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  • 時代が変わった (スコア:4, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2016年12月22日 7時52分 (#3133718)

    昔は、まず純文学といったものだけが、いわゆる読み物としての本であって
    小説なんかは、今でいうところのマンガと同じ扱いだった
    私の母親などは子供のころ、当時、朝日新聞に連載中だった氷点や続氷点を食い入るように読んでいたそうだが
    母の父、つまり私の祖父などからは、「そんな下らないものばかり読んでいないでもっと本を読め」と毎日のように言われていたそうだ
    それどころか、母が小中高と集めに集めた三浦綾子関連の全ての本を、大学受験のあたりで全部捨てられたとも……

    しかし今やどうだろう?
    氷点を読むことを“読書”と認められない人が居なくなったばかりか、「ラノベを読んでも読解力は身につかない」などとドヤ顔で説教する始末である
    このまま行くとそのうち、「マンガを読んでも読解力は身につかない」などとドヤ顔で語るラノベ愛好家が出てきそうで恐ろしい

    • by ma_kon2 (9679) on 2016年12月22日 11時12分 (#3133876) 日記
      そこで「僕の妹は漢字が読める」ですよw
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2016年12月22日 8時02分 (#3133722)

      その前は純文学も馬鹿にされてましたけどね。
      考えようによっては、他人の人生を覗き見する下世話な書き物ですし。

      親コメント
  • 読解力以前の問題 (スコア:3, すばらしい洞察)

    by renja (12958) on 2016年12月22日 7時03分 (#3133700) 日記

    「純文学」を読む気が全く無い人間の意見ですね。
    純文学というジャンルに対して偏見で凝り固まっていて最初から理解する気がなく、人間関係ぐちゃぐちゃなだけのラノベの方が複雑だと思っている。
    読解力ってそんな表面的な話じゃないでしょう。

    純文学にしてもラノベにしても、ピンからキリまであるので、読解力が身につくかどうかはジャンル分けで決まる物じゃ無いですよ。
    とはいえラノベの流行り物は特に、物事が単純化されているから読解力があまり必要無いものが多いのは確かですね。
    深く考える必要が無いから流行るとも言えるでしょう。

    #スレイヤーズが出た当時は「こんなの小説じゃない!」とか言ってる人も居たっけなー
    #作者も「下半分はメモ用紙に使えてお得!」みたいな自虐をあとがきでしていた覚えがw

    --

    ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
    • つーか,ラノベしか読んでこなかった人の告解みたいなもんなので,しかたねーのでは。

      個人的には,そもそもジャンルで優劣を付けること自体に対して意味がないというか。
      親コメント
    • by vax730 (32985) on 2016年12月22日 7時30分 (#3133713)

      純文学を読む->純文学の読解力がつく。
      ラノベを読む->ラノベの読解力がつく。
      少なくとも,どちらを読んでも,ある区間の一様連続と各点連続の違いがわかるとは思えないですし,
      プログラミング言語で書かれたものも読めるとは思えないです。
      (ラノベだったら,扱っているのあるかな?長門有希はSQL(もどき)をしゃべっていたし。)

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2016年12月22日 9時39分 (#3133782)

        学校図書館司書の方へのインタビューを読んだことがあるのですが、「マンガにはマンガの読み方」があって、小説ばかり読んでいては身につかないそうです。
        親がマンガを与えないという方針で育った子は、マンガの読み方がよく分かっていないので、最初は指導しないとなかなかマンガが読めない。
        義務教育の責務として、日本の文化に触れる機会を作ってやることが重要なので、学校はマンガの在庫も充実させているという話でした。

        ということで、ラノベにはラノベの、純文学には純文学の読み方があるのは自明でしょうね。

        # 小説で身につく読解力は、恐らく科学論文の読解力とは違うわけですし、純文学とラノベのどちらが読解力が付くかなんて、個人的には狭い世界の議論だなあと思います。

        親コメント
        • ここにぶら下げよう。

          なんだかさーねー、純文学ってその「純」ってのがものすごく高慢ちきでさー
          なんか我こそは文学の中の文学、文学オブ文学で、純文学意外は言うなれば
          格下じゃん? なに偉そうな事言ってるの?的なイメージ、あるんだよねぇ _(:3 」∠)_

          親コメント
          • by ma_kon2 (9679) on 2016年12月22日 11時36分 (#3133898) 日記
            まあゾーニングしないとそこで食ってる人が困るじゃないですか。

            あと,ホラーが読みたい時にはジャンルはホラーの方が探しやすいし,SFもしかり。
            純文は芸術の一形態だとは思ってますが,反面,身も蓋もないことをいえば,
            純文は一般的なジャンル分けからあぶれたもののゴミ箱,みたいな気もします。
            親コメント
            • 純文学って、武士は食わねど高楊枝ってやつですね! (ドヤァ

