2018/12/27 - 2019/01/06
6位(同エリア586件中)
ウェンディさん
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- Q&A回答130件
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この旅行記のスケジュール
2018/12/27
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飛行機での移動
エミレーツ航空で成田発22:00の出発―ドバイ着12/28 05:00
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飛行機での移動
ドバイでのトランジットは2時間半。ドバイ発07:25のエミレーツでカサブランカへ。
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電車での移動
モロッコ国鉄ONCFでフェズへ移動。移動時間は約5時間。
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車での移動
フェズ駅からフェズのメディナ(旧市街)タクシー移動。日中は20DH、夜間は30DHが相場。
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宿泊は邸宅ホテルのRIAD IBN KHALDOUN(リアド・イブン・ハルドゥーン)
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この旅行記スケジュールを元に
2018年の年末年始は砂漠の国へ二十歳を迎えた娘との二人旅。
6年前の2012年。
当時、中学2年生だった娘と二人で初めて足を踏み入れたモロッコ。
夜のマラケシュで悪徳道案内に絡まれ、あわや流血…のアクシデントに見舞われたものの、日本に居ては出来ない様々なことを経験してきました。
そして、2018年の年末も再び二人でモロッコへ。
二回目のモロッコだから、ツアーでは味わえない個人旅ならではのディープで現地密着型の旅に仕立てたいなぁ。
そんな想いを抱えた母が立案した旅は、青の街と砂漠を味わう旅。
娘には大まかなプランニング内容は伝えましたが、核心の部分はSecretで日本を出発しました。
果たして、私からの成人のお祝いの旅を、娘は喜んでくれるのか!?
プランナーとしての私自身もワクワクしながらスタートしたモロッコ旅は、初日の入国審査から別室に連行されてしまう心臓ドキドキの旅。
モロッコ大好きな娘と母が歩いた旅日記の始まりです。
☆★☆2018年末-2019年始 アダルト娘と旅するモロッコ☆★☆
【1】別室連行から始まるモロッコ旅:https://4travel.jp/travelogue/11441497
【2】知られざるフェズを探して:https://4travel.jp/travelogue/11445658/
【3】青の絶景に瘴気の谷を見た:https://4travel.jp/travelogue/11459763
【4】もふもふ ネコ歩き:https://4travel.jp/travelogue/11461954
【5】黄金の野獣と・・・:https://4travel.jp/travelogue/11548820
【6】砂漠の一夜はLuxury♪:https://4travel.jp/travelogue/11556861
【7】ディープに味わうモロッコ:https://4travel.jp/travelogue/11624159
【8】星降るサハラ:https://4travel.jp/travelogue/11626421
【9】ノマドのオンナ:https://4travel.jp/travelogue/11635130
【10】砂漠の料理教室:https://4travel.jp/travelogue/11670909
【11】真夜中のTea Time:https://4travel.jp/travelogue/11675222
☆★☆ 旅程 ☆★☆
■12/27 成田空港発22時のエミレーツ航空でモロッコへ
■12/28 カサブランカ空港着13時 モロッコ国鉄でフェズへ移動
□12/29 フェズ1日観光
□12/30 シェアチャーター車でシャウエンへ シャウエン観光
□12/31 シャウエン観光 シェアチャーター車でフェズへ
□1/1 モアイワン・アトラス山脈を越えてメルズーガ砂漠へ
□1/2 地元の暮らしを体験し、駱駝で砂漠の真ん中へ
□1/3 ノマドのお宅にホームステイ
□1/4 駱駝で砂漠を縦断し、Ziz谷へ
□1/5 エルラシディア空港9時のモロッコ国営航空でカサブランカへ
カサブランカ空港15時発のエミレーツ航空で日本へ
□1/6 成田空港着17時半
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
あれはもう、遠い昔の話。
成人式で着物を着るか、海外留学をしたいのか。
20歳を迎える私は父に二つに一つの選択を迫られた。
そして、2018年初春。
あの時に英国への海外留学を選んだ私は、今年二十歳を迎える娘に二つの提案をした。
20歳の記念は海外留学、それとも母との二人旅、どちらがお好み?と。
娘の答えは、母と一緒の旅。
そして、その理由がなかなか面白かった。
海外留学も興味はあるけれど、なんとなくどんなことをするのか予想が出来る。
でも、母と一緒の旅ならばジェットコースターのような先の見えないドキドキの旅になるのでしょう…。 -
さすが、わが娘。
