バレーボール少年団の早来アクティブは、「笑顔」がトレードマーク。伸び伸びと楽しくプレーすることをモットーとしながら、昨年夏は初の全国大会出場を果たし、今年1月の全道大会も制覇した。今年から中学生チームも新たに発足。小中学生そろって活躍が期…
バレーボール少年団の早来アクティブは、「笑顔」がトレードマーク。伸び伸びと楽しくプレーすることをモットーとしながら、昨年夏は初の全国大会出場を果たし、今年1月の全道大会も制覇した。今年から中学生チームも新たに発足。小中学生そろって活躍が期待される。
練習は厳しくても、みんな朗らか。「強く、楽しく、カッコ良く」、そして「笑顔でバレー」が早来アクティブのモットーだ。
1985年にスタートし、今年で40年目。節目を飾るように、チームは大躍進を見せている。昨年7月の全日本小学生南北海道大会混合の部で優勝し、8月の全日本大会(東京など)に初出場。ベスト16まで勝ち進んだ。同10月のななかまど杯北海道小学生大会では2連覇を達成し、今年1月の北海道選抜大会でも優勝。いずれも2―0のストレート勝ちという強さだった。
選手たちは、親しみを込めて小畑治子監督(49)を「ハルちゃん」と呼ぶ。監督自らが決めたルールだ。「選手たちが萎縮しないよう垣根を取り払って」信頼関係を築いてきた。気兼ねなく何でも言い合える親密さがチームの強み。主将の山西蕾来(らら)さんは「みんな楽しくやっている。もっと強くなって全国大会に行きたい」と伸び伸びプレーする。
今年からは中学生チームも発足。全国出場の原動力となった「二枚看板」のエースアタッカー斎藤涼哉くん、セッター福田琉太くんに、札幌の強豪クラブで全国3位になった経験もある小山佳祐くんも“笑顔のバレー”にひかれて新加入。主将にも任命され「地区も全道も全部勝って全国へ行く」とチームに活力を与えている。
安平町や同町の総合型地域スポーツクラブ「NPO法人アビースポーツクラブ」が活動をバックアップ。手厚いサポートも受け、絆で結ばれた両チームは“アクティブ”に前進する。
(石井 睦)