google Commerce Search の提供も開始しました。Google Commerce Search は Google ショッピングのために Google Merchant Center に送信された商品情報を利用します。詳細は Google Commerce Search 製品紹介ページ をご覧ください。

Google Merchant Center のご登録はこちらから。Google ショッピングを介してより多くのユーザーを皆様のサイトをつなぐことができれば幸いです。


2009 年 6 月に公開した 日本語版 検索エンジン最適化 (SEO) スターターガイド を更新しましたので、お知らせします。

主な更新ポイント
  • 用語解説を追加しました
  • イメージを追加しました
  • モバイルサイトの最適化を追加しました
  • よりわかりやすくなるよう、一部文章を改変しました
以前投稿した “First date with Googlebot ( Googlebot と初めてのデート ) ( 英語 )” で登場した Googlebot がこの新しくなった SEO スターターガイドにイラストで登場し、SEO のポイントを紹介します。

検索エンジン最適化 ( SEO ) スターターガイド (pdf) はこちらの URL よりダウンロードすることができます。ぜひ一度出力し、オフィスのコーヒーテーブルなどに置き、周りの方々と楽しんでいただければと思います。




2017/12/27 追記
検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイドを大幅に改定しました。詳しい内容はブログ記事「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイドを大幅に改訂しました」をご覧ください。

ウェブマスターツールを利用するには、初回にサイトの所有権の確認作業を行っていただく必要があります。これは、Google Analytics をすでに導入済みのサイトでウェブマスターツールを利用する場合でも、必ず行っていただく必要がありました。Google Analytics を導入する際にも、似たような作業(トラッキングコードのインストール)が必要なので、これを二度手間のように感じられた方もいるかもしれません。

ここで、Google Analytics ユーザーの皆様へ、朗報です。このたび、すでに Google Analytics を導入されているサイトにつきましては、Google Analytics のトラッキングコードを利用して、サイトの所有権の確認時に自動的に「Google Analytics アカウントにリンク」という選択肢が出るようになり、「確認」 ボタンを 1 クリックするだけで簡単に行えるようになりました。


この新機能は、Google Analytics の新しい非同期トラッキング コード を設定している場合においてのみ有効となります 。まだ新しい非同期トラッキング コードへの移行がお済みでない方は、この機会にぜひ移行されることをお勧めします。Google Analytics を導入されていない方、もしくはサイトの所有権の確認が終わっていない方は、まず Google Analytics を導入した上で、サイトの所有権の確認を行ってください。この作業を行うだけでも、その後の作業量を多少減らすことができます。なお、この Google Analytics のトラッキング コードは、その他の Google プロダクトの確認方法と同じく、常にあなたのサイトに配置しておく必要があります。トラッキング コードを削除してしまうと、 サイトが未確認の状態に戻ってしまいますので、お気をつけください。またこの時、あなた自身が Google Analytics アカウントの管理者である必要があります。必ず同一のメールアドレスを使用するようご注意ください。

所有権の確認が完了すると 、[確認の詳細] ページにて、手早く簡単に、他の所有者を追加 することが可能になります。それぞれの所有者が、手動で所有権の確認を行う必要はもうありません。これもまた、作業時間の短縮につながります。

さらに今回、サイトの確認ページのインターフェースも改善され、それぞれの確認方法に関する詳細な情報が提供されるようになりました。


この新機能をお使いいただくことで、みなさまの確認作業が少しでも快適になれば幸いです。また、アクセス解析ツールをご利用でない方はこの機会に是非 Google Analytics を始めてみてはいかがでしょうか?

ご意見やご質問は、ぜひ ウェブマスター ヘルプ フォーラム へお寄せください。

本日は、先日の投稿、「 動画を Google のインデックスに登録するヒント 」、「 動画コンテンツに関するよくある質問とその解決方法 」、「 動画サイトマップ: location タグについて 」に続き、動画サイトマップのオプションタグである <video:gallery_loc> タグを使い、動画ギャラリーを Google のインデックスに登録する方法についてご紹介します。(今回、はじめて動画サイトマップを知った方は、まず、こちら の記事をご覧ください。)

動画コンテンツを扱う多くのサイトに、関連動画をカテゴリ分けしたトップレベルページがあります。例えば、スポーツや音楽といったジャンルごとにページが分けられていたり、人物ごとに関連動画を集めたページを作成しているケースです。このようなページを設けることで、特定のジャンルや人物の動画を探しているユーザーにとって閲覧しやすいサイトを作ることができます。また、ある特定のカテゴリに関して多くの動画を掲載しているサイトでは、それらを 1 つのページに集約する効果もあります。このようなページは動画ギャラリーと呼ばれ、サイトを訪れる人が目的の動画を探すときに役立ちます。もし、あなたのサイトにこのギャラリーページがある場合、動画サイトマップを使って Googlebot にギャラリーページの URL を知らせることができます。

動画サイトマップによって指定されたギャラリーページが Google のインデックスに登録されると、以下のようにギャラリーページと各動画のリンクを含めた検索結果が表示されます。


実際にギャラリーページを Google にインデックスさせるには、各動画に対して動画サイトマップのオプションタグである <video:gallery_loc> タグを挿入し、ギャラリーページの URL を指定してください。この時、ギャラリーページとして指定できる URL は、各動画につき 1 つだけですのでご注意ください。

より詳細な動画サイトマップの仕様については ウェブマスター向けヘルプ記事 にある 動画サイトマップの作成 を参照してください。また、ウェブマスターヘルプフォーラム では質問を投稿したり、これまでの質問と回答を検索することができますので、こちらもご活用ください。

この度、動画サイトマップのエラーをウェブマスター ツールの Labs* から確認できるようになりました。この Labs の新しい機能は、動画サイトマップから次のようなものをエラーとして検出します。
  • robots.txt によってクロールが禁止されている URL
  • サムネイルのサイズエラー
    (160 × 120 ピクセルが理想的なサイズです。90 × 50 ピクセル未満のものは使用できません)
※画面は英語版です。

Google はクロールを行うことであなたの動画の情報を抽出します。動画サイトマップがあると、Google はよりよくあなたの動画をクロールでき、動画の情報を得ることができます。それによって、動画が検索結果に反映されやすくなります。

動画サイトマップについて、まだあまり馴染みがないという方は、まずは動画サイトマップ関連のヘルプ記事をご覧ください。また、ウェブマスターセントラルブログでも多く取り上げていますので、「サイトマップ」ラベルから是非ご参照頂ければと思います。

* ウェブマスター ツールの Labs では、ウェブマスター ツールの新しい試験的な機能をお試しいただけます。ご利用の際には、いくつか注意点があります。
  • これらの機能は試験段階で、調整が必要な場合があり、障害が発生することがあります。
  • また、これらの機能は予告なく非表示になり、利用できなくなる場合があります。
  • 優れている機能は、通常の機能として採用される可能性があります。
以上をご留意のうえ、Labs の機能をぜひお試しいただき、ご意見をお寄せください。開発を続けるべきかどうか、有用かどうか、使用上の問題はないか、バグがないかなどについて、ウェブマスター ヘルプフォーラム にご意見をお寄せください。

Googlebot があなたのサイトをクロールする際、通常は HTTP ステータスコードの 200 (成功) が返ってきますが、まれに 404 (ページが見つかりません) エラーが返ってきたり、robots.txt によってアクセスが許可されないことがあります。このように、Googlebot があなたのコンテンツにアクセスできないときは、ウェブマスター ツールクロール エラー セクションにアラートが表示されます (実際にはエラーではなく、意図的にアクセス制限している場合も、クロール エラーとして表示されます)。このたび、Google では、サイトのクロール エラーの数が急増した際に、ウェブマスターツールのメッセージセンターにメッセージを送信するサービスを開始しました。この新機能は、クロール関連の問題が起きている可能性をあなたにお知らせするとともに、問題の診断と修正に使えるよう、エラーが発生した URL のサンプルも記載しています。