母の旅の嗜好をよく分かっている。
旅の行先は娘の希望の地へ。
娘の希望は6年前に訪れたモロッコの再訪。
砂漠での日々をもう一度体験したい…、彼女はそう言った。
行先さえ決まれば、此処からは母の出番。
2018年2月。
モロッコまでの航空券をエミレーツ航空から購入すると同時に母のプランニングが始まった。
【2012-2013のモロッコ旅の旅行記は↓】
ドキドキのマラケシュ:http://4travel.jp/travelogue/10740398
Telouetで時間旅行: http://4travel.jp/travelogue/10740795
サハラの真ん中で年越しパーティ:http://4travel.jp/travelogue/10740982
砂漠を放浪:http://4travel.jp/travelogue/10741200
That is Marrakech:http://4travel.jp/travelogue/10741355 -
娘と二人のモロッコ女子旅。
2012年に訪れた6年前の旅ではカサブランカからの南回りルートで、マラケシュ、ワルザザート、サハラ砂漠とアプローチをしたので、今回の旅では北回りのルートで。
カサブランカ→フェズ→シェフシャウエン→サハラ砂漠へと移動し、エルラシディア空港からカサブランカへ戻るルートでプランニングを開始した。 -
モロッコへの旅は6年前にも経験済みだったので、プランニングは楽勝かと思われたのだが、伏兵があちこちに出てきては槍をチクチクと刺してきて、なかなか最終的な計画が固まらなかった。
その伏兵の一つが物価の上昇。
モロッコは欧州化が加速的に進んでいる国で、旅物価が6年前と比較すると1.5倍位に上昇していた。
写真はシャウエンのカスバの入場料表だが、モロッコ国民と外国人入場者の入場料で価格差が設けられている場所も有り、この場所ではモロッコ国民が約120円、外国人は約720円とその価格差は6倍。
6年前はそんな場所は殆どなかったのに…。 -
また、旅の安全の確保もモロッコ旅では重要なポイントだった。
娘との二人旅なので旅に豪華さは求めはしないが、ある程度の安全は確保した内容にしたい。
特にモロッコのような国では安全はお金で確保できるもののひとつであり、旅予算の中のどの程度を安全対策に費やすのかが最大の課題だった。
写真はフェズの旧市街(メディナ)中の路地だが、メディナの中には観光客が入り込んでは(特に夜間)無事には出ることの出来ない場所も存在するという。
だから宿の場所選びも重要項目の一つだったのだが、地理的に便の良い場所にある宿はそれなりにお高く、私達にはなかなか手が届かない。
しかし、地理的に便が良い場所、観光に便利な場所にある宿が安全面でベストかと云うと、実はそうではないのが都市部。
特にフェズでは観光の中心地ともいえるブー・ジュルード門の近辺の細道は夜間の治安が最悪に悪いというのは現地旅行会社の間では常識で、観光立地の良い宿=安全性の高い地域の宿ではない。
そんな情報を仕入れながら、安全性が高い地域での安い宿を探す努力…と云うのもなかなか大変だった。フェズ旧市街 旧市街・古い町並み
-
更に、モロッコ国内交通の問題もあった。
旅の時期が年末年始を挟むためにモロッコ国内を縦横無尽に走るバス網のスケジュールがなかなか公表されず、発表されたと思ったら、年末はバスの便も通常期の1/3程度に減便されていた。
CTMやSupratoursの長距離バスを利用した旅を計画していた私には、バス便の減便は大打撃。
効率的な移動ができなくなり、行きたかった場所に行けなくなる可能性も出てきた。
この問題については、砂漠の手配を依頼した旅行会社(6年前の旅でお世話になったサハラ砂漠の風)に相談し、バスの代わりに専用車をシェア利用することで何とか解決したのだが、西暦での年の区切りである年末年始なんて関係ないと思っていたイスラムの国でも最近は欧州からの影響の為か年末年始は休日になるらしく、私にとってはまさかの大きな落とし穴だった。
そんな訳で2月に航空券を購入した割には旅の全体像が全て固まったのは、半年後の8月下旬。
自分たちで動ける部分はモロッコ鉄道のONCFなどを利用して移動し、どうしても自力では手配できない部分だけを旅行会社に依頼するという形のプランとなった。 -
そんな旅の様子を旅行記の本編に入る前に少しだけ紹介♪
旅の全日程の中で旅行会社に手配を依頼したのは↓の内容。
1. フェズ-シャウエン往復のプライベート送迎
(他の旅行者とのシェア車利用)
2. 砂漠でのアクティビティのアレンジ(5-9日目)
3. 大晦日&砂漠での宿泊(4-8日目)
4. フェズ→メルズーガ砂漠(サハラ砂漠)へのプライベート送迎
上記の項目の中で、4.に関してはフェズ→メルズーガへの夜行バスの利用も可能だ。
旅のプランニング時は夜行バス利用も考えたが、バス便は1日1本しかなく、年末年始の繁忙期ということを考慮すると、モロッコ到着後のバスチケットの取得では最悪の場合には満席で砂漠までの足が確保できないというトラブルも考えられたため、リスク回避のために夜行バスの利用は諦めた。
また、フェズ→メルズーガの路線沿いはモロッコの中でも地形の変化が面白く、野生のモロッコ猿に遭遇したり、グランドキャニオンの様な地形を眺めたりと、日中を走ってこそ楽しめる場所なので、時間的に余裕があるのならば日中移動がお勧めかな。 -
イチオシ
フェズブルーと呼ばれる藍色の陶器で有名な街フェズ。
フェズの古都は【ガイドを付けなければ100%道に迷う】と言われているほどのラビリンス。
路地裏にはちょっと危ない場所もあり、ガイドを付けることを推奨されている町だ。
で、私達がガイドを雇ったかって?
