ヤクルトの新外国人ペドロ・アビラ投手(28=ガーディアンズ)が13日、都内の球団事務所で入団会見に臨んだ。背番号は「11」、出来高付きの年俸100万ドル(約1億5000万円)の1年契約となっている。すでに2軍練習に参加している右腕は「すごく…
ヤクルトの新外国人ペドロ・アビラ投手(28=ガーディアンズ)が13日、都内の球団事務所で入団会見に臨んだ。背番号は「11」、出来高付きの年俸100万ドル(約1億5000万円)の1年契約となっている。
すでに2軍練習に参加している右腕は「すごく選手ファーストに扱ってくれるチーム。チェンジアップが武器で闘志を前向きに出した投球を見てほしい」と穏やかな口調で話した。
先発をこなせる助っ人を探していたチームは、ローテーションの一角としてアビラを獲得。マイナーリーグでは通算132試合、メジャーでは通算8試合で先発。昨季はパドレスとガーディアンズに所属し、中継ぎとして計54試合に登板した。先発、中継ぎともに経験豊富な右腕は昨季、パドレスでダルビッシュや松井裕樹とチームメートだった。
同席した小川淳司GM(67)は、獲得に至った経緯について「先発の経験もありながら、ウチの足りないポジションっていうところも含めて。力勝負というよりはうまく打たせて取る。まっすぐの強さはもちろん、肘がうまく使えて変化球を低めに集める技術がある」と高く評価した。
アビラも先発を希望しており、「先発として考えていただけるということで、できるだけたくさん勝利数を稼げたらと思います」と笑顔で話した。
オフ期間にマイアミでライブBPをこなし、来日後も複数回ブルペン入り。初登板は未定だが「今の時期で抑えながらやっているとかはなくて、もうすでにいい状態。いつでも準備はできている」とデビューに向けて順調に調整を進めている。