たとえば、アクセスできない URL の数が急増している場合のメッセージは 、以下のようになります。


Google からのお知らせ:サイト(http://www.example.co.jp/)での HTTP エラーの増加について

このメッセージは、サイトがウェブマスター ツールの認証を受けていて、Googlebot がクロール エラー数の急増を検知した場合にのみ送信されます。こうした重要な通知を、ひとつも見逃したくないという場合は、メール転送機能 を使うことで、普段お使いのメールアドレスにメッセージを転送することも可能です。

この新機能が、サイトのクロール範囲に悪影響を与えかねないような問題の早期発見・対処のお役に立てば幸いです。ご意見やご質問は、ぜひ ウェブマスター ヘルプ フォーラム へお寄せください。また、ウェブマスターツールをまだご利用でない方は、これを機に登録されることをお勧めします。ウェブマスターツールへのご登録は、まず ウェブマスターツール へアクセスし、 サイトの追加 を行ってください。ウェブマスターツールの詳しい情報は、ヘルプ記事「 ウェブマスターツールの使用方法 」をご参照ください。

今年 4 月に導入された イベント用のリッチスニペット がイベントの一覧ページだけでなく、個々のイベントの詳細ページに対しても利用出来るようになりました。個々のイベントのページにイベント用の構造化データが存在する場合、下の例のようにページタイトルの下にイベントの日付と開催場所の情報がリッチスニペットとして表示されるようになります。



サイトにイベントの情報があり、リッチ スニペットへの参加を希望される場合は、Microdata、RDFa、もしくは hCalendar microformats を使ってページをマークアップし、専用フォーム からご連絡ください ( 詳細は ヘルプ記事「イベント」 をご参照ください ) 。 個々のイベントの詳細ページに対するリッチスニペットは、イベント用の Microdata, RDFa, Microformats に定義されているurl プロパティを含めないでください。 マークアップした結果は、Rich Snippets Testing Tool (英語) で確認することができます。なお、リッチスニペット用にデータをマークアップしても、検索結果でのページの表示順位は変わりません。また、必ずしもリッチ スニペットが表示されるとは限らないことがありますので、あらかじめご了承ください。

皆様のリッチ スニペットへのご参加をお待ちしています。イベント情報の新しいリッチスニペットについてのご意見・ご質問は ウェブマスターヘルプフォーラム にお寄せください。

「どうすれば自然にリンクを張ってもらえるのか」― ウェブマスター ヘルプ フォーラム でよく尋ねられる質問の一つです。このトピックに関しては、さまざまな意見があるせいか、特に経験の少ないウェブマスターの方々の間でいくらか混乱が生じているようです。そこで今回は、Google のウェブマスター向けガイドライン に沿った、良質なリンクを得るためのヒントをご紹介したいと思います。

たとえば、サイトが出来たばかりで、まだあまり知られていないような場合は、そのサイトのテーマに関連するコミュニティに積極的に参加することが、サイトの評判を上げ、良質なリンクを得るのに有効です。フォーラムやブログなどで、意見やコメントを投稿し、参加ユーザーと交流してみましょう。ただし、他の参加ユーザーに対して迷惑となる行為やあからさまなサイトの宣伝ではなく、参加ユーザーにとって有益な投稿を心がけて下さい。そこで評判が上がれば、自然とサイトに人が集まってくるようになり、やがて繰り返しサイトを訪れるうちに、そのサイトにリンクを張る人も出てくるでしょう。また、サイトのコンテンツが、ご自分の専門知識を存分に発揮した、オリジナルで魅力的なものであれば、そのサイトは人に勧めたいと思われるようになるはずです。同様に、役に立つツールをサイト上で提供するのも、注目を集める上で効果的でしょう。

ターゲットとなるユーザー層に価値のあるサイトを提供し、良質なリンクを得るには、他にも、ユーザーが直面しうる課題や問題について考えてみると良いかもしれません。その問題の解決方法を紹介した簡単な解説や動画、または実用的なツールなどが公開されていれば、そのサイトは訪れるユーザーにとって価値のあるものとなり、リンクしてもらえる可能性が高くなります。同じく、オリジナルのアンケートや調査結果なども、有用なものであれば効果があるでしょう。いずれにせよ、このような方法を通じて、サイトのコミュニティ内での信頼性と認知度を高めることができます。そして、サイトの価値に応じて永続的なリンクを得ることができ、さらには固定ユーザーが付くことで、検索エンジンを経由しない直接的なトラフィックが生まれ、より広く知られていくようになります。ちなみに、いろいろな問題の対処法を数多くアドバイスする場合には、ブログを開設すると良いかもしれません。サイトの評判を継続的に上げていくのに役立つことでしょう。

ユーモアという要素も、サイトが良質なリンクを獲得し世間から注目を集める上で、有効な場合があります。というのも、Google バズ やその他のソーシャル メディア サービスが成長を続けている昨今、面白いコンテンツがユーザー間で共有されることがこれまで以上に多くなってきているからです。たとえば、サイトのソース コードにアスキー アートを埋め込んだり、ユーモアのあるダウンタイム メッセージを表示したりと、さまざまな面白いコンテンツが、サイトの知名度を上げるための口コミマーケティングの手法として使用されています。しかし、このような一過性の話題によってリンクを獲得する手法にのみ頼ることは、あまりお勧めしません。たしかにマーケティング手法としては巧妙で有効かもしれませんが、その効果は短期間で薄れてしまいます。このため、長期的な戦略として、または唯一のマーケティング手法として利用するのは適切ではないでしょう。

重要なのは、良質なリンクを得るにはそれなりの時間が必要だということです。時に Google のウェブマスター向けガイドラインを逸脱した一過性の手法を推奨する人々もいますが、もしサイトの評判を重視するのであれば、そのような手法はお勧めできません。たとえば、PageRank に影響するリンクを購入 したり、リンク獲得だけを目的にした相互リンクプログラムに参加 したりする行為は、リンクを集める方法としては不適切で、長期的には、サイトのパフォーマンスに良い影響を与えることはないでしょう。Google のインデックスにおけるサイトの評価を重視するのであれば、なおさらそのような手法は避けるのが賢明です。

ディレクトリ型検索エンジンへの登録も、Google の検索結果において比較的新しいサイトの評価を上げるのに有効であると言われることがあります。たしかに、ディレクトリの中にはテーマ別によく整理された付加価値のあるものも存在しますが、その数は質の低いものと比べるとあまり多くはありません。ですから、もしサイトをディレクトリに登録しようとする場合は、その登録先について、トピックがサイトと一致しているか、管理がしっかり行き届いているか、構成がきちんとしているかなど、確認するようにしましょう。また、大量のディレクトリに登録する行為は、手っ取り早い SEO 手法として紹介されることがありますが、ほとんど効果が期待できないため、あまり有効な手段とは言えません。

ほかには、自分のサイトに応用できそうな要素がないか、他のマーケットの類似するサイトを参考にしてみるのも手かもしれません。ただし、ここでも重要なのは、成功例をそのまま真似するのではなく、自分なりにアレンジを加えて、サイトを訪れるユーザーに独自の価値を提供することです。