リアド(邸宅ホテル)のおかみさんによれば半日:30ユーロ、1日:50ユーロでガイドを手配できるとのことだったが、私達がガイドなんて頼むわけはない。
日中を歩く分には観光客の安全性には問題がないという情報は貰っていたので、自分たちで歩き廻る方法を娘と私は選んだ。 -
せっかくの迷宮都市、迷ってナンボでしょ。
自分の足で歩いて迷うことが、町を知る一番手っ取り早い方法。
ガイドに連れられて歩いたら、自分の肌で危険個所と安全個所を感じとることができなくなってしまう。
(写真:フェズのリアドのテラスから眺めるフェズの街並み)
だから、私達はガイドなしでの街歩き。
フェズの街歩きに危険が無かったか?と問われるとその答えはNoではない。
たちの悪い道案内人にメドレセへの道を教えてやると言われて、お土産屋に連れていかれたり、チップを要求されたりもした。
でも、フェズの人達は殆どが親切で優しい方たちばかり。
ガイドブックの地図を広げて道端でキョロキョロする東洋人の母娘に優しく道を教えてくれた。
そんなフェズの街歩きの様子を少しだけ動画で紹介♪
動画は、悪徳案内人にお土産屋へと連行される様子を後ろを歩く娘が撮影
youtube動画:https://youtu.be/lUXTP0YPyr8 -
イチオシ
青の町シャウエンは娘の憧れの町。
彼女はシャウエンと呼ばれる町が何処の国にあるか知らなかったが、ずっと行ってみたいと思っていたそうだ。
だから、今回の旅で私がシャウエンを旅程に組み入れたと知った時の喜び様は凄かった。
ぜったいに自分では行くことの出来ない秘境の村だと思い込んでいたらしい。シャウエン旧市街 (メディナ) 旧市街・古い町並み
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イチオシ
フェズから砂漠への八時間の移動日だって、ただ車に乗っているだけではなく途中の観光ポイントに立ちよったりと、なにかと面白い。
モワイアン アトラス(小アトラス山脈)の裾野の山には野生のサルが生息していて、運が良ければ彼らと遊ぶことができる。
猿の大好物はピーナッツ。
ピーナッツを手にそっと差し出すと、優しく受けってくれる。
奈良の鹿さん達よりはお行儀が良いようだ。 -
イチオシ
砂漠での宿は、砂丘の麓のラグジュアリーなリアドと砂丘の真ん中でのキャンプと、ノマドのお宅。
ラグジュアリーなリアドでは砂漠を目の前にこんな光景が広がっている。 -
朝の散歩では、こんな素敵な光景にも…。
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イチオシ
でも、宿はラグジュアリーがBESTとは限らない。
ツーリスト・キャンプのテント泊だって魅力がタップリ。
ツーリスト・キャンプがあるのはサハラ砂漠のど真ん中。
6年前に宿泊した時には煎餅布団にあまりきれいではない簡易トイレだったのだが…。
それが、今回の旅では大きく様変わり。
あまりの代わり様に、娘も私も口がポカンとしてしまった。
サハラのど真ん中ですることと言えば、砂丘登り。
それも、朝日を見るために1時間をかけて登る結構ハードな登りだ。
でも、それだけの苦労をしても、砂漠から昇る朝日は最高のご褒美。
朝日がさした瞬間の砂丘の砂の色の移ろいを見る為ならば、1時間の登りだって頑張れてしまう。メルズーガ大砂丘 (サハラ砂漠) 砂漠・荒野
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イチオシ
砂漠の遊牧民であるノマドのお宅でのホームステイ。
ノマドのご一家が話すのはベルベル民族の言葉:ベルベル語だけで、英語はもちろんアラビア語だって通じはしない。
だから会話は身振り手振り。
相手の言いたいことの細かいことは分からないのだが、なんとなく通じてしまうのが不思議だった。
一緒に伝統料理を作ったり、たき火をしたり、たった1日だけだったがとても有意義なステイだった。
中でも、予想していなかったのが、ヘナ・タトゥー。
ノマドのお母さんがベルベル民族の伝統模様を私たちの足にも描いてくれた。
下絵なんてない状態で、フリーハンドで描く伝統模様。
絵柄には一つ一つ意味があり、書いてもらったデザインの一つはBerber Freedomだという事だ。
ノマドのお母さんがヘナでベルベルの伝統模様を描く様子
youtube動画: https://youtu.be/nwOjCzkO5HA -
旅のダイジェストの紹介はココまでで、此処からが旅行記の本編のはじまり・はじまり。
娘との二人女子旅の始まりはカサブランカ空港(正式名称:ムハンマド5世国際空港)。
エミレーツ航空利用で成田からドバイまで12時間、ドバイからカサブランカまでの10時間を乗り継ぎ、25時間をかけて辿り着いた。
モロッコは位置的には殆ど欧州だと思っていたが、やはりアフリカ大陸。
日本から1日(24時間)でアクセスするのは難しい。ムハンマド5世国際空港 (CMN) 空港
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カサブランカ空港への到着は13:15。
すんなりと事が運べば、なんとか夜の浅い内この日の目的地であるフェズへと辿り着ける。
太陽が高い内は迷宮フェズもそんなに危険ではないと聞いていたので、飛行機を降りた私たちはダッシュで入国審査の列へと並んだ…のだったが、そこで、まさかの私が別室送り。
アメリカでの意地悪な審査官による別室送りは有名だが、まさか私がモロッコ入国で引っかかることになろうとは思っていなかった。 -
モロッコの入国審査官と言えば、笑顔で明るいので知られている。
