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時計

登録日:2018/10/21 Sun 14:12:15
更新日:2024/04/25 Thu 19:40:45
所要時間:約 7 分で読めます





では、ここで問題です

AとBは同じ目的のために作られた2つの異なる物品です

Aには数万か所の可動部があり、Bには可動部は一か所もありません

さて、このAとBの正体は?




答え:Aは砂時計 Bは日時計。共に時間を測るために作られた





時計とは、時間を計測するための道具全般のことである。


概要

古代人は太陽の動きを元に大体の時間を知ってそれを元に動いていればそれでよかった。
もっと言えば、「太陽が昇ったら起きて沈んだら寝る」でほとんどの人間は問題なく暮らしていたのである。
だが、多くの人が社会的生活を送っていくにつれて、「統一された時間の基準」が必要になってくる。

その「統一された時間の基準」となるのが時計である。

昔の時計は単に「動かし始めてからどれだけの時間が過ぎたか」を測るだけのものが多かったが、
社会生活の基盤が整うにつれて「今の時刻が何時か」を示すものが主流になっていった。
現在の人間の社会生活は、時計なしでは決して成立しないと言っても過言ではないだろう。

また昔の時計は多くの人が持てるものではなかったので、
教会や寺、あるいは城などの時計を持っている公共機関が一定時刻毎に鐘を鳴らしたりして民衆に時刻を告げていた。

一方、こうした時計は本来の時を計る以外の付随的な価値も持つようになっている。
ただ単に時間さえ分かればよいと言うのではなく、家を飾る柱時計や個人の装飾品としての腕時計
時計塔のように町並みの一部となる例もある。
「新しい時を刻む」「共に時を刻む」というメッセージを込めて誕生日や結婚祝いなどプレゼントに贈られることも多い。

また時計(トランプ)や後述するフィクションでの扱いのように、何かのモチーフになることも数多い。

実用品でありながら実用一辺倒でない様々な魅力も、時計にはある。


色々な時計の種類

上述した事情から「時刻を示す」ものと「経過時間を示す」ものが多い。


原理による分類

日時計

古代エジプトから使われていた最も古典的な時計。太陽の動きを元にして時刻を表すもの。
「夜になると使えない」「曇るだけでも使えない」という難点こそあるが、
向きさえ正確なら機構は非常に単純で済む上に、時刻も季節毎の違いを除けば一定なのが長所。
とは言え、地球の自転周期自体がある程度変化するものであるため、完全さは望めない。

水時計

水時計と言っても色々な種類があるが、大抵は「水の落下するペースは常に一定である」ことを利用している。
例えば、水の入った大きな容器の底に小さな穴を開け、減っていった水の量で経過時間を測る、といった具合である。
夜でも灯りがあれば使える単純な仕組みなのが長所。

日本初の時計は、天智天皇が導入した水時計に鐘を付けたもの(漏刻)だったと伝えられている。

砂時計

円筒の真ん中を細く絞ったガラス容器の中に、細かい砂をたくさん詰めた時計。中世には既に登場していた。
ひっくり返して、砂が落ち切るまでの時間を測る。
サイズの問題から、数分単位の短い時間を測るのに向いている。
その美しさから飾りとして現代でも割と人気があり、砂の代わりにゲル状の液体を詰めて装飾性を高めた物も存在する。
その一方で「ひっくり返すだけで動き出す」「電源がなくても使える」というのは一つのメリットであり、料理の際などに使用する人も多い。
これらの特徴に加えて子供でも作れる手軽さから自由研究やワークショップの題材としても人気がある。

