ドジャースとの開幕シリーズ(18、19日=東京ドーム)に臨むカブスは12日深夜、日本に到着した。キャンプ地のアリゾナから羽田空港にチャーター機で移動。開幕投手を務める今永昇太投手(31)、鈴木誠也外野手(30)らが、開幕戦に向けて日本で最終…
ドジャースとの開幕シリーズ(18、19日=東京ドーム)に臨むカブスは12日深夜、日本に到着した。キャンプ地のアリゾナから羽田空港にチャーター機で移動。開幕投手を務める今永昇太投手(31)、鈴木誠也外野手(30)らが、開幕戦に向けて日本で最終調整を行う。球団はこの日の今永の様子や鈴木の特別動画を公開するなど、こちらも同シリーズへの盛り上がりが一気に高まっている。
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ドジャースよりも一足先に、カブスが日本に降り立った。到着前からロビーにはファンが人だかりをつくり、警察も警備にあたる厳戒態勢が敷かれた。午後11時27分ごろにチャーター機が着陸。一同は同56分に高さ約2メートルほどのパーティション内を移動した。選手らの姿は見えなかったが、今永と鈴木が並んでロビーから出てくる様子がMLBで公開された。
日本生まれの“2人の侍”が、早速ムードを高めた。球団公式Xは到着から一夜明けたこの日、今永がカウンセル監督と並んで鏡開きを行う動画を投稿した。今永は鏡開き後は小つちをバットに見立てて、監督の現役時代の特徴的なバッティングフォームをまねして爆笑を誘った。乾杯では、今永が自分の升を監督の升より下げた。チームが米国を出発する前に実施した日本の文化を学ぶ“日本講座”で紹介された「年下が相手よりグラスを下げる」乾杯作法を再現した形だ。
球団公式Xは、鈴木の特別動画も公開した。鈴木はバットではなく刀を手に屋外ケージに登場。英語で「Check out my new samurai sword(新しいサムライ・ソードを見てくれ)」と書かれたコメントが表示されると、次々と向かってくるボールにスイング。ボールはどれも真っ二つに割れ、まさしく一刀両断にした。終盤ではボールの破片がカメラマンに直撃するアクシデントがあり、鈴木は歩み寄って「大丈夫?」と声をかける場面もあった。
20年にド軍で世界一に輝いた新加入のターナーは自身のインスタグラムで浴衣姿を公開するなど、各選手が日本の生活を満喫している様子だ。チームは14日に全体練習を行い、15日に阪神、16日に巨人とプレシーズンゲームで対戦し、開幕2連戦へ。注目の両チームが、日本の地にそろった。