私の担当となった審査官も最初は笑顔で私のパスポートをチェックしながら、モロッコでの滞在日数や旅の目的を聞いていたのだが、だんだんその顔が真顔になって、何回もパスポートの記録とPCでの検索結果を見比べては、私の顔を見る。
勿論、私には犯罪歴もないし、やましいところも無い。
だから、平然と立っていたのだが、とうとう入国審査官はブースから出てきて、私に別室へ来いと言う。
私よりも先に入国審査を終えた娘は不安顔。
そりゃそうだろう。
母親が連れて行かれるのだから。
(写真:6年前の入国の記録、何処が変なの?) -
入国審査場の脇にある小部屋に連れて行かれた私はパスポートを取り上げられ、係官が何人かで協議を始めてしまった。
言葉はアラビア語なので私には何が問題なのかは一切わからないし、その説明もない。
だから、私に出来るのは彼らの話し合いが終わるのを待つだけ。
そして、彼らの話し合いが終わった瞬間を狙って、英語で「なにか問題があるのか」と質問をした。
その問いに対する係官の回答が、私の予想をはるかに超えていた。
彼らは「君の国籍は何処にある? 君は本当に日本国籍か。6年前も今と同じく日本人だったのか?」と私に問うたのだ。
母の胎内からこの世に誕生して以来、私は日本人を辞めたことも無ければ、よその国の国籍を保持したこともない。
だから「本当に日本人か?」と問われても、「そうだ。日本人だ」と答えるしかなかった。
更に私が「どうしてそんなことを聞くのか」と問うと、「君の6年前の記録がモロッコcitizenとなっている」とのこと。
どうやら、6年前のモロッコの出入国の印、もしくは6年前に入力された私のデータにミスがあったようで、私が6年前に来た時にはモロッコ国民だと記録が残っているらしい。
係官は私の顔をじろじろ見ながら、こんな扁平な顔の奴がアラブの国民であるわけがないと思ったのか、最終的には6年前の記録を書き換えることになり、私は無罪放免となったのだが、ここで日本人と認めてもらえずに入国できなかったら強制送還となっていたのだろう。
結局、この別室連行に要した時間は2時間。
6年前のモロッコ側の書類作成の不備が原因で私たちの時間を無駄にしたというのに、係官側からの謝罪は一切なし。
仕事とはいえ、どこの国でも公務員というものは....だよね。
今回の入国審査の印を押してもらった時には、既に時刻は15時近く。
明さの残る内にフェズに辿り着くという希望は消え失せていた。
(写真:6年前の出国の記録。何処に不備があるのか、さっぱりわからない) -
入国審査を終えた後にすべきことは、現地通貨モロッコ ディラハムへの両替とモロッコでの通信手段であるSIMカードの入手だったのだが、タイミングが悪く、両替所にはアジア系の団体ツアー客が詰め寄せていて騒がしい。
何とか3万円を両替して(3万円=2475DH, 1DH=12.2円)、SIMカードを買いにモロッコ・テレコムへと向かったのだが、なんとSIMが品切れで、今日はもうないとのこと。
個人旅では通信手段の確保はかなり重要なのに、SIMが手に入らないのはかなりの痛手だ。
モロッコにはモロッコ・テレコム(Maroc telecom)以外にもMeditelやInwiといった通信会社があるが、砂漠近辺でも電波状態が良いのはモロッコ・テレコムだという事なので、他の事業者のSIMを買ってもあまり意味は無い。
しかし、SIMカードが売り切れならば仕方がない。
年末と云う繁忙期だからこその売り切れなのだろう。
(モロッコテレコムを利用する場合は、7日間2.5G:25DH(約300円)または10日間3G:30DH(約360円)がお勧め) -
仕方がなく、フェズへの移動手段であるモロッコ国鉄のONCFの空港駅へと向かう。
駅は空港に直結で、到着フロアーからエスカレーターで降りればすぐそこ。
列車はほぼ1時間に1本。
駅には時刻表が掲示されているので、アラビア語やフランス語ができなくても問題ない。
私は念のためにフランス語でのメモを準備してフェズへの切符が欲しい旨を伝えた。 -
私達が乗る列車は55分後の15:55の便。
CASA VOYAGEURS駅で乗り換え、二等列車でフェズへと向かう。
モロッコでは2018年12月にカサブランカとタンジェを結ぶ高速鉄道が開通し、その影響はローカル列車であるカサブランカ-フェズ線にも出ていて、つい最近までは自由席だった二等車が12月からは全席指定制へと変更となっていた。
更に座席の販売にも早期割引制度が導入され、早くに購入すればお得に旅できるようにもなったらしい。
これから、旅する方は国鉄の乗車ルール変更点にご注意を。モロッコ国営鉄道 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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空港駅には特に待合室のようなモノは無いが小さなカフェがあるので、そこで出発時間までの1時間弱の時間を過ごす。
モロッコでの通信手段を確保できなかった私達に1時間の電車待ちは辛いかと思ったのだが、幸いなことに空港駅にはフリーのWiFiがあり、日本へ「無事モロッコ着」の連絡を入れことができた。
SIMを入手できなかった旅人にとって、無料のWiFiスポットは非常に有りがたい。 -
空港駅の構内は此処が本当に国際空港の駅と思える程寂しい場所で、照明は殆どなく薄暗い。
闇の中に浮かび上がる柱時計が、まるで19世紀の欧州の駅に来たかのように思える場所だった。
更に柱時計は時計としての役割を果たしておらず、針が示すのは現在時刻より30分あまり未来の時間。
やはり、ここはモロッコ。
駅の時計は正確なはず…という思いこみは役には立たない。