なお、似たような形のオイル時計は性質上時間を計る用途で作られたものではないため、厳密な時計とは言わない。

ちなみに島根県には1年を計測する世界最大の砂時計がある。

火時計

日時計ではない。が燃えるペースが一定であることを利用した時計。
蝋燭や香などを使ったもので、灯りにもなるので一石二鳥。
お座敷遊びや遊郭の時間を計るのにも使われており、これをオチにした「立ち消え線香」という落語もある。香盤表の語源となった。
日本の寺では、線香を利用した時計があった。
今でも、キンチョーの蚊取り線香は10㎝1時間のペースで燃えるように作られているので、燃える残り時間がある程度わかる。
数学の文章問題の題材になることも。行動のペースが常に一定なたかしくん、動く点Pなる謎の存在に比べるとよっぽど理にかなっている。

花時計

花壇に大きな時計を設置したモニュメント……というのは近年の話。
いわゆる「本来の」花時計という奴があり、これは花壇に開花時刻の異なる数種の花を植え、花を見て現在の時刻を知る、という非常に優雅なものなのである。
「分類学の父」リンネが考案したもので、現代の花時計と区別するために、「リンネの花時計」ともよぶ。
ただし、季節や日照条件に左右される部分があまりに大きく、飾り以上の意味合いはあまりない。

体内時計

生物に生まれつき備わっているとされる時間を測定するシステム。
時刻も推測できるが、概ね時間経過や日光の有無を感知してリセットなど、時間測定よりの時計で、睡眠周期などに影響している。

腹時計

空腹状態の具合を利用した体内時計の一つ。
食事の周期に合わせて食欲が増進、それを目安に時刻を推測する…のだが、当然不規則な生活をしていれば時刻はズレていく。

ゼンマイ式時計

板バネを巻いてゼンマイにし、それがほどける勢いを動力にし歯車類や振り子などを複雑に構成し調速機としたもの。
多くの人に「文字盤」を使った時計を広めた立役者であり、機械式時計の代表。
定期的に動力部であるゼンマイを巻きなおさないと動かず板バネが切れたり調速ギアや振り子などに不調が生じる事もあるのだが、このノスタルジーがいいと言う愛好家も結構いる。
懐中時計や振り子時計などもこの仲間。

音叉時計

音叉の振動(約300回/秒)を調速機として利用したもの。動力は電池を使用していた。
ゼンマイ式時計より遥かに正確であったが、発売から10年足らずでクォーツ式時計が普及してしまう。
正確さではクォーツに及ばず、工芸品としての魅力では機械式に及ばずというどっちつかずな存在であったため、
早々に姿を消すことになった時代の徒花である。

クォーツ時計

水晶振動子を用いた時計。機械式時計としては現在最も普及しているもの。
水晶には圧電効果という性質があり、圧力を加えると電流が発生し、逆に電気を流すと振動する。
その振動数、実に32,768回/秒という桁外れの数値であり、これを調速機として利用している。
後述の腕時計や目覚まし時計、また電波時計の基礎もこれである。余談になるがCPUのクロック周波数の元もこれである。
動力源は電池であり、電池が切れると動かなくなるが、太陽電池や発電機を仕込んで半永久的に動くようにしたものもある。
職人の腕に依存するゼンマイ式と異なり、水晶という自然物の性質そのものを利用するため、安価で安定した性能を発揮できるのが特徴。
安物でも高級なゼンマイ式をたやすく凌駕する精密性を発揮できるため、一時期ゼンマイ式は絶滅しかけた。
ちなみにクォーツ時計も手入れをしないと本来はいけないのだが、安価なために大抵の場合は買い替えで対応されている。

電波時計

一般人が持てる時計としては最も正確な部類になる時計。
定期的に電波を受信して時刻を修正することで、時刻のズレがほぼ発生しないメリットを持つ。
地上に作られた原子時計の時刻の送信所から発射される電波データを受信して時刻を補正するタイプと、GPSの電波を利用して時刻を補正するタイプの2種類がある。
電池が少なくなったり電波の受信ができないと時刻の自動修正をしなくなるので、ズレが出てきたなと感じたら電池を取り替えたり電波の受信感度範囲内に時計を置こう。
ちなみに電波が受信できない場合、バックアップとして内蔵されたクォーツ時計に切り替わるため、この状態だとほぼクォーツ時計と同じ性能になる。
地上送信所データを受信する腕時計タイプなどの場合、海外で使用する際は経度地域などを調節する必要が有る。
元々携帯電話の派生物であるスマホの時計機能もこれを採用している。