ユーザー間でコンテンツを簡単に共有できる
YouTube のソーシャル ブックマーク機能


最後に、技術にさほど精通していないユーザーにも簡単にリンクを張ってもらえるようにする工夫をご紹介しましょう。Google が YouTube 上で行っているように、Twitter や Facebook といったソーシャル サイトのブックマーク機能をサイト上に用意しておくと、よりブックマークされやすくなります。これは評判を得るという点では効果が高く、きっとその評判が世間に広まってユーザーから注目されるのに役立つことでしょう。

この記事について、皆様のご意見をお待ちしています。皆様からのご意見、ご質問は、ウェブマスター ヘルプ フォーラム へお寄せください。

本日は、先日の投稿「 動画を Google のインデックスに登録するヒント 」、「 動画コンテンツに関するよくある質問とその解決方法 」に続き、Google に正しく動画を認識させる方法のうち、特に location タグについてご紹介したいと思います。(今回、はじめて動画サイトマップを知った方は、まず、こちらの記事をご覧ください。)

動画に関する情報をサイトマップや mRSS フィードへ追加するには、location タグを使って動画の場所を指定する必要があります。サイトマップを利用する場合は <video:player_loc> または <video:content_loc> タグを、mRSS フィードを利用する場合は <media:player> または <media:content> タグを挿入して動画の場所を指定します。これら 2 種類のタグのうち、少なくともひとつの location タグを利用してください。このタグで指定された情報はページ上の動画の存在を確認することや、ランク付けのためのメタデータと動画の特徴量を得るために使用されます。もし、これらのタグが記入されていない場合、Googlebot は動画の存在を確認できず、あなたのサイトマップや mRSS フィードはクロールされないでしょう。
それでは、以下に location タグについてまとめます。

指定できる動画の場所

location タグで指定できる動画の場所は次の通りです。

再生プレーヤーの場所または URL : (swf 形式などの)再生プレーヤーの URL と、動画を再生するために必要な引数を指定します。
動画ファイルの場所または URL : (flv、avi 形式などの)再生する動画ファイルそのものの URL を指定します。

必要条件

指定する必要がある情報は、再生プレーヤーの場所 [video:player_loc] か動画ファイルの場所 [video:content_loc] のどちらか一方です。つまり、サイトマップを利用する場合であれば、再生プレーヤーの場所を <video:player_loc> タグで、または動画ファイルの場所を <video:content_loc> タグで指定します。ただし、各タグはそれぞれ異なった働きをするため Google では両方とも記入することを強くお勧めします。具体的には、再生プレーヤーの場所は主に動画がページ上に存在するかを確認するために使われ、動画ファイルの場所は動画の特徴量やメタデータを抽出してランク付けの手助けをするために使用されます。

対応タグ一覧


サイトマップの location タグに対応する mRSS フィードのタグは以下のとおりです。

サイトマップmRSSフィード指定するコンテンツ
<loc><link>動画を再生するページの URL
<video:player_loc><media:player> (URL 属性)SWF ファイルなど再生プレーヤーの URL
<video:content_loc><media:content> (URL 属性)FLV ファイルなど動画ファイルの URL


注: サイトマップや mRSS フィード上ではすべて、一意な URL を使用してください。


Googlebot 以外があなたのコンテンツにアクセスしていないかを確認する場合は、DNS リバースルックアップ を使用してください。

動画サイトマップの詳細については ウェブマスター向けヘルプ記事 を参照してください。また、ウェブマスターヘルプフォーラム では質問を投稿したり、これまでの質問と回答を検索することができますので、こちらもご活用ください。

Google が開発するブラウザ、Google Chrome は、ウェブサイトの閲覧だけではなく、ウェブの制作/開発用のツールとしてもご活用いただける便利なソフトウェアです。本日はウェブ開発に Chrome をどのようご活用いただけるかをご紹介します。
※リンク先コンテンツは一部英語であることをご了承ください。

Chrome デベロッパー ツール は、Chrome 上で HTML、JavaScript、CSS のデバッグ作業を行う際に役立つ便利なツールです。ウェブサイトの制作だけでなく、(例えば Chrome ウェブ ストア で公開予定の)ウェブ アプリケーションの開発にも非常に便利なツールで、DOM 内の要素を調査する、JavaScript を実行しながらデバッグする、表示中のページで直接 CSS のスタイルを編集するといった作業を簡単に行うことができます。さらに様々な Chrome 拡張機能 追加することで、Google Chrome をウェブ開発環境として、より便利に活用できます 。そこでそのような環境を求めるウェブ開発者の皆様のために、ウェブ開発用の拡張機能を紹介するページ をご用意しました。ご紹介する各種拡張機能をウェブ アプリケーションの開発やウェブサイトの制作に大いに役立てていただければと思います。



それでは、いくつかの拡張機能をピックアップしてご紹介しましょう。たとえば、Speed Tracer は、ウェブ アプリケーションのパフォーマンス上の問題を特定して修正するのに役立つ拡張機能です。Speed Tracer を使用すると、アプリケーション内で処理に時間がかかっている部分を特定しやすくなり、JavaScript の解析と実行、CSS スタイルなどの問題のトラブルシューティングを行うことができます。



次にご紹介したい便利な拡張機能は、Resolution Test です。これはウェブ開発者がさまざまな画面解像度でウェブサイトを確認するために、ブラウザのウィンドウ サイズを変更してプレビュー出来る拡張機能です。広く一般的に使用されている解像度に加えて、独自の解像度を入力できるカスタム オプションも用意されています。



また Web Developer という拡張機能では、検証用のオプション、ページ サイズ変更機能、CSS 要素ビューアーなどの開発者向けツールに、ツールバー上の 1 つのボタンからアクセスできます。



もう 1 つご紹介したいのは、Chrome Editor という拡張機能です。この拡張機能では、Chrome だけで簡単にコードを記述・プレビューできるため、作業中にブラウザとコード エディタをこまめに切り替える必要がありません。もちろん記述したコードをお使いの PC に保存することもできます。

今回ご紹介する拡張機能は以上となりますが、ご紹介したものはごく一部であり、その他にも多くの便利な ウェブ開発者向け Chrome 拡張機能 がありますので是非ご覧いただければと思います。また、Chrome は Web 開発用以外にも様々な拡張機能があります。こちらのページ にまとめてありますので、是非ご覧いただき、お気に入りの拡張機能を見つけていただければと思います。

※ 先日 Google European Public Policy Blog に、私たちが普段どのようにサイト運営者の皆様とコミュニケーションしているかについて、興味深い記事が掲載されましたので抄訳してご紹介します。文中のリンク先コンテンツは一部英語であることをご了承ください。

Google では、サイト運営者の皆様と誠実にコミュニケーションすることを、できる限り心がけています。しかし、残念ながら時折 Google は、その検索結果に表示されるウェブサイトのランク付け方法とその根拠が分かりづらい、という指摘を受けることがあります。

まず、Google のページ評価に関して常に広く議論されてきたことのひとつに、PageRank があります。この指標の内容は、実際はそれほど秘密と言えるものではありません。PageRank については、Google の創設者、Lawrence Page と Sergey Brin の論文 に記されています。また、この論文は、PageRank の算出方法のみならず、アンカーテキスト、ドキュメント中の単語の位置、ドキュメント中に出現する検索キーワード同士の相対距離、フォントの種類とサイズ、各ページの HTML データ、および単語中の大文字など、Google のランク付けで利用されるその他のシグナルについても説明しています。この他にも Google はこれまで 何百本もの研究論文 を発表してきました。これらの論文では Google の「秘密の計算式」について多くのことが公開されており、また、Google が必要とするインフラ ( GFS, Bigtable, Protocol Buffers ) についても言及しています。これらの 論文 の中には オープンソース化され独立した新企業 へと結実したものもあります。