列車の発車時間近くになると列車に乗り込んで動き出すのを待つのだが、その列車内の照明も消灯されたまま。
真っ暗な車内に乗客がどんどんと乗り込む不思議な光景。
切符に記された時間を確認するにもスマホのライトの灯りが必要なほどの車内の暗さだった。 -
空港駅からCASA VOYAGEURS駅までは約30分。
CASA VOYAGEURS駅での乗継列車への乗換時間は13分あり、時間的には余裕の筈だったのだが、モロッコ国鉄が時間に正確の筈はない。
空港駅を列車が出発したのは定刻を10分も過ぎてから。
10分遅れが意味するのは、CASA VOYAGEURS駅での次の列車までの乗換の持ち時間は、3分しかないということ。
大きめのスーツケースとバックパックを持つ私達。
果たして3分の持ち時間で接続のフェズ行きの列車に乗れるのか…とかなり不安だったのだが、結果的には無事に乗換ができた。
空港駅からCASA VOYAGEURS駅への到着は予定時刻よりも8分遅れで、5分の移動時間で十分にフェズ行のホームへと移動出来、マラケシュ始発のフェズ行きの列車自体が定刻よりも遅れて入線してきたので、結果オーライとなった。 -
CASA VOYAGEURS駅では駅員がフェズ行きの出発ホームは教えてはくれたが、乗車場所までは教えてくれなかった。
手にした切符が示す私達が乗るべき車両は21号車。
でも、ホームの何処にも何両目の車両がどの辺りに停車します!なんていう親切な案内は一切無い。
だから、フェズ行きの列車が入線してきたら、あとは荷物を抱えて全力でダッシュ。
列車の入線スピードとブレーキの掛け具合を考慮しつつ、21号車がどの辺に停車するか予想し、停車位置まで走るしかなかった。
だから、無事にフェズ行きの列車に乗り込みコンパートメントの椅子に座った時には心底ほっとした。カサ ヴォヤジャー駅 駅
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フェズ行きの列車は二等座席を購入した。
二等はコンパートメント座席で、切符には個室番号と座席番号が指定されている。 -
コンパートメント内は8人掛けで、切符に記された座席番号はあまり重要視はされていなく、基本的には指定されたコンパートメント内であれば何処に座っても問題ないらしい。
-
カサブランカからフェズまでの乗車時間は4時間。
飛行機で24時間以上旅してきた身体に+4時間の列車旅はかなり堪えるが、フェズに行くためには列車に乗るしかない(日中はバス便もある)
列車は小さな町にいくつか止まりながらも、走る。 -
走り出して1時間半が過ぎた午後6時過ぎ。
どうやらサンセットの時間らしい。
橋の上から景色を眺めると、遠くに見える小さな町の外側には城壁のギザギザとした輪郭が見えた。
この城壁を見るとイスラム圏へと来たことを実感する。 -
日没後、夕闇が迫り、外気温がどんどん冷えてくると車窓に見えてきたのは草原一面に立ち込める霧。
真っ白な霧がオレンジ畑やオリーブ畑を覆い尽くしていた。 -
そして、20:45。
4時間の列車旅もようやく終了。
定刻よりも10分遅れでフェズ駅に到着した。フェズ駅 駅
-
夜なので、フェズで降りるのは旅人よりも仕事帰りの地元の方の方が多い感じだ。
プラットホームから駅舎への移動はアップダウンのある階段しかない。
こんな時はスーツケースは本当に不便だ。 -
フェズの駅舎内へと着いたらまずは駅舎の端の方へ行き、これから始まる戦いへの臨戦モードへと心と体を切り替える。
戦いとは、駅の出口を出たところで待っているタクシー運転手との交渉。
基本的にモロッコでのタクシー利用は交渉性。
乗る前に行先を告げ、運転手、乗客双方の納得のいく料金の時だけ商談が成立する。
目的地は、予約してある宿のある旧市街地(メディナ):フェズ駅からメディナへはタクシーで10分もかからない距離。
運賃は日中:20DH(約240円)、夜間:30DH(約360円)。
相場はあらかじめリサーチしてあったので、私は30DHを握りしめタクシー運転手と交渉へ。
タクシー運転手のお兄ちゃんの最初の言い値は、メディナまでは50DH(約600円)。
別にものすごく高いわけではないが、完全に足元を見られているのは事実なので、私の最初の言い値は、わざと20DH。
50DHではダメダメ!と私が言うと、お兄さんは40DHに値下げし、それでも彼を振り切って私達が別のタクシーを探し始めたら、もう30DHで良いから乗っていきな。と、一般的な金額を告げてきた。
最初から30DHと言ってくれれば、お互いに無駄な時間は無いのにね。 -
でも、タクシー運転手のお兄さんの方が一枚上手だった。
彼は宿近くの大通りで私達を降ろすと、近くにいた荷物運びのオジサンの台車に私たちの荷物を載せて、あとはこの爺さんが連れて行ってくれるから…と言い残し、去っていった。
やられた!と思ったが後の祭り。
夜21時過ぎのフェズの町。
夜のフェズは危険だと言われていたのに、そんな真っ只中に初日から飛び込む羽目になろうとは…。 -
お爺さんは荷台に乗せた荷物を上手に運んで足早に私達を先導する。
メディナの中の細い路地をいくつも曲がる。
人がすれ違う事も出来ないような細い道。 -
上を見上げても誰の姿もなく、こんな場所で拉致られたら、まず逃げることもできない路地だ。
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でも、お爺さんは悪い人ではなかったようで、歩き出して10分もたたない内に本日の宿であるリアドの入口に到着し、荷物を降ろしてくれた。