原子時計

で、その電波時計の基準となる現在の地球人が持てる最も正確な時計がコレ。
原子の崩壊するスピードを元にした時計であり、誤差は非常に少ない。
正確さはものにもよるが最低でも数千年に1秒というレベル。

現在、一秒は

「セシウム133の原子の基底状態の二つの超微細準位の間の遷移に対応する放射の周期の9192631770倍の継続時間である」

という非常に訳の分からない定義になっているが、この定義に従って時間を計ることが出来るのはセシウム原子時計である。


形状・用途による分類

懐中時計や腕時計のような身に着ける小型の時計はウォッチ(watch)、それ以外の時計をクロック(clock)に大別されている。

ちなみに時刻の表示方法は大まかに分けると以下の通り。
  • アナログ表示:時針(短針)と分針(長針)の2本、または秒針を加えた3本の針の向きで時刻を指し示す。
  • デジタル表示:画面上に文字で表示する。初期の液晶での表示(短い7本の線で数字を表現)を踏襲した文字にしている事も多い。
  • 上記以外:日時計や砂時計等、上記の範疇に入らないもの。


懐中時計

その名前の通り、懐やポケットの中に収めておいて時刻を知りたい時に取り出して使う小型の時計。
登場した当初は大変高価なために上流階級しか持てないステータスシンボルでもあり、金などの美しい装飾が施された物も数多く作られた。
現在主に使っているのは出来る限り前方から目を離さないことが望ましい鉄道乗務員、衛生上の問題が絡む看護師や料理人
資料が破損することを極力避けなければならない博物館の学芸員やアーキビストなど。
ちなみにアーキビストとは過去の文書や情報などを保存する職業に就いた人の事。
ファッションとしては現在ではなかなか難易度が高いが、何かしらの拘りありきで使用している場合もある。

腕時計

懐中時計がさらに小型化し、腕に巻けるようになったもの。フランス人が考案し第一次世界大戦で軍用として普及し、その後民間にも広まった。
値段は非常にピンキリで、百均で買えるものから一千万以上するものまで。
2010年代以降は「スマートフォン見ればいいじゃん」ということで腕時計をしていない人が増えているとか(就活用やエレガンテ用など限定している人も)。
そうした風潮もありスマホとの連携を強化したスマートウォッチと言う新たな腕時計も登場している。
アニメキャラが文字盤にプリントされた腕時計というのもある。推しを見て疲れを癒やしたいと思ったアニヲタは買った方がいいかもしれない。
老若男女(特に男性)が身に付けられるアクセサリーでもあり、カップルでお揃いの腕時計を身に着けるペアウォッチというものもある。

置き時計

机や棚の上に置いて使用する時計。
下記の目覚まし時計のほか、デザインはシンプルだがカレンダー機能や温度湿度計などが付属した実用性重視の物から、
「時計機能付きインテリア」とでもいうべきお洒落なデザインの物まで幅広い。

目覚まし時計

設定された時刻になるとアラームが鳴る時計。
多くの現代人の味方であり宿敵。正直これがないと現代社会は成り立たないと言っても過言ではないかもしれない。
だが、同時にその耳をつんざく轟音で多くの人に嫌われる存在でもある。
騒音問題とか色々あるので、セットした時刻になるとバルーンが自動で膨らむなど音を使わない目覚まし時計も増えている。
最近ではアニメキャラクターないし声優の声で起こしてくれる目覚まし時計もある。
また実質的に時計である時刻表示機能の付いたラジオなどでは設定時刻でラジオを自動起動する機能で補え
かつラジオ放送で日々の情報を随時仕入れられる利点も有って単機能タイプの目覚まし時計の需要は減りつつある。

