◆大相撲 ▽春場所5日目(13日、エディオンアリーナ大阪) 前相撲が行われ、元幕内・安芸乃州の長男・今田(音羽山)がデビューから2連勝を飾り、一番出世を決めた。「良かったです。早く上がりたいので。もう一回、(前相撲に)来るのはしんどいです」…
◆大相撲 ▽春場所5日目(13日、エディオンアリーナ大阪