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フェズでの最初の2泊の宿は、RIAD IBN KHALDOUN(リアド・イブン・カルドゥーン)。
メディナの中でも比較的犯罪率が低いルシーフ広場の南にある宿だ。
犯罪率に関して言及すれば、ルシーフ広場側はブージュルード門(ブルーゲート)エリアよりは犯罪率が低いと云われる場所だが、フェズでは旧市街地(メディナ)内は犯罪率が高く、その中で宿をとるのはそれなりのリスクはある。
(写真は翌朝に撮影した路地の入口にあるリアドの看板) -
そして、リアドの門のノッカーをトントンとすると、中から夜勤のお姉さんが顔を出して、日本からの方ね。とニッコリと笑いながら迎え入れてくれた。
お姉さんの笑顔にほっとしたのもつかの間、リアドの中へと一歩足を踏み入れてびっくり。
ホテル予約サイトの写真で見てはいたものの、中世の雰囲気を残す邸宅が美しく残されていた。リヤド イブン ハルドゥーン ホテル
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リアドとは室内に中庭のある中世のアラブ式の邸宅をゲストハウスとしてリフォームした宿で、モロッコ観光ではホテル以上にポピュラーな宿。
6年前の旅でもマラケシュやワルザサートでリアドに宿泊し、その雰囲気がとても良かったので、今回のフェズでも宿泊するならば絶対にリアドと心に決めていた。 -
リアドはおもてなしの宿。
まずはゲストにウェルカムティーとしてミントの葉が入ったモロカン・ティーと自家製のクッキーでおもてなし。
お茶を頂きながら宿泊者カードに記入をする。
宿泊者カードには番号を書く欄が2か所あり、1か所はパスポート番号、そしてもう一つは入国スタンプの脇に手書きされたアルファベットと数字を組み合わせた記号。
どうやらモロッコでは、この記号で入国者の管理(多分、PCへの入力)をしているらしい。 -
お茶を頂きながら、ぐるぐると首を回してリアドの内装を観察。
イスラムのモザイクタイルが美しい水場や、 -
イスラム・アーチが刻まれた壁装飾など、これぞリアド!という美しい装飾が4面の壁を埋め尽くしていた。
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お茶を飲んで落ち着いたら、部屋の鍵を受け取る。
鍵のチャームはイスラムのお守りであるファティマの手だ。 -
ここRIAD IBN KHALDOUNでは部屋ごとに装飾が異なり、娘と私が予約したのは小さめのツインルーム。
小さめとはいうもののベッドはしっかりとした幅広のダブルベッドで、更に部屋の装飾はタイル細工。 -
リアドの中庭部分だけでもテンションが上がっていた娘は、この部屋の内装を見て更にテンションが上り、日本を出てから32時間は経過しているのに、目がキラキラと輝いていた。
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照明は基本的に間接照明なので、部屋の中は明るくは無いが、モロカンランプからこぼれる光は、6年前の旅を走馬灯のように思い起こさせてくれて、私も娘につられてテンションアップ。
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本来ならば、さっとシャワーをしてベッドに潜り込むつもりだったのに…
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部屋を出た私達が向かったのはリアドの屋上テラス。
テラスからは丘上に連なるフェズの美しい夜景が見えていた。 -
そして翌朝、モロッコの日の出は遅く、朝8:20頃。
出窓の窓から優しく差し込む光が目覚ましとなり、私達を起こしてくれた。 -
着替えたら、再びリアドの屋上へと登る。
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屋上からはフェズの街並みも臨めるが、すぐ近くに見えるのは市井の人々の姿。
路地の家々の煙突からは煙や蒸気が立ち上り、何処からともなく美味しそうな香りが漂ってくる。 -
その匂いをかいだら私達のお腹の虫もぐるぐると主張しだしたので、朝食を頂きに行く。
朝食はクレープや焼き立てのパンやホブスに様々な付け合せ。
使われている食器が、モロカンな雰囲気たっぷりで、娘はまたも朝から目がキラキラ。
どうやら、今回の旅のプランニングはとりあえずは失敗は無かったようだ。
今回の旅は、娘の成人を祝う旅。
これから、もっとたくさんのドキドキする経験が君を待っているよ。 -
旅行記-1の最後に今回宿泊したリアド【IBN KHALDOUN】の情報を纏めておきます。
・立地
ルシーフ広場から徒歩5分。
大通りから小さな路地を1分ほど入った場所
近年、治安が悪化してきているフェズの中では比較的安全な立地
でも、夜はメディナの中へは入りこまない方が無難
・リアドとしての豪華さ
高級ではなく中級
部屋も隅々を見ればタイルの欠けている部分などある
・食事
女子旅向けなモロカン・テイスト溢れる可愛らしい朝食
夕食も予約制で受け付けていて、それほど高くは無い
・ホスピタリティ
スタッフは良く気が回り、細かなことまで心配してくれる
フェズのガイドの紹介、シャウエンへの乗り合いバスの紹介なども扱っている
2泊したが部屋の清掃はきちんと実施してあった
・宿泊料金
エクスペディア予約で、ツインルーム1泊朝食付5920円+市税6ユーロ
予約時期は約7か月前で、早期に予約する方が割引率が大きい
・続きの旅行記:【2】知られざるフェズを探して
https://4travel.jp/travelogue/11445658/