掛け時計

壁に掛けるタイプの時計。
教室・オフィス・店舗・リビングなど室内の人が集まる場所に設置されていることが多い。
丸い文字盤のアナログタイプが圧倒的だが、インテリアの一部としてのユニークなデザインのものも。

柱時計

実用性もさることながら、装飾品としての価値も高い。
大きなのっぽの古時計…を柱時計というかは諸説ある(柱時計とはかっちりした定義ではないが、柱に取り付けるタイプの時計のことを指すため)。
振子の等時性を調速機として利用したものだが、現在出回っている振子時計のほとんどはクォーツ式であり、振子は飾りでしかない。

時計塔

周囲から見やすいように高い位置にデカく作られた時計。
現代では個人向けの時計が普及しすぎており本来の時計としての需要は薄れつつある。
イギリス・ロンドン、ビッグ・ベンの時計塔や札幌時計台のように観光地として有名なものも多い。

大時計

時計台などにはめ込まれた大きな時計を指す。
特に、ボートレースのスタートの合図で使われる60秒と12秒で1回転する針がついた時計を指すことも多い。

世界終末時計

時計の針が深夜零時を指すと人類滅亡、すなわち世界の終わりになるとされる時計。
詳しくは項目参照。

チェスクロック(手合時計)

囲碁将棋チェスなどのボードゲームでプレイヤーに与えられた持ち時間内に着手しているかを確認するための時計。
着手した後に時計のスイッチを押すことで着手した側の時計の進行が止まり、相手の時計が動き出す。
プロ棋士の対局だと記録係がやるが、そうでない場合時計を対局者が自分で叩く。(『ハチワンダイバー』などで時計を使った対局が多くみられる)

フィクションにおける時計

機械仕掛けのことを別名「時計仕掛」とも言うように、精巧な機械の代名詞。
そして「時間」の象徴でもあり、タイムワープなどを題材にした作品にはしばしばモチーフとして登場する。
能力バトルものによくある時間を操る能力者は時計がシンボルになっている場合が多い。
一種のマジックアイテムとして用いられることも時折ある。

推理ものではアリバイ証明や犯行の解明において時間・時刻はとても重要なものであるためトリックのキーアイテムとして登場することも多い。
現場にある壊れた時計(犯行の際に壊れたと思われる)から犯行時刻が推定される、という展開もしばしばある。
とは言え、余りに露骨すぎてこれで実際に犯行時刻が分かるというケースはあまりなく、
古くはアガサ・クリスティーの小説で既に「時計の時間をずらしてから叩きつけて壊し、犯行時刻を誤認させる」というケースが存在する。
推理ドラマ「古畑任三郎」では、この世で信用してはいけないものの一つとして「犯行現場の壊れた時計」が挙がっていた。
同様のケースに時計と一緒に映った写真からアリバイを証明する、という展開もある。
逆に証拠となる場合では、犯人も気づかなかった時計の仕掛けや目覚まし時計関連などが取り上げられることもある。
肌身に着ける腕時計は、強盗殺人なのに被害者の高級腕時計が盗られていない、普段着けてる腕時計をなぜか着けていないなど時間とは関係ない要素で関わってくることもある。

時計塔は、巨大歯車などが動く内部と、文字盤の上を針が動き回るという外部の状況から、アクションやサスペンスの舞台として使われることもある。
下記のカリオストロの城やプロジェクトAが有名。

勿論シンプルに「現在の時刻」や「時間経過」を表すアイテムとして時計を映す演出も多い。

時計にまつわる人物たち

白兎(不思議の国のアリス)

いつでも懐中時計を見ては「大変だ、遅刻する」と言っている人。
アリスが不思議の国に落ちるきっかけ。

チクタクワニ/時計ワニ(ピーター・パン)