              …まぁジャンル分けは必要でしょうけど、なにもヒエラルキーは必要ないって思います。

              最近アメトークでも読書芸人とかやってるけど、なんだろうなあー
              その本そのものが高尚か低俗か薄いか厚いかなんて関係なく、
              もう少し読書の「体験」を重視してほしいっつーか、
              こういう別の世界の扉が開くというか(≒夏の扉)そういう体験が出来るものって
              読書ぐらいしかないと思うんだけど、それを一度味わうとまた次に手を出してしまう
              それを味わってないとなかなか本を手に取れない…

              読書広めるんだったら、そういうのをどうにかせにゃならんのに、体験した人間が
              優越感持って(フフンってしてるってのがまるで童貞を叩くノリと一緒なんだよなぁ

              親コメント
              • by ma_kon2 (9679) on 2016年12月22日 13時22分 (#3134001) 日記
                自分は,文庫はたばこと一緒,という感覚ですよね。一服代わりに読む,みたいな。
                ふらっと立ち寄って、平積みのなかから,タイトルと帯とジャケで買ったり。
                アタリがあったり外れたり。
                想像を超えた展開に涙ぐんじゃったり。
                とっかかりが映画よりも簡単な分,当たったときの感動もデカイ。
                外れたときの悔しさも含め, その一喜一憂が読書体験の醍醐味であって,
                読解力を付けるために,なんて考えて読んだことなんかないし,
                ジャンル分けの無意味さなんて小学校で思い知ったし。
                小学校の時読んだ山岡荘八の徳川家康と井伏鱒二訳のドリトル先生航海記は本当におもしろかった。
                中日新聞に掲載されてた小松左京の首都消失も楽しみだった。
                親コメント
    • 羅生門など、教科書に載る文学しか読んだことが無い人の意見とも言える。教科書に載ってたから高尚なんだ、って先入観があるのだと思われる。文学もライトノベルも幻想成分を含んだ小説という点では同じ。文学全集などパラパラすると暴力欲望犯罪などを含む小説もある。だが、教科書にはフィルタリングされた小説しか載せないので、本読まない人が先入観持つのは仕方がない。
      親コメント
      • そうそう。

        先日川端康成の「雪国」を読んだけれど、描写が綺麗なエロ小説かと思った。
        情景描写も精緻ですごいし、女性に関する描写も直接的に描かれていないだけに、
        余計に「読めてしまう」という。あんなの教科書に載せたら

        「この時の主人公の心情を具体的に述べよ」

        とか

        「このあと主人公たちはどのような行動をとったか」

        みたいな問題出せない(笑)

        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2016年12月22日 9時51分 (#3133791)

    PHPしか使ったことのない人の、PHP以外の言語(特にJavaなんか)を貶める主張と、
    ラノベしか読んだことのない人がラノベこそが現代の文学だと言わんばかりの主張。
    これって同じ構図に感じられる。もっと広い世界を見ましょうよ。

    自分としては、ラノベも今や現代文学の1つのジャンルと見なして良いと思います。出自はともかく、立派に成長してますし。それに旧来のいわゆる「情報小説」にだってラノベ相当のものはたくさん有ったと思いますし。海外の作家で言えば、トム・クランシーの作品なんかは読み易さはラノベ級(翻訳のせいもあるけど)。

    ちなみに純文学って「日本語」の可能性を追求するところに重点を置いているものなので、「だから高級」とか他の文学ジャンルと比べること自体がナンセンスだと思う。(あくまで個人の感想です)

    • by ma_kon2 (9679) on 2016年12月22日 11時30分 (#3133891) 日記
      「アルジャーノンに花束を」みたく,原著よりも読みやすいものもありますしねえ。
      あれは日本語の特性が英語よりも相性がよかった好例というか。
      個人的に純文は芸術の一ジャンルじゃないかと思ってます。文字による芸術。
      音楽なんかは,おなじスコアでも演奏家によって違ってくるじゃないですか。
      その部分が読者にゆだねられているというのが,読書のおもしろいところでありますね。
      ラノベでもなんでもかまいませんが,そこのおもしろさに気がつけば,
      読解力なんて下世話な話題どうでもよくなると思うのですが。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2016年12月22日 10時38分 (#3133840)
      Javaのようなゴミは貶められて当然だろ
      lispくらい無駄なものを削ぎ落とせば誰も文句つけられなくなる
      純文学はまだその域に達してないのかな?そういうのこそ純文学の目的だと思うけど。
      親コメント
  • 曲がりなりにも本を読んでいるのだから,その本を読むだけの読解力は発揮しているだろ,と。
    問題は脳は「慣れる」ので,同じジャンルばっか読んでたら
    展開やら作者の文章に慣れて,読解力はそれほど使わなくてもよくなるということ。
    その脳の慣れがダメだという話なら判るんだけどねえ。
    まあ,ラノベの場合,ラノベデビューもちょっとはみ出た人が
    キャラ文芸に移行しちゃったり,ハヤカワ行ったりなので,質が均一になり過ぎているという可能性もありますけどね。
    キャラ文芸までをラノベとくくれば,ラノベ自体他の文芸と多様性はさほど変わらないと思いますがね。

    まあ,ぶっちゃけ物語をたしなむことが
    実生活で役に立つと思っている辺りが間違いだとは思うが…
    所詮暇つぶしよ?