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この旅行記へのコメント (12)
-
- pedaruさん 2019/01/16 23:19:14
- モロッコ
- ウェンディさん こんばんは
ウェンディさんの旅行記には貴重な情報がたくさんあって、メモをしながら読んでいます。
危険なこと、素敵なこと、クレジットカードが使えないとかの生きた情報が満載です。リアドは中級でも夢のようなエキゾチックな世界、もう我慢ができません(笑)。
妻の目の手術の日程が未明なので予約は一切できませんが、ぜひモロッコに行くつもりでいます。邪魔をする神様が出て来なけれは…
pedaru
- ウェンディさん からの返信 2019/01/17 23:02:39
- RE: モロッコ
- pedaruさん こんばんは。
モロッコ旅行記を読んでいただいてありがとうございます。
旅行記をどういう位置づけで書くのかは個人個人で異なると思うのですが、私にとっては旅の記録。
楽しかったことを羅列するのではなく、旅の準備における苦労や、現地で得たちょっとした情報を入れることで初めて生きた内容になる気がします。
私自身、他の方が書かれた口コミや旅行記の内容を参考にしながらプランニングをしているので、もしネット旅行記という媒体が無かったら、海外旅行はもっと敷居の高くとっつきにくいものになっていると思います。
私の足跡として旅行記に残した情報がpedaruさんや他のトラベラーの方の参考になれば、旅行記冥利に尽きるというモノです。
奥さまの目の調子が早く良くなって、素敵なモロッコ旅が実現しますように…。
ウェンディ
-
- ちちぼーさん 2019/01/14 20:37:21
- お嬢様の成人おめでとうございます。
- ウェンディさん、こんにちは。
以前の旅行記でウェンディさんご自身が振袖の代わりに留学をされたと書かれていたので
お嬢様の時はどうされるのかしら?とその時を楽しみにしていました。
ウェンディさんとともに幼い時から他の方とは違った奥の深い旅をされてきたお嬢様の選択はウェンディさんとの旅だったのですね。
出だしからハプニングも後からはきっと素敵は成人祝いとなりますね。
続きも楽しみにしています。
ちちぼー
- ウェンディさん からの返信 2019/01/16 01:00:05
- RE: お嬢様の成人おめでとうございます。
- ちちぼーさん こんばんは。
娘は二択のどちらを選ぶかな?と私自身、娘の選択には興味深々でしたが、彼女が選んだのは、母との旅。
慎重派の娘なので予想できるセレクトでしたが、母としてはあえて違う世界に飛び込む留学も面白いのではないかな…と思っておりました。
結果としては、私も再びモロッコの土を踏むことができ、新しい想い出が沢山生まれ、また、娘の新たな一面も旅の中で発見できたので、今回の旅の形でも良かったかなとも思っています。
先程、旅行記2を書き上げました。
お暇な時に眺めてみてくださいね。
ウェンディ
-
- みみこさん 2019/01/12 15:58:22
- はじめまして
- ウェンディさん、こんにちは。
初めて旅行記拝見しました。
素晴らしいハラハラドキドキな旅行記でポンコツな私には到底経験出来ない旅に引き込まれました。
敢えてチャレンジしていく姿勢が旅人だなと思います!
勝手にフォローさせて頂きました。
続きも楽しみです(≧∀≦)
今後とも宜しくお願いします(^^)
みみこ
- ウェンディさん からの返信 2019/01/12 18:42:03
- RE: はじめまして
- みみこさん はじめまして。
フォローをありがとうございます。
2回目のモロッコへの旅の記録を旅行記として書き始めたところです。
旅が好きで、あっちこっちに出かけてはその旅日記を書いているので、なかなか一つのシリーズが完結しないのが、私の旅行記。
今も、中央アジア編、アメリカ編、そしてこのモロッコ編を並行して書いていて、3月にはまた新たなシリーズが加わる予定。
モロッコ編も完成までにちょっと時間がかかるかもしれませんが、焦らずに読んでいただけると幸いです。
みみこさんの旅行記、私も拝見しました。
香港生存確認編は軽快な語り口調で、私でもこんなバス旅できるかも!と思わせてもらいましたが、あんなにスルスルと旅できるのは香港のプロだからなのですよね。
香港はまだ足を踏み入れたことが開く、いつか行ってみたい場所なので、その時は色々と教えてくださいね。
最後になりましたが、私からもフォローをよろしくお願いします。
ウェンディ
-
- らびたんさん 2019/01/10 21:27:17
- 祝☆成人式
- ウェンディさん、こんばんは(^^)
初めでブログで読んだお嬢さんは中学生だったのですが…もう20歳ですか!
おめでとうございます(^_^)
今週末あたり成人式でしょうか。
記念のご旅行ですね。
私もやっぱり留学を選びそうですが、
そこはウェンディさんのお嬢さんらしくワクワク旅で。
娘だと大人になってもずっと旅行できるのがいいですよね○
モロッコは長年あっためていたのですが、
欧米化してしまうなら早く行かなきゃですね。
見所が多くて一度で行くのは大変なので、
今回の北側を先に考えているのです。
入管に2時間ですか!?
なんとまあ…暇なんですね公務員。。
別室はままありますが、そこまで長く拘束されたことはありません。
そして悪徳道案内の動画も拝見しました。
こんな細い道をクネクネと。
これ絶対出られなくなりますね。
しかしリアドやっぱり素敵で、
日本時間夜中なのに目が覚めますね☆
普段は貧乏旅行ばかりですけど、
モロッコでは私も絶対リアドに泊まります!