フック船長を丸呑みにしようと狙っているワニ
フック船長の片手と一緒に時計も一緒に吞み込んだため、時計の音が鳴る。

シンデレラ(シンデレラ)

魔法使いの助力で美しいドレスを身にまとい、お城の舞踏会に出かけるが、
深夜12時になると魔法が解けてしまうため、鐘の音を聞いて慌てて舞踏会から退出する。
アニメなどでは時計塔の鐘というイメージが強いが、当時の文化からすると、置時計であった可能性が高い。

カリオストロ伯爵(ルパン三世 カリオストロの城)

カリオストロ公国の巨大な時計塔のある城に暮らしている伯爵。
その最期は、 時計の針で真っ二つ という無残極まりないものであった。

ドラゴン(プロジェクトA)

ジャッキー・チェン演じる同作の主人公。
悪者達と時計台内部で戦い、ついに文字盤まで追いつめられ針を掴んで抵抗するも力尽きて落下する。
ジャッキーは、このシーンをスタント無しで撮影し、一回目は頭から落下し頚椎を損傷、その後傷が癒えてから更に二回落ちた。

江戸川コナン(名探偵コナン)

腕時計に麻酔銃を仕込んだ腕時計型麻酔銃を持っており、コナンのトレードマークの一つになっている。
コナンの同級生である少年探偵団は同じデザインの「腕時計型ライト」を持っている。

ドラえもん(ドラえもん)

タイムマシン」使用中はアナログ時計のようなモチーフが周囲に展開される。
また、「タンマウォッチ」など、時計を模したひみつ道具も多い。

タイムロボα(未来戦隊タイムレンジャー)

タイムレンジャー自体のモチーフに時計はあまり見られないのだが、タイムロボαの必殺技である「プレスブザード」が決まると文字盤のようなフィールドが展開、
そして、としては異様に幅広い鍔の部分がまるで時計の針のように閉まっていき、刀身と合わさった瞬間に圧縮冷凍が成立する……という非常にカッコイイ大技になっている。

タイムマスター(ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち)

リートルードを支配する魔物。リートルードの時を狂わせ、無限ループの中に閉じ込めていた。
そのギミックの中心になっているのが街のシンボルである時計塔であり、時計塔を止めると なぜか街全体が静止する
その状態で時計塔の絵のところに行くと、「時の狭間の洞窟」というダンジョンに入れその最奥にいる。
時間を操る要になっていたのはタイムマスターの背後にある大きな砂時計で、これを壊すことで無事リートルードは解放されることになる。
なお、時間操作とかいう大それた野望を持っている割に本人は そこまで強くない

めざましくん(めざましテレビ)

20年以上にわたってフジテレビの朝の顔を張り続けている怪物キャラ。

時の魔術師(遊戯王)

大きな時計をモチーフにした魔術師。城之内の永遠の相棒。[[闇堕ち]]しためざましくん
「時間を自由に操る」という非常に強力な能力を持つが、成功するかは運次第。城之内は持ち前の強運で多くの局面でこのギャンブルを成功させてきた。
なお、「千年竜」への進化効果は融合で強引に再現された。「黒衣の大賢者」の方は向こうがこちらの成功を条件に指定することで、原作再現している。

世界(ザ・ワールド)(ジョジョの奇妙な冒険 Part3 スターダストクルセイダース)

ご存知、DIOが使役する時を支配するスタンド
両手の甲など体の各部に時計の意匠が見られ、TVアニメ版では時間停止の際に「チッチッチッチッチッ…」と時計の針を刻む音がする演出がなされた。

リンゴォ・ロードアゲイン(ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン)

こちらは時間をきっかり6秒だけ戻すスタンド。
能力発動時に腕時計のツマミを戻すという、スタンドの発動にモーションが必要な珍しいタイプ。
ただし、それはあくまでリンゴォ自身の精神的なスイッチとされており、その気になれば時計なしで発動可能と思われる。