このような学術論文を通じた情報公開の他にも、Google はさまざまな方法でサイト運営者の方々との交流や啓蒙を推進しています。1999 年、Sergey Brin は第 1 回 Search Engine Strategies ウェブマスター会議に参加しましたし、その後、2001 年には、WebmasterWorld というサイト運営者フォーラムに、Google は、検索エンジンの会社として初めて参加しました。代表で参加した Google の社員 ( GoogleGuy ) は 2800 回以上投稿し、また別の社員 ( AdWordsAdvisor ) は 5000 回近くの投稿を行っています。

オンラインコミュニケーションのスタイルが進化する中で、透明性の高いコミュニケーションを維持するために、Google の取り組みも変化してきました。

Google は 2004 年 5 月にブログを開始しており、公式ブログ にはこれまでに数千単位の記事が投稿されています。現在 Google には 70 を超える公式ブログがあります。Google は、おそらくどの大企業よりも多くのブログ記事を投稿しています。その中には、サイト運営者の Google に関する理解を深め、サイトが検索結果において適切にランクされるようサポートすることを目的とする、ウェブマスター向け公式ブログ もあります。ブログの他にも、ウェブマスター向けに 多数のドキュメント ( ヘルプ記事 ) を公開 しています。これらのドキュメントは、英語、日本語のほかにも数 10 種類の言語で提供されています。

Google のウェブスパムチーム ( Google の ウェブマスターガイドライン に対する違反行為の防止を目的としたチーム ) のリーダーとして、私には Google の仕組みについての質問が日々寄せられます。これに対応するために私は 2005 年から 個人ブログ を開始し、Google についての記事を何百件も書いてきました。内容は サイト運営上起こりがちなミス の解説から、ブロガー初心者へのアドバイス まで、さまざまです。また、これまで 30 を超えるカンファレンスにおいてサイト運営者の方々と直接話したり、サイトクリニック ( 実在のサイトを題材に、サイト所有者と直接質疑応答するイベント ) を行ったりしてきました。最近では 3 月に開催されたカンファレンス に、10 名を超える Google の同僚たちとともに出席し、いろいろな質問に答えました。サイトクリニックはこれまで、サンフランシスコインド、ロシア、スペイン など各地で開催されています。

この他にも Google では、さまざまなアプローチを通じて Google のランク付けの仕組みに対するサイト運営者の理解を深めようと努力しています。これまで、リアルタイム ウェブマスター チャット を行ったり、Twitterポッドキャスト を利用したり、さまざまなアプローチを行ってきました。中でも、サイト運営者をサポートする手段として、私が特に気に入っている方法は YouTube の ウェブマスターセントラル チャンネル です。この 1 年間で数百本のビデオ投稿を行い、皆様から送られたさまざまな質問を取り上げてきました。これらのビデオの総再生回数は 150 万回にも達しています ( 2010 年 7 月現在主に英語にての提供 )。

さらに、他の検索エンジンとも協力して、サイト運営者の労力を軽減するための努力も行ってきました。この結果生まれた規格として、検索結果に優先的に表示させたい URL を指定する方法 ( Canonical URL ) や、ウェブマスターがサイトの中身を検索エンジンに知らせやすくするための Sitemap プロトコル などがあります。

キーワード メタ タグ など、Google がランク付けアルゴリズムに使用しないシグナルも公式に発表しています。この情報により、サイト運営者は 不要な作業や無益な訴訟 を回避できます。

また、Google は ウェブマスター ヘルプ フォーラム を提供しており、そこには Google の社員と社外のユーザーたちが集まり、個々のサイトに関する質問に答えています。

現在私たちが問題として認識しているのは、たとえ Google の全社員約 20,000 名が、サイト運営者からの質問に答えるためにフルタイムで活動したとしても、すべてのサイト運営者とは直接対話できないであろうということです。なぜかと言うと、それは、ウェブ上にはいまや 1 億 9,200 万を超えるドメイン名が登録 されているためです。この状況に対応するために、私たちは Google ウェブマスター ツール を開発しました。これはサイト運営者の方々向けのセルフサービス式のツールであり、自分のサイトについて調べたり、Google にデータを送信したりすることができます。このツールは無料で提供されています。このツールのすべてを解説するには、別のブログ記事を用意する必要があるほど多数の機能があるのですが、いくつかを挙げると次のようになります。
  • メタ ディスクリプションの重複やタイトル タグの欠落などの問題がチェックできます。
  • Google の ウェブマスター向けガイドライン に対する違反があり、違反サイトに対する処置が Google のインデックスに加えられてしまったと思われる場合、再審査のリクエストを送信 できます。
  • サイトがハッキング被害にあった場合、その被害について詳細に調べることができます。ハッキングを受けたコンテンツを削除した後、Googlebot と同じ方法でサイトの各ページをチェックして、悪意のあるコンテンツが完全に除去されているかどうかを確認できます。
  • Google がサイトをクロールする際に遭遇したエラーを確認できます。

ある Google 社員が、自分のウェブホストで発生した使用帯域幅についての問題をこの無料公開ツールを使って分析した様子を、ブログで報告 しています。同様に、多くのウェブマスターが Google ウェブマスターツールを活用して、サイトの分析と情報収集を効果的に行っています。

以上のように、Google ではオープンな姿勢を可能なかぎり推進しており、ユーザーが Google の各種サービスからデータを持ち出す ための支援さえも行っています。しかしその一方で、どのような企業であれ、多少の企業秘密があってもおかしくないと考えています。Google の場合、スパマー ( ウェブスパムを作る人 ) やクラッカー ( 不正にシステムに侵入する人 ) から検索結果を守る必要があります。もし秘密が完全になくなり、ランク付けを意図的に操作しようとする人々が Google のランク付けの仕組みをひとつひとつ事細かに知ったとしたら、関連性の低いスパム ページ ( ポルノサイトやマルウェアサイト含む ) が Google の検索結果に多く掲載されるようになり、ユーザーを困らせてしまうでしょう。

Google は長年にわたってこのオープンな姿勢を維持する努力を続けています。そして、サイト運営者の方々に対して Google のランク付けについての情報を共有し、サイト運営者、ユーザー双方からの質問に答え続けてきました。「秘密の計算式」を理由に Google を批判することは容易なことかもしれませんが、このような我々の活動をもってしても、そこに「秘密」があると言われるのであれば、その「秘密」は検索の世界で最も多くの人に伝えられてしまった秘密と言えるかもしれません。


「サイトクリニック」とは、実在するウェブサイトを題材に、そのサイトのウェブマスターの方からの質問に公開形式で答えるイベントです。Google サーチクオリティチームのメンバーはこれまで、何度かサイトクリニックを開催し、ウェブマスターの方々と交流してきました。

本日は、3 月にダブリンのオフィスで開催されたサイトクリニックで出た質疑応答の中から、日本のウェブマスターの皆様にも役立つと思われるものをいくつかご紹介します。


1. 同じ内容のブログを 3 つ運営しているのですが、問題ありませんか?

コンテンツの内容が全く同じである場合、検索結果に反映されるのは 1 つのブログだけとなってしまう可能性が高いでしょう。また、ブログ運営の労力を分散してしまうと、ブログのリンクも分散してしまいがちです。つまり、複数の同じ内容のブログを運営することは、ユーザーだけでなく検索エンジンにとって、どのブログがメインなのか判断するのが難しくなるというリスクを伴ってしまいます。この場合、リダイレクトや canonical 指定 を使って、優先したいブログを指定するとよいでしょう。


2. 数ヶ月のうちに一定数のリンクを獲得し、Google 検索での掲載順位を 1 位にする、と宣伝している SEO 業者は信じてもいいものでしょうか?