    どちらかというとノンジャンルで読みまくって,
    読解によって得られる脳内麻薬の虜になっちゃってる人の方が問題だと思うんですがw
    (自分も含め)
  • 「春琴抄」をエロ本として利用する。

    #映画をエロビデオとして使う方がメインなのだが。

  • by Anonymous Coward on 2016年12月22日 8時51分 (#3133745)

    元記事のtogetterでしてるのは結局のところ「ライトノベルと純文学のどちらが上等なのか」という話

    読解力の定義についての話や、実際にPISA調査ではどういう問題が出たのか、というレベルの話すらしていない
    殆どの人間が議論のスタートラインに立っていないのに「読解力」を語ろうとしている
    これは国語のテストで言えば、テキストを読まずに問題文を解こうとするようなもの

    PISA調査における読解力というものをきちんと調べてみてよ
    文部科学省のHPに明瞭に記述されてるからさ

  • by nemui4 (20313) on 2016年12月22日 9時13分 (#3133754) 日記

    >少なくとも純文学より、推理小説系ライトノベルや、人間関係がぐちゃぐちゃなライトノベルの方が、余程読解力は身に付くと思う。

    関係性が複雑(に見える)テキストを読めば読解力が身につくということでしょうか。
    もしかしたら文章表現が拙くて関係を論理的に説明しきれていない場合、そこから内容を読み取るスキルが必要なのでラノベを読めば、十分に記述されていない関係性を補完できるような読解力が鍛えられるということなのかな。
    #これは補完というか邪推か、コメント読解力が足りない・・・

    純文学や非ラノベでも文字としては書かれていない背景や関係性を読み解く読解力は身につきそう。

  • ラノベだけ読んでりゃそりゃ読解力の幅も深みも出ないし偏るのは当然だろうし、
    その逆も同様。読解力を上げるって話と書物のジャンルをつなげるのは無理があるかな。

    どっちが上等か、って話については、飲みの場での話題としては面白いけれど、
    所詮は「一般的な蕎麦とラーメンとどっちが高級か」くらいの話にしかならないとおもう。

  • JIS規格とかじゃなくて?

  • by mondy (27787) on 2016年12月22日 10時42分 (#3133844)

    そもそも読解力ってなんだ?
    webで調べると、読み手側が書いてある文章から情報を読み取る力、的な事が書いてある。

    じゃあラノベと純文学の違いは?というと、昔のラノベの場合は擬音を作中で使うかどうかという差だと認識していた。
    例えば
    文学だと「轟音が響き渡り、周囲の砂塵を巻き上げての大爆発」みたいなのが、ラノベだと「ちゅどおおおおおーん!!!」になる。
    読解力がつかない、と言っている部分の多くはこの漫画的な擬音で情景を描写する文章的表現や語彙を会得し難い、という部分があるかなと思う。
    因みに人のだと、文学では「武蔵は天に向かって高らかに咆哮した」が、ラノベだと「うおおおおおおお!!」になる様な。

    で、確かに情報を語彙に頼る頼らないの差はあるが、書き手が伝えたい情報は大きくはこの様な細かい表現部位にあるのか?と考える。
    お高く純文学などと言っているが、元々は漫画などと同列視されてた娯楽に過ぎないのに、寧ろお高くとまったままお貴族様しか読めない表現手法を駆使する事に拘りを保ち続ける事を、読んで貰うことより上に置いて無いか?
    ラノベはもう少し言葉の語彙が持つ力を使うべきでは?と思う。

    そもそも私が作品を読む目的は、読解力を上げたいからでは無く、面白い作品を読みたいからだ。
    なのでラノベか純文学か、私自身は余り関係無く、楽しめるなら何方も買って読む。
    読解力よりも主人公の心情や知らなかった知識が書いてあることが喜ばしいと思う。

    同時に読者の方は、ラノベと純文学で張り合って無いで、ひろく文章を読める様にしていった方が得なのに、と思う。

    本業界が行うべきは、貴賎の対立では無く、漫画の擬音入りラノベから文学に近い表現のラノベ、そして文学でも平易でラノベ読みでも読める作品を紹介する事では無いのかと考えるが。

    俺は面白い作品が読みたいだけだ。

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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall

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