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先日、Google サーチ クオリティ チームでは、#NoHacked キャンペーンと題して、サイトの不正なハッキングの問題を改めて知り、サイトを守るための Tips (ヒント)を 1 週間毎日発信するキャンペーンを全世界で行いました。

このキャンペーンは、11 言語圏でGoogle+TwitterWeiboなど様々なチャンネルを舞台に実施しました。延べ 100 万人近い方が閲覧し、何百もの投稿の共有や、 #NoHacked のハッシュタグを使ったユーザー オリジナルの Tips 投稿が行われました。

ここで、Google が投稿した 5 つの Tips を改めてご紹介するとともに、世界中から寄せられた素晴らしい投稿の一部をご紹介します。

Tips その 1:
今週はハッキングの予防について考えよう!

Tips その 2:
ウェブマスター ツールはハッキングからサイトを守る上でも役立ちます。使っていない方はぜひ登録を。お友達にもお知らせください。

Tips その 3 :
Google アラートを設定してハッキングの兆候をいち早くつかもう。

Tips その 4:
ソフトウェアは常に最新のものにアップデートしておこう。

Tips その 5:
ユーザーから寄せられたベスト投稿を発表!(各言語でベスト投稿を発表しました)

世界中から寄せられた投稿のご紹介

  • ブラジルの Pablo Silvio Esquivel さんは海賊版ソフトウェアを使うことがハッキング被害の危険性につながることを紹介してくれました。
    https://plus.google.com/+PabloSilvioEsquivel/posts/9ahpESFwuac
  • オランダの Rens Blom さんは、パスワードを複数のアカウントで使いまわさず定期的に変更すること、そして 二段階認証 などのセキュリティ機能も使うことをおすすめしてくれました。
    https://plus.google.com/+GoogleNederland/posts/48e3VAsxddS
  • ロシアの Дмитрий Комягин さんは、日頃からサイトへのトラフィックや、検索クエリ、ランディング ページなどをモニターし、数値の想定外の急上昇などがないか把握しておくという方法を投稿してくれました。
    https://plus.google.com/+googleru/posts/CYwe6xf3Xvm
  • 日本の工務店コンサルタントさんは、実際に被害に遭われた際のレポートとそこから得た教訓として、ハッキング対策を適切に行っているホスティングを選ぶこと、ウェブマスター ツールのメール転送機能を設定しておくことなどを詳しくご紹介してくださいました。
    https://plus.google.com/+Asanoyukinobu/posts/hsKmoc2v2cZ
  • ポーランドの Kamil Guzdek さんは、WordPress をインストールした際に、table prefix をデフォルトのものからユニークなものへ変更することで、データベースがハッキングされるのを防ぐという tips を紹介してくれました。
    https://plus.google.com/+KamilGuzdek/posts/Gu63giLNTiZ
今回、世界同時でキャンペーンを行ったこと、そして、世界中のユーザーからサイトの不正なハッキング対策が多く寄せられたことからもわかるように、サイトの不正なハッキングの問題は全世界的に広がりを見せています。どうぞ今回ご紹介した Tips と共に以下のサイトも参考にし、ご自身のサイトの設定をもう一度確認してみてください。
ハッキングされたサイトに関するウェブマスター ヘルプ
http://www.google.co.jp/webmasters/hacked/

これからも全世界で Tips を共有し、サイトのハッキングと闘いましょう! #NoHacked のハッシュタグはこれからもご利用ください。また質問がある際はウェブマスター ヘルプ フォーラムをご利用ください(ハッキングに関するカテゴリも用意しています)。

Google では今後もユーザー、ウェブマスターのみなさまのお役に立てる情報をどんどん発信していきたいと思っておりますので、ぜひ Google Webmasters ページGoogle Japan ウェブマスター コミュニティをフォローしてみてください。

セキュリティは Google の最優先事項です。Google は、デフォルトで強力な HTTPS 暗号化を導入するなど、業界でも最先端のセキュリティを Google サービスに導入することに力を注いでいます。これにより、たとえば Google 検索、Gmail、Google ドライブを使用しているユーザーは自動的に、Google に安全に接続することができます。

Google は、Google のサービスだけにとどまらず、より広い範囲でインターネットを安全に利用できるように取り組んでいます。そこで大きな割合を占めているのは、ユーザーが Google から安全なサイトにアクセスできるようにすることです。たとえば、Google ではウェブマスター向けにハッキングの対策や修正方法について詳しい情報を提供するサイトを作成しました。

Google ではさらにもう一歩踏み込んで、数か月前の Google I/O では、「HTTPS everywhere」をウェブで提唱しました。

また、ますます多くのウェブマスターが HTTPS(HTTP over TLS / Transport Layer Security)を彼らのサイトに導入するようになってきています。これはとても心強いことです。

こうした理由から、Google では過去数か月にわたり、Google のランキング アルゴリズムでのシグナルとして、暗号化された安全な接続をサイトで使用しているかを考慮に入れたテストを実施してきました。この実験ではよい結果が得られているため、ユーザーがもっと安全にサイトを閲覧できるよう、すべてのサイト所有者の皆様に HTTP から HTTPS への切り替えをおすすめしたいと考えています。


Google は、みなさんがより簡単に TLS を導入し、よくある失敗を避けられるように、今後数週間のうちに詳細なベスト プラクティスを公開する予定です(Update: こちらのヘルプ記事内で公開しました)。開始にあたって、以下の基本的なヒントもご確認ください。
  • 必要な証明書タイプを決定します: シングル、マルチ ドメイン、ワイルド カード
  • 2048 bit の証明書を使用します
  • 同じ安全なドメイン上にあるリソースには相対 URL を使用します
  • 他のすべてのドメインにはプロトコル相対 URL を使用します
  • サイトのアドレスの変更方法について詳しくは、サイト移転に関するヘルプ記事をご覧ください
  • robots.txt を使用して HTTPS サイトへのクロールをブロックしないでください
  • 可能な限り検索エンジンがページをインデックス登録できるようにします。Noindex メタタグの使用は避けます。
サイトが既に HTTPS で配信されている場合は、Qualys Lab ツールを使用してウェブサイトのセキュリティ レベルと設定をテストできます。TLS とサイト パフォーマンスについて不安がある場合は、「Is TLS fast yet?」(英語)をご覧ください。また、ご質問やご不明な点がある場合は、ウェブマスター ヘルプ フォーラムでお尋ねください。

このランキングの変更は、グローバルでクエリの 1% 未満にしか影響しませんが、これから長い期間をかけて強化していきます。全体的に見ると、このシグナルは良質なコンテンツであるといった、その他のシグナルほどウェイトは大きくありません。HTTPS は、優れたユーザー エクスペリエンスを生み出す多くの要素のうちの 1 つです。

今後、より多くのウェブサイトで HTTPS が使用されることを期待しています。ウェブの安全性をさらに強化しましょう。