そのような約束は誰にもできませんので、信じるべきではありません。信頼できる SEO 業者と出会うためのヒント を、ウェブマスター向けヘルプセンターに掲載していますので、参考にしてみてください。


3. 私のサイトを検索するのにユーザーが選びそうなキーワードが、誤解を招きそうな言葉や不快な表現となってしまう可能性があり、自分のサイトに掲載することがはばかられる場合、こういったキーワードとの関連性を Google に伝えるには、どうすればいいのでしょうか?

あなたのサイトの内容と、ターゲットユーザーが期待するであろう内容にもよりますが、そういったキーワードを前向きに使用してみてはどうでしょうか? 例えば、あなたがその分野のエキスパートであることをページで紹介し、関連するキーワードについて独自の用語解説を掲載するなどです。ただし、それらのキーワードが明らかにあなたのウェブサイトに不適切な表現である場合、そもそもそれらの検索キーワードから発生するトラフィックが、あなたのウェブサイトにとって有益なものであるかどうかは疑問です。


4. ( 動的な URL を静的な URL に見せるために ) URL リライト機能を使うことについて、アドバイスはありますか?

わかりやすい URL が検索結果に表示されるメリットはありますが、一方で、動的な URL を適切にリライトして静的な URL に見えるよう維持し続けるのは大変な手間がかかります。そのため、私たちは基本的に URL のリライトはお勧めしていません。それでもリライトを試してみたい方は、URL は動的なまま、不要なパラメータを取り除くだけのリライトにとどめてください。詳しくは、ヘルプ記事 " Google と相性の良い URL " やブログ記事 " Dynamic URLs vs. static URLs " (英語) をご覧ください。また、実際の URL がどのようなかたちであっても、検索結果ページでは読みやすい形式で表示されることがあります。詳しくは " New site hierarchies display in search results " (英語) をご参照ください。


5. ウェブマスターツールの地域ターゲットを使って、アイルランドを地域ターゲットにした場合、北アイルランドも含まれますか?

Google ウェブマスターツールの 地域ターゲット は国単位で機能します。つまり、アイルランド共和国をターゲットに設定した場合、北アイルランドは含まれません。解決策としては、別のサイト ( もしくはサイトの一部 ) に北アイルランド向けのコンテンツを作成して、ウェブマスターツールでそのサイトの地域ターゲットをイギリスに設定する方法があります。


6. トップレベル ドメイン ( .com や.info ) の違いは掲載順位に影響しますか?

影響しません。掲載順位で重視されるのはサイトのコンテンツです。


7. 日本向けのコンテンツを有するウェブサイトを運営していますが、サイトのトップレベルドメインは .so です。日本での掲載順位は低くなってしまいますか?

.so はソマリアの国別コード トップレベル ドメインで、確かに Google 検索では検索結果がユーザーにとって最適かどうか判断するときにこれを参考にします。とは言え、ウェブサイトの掲載順位はさまざまな要素に基づいて決定されており、トップレベルドメインはそのうちの 1 つに過ぎません。ウェブサイトに日本向けのコンテンツがあれば、日本の検索結果でもランキングされます。ただし、Google の検索エンジンのアルゴリズムが、どのような検索結果にあなたのサイトを表示すべきか判断するのに、通常より少し時間がかかるかもしれないことにご留意ください。

今後もサーチクオリティチームはサイトクリニックの機会があれば開催していきたいと思っています。また、皆様からのご意見、ご質問は ウェブマスターヘルプフォーラム でも受け付けていますので、ご利用ください。


インターネット上にある、たくさんの素晴らしいレシピ情報をもっと簡単に探せるようにするために、新しい検索機能 としてレシピ検索機能が追加されました。レシピ検索の詳しい情報は、先日 Google 公式ブログ日本語版に掲載された「日々の料理がちょっ と楽しくなるレシピ検索機能が登場」をご参照ください。



あなたのサイトのレシピページがレシピ検索で出てくるようにしたいという方は、リッチスニペットに対応してみてください。詳しい方法は、先日投稿した「リッチスニペットのフォーマットに 「レシピ」が追加されました」をご覧ください。ただし、リッチスニペットに対応しても、必ずしもサイトがレシピ検索の結果に表示されるとは限らないことがありますので、あらかじめご 了承ください。

より多くのサイトからのレシピ向けリッチスニペットへのご参加をお待ちしております。


本日は、先日の投稿、「 動画を Google のインデックスに登録するヒント 」に続き、動画のクロールやインデックスに関して よくある質問と、それらを解決するための方法をご紹介します。

Q: 動画の URL が検索エンジンにクロール可能であるかどうかを確認するには、どうしたらいいですか?

A: サイトの robots.txt を確認しましょう。動画サイトマップに含まれている URL が、意図せず robots.txt でブロックされてしまっている場合があります。robots.txt が動画サイトマップに含まれるすべての URL をブロックしていないことを確認してみてください。ここで言う URL には、以下の URL も含まれます。
  • 再生ペー ジの URL
  • 動画コンテンツと動画プレーヤーの URL
  • サムネイル画像の URL

詳細 は、ヘルプ記事、「 robots.txt ファイルを使用してページをブロックまたは削除する 」を参照して ください。


Q: 動画の再生を許可する国を検索エンジンに通知するには、どうしたらいいですか?

A: あなたのサイトの動画が特定の国や地域でしか再生できない動画である場合、<video:restriction> タグを使って、動画が特定の地域に限り再生可能であることを検索エンジンに知らせることができます。動画が「再生できる国」のリストを設定してもいいです し、逆に、「再生できない国」のリストを設定することも可能です。動画がどの国・地域でも再生できるようにしたい場合は、このタグを使う必要はありませ ん。詳細は、ヘルプ記事、「 動画サイトマップの作成 」をご参照ください。


Q: 削除した動画が検索結果に表示され続けています。どうしたら消えますか?

A: 動画が削除されていることを検索エンジンに認識させる方法は次の 2 つです。
  1. 「404 ( 見つかりません ) 」の HTTP ステータスコード を返します。このステータスコードを返しつつ、ユーザーにも役立つページを表示させることができます。詳細は、ヘルプ記事の「便利な 404 ページを作るには」を参照してください。
  2. 動画サイトマップにおいて <video:expiration_date> タグ、または mRSS フィード ( <dcterms:valid> タグ ) を使って動画サイトマップに含まれる各動画に有効期限を指定し、通知します。

動画コンテンツに関する詳細については ウェブマスター向けヘルプ記事 を参照してください。また、ウェブマスターヘルプフォーラム で 質問したり、これまでの質問と回答を検索することができますので、こちらもご活用ください。


あなたのサイトで公開している動画を Google 検索のインデックスに登録させる最もいい方法は、動画サイトマップ を使うことです。動画サイトマップを使うと、動画のあるページの URL 、動画のタイトル、キーワード、サムネイル、長さなどの情報を Google に伝えることができます。また、動画の公開期間が決まっている場合は、公開期間を指定することもできます。公開期間が指定された動画はその期間に限り Google の検索結果に表示されるようになります。詳しくはヘルプ記事の 動画サイトマップの作成 をご参照ください。

動画サイトマップを作成したら、Google ウェブマスターツール や robots.txt を通じて URL を送信してください。具体的な方法は、過去のブログ記事「サイトマップの送信が簡単になりました」を参照してください。