十六夜 咲夜(東方Projectシリーズ)

時間を操る程度の能力を持つメイド長。
時間停止からのナイフ投げなどDIOのオマージュ要素が強い。
スペカ発動時にはバックに時計が表示される。

藤井蓮(Dies irae)

時間を止める能力を持った主人公。
神格として覚醒すると巨大な時計のようなスタンド随神相が現れる。

サイラー(HEROES)

海外ドラマの敵役。
時計が象徴でありながら時間に関する能力ではなく、本人の能力は「並外れた直観によるあらゆる物の構造や仕組みを理解する」こと。
時計の修理に活かされていたが、他の能力者の頭を切り開きの構造を理解することで、その能力をコピーすることができる。
元は平凡な時計職人の青年だったが、能力に目覚めた影響で『知識欲』が増大し、能力の知識を求めて殺人鬼と化した
実は切り裂かなくても、『相手の脳の状態を理解する=相手に共感して心を理解する』事で殺害しなくてもコピーすることは可能。
しばしば時計が象徴として扱われており、サイラーという名も時計のブランドからとった偽名。

オルフィレウス(Zero Infinity -Devil of Maxwell-)

同作のラスボス。時計機構の長にして世界最高峰の科学者。
永久機関を開発する程の天才なのだが、彼としては別方向の領域にも手を出し研究を続ける程の研究中毒。
「既存の物理法則に縛られない法則を現出させる」ため、真理到達者と呼ばれる自分と同じ「世界に対して対等に向き合える精神の持ち主」を求めて刻鋼式心装永久機関を持つ刻鋼人機の戦いを裏で率いていた。
彼自身の能力は「無限の出力」という単純なもの。しかし彼の精神力で行使される場合、正真正銘の無限の力により敵対者は吹き飛ばされることとなる。
そして最終能力は『自身が無限のエネルギーを集合させて構築された生命体となる』こと。
物質に依存される既存の生物の枠を外れ、肉体の軛から解き放たれた影響で瞬間転移、超再生、恒星のように存在しているだけで周りに甚大ではない影響を与える、等最早同じく最終能力に目覚めた者でも太刀打ちできない代物と成っている。
彼の起源は懐中時計の歯車と針が廻る様に魅了され、そこから時計の如く無謬な科学に道を進めた。

超鈴音(魔法先生ネギま!)

彼女が開発した「カシオペア」は、見た目は高そうなだけの普通の懐中時計だが、れっきとしたタイムマシン。
“現在の時刻”を差す時針を動かすことによって、使用者とその連れを指定した時間へと飛ばすことができる。
あまりに過密なスケジュールを送るネギは、超を助けたお礼としてもらったこの時計をフル活用し、初めての学園祭を存分にエンジョイしていた。
戦闘運用すれば、非常に近いが異なる一瞬先の未来に飛ぶことによって、擬似的な攻撃の無力化・瞬間移動が可能となる。
言うなれば使用者限定・任意発動の「無敵時間」であり、その奇襲性や反則くさい回避性能と相まって格上であるデスメガネにさえ勝利を収めている。
なお、件の使用方法には瞬間的に高度な演算、超高精度な操作を行う必要があり、カシオペアを持っていれば誰でも使える手法ではない。
二人とも天才的な頭脳を持って使いこなすあたり、血筋を感じないこともない。

バロネス・オルツィ→クリストファー・マーロウ(足洗邸の住人たち。)

H.N.「大イナル眠リ(チャンドラー)」、F.N.「時間の精霊使い(タイム・ショッカー)」の通称を持つ精霊使いの男。
彼が契約する精霊や魔物はそれぞれが望んだ特定の時間にしか召喚できない取り決めになっている。
……が、この男はそれを逆手に取り、24種の契約相手に対して1時間ごとにずれた24個の時計を「時間の象徴」として携帯することで、
いつでも好きな時に好きな相手を呼び出せるよう小細工をしている。
そのあくどいやり方を比較的仲がいい契約相手に呆れながらツッコまれるも、「詐欺だな」と開き直って返している。