vol.1でかなり満たされてしまいましたけど、
続きも首を長くしてお待ちしていますね(*゚∀゚*)
らびたん
- ウェンディさん からの返信 2019/01/11 00:26:08
- RE: 祝☆成人式
- らびたんさん こんばんは。
二回目のモロッコ旅、楽しかったです。
娘の成人記念旅でしたが、やっぱり楽しんでいたのは私ですね。
街歩きも砂漠も心行くまで堪能してきました。
モロッコの欧州化、6年前と比較してもかなり進んでいる気がします。
更に、アジア大陸からの旅行者も非常に増えている気がしました。
砂漠の宿は場所によっては、大陸の言葉が天を飛び交っている場所もあるとか。
少しでも昔の風情の残る空気感を味わいたければ、早めの方が良いかもしれません。
らびたんさんは入管での別室送りを経験されているのですね。
今回の私の場合は運が悪かったのでしょね。
でも腑に落ちないのは、前回のモロッコの入国もしくは出国の審査官のミスが原因で起きたアクシデントの筈なのに、なんで私が詰問口調の尋問を受けねばならぬのか。
どうして、ああいった方たちは自分たちの間違いを認めないのか、理解に苦しみます。
モロッコはリアドも砂漠も古都の街歩きも女子旅向きの国で、旦那様と一緒よりも、1人か友達、娘と一緒がお勧めです。
ツアーでは1周間モロッコ1週コースも有りますが、あれでは表面を撫でるだけ。
深く味わいたいならば2週間かけて1周するか、1週間ならば北回り、南回りでの半周のどちらかでしょう。
砂漠まで足を延ばすならば、移動時間を一気に短縮できるエルラシディア−カサブランカの飛行機はけっこう利用価値が大きいと思います。
車で移動したら12時間かかる距離を1時間で飛んでしまうのですから。
運賃も、ロイヤルモロッコ航空で早割35ユーロと比較的お手頃です。
日本の旅行者はあまり利用しないラインですが、お勧めですよ。
今、イラン旅を模索しています。
航空運賃が思いのほか高くて…。
行けるとよいなぁ…。
ウェンディ
-
- るなさん 2019/01/10 10:09:54
- 刺激的なウィンディさんの旅
- ウェンディさん、こんにちは。
いつもウェンディさんの旅には刺激を受けております、るなと申します。
以前、トルクメニスタン旅行記拝見しながらおぉ~!!ってなってました(笑)
そして、モロッコ。いつか行きたいと思いつつなかなかGo出来ないでいますが、いつか必ずと思い今回この旅行記でフォローさせて頂きたいと思います♪よろしくお願い致します。
何しろところはアフリカですものね。未踏の地なので全く想像の世界ですが、モロッコはこのところ女子旅でも大人気ですし観光収入源が強まっているんでしょうね。
娘との旅はホント楽しいですよね。私の場合は娘がスポンサーで連れて行ってもらっていますが(苦笑)その分私が緻密にスケジュール立ててツアコンしていますけど。
私と娘も昨年砂漠デビューしてすごく良かったのでまた行きたいねぇ~とは話しておりますが、UAEは物価も高くてもう無理ぃ(>_<)
狙うはモロッコなんですがね。とりあえずモロッコは今年は無理そうなのでまた狙います♪
これから始まるモロッコ旅、ウェンディさんとご一緒にハラハラドキドキさせて頂きながら楽しみにしています!!
るな
- ウェンディさん からの返信 2019/01/10 23:51:01
- RE: 刺激的なウィンディさんの旅
- るなさん こんばんは。
フォローをありがとうございます。
るなさんからはイスタンブールの市内散策について非常に有意義な回答を頂けて、参考にしながら母と共にガイドブックにはないイスタンブールの下街歩きを少しだけ楽しんできました。
また、メキシコ北部の旅行記もとても魅力的で拝見していました。
私からもフォローをよろしくお願いします。
娘との海外二人旅、楽しいですよね。
お互いに分かり切っている二人なので言わなくても、ある程度次の行動が予測できますし。
モロッコはイスラム圏の中では比較的欧州化が進んでいるので、女性だけでも旅をしやすい国です。
とはいうものの、女性に対する信仰由来の色眼鏡(この言葉は、今も若い子に通じるのかしら)が色濃く残っているので、それなりに注意は必要ですけれども。
雑貨も可愛く、食事も美味しいモロッコ。
ぜひ、お嬢さんと一緒の旅を計画してくださいね。
ウェンディ
-
- スイカさん 2019/01/09 13:20:53
- 動くウエンディさん
- こんにちは、ウエンディさん
私は今サパ(ベトナム)で今からベトー中国境に向かうところでした。チェックアウト前にちょっと4トラを覗いて良かった。動くウエンディさんを見れましたから。
(中国に入るとYouTubeは見れません)
ほとんど逃げ回っているようなスピードで歩いてますねー。あんなにクネクネ連れ回されてはねえ。娘さんは冷静に動画撮影(^_^)
大きくなった娘さんとモロッコ再訪。楽しみです。
髪の毛引っ張られないように!
スイカ
- ウェンディさん からの返信 2019/01/09 21:32:26
- RE: 動くウエンディさん
- スイカさん こんにちは。
二回目のモロッコに再び娘と共に行ってきました。
前回の教訓を生かして道案内には注意していたのですが、フェズの市井の方たちは良い方たちが多くついつい気を許して案内されるままについて行ったら、その先はお土産屋さんというオチ。
あの動画にはまだ続きがあり、お土産屋さんの更に先まで連行されましたが、無事に脱出。
まったく、モロッコは楽しくって愉快な場所です。
今回は都市部はフェズ1日だけであとは田舎と砂漠をメインに旅程を組み、娘の思惑通りの先の見えない旅となり、娘は毎日がアドベンチャー過ぎてついて行けない!と悲鳴に近い喜びの声を上げていました。
砂漠ですが、やはり6年前よりも状態は悪くなっていますね。
せっかくの美しい砂丘なのに、そこに残るのは、バギーが付けた惨たらしい轍の跡。
美しい砂紋を見ることの出来る場所も少なくなったようです。
スイカさんも素敵な旅を楽しんでくださいね〜。
ウェンディ
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