動画がインデックスに登録されると、Google の 動画検索 に加え、ウェブ検索の検索結果にも動画が表示されるようになります。ウェブ検索の結果で、サムネイル、長さ、ディスクリプションが表示されるため、動画であることがユーザーにわかりやすくなります。

ANN ニュース の動画検索結果の例をご覧ください:


Google では動画をサイトに掲載しているウェブマスターのみなさまに、ぜひ動画サイトマップを作成し、継続的に更新していただきたいと考えています。詳しくは、ウェブマスター向けヘルプセンターに、動画サイトマップに関する記事 が追加されていますので、ご参照ください。ご意見・ご質問は、ウェブマスターヘルプフォーラム までお寄せください。


Google ウェブマスターツール はご利用いただいていますか? 最近、より便利にするための変更が行われたので、まだご利用でない方にも知っていただきたく、今日はその変更について詳しくご紹介します。変更が行われたのは「検索クエリ」というページで、ここに新しい機能がいくつか追加されました ( ウェブマスターツールにて登録が完了したサイトは、ダッシュボードの左側のナビゲーションにある「ウェブ上のサイト」をクリックすると、「検索クエリ」というページへのリンクが表示されますので、それをクリックしていただくと「検索クエリ」ページにアクセスできます ) 。以前からご利用いただいている方には「上位の検索クエリ」というページの変更点のご案内となります。




「上位の検索クエリ」では以前、上位の検索クエリに関する情報をユーザーご自身がグラフ化できるよう、データのダウンロードが可能となっていましたが、今回の改善で、データをダウンロードする機能は残しつつ、あらかじめ「検索クエリ」のページ内にグラフを表示するようになりました。このグラフには、日付範囲を指定する機能もあります (1) 。過去のデータの中から、ある特定の 1 週間分だけのデータを抽出したい場合などにご利用ください。

また、これまでは、 特定のクエリで検索された結果、平均して何番目にサイトが表示されていたかという情報、「平均掲載順位」(2) のみをレポートしていましたが、新しくなった「検索クエリ」ページでは、「平均掲載順位に加えて「表示回数」「クリック数」「CTR (Click Through Rate) ( クリック率 )」もレポートされるようになりました。さらに、検索クエリをクリックすると、そのクエリに対する検索結果にサイトが表示された順位ごとの「表示回数」と「クリック数」、そして「クリック率」の内訳が確認できるようになりました (3) 。

「表示回数」とは、クエリに対する検索結果にサイトが表示された回数です。「クリック数」とは、実際にユーザーが検索結果の中からあなたのサイトをクリックした回数です。「CTR」は、表示された回数のうち、クリックされた回数です。また、「表示回数」と「クリック数」以外にも、サイトのどのページ が検索結果に表示されたかというリストも表示されます。

「表示回数」と「クリック数」の下に表示されている「* 件が表示されています」という数値 (4) は、「検索クエリ」表中に含まれているデータの数を示します。その上の太字の数値には、表中にない検索クエリも含まれています。「すべての国」のプルダウンメニューから特定の国を選択した時など、「* 件が表示されています」という数値が表示されない場合は、太字の数値が「検索クエリ」表中に含まれるデータの数です。

データ内を検索する機能 (5) は、たくさんの検索クエリが頻繁に変化するサイトなどを運営されている際、膨大なデータの中から必要な情報だけを抽出できるので便利です。

また、今回のアップデートでは、より詳細なデータをご確認いただけるようになっただけでなく、その量も増えています。以前、「上位の検索クエリ」に表示されていたのは、上位 100 個の検索クエリだけでしたが、このたび、表示される検索クエリの数を大幅に増やし、サイトが 100 個以上の検索クエリで表示された場合は「上位の検索クエリ」の表の最下部にページネーション ( 複数のページを移動する際に用いられるナビゲーション ) が表示されるようになりました。右向きの矢印をクリックすると、100 位以下のキーワードも見ることが出来ます (6) 。これからは、サイトが一体どのようなクエリで検索されたかを、より多くのサンプリングから幅広く知ることができます。

そして、もう一つの変更点は、「スター付き」タブの追加です。「検索クエリ」に載っている各検索クエリの横に、クリックできるスターのアイコンが表示されています。興味のある検索クエリにスターをつけてみてください。スターをつけた検索クエリは、「スター付き」タブに表示されますので、注目の検索クエリだけを抜 き出して一覧で簡単に確認することができます。



あなたのサイトが検索結果にどのように表示され、クリックされているのかを分析するのに、ぜひこのページをお役立てください。ご意見・ご質問は、ウェブマスターヘルプフォーラム にお寄せください。


ウェブサイトでは一般的に、サイト訪問者 ( ビジター ) にソフトウェアのインストールを求める場合があります。たいていは、特殊な形式の文書を見るなど、標準のウェブブラウザにない機能を追加することが目的だと思います。もしあなたのサイトで、サイト訪問者に特定のソフトウェアをインストールしてもらう必要がある場合は、サイト訪問者を適切にインストールへ誘導しているか、その手順をご確認ください。導入手順が不適切な場合は、ユーザーを万が一の危険から保護するため、あなたのサイトが マルウェア のインストールを試みているとみなされる場合があり、Google のマルウェア検出フィルタが反応し、下記のスクリーンショットのようにサイトの検索結果に「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります。」という 警告メッセージ が表示される可能性があります。


サイトの閲覧・利用に特殊なソ フトウェアのインストールが必須な場合、まずサイト訪問者に、ソフトウェアのインストールが必要な理由がわかるようにしましょう。具体的な例を次に紹介します。

良い例 ( 1 ): 初めてサイ トを訪問したビジターには、インストールを開始する前に、サイトの利用に特殊なソフトウェアが必要である理由を明記したページへリダイレクトする。その後、ビジターが必要なソフトウェアをインストールすると決めたら、インストールを開始する。

悪い例 ( 1 ): ビジターに、ソフトウェアをインストールするか否かの選択を与えずに、インストールを開始してしまう。

悪い例 ( 2 ): ビジターが、ソフトウェアのインストールが必要かどうかを判断するのに充分な情報を与えずに、いきなり確認ダイアログボックスを表示してインストールの同 意を求める ( 標準の ActiveX コントロールのインストール用ダイアログボックスでも同様です。このダイアログボックスには、ソフトウェアをインストールするかどうかを判断するために役 立つ情報が含まれていないからです ) 。

あなたのサイトは大丈夫ですか? ソフトウェアインストールの導 入手順が適切でないために、Google の検索結果でマルウェア警告メッセージが表示されていませんか? もしその場合、まず、ソフトウェアのインストール手順を見直して、サイトのビジターにインストールの必要性を充分に伝えられるようにしましょう。その上で、インストールしない選択もできるようにしてください。そのようにサイトを修正したら、あなたのサイトの Google 検索結果からマルウェア関連の警告メッセージを速やかに取り除けるよう、ウェブマスターツール を使って マルウェア再審査 ( malware review ) のリクエストを Google へ送信してくださいますよう、お願いします。


4 月から一人暮らしを始めた新入生・新入社員や、日々の献立に頭を痛めている主婦のみなさん、特別な人に手作りの料理を振る舞いたい人など、レシピを探している人に朗報です。リッチ スニペット がレシピ情報にも対応しました。Google の検索結果に、写真、調理時間、カロリー、レビューなどの情報がレシピの掲載ページに対して表示され、求めているレシピが見つけやすくなります。


レシピは、レビューイベント に続く 3 つ目のリッチ スニペットのフォーマットです。

サイトにレシピの情報があり、リッチ スニペットへの参加を希望される場合は、Microdata、RDFa、もしくは hRecipe microformats を使ってページをマークアップし、専用フォーム からご連絡ください ( 詳細は ヘルプ記事「レシピ」 をご参照ください ) 。マークアップした結果は、Rich Snippets Testing Tool (英語) で確認することができます。

Google では、ユーザーエクスペリエンス向上のために徐々にリッチ スニペットへの対応を進めています。なお、マークアップを行っても、必ずしもリッチ スニペットが表示されるとは限らないことがありますので、あらかじめご了承ください。

皆様のリッチ スニペットへのご参加をお待ちしています。


昨年、Google は皆様のウェブページの構造化データを Google の検索結果に表示できるようにする新機能、リッチ スニペッ トを導入 しました。検索したユーザーがクリックする前により多くの情報を得ることができ、求めていた情報にたどり着きやすくなったと、ご好評をいただいています。

リッチ スニペットを導入した当初、日本で対応しているフォーマットは レビュー 情報のみでしたが、このたび イベント 情報にも対応しましたので、ご紹介致します。

イベントのマークアップに使用する microformats、RDFa および microdata は hCalendar microformats をもとに作られています。以下は、イベントのリッチ スニペットの一例です:


イベントのリッチ スニペットでは、ページに掲載されている各イベントへの個別リンクだけでなく、開催場所や日時も表示されます。検索結果ページ上から、そのページにユーザーが興味のあるイベント情報があるかどうかが、伝わりやすくなります。

サイトにイベント情報があり、リッチ スニペットへの参加をご希望される方は、ぜひ一度、ウェブマスター向けヘルプ記事の「イベント」 をご参照ください。ただ、マークアップを行えばリッチ スニペットが表示されるとは限らないことはご了承ください。これまで同様徐々にイベントのリッチ スニペットへの対応を広げ、ユーザーエクスペリエンスの向 上に努めます。

今後も、リッチ スニペットの進化にご期待ください!


Google のプロダクトページで、わかりやすいタイトル タグが付けられているページはどれくらいあると思いますか? ディスクリプション メタタグは使われているでしょうか? 見出しタグはどうでしょう?? Google の各プロダクトページは、常にユーザーの使いやすさを第一に考えてつくっていますが、適切な検索エンジン最適化 (SEO) を行うことで、より良いものにすることができるのではないでしょうか? そんな社内の疑問に応えるべく、このたび私たちは Google 検索エンジン最適化 (SEO) レポートカード を作成しました。今回、このレポートカードを広く公開することで、社外のウェブマスターの皆様にも Google のプロダクトページを使った実例から、SEO について学んでいただければ幸いです。

Google SEO レポートカードは、社内のプロダクトチームに、一般的且つシンプルな SEO の手法を使って、いかに彼らのプロダクトページを改良できるか提案するために作成されました。このレポートカードに記載された手法を取り入れると、検索エンジンがコンテンツを理解しやすくなるだけでなく、ビジター ( サイト訪問者 ) が Google のプロダクトページを訪れた際のユーザー エクスペリエンスの向上にもつながります。例えば、404 エラーやリンク切れを修正したり、できるだけシンプルな URL 構造に変更したり、わかりやすいタイトルやスニペットの提供を心掛けるなどの簡単なステップを踏むだけでも、ユーザーと検索エンジンの双方に、良い影響をもたらします。

このレポートカードを作成するにあたり、私たちは、一般的な SEO の項目に沿って、100 種類の Google プロダクトのメインページを調査しました。社内に公開したところ、今では多数のプロダクトチームがレポートカードに基づいた修正を行ったり、改善の計画を立て始めています。

Google SEO レポートカードについてのご意見、ご感想は、ウェブマスター ヘルプ フォーラム までお寄せください。また、SEO についてより良く知りたい方は、昨年公開致しました「 検索エンジン最適化スターターガイド 」も併せてご参照されることをおすすめします。

2017/12/27 追記
検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイドを大幅に改定しました。詳しい内容はブログ記事「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイドを大幅に改訂しました」をご覧ください。

このたび、リッチ スニペット で microformat と RDFaに続き、microdata も使用できるようになりました。microdata マークアップ使うと、ウェブページ内の レビュー人物イベント などの情報を指定でき、Google の検索結果により有益な情報が表示されるようになります。

microdata はウェブページ内の構造化データを指定するためのマークアップ規格で、HTML5 の仕様書に説明が含まれています。HTML5 は、ウェブの基本言語である HLTML の 5 回目の大きな改訂版です。

以下は、「L' Amourita Pizza」というレストランのレビューが書かれている HTML の一部分です。


以下は、上の HTML において、レストラン、レビュー作成者、日にち、そして評価の情報を microdata でマークアップした状態です。


microdata は、情報量が豊かでありながらシンプルであるという特徴があります。ご覧のように、itemscope ( 新しいデータを指定する )、itemtype ( データの種類を指定する )、itemprop ( データのプロパティを指定する ) などの HTML 属性を追加するだけで、そのページのマークアップは完了です。マークアップが完了したら、Rich Snippets Testing Tool (英語) を使って Google がデータを適切に解釈できているか確認してみてください。

microformats や RDFa 同様、Google が対応している規格はリッチ スニペットについてのヘルプだけでなく data-vocabulary.org (英語) でもご確認いただけます。Google が解釈できるデータの種類やプロパティについても書かれています。コンテンツをマークアップすれば、必ず Google の検索結果でリッチ スニペットが表示されるとは限りません。Google は今後も microdata マークアップの対応を進め、ユーザーのみなさまに快適にご利用いただけるよう尽力します。

リッチ スニペットと microdata に関しては、以下のページもご参照ください。


昨年スタートしたウェブマスターヘルプフォーラム も、この 3 月 6 日で 1 周年を迎えることができました。これまで Google と共にフォーラムの活性化にご協力いただきました皆様に、改めて御礼申し上げます。

この 1 周年を機に、フォーラムについてのアンケート を行っています。アンケートにお答えいただいた方には、もれなく「 Google 検索エンジン最適化スターターガイド 」 のブックレット版を差し上げます。皆様の声を、ぜひお聞かせください!

※ アンケートのご回答は こちら から ( 2010 年 3 月 22 日(月) *日本時間 締切 ) ※ 締め切りました。

今後も ウェブマスターヘルプフォーラム を、どうぞよろしくお願いいたします。



3/9 追記: フォーラム、アンケートフォームではお伝えしておりましたが、ブックレットの送付につきましては、応募が 1000 を超えた場合は、その時点で終了とさせていただきます。予めご了承ください。

昨年 10 月に始動した ウェブマスターツール Labs 、皆さん、ご利用いただいているでしょうか? ウェブマスターツール Labs には、「 不正なソフトウェアの詳細 」や「 サイトのパフォーマンス 」という機能と共に、「 Fetch as Googlebot 」というツールがあります。このツールをご利用いただくと、Googlebot がクロールしたコンテンツを見ることができます。つまり、Google がどのようにあなたのサイトを見ているかが確認出来る便利なツールなのです。

そんな「 Fetch as Googlebot 」に、Google のモバイルクロールについて確認するオプションを追加しました 。

Fetch as Gooblebot-Mobile


公開当初、「 Fetch as Googlebot 」はモバイルサイトに対応していませんでしたが、公開後、モバイル端末向けサイトを管理しているユーザーの方々から、「 Googlebot-Mobile でページがどのように取得されるか確認する機能が欲しい」という、多数のご要望をいただきました。このような声にお応えし、Fetch as Googlebot に「 Googlebot-Mobile 」 のオプションを追加しました。日本語サイトで使用されることの多い cHTML と XHTML/WML の 2 種類のクローラーに対応しています。

是非この機能を活用して、あなたのモバイルサイトが Google にどのようにクロールされているか確認してみてください。そしてもし、Googlebot がサイトにアクセスできていないなどの問題が見つかった場合は、以前掲載した記事の「 モバイルサイトを正しく Google に認識させるためには 」や「 Google モバイル検索についてのウェブマスター向け情報 ( Google Japan ブログに掲載 ) 」などを参考に、トラブルシューティングしてみてください。

ご意見、ご質問は ウェブマスターヘルプフォーラム でお待ちしております。

Google のクローラーが、あなたのサイトのウェブページをどのように取得しているか、よりよくご理解いただくために、役立ていただければ幸いです。


ウェブサイトを運営している多くの方が、自分のサイトでトラブルが発生した経験があるでしょう。そんな時、どこを調べればいいのか、どこに問い合せればいいのかが分かっていると、トラブルを迅速に解決することが出来ます。問題が見つかったら、何はさておき、まずは ウェブマスターツール にログインし、再審査リクエスト を送信してみる方が多いようですが、再審査リクエストは、どんな問題も解決できる万能策とは限りません。今日は、私たちが実際よく受け取る再審査リクエストの代表的な内容と共に、問題解決までの近道をご案内します。再審査リクエストを使うべきケースと、そうではないケースについてよりよく知っていただくきっかけとなれば幸いです。


検知されたマルウェアはもう私のサイトにありません

サイトにマルウェアがあると検知された場合、Google の検索結果に「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」という警告メッセージが表示されます。もし、あなたのサイトにこのメッセージが表示された場合、ウェブマスターツールを使って、検知されたマルウェアの詳細について確認してください。そして、サイトからマルウェアを取り除き、再審査リクエストではなく、「マルウェアについての再審査のリクエスト (Malware Review Request) 」を送信してください。

マルウェアについての再審査リクエストを送信するには:
  1. ウェブマスターツールのホームページで、該当するサイトをクリックします。
  2. [このサイトの一部で悪意のあるソフトウェアを配布している可能性があります] のメッセージ画面で、[詳細] をクリックします。※ マルウェアが検知されていない場合、このメッセージは表示されません
  3. [審査をリクエスト] をクリックします。

サイトの一部 ( 例: ページ、サブディレクトリ、またはサイト全体 ) を Google のインデックスから削除したい

Google のインデックスからご自身のコンテンツを削除したい場合は、
  • あなたのサイトからコンテンツを完全に削除する
  • 該当の部分を Google がインデックスしないようブロックする
など、サイトにいくつかの変更を加える必要があります。後者は、robots.txtメタタグ を使用することで実現できます。これらの変更を行ったうえで、Google の ウェブページ削除リクエストツール を使うことで削除までの時間を短縮することができます。

削除リクエストツールの使い方:
  1. ウェブページ削除リクエストツール にアクセスして、Google アカウントにログインしてください。
  2. すぐに「新しいリクエストを作成」ページへ移動しない場合は、「新しい削除リクエスト」ボタンをクリックしてください。
  3. 「新しいリクエストを作成」ページで、ご自身の削除リクエストに応じたオプションを選択し、必須項目を入力して、「リクエストを送信」をクリックしてください。
以前掲載した記事「 Google のインデックスからコンテンツを削除する方法 」には、誤解しやすい点も含めて robots.txt やメタタグの使い方を詳しく説明しています。是非、御一読下さい。

以前に削除リクエストしたページをインデックスに再登録したい

削除リクエストの取り消しは、ウェブマスターツールから行ってください。

インデックスから削除したサイトを再登録する方法:
  1. ウェブマスターツールのトップページで、再登録したいコンテンツのあるサイトをクリックしてください。
  2. 「サイト設定」のページで、「クローラのアクセス」をクリックしてください。
  3. 「 URL の削除」タブをクリックしてください。
  4. 「削除済み URL 」 タブを選択後、再度 Google インデックスに登録したいコンテンツの隣に表示されている「再登録」をクリックしてください。
参考: サイトのメンテナンスを行う際は、上記のようなリクエストの送信による削除と再登録の手間を省くため、お使いのサーバーの設定を変更して、503 ( 一時サービス利用不可 ) の HTTP ステータスコード を返すようにするとよいでしょう。こうすることで、Googlebot は再びサイトをインデックスしに戻ってこなければならないと認識します。

サイトに実際あるページ数に比べて、インデックスに登録されたページ数が少ないのですが

この件については多くの原因が考えられますので、ウェブマスターヘルプフォーラム に質問を投稿し、他のウェブマスターや Google 社員に相談するとよいでしょう。ただしその前に、下記事項をご確認ください。

質問投稿前のチェック項目:
  • 「site: 」検索 を、ドメインの www 有りと www 無しの両方のバージョンで試してください ( いずれかのバージョンにおいてインデックスされている可能性があります ) 。例: site:www.google.co.jp, site:google.co.jp
  • サイトの中にどこからもリンクされていない「孤立した」ページがないか確認してください。
  • サイトマップ を送信してください。
  • robots.txt やメタタグで、インデックスされていないページをブロックしていないか確認してください。

自分のサイトへの外部リンクがすべて表示されていないようです

サイトに張られたリンクの数を確認する方法は 2 種類あります。「link: 」演算子でサイト検索を行う か、ウェブマスターツールを使います。ウェブマスターツールでは、該当のサイトが受けているリンクの情報がダッシュボードページに直接表示されています。リンクの状況は変化が激しいため、レポート内容も目まぐるしく変化します。

サイトへのリンク確認方法 ( ウェブマスターツール ) :

  1. ウェブマスターツールのトップページで、目的のサイトをクリックしてください。
  2. 「ウェブ上のサイト」で、「サイトへのリンク」をクリックしてください。

特定の国 ( 例えば日本 ) のユーザーのみを対象にしたい

ウェブマスターツールを使って、サイトが特定の国のユーザーに向けられていることを、Google に伝えることができます。

地域ターゲットの設定:

  1. ウェブマスターツールのトップページで、目的のサイトをクリックしてください。
  2. [サイト設定]で、[設定]をクリックしてください。
  3. [地域ターゲット]セクションで、希望するオプションを選択してください。

スパムページを見つけたので報告したい

この場合は、スパムレポートフォーム をご利用ください。

サ イトマップファイルを承認してくれません

ウェブマスターツールを使ってサイトマップの状態を確認し、エラーがある場合は修正してください。この場合もケースごとに問題が異なるため、ヘルプ記事や当ブログの関連記事に必要な情報が見当たらない場合は、ウェブマスターヘルプフォーラム ( カテゴリ: サイトマップ ) で質問してみてください。

他のサイトで自分のコンテンツが無断使用されています

まずは該当サイトのオーナーに連絡を取り、当事者間での解決を試みてください。それでも解決しない場合は、デジタルミレニアム著作権法 に基づきコンテンツ削除要求の申し立てを行ってください。

最後に、再審査リクエストを送信したほうがよい場合の例をいくつか挙げます。

  • 第三者による不正なサイトの改ざんの被害を受けた後、問題をすべて解決した
  • 新しく取得したドメインが、過去に「ウェブマスターのためのガイドライン」に抵触していた可能性がある
  • サイトが「ウェブマスターのためのガイドライン」に抵触していたため、問題を修正した
再審査リクエストを送信する際の注意事項などについての詳しい情報は、ヘルプ記事 や、当ブログ記事「 再審査リクエストを送信する際にご確認いただきたいこと 」にて、動画付きでご説明しています。ぜひご参照ください。