クロック・キング(バットマン)

ゴッサムシティのスケジュール全てを熟知し、それに基づいた綿密な犯罪を行うヴィラン。
見た目は眼鏡のおっさんであるが、レゴバットマンやブレイブ&ボールドなど一部媒体では露骨な時計デザインとなる。

クロックメン(ロックマン&フォルテ 未来からの挑戦者)

ワンダースワン版のボス。
腕時計の姿の二人組で、時間停止などを使ってくる。

タイムマン(ロックマンロックマン)

元は時間旅行研究のために作られたステージボス。
胸部には時計が配置され、また時計の針状のショットを武器とする。
特殊能力として時を遅くする「タイムスロー」を使う。

クロックマン(ロックマンエグゼ オペレートシューティングスター)

名前通り各所に時計がアレンジされた自律可動のネットナビ。
時間停止や時間移動を可能とし、彼が原因となって流星のロックマンとのクロスオーバーシナリオが始まる。

タイタス・クロウ(タイタス・クロウサーガ)

時空間を超越することができる掛け時計の姿のアイテム「幻夢の時計/ド・マリニーの時計」を使う。
元はランドルフ・カーターやド・マリニー(父)の持ち物だったという。
最終的には時間旅行者絶対殺すわんわんに襲われて破壊される。
デモンベインサーガでも同名の時間を操るチートアイテムがちょくちょく登場する。

仮面ライダージオウ

タイムトラベルをテーマとする作品であり、仮面ライダージオウを始めとした各ライダー達や、変身アイテムである「ライドウォッチ」も時計そのものをモチーフとする。
ちなみに仮面ライダージオウトリニティの内部空間「クロックオブザラウンド」に出てくる大時計は前々作『仮面ライダーエグゼイド』の仮面ライダークロノスの小道具のリペイントである。

ウォッチロボ(ニューミクロマン)

デジタル腕時計に変形する。

ふるどけいさん(それいけ!アンパンマン)

その名の通り、壁時計に手足が生えたような外見のキャラ。
本業は時計職人だが、依頼人を「過去の戻りたい時間」に送り込む異能を持つ。
一見すると過去の記憶を幻覚として見せているようにも見えるが、送り込まれた過去の世界に干渉することも可能であるため、時間遡行系の能力であるようだ。
ふるどけいさん自身が時間遡行できるのかどうかは不明。

コグスワース(美女と野獣)

魔法により置き時計に姿を変えられた城の執事
人間時代のが時計の針になっている。そのため常に同じ時刻を指している。
一応針を動かせなくはないが、正直めちゃくちゃ痛そうである。

メビウス&リンリン(スーパーマリオRPG)

目覚まし時計のような姿をしたボスキャラ。

クロックモン(デジタルモンスター)

上半身が人型、下半身が目覚まし時計な成熟期デジモン。
電脳世界の全ての時と空間を支配する絶対中立者で、1900~1999年内の時間であれば自在に操作できる。

雛井エルシー(C3 -シーキューブ-)

事情があってビブオーリオ家族会蒐集戦線騎士領の両方に所属があった病弱ロリ。
所持する時計型の禍具《シャムロックの試験時計(クロックワーク・ライフ)》は最大で4分間所有者の時を圧縮し、簡単に言えばクロックアップを可能とする。
使用者への呪いは時計の音を聞き続けないと苦痛に襲われて死ぬというもの。

時のアルカナ アヌトゥパーダ(アルカナハート)

朱鷺宮神依の契約アルカナ。物質界の時間と空間を制御し、神依の生ける時間を停止させて守護者の役目を与えた。
古代に作られた機械時計ということ以外のプロフィールが不明な最古のアルカナ。
針時計ではないが、全体が歯車で構成されている。

ハインラッド(超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズネオ)

サイバトロンの一員で、30秒だけ時間を停止できる能力の持ち主。玩具には目覚まし時計の機能がついており、アラームを止めるには変形させて頭を押さなければならない。

火焔ウォッチ(仮面ライダースーパー1)

26話に登場した、幽霊博士配下のアナログ時計がモチーフのジンドグマ怪人。
時計回収業者(演:永井雅春)に化け火花を噴き出すドグマ時計を配り、それを使って東京を火の海にするГ東京火の海作戦」を遂行しようとする。
戦闘時には体の時計爆弾を投げつけ、また胸の時計を動かして時間を操作し、ロからゼンマイを伸ばして攻撃する。
最後は、右腕を短針、左腕を長針に変化させスーパー1の時間を遅くするГ時間差攻撃」で苦戦させるも、エレキ光線で両腕を破壊されスーパーライダー旋風二段蹴りで倒された。
配下のジンファイターにはナイフニ刀流で攻撃する者もいた。

夜神月(DEATH NOTE)

作品の主人公で大量殺人犯キラの正体。…だが表向きは父親らと共にキラを追う捜査員。
父親から大学入学祝いに贈られた腕時計を常に身に付けている。だが、それを利用して堂々と人を殺せる仕掛けを施している。
腕時計は父親に対する心からの尊敬と影の裏切りの両方を兼ね備えた彼を象徴するアイテムといえる。

本郷巽(探偵学園Q)

団探偵社の探偵でDDS講師。
常に傷だらけのゴツい腕時計を身に付けている。この腕時計は犯罪者との格闘の際に手首を守る役割があり、その傷は探偵として数々の修羅場を潜ってきた際についたものである。
冥王星からのスパイを示す暗号「HIS WATCH」についても特徴的な腕時計を身につけている彼が真っ先に疑われることとなった。

クロック&ウォッチ(さくらももこ劇場 コジコジ)

アニオリ回のキャラクターで、メルヘンの国の時間を管理する時計の兄弟。時計台のネジを回すことでメルヘンの国の時間を進めることができる。
そんな彼らが不眠症になったことでメルヘンの国の人たちに異変が起きてしまい…

余談

クロックコード

戦争映画(特に海戦もの)で「3時方向!」などという言葉を聞いた事がないだろうか?
あれは時計に由来する方向の呼び方。「クロックコード」という。分までつける場合もある。
手元のアナログ文字盤時計を見てほしい。12時を前方とし、右90度は「3時」、真後ろは「6時」、左90度は「9時」。
角度を細かく言うより直感的なためか、現代でも多用されている。

アナログ表示の利点

「アナログ/デジタル表示」については先に述べたが、IT化が進む現代においてもなお、アナログ表示が絶滅する気配はない。
画面に表示するならデジタル表示の方が格段に楽なはずなのに、わざわざ機械的な運針機構を組み込んだり、時には苦心してでも画面上で時計の針を再現する始末。

何故かというと、上記のクロックコードの項でも述べた様に、アナログ表示は針の角度で時刻を表現かつ認識出来る為である。
これがデジタル表示だと、表示された数字を「数字として読み取る」事が必要となり直感的では無い。
特に、数字を扱いながら時刻を確認する時――例えば脈拍を計る時などは、時刻(秒数)の方まで数字で読み取っていたら頭の中が混乱してしまう。
時刻=角度として扱えるのは脳の機能や思考の面からみても理にかなった物なのである。

ラジオの放送スタジオ等でも残り時間が読みやすいという理由からデジタルとアナログを兼ね備えた時計を使用している。

その他、数学のテスト等でもアナログ時計の方が計算等が便利な場合もあり、学校によっては「テスト中にアナログ時計を外す」ところもある。




追記・修正は時間通りにお願いします。


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最終更新:2024年04月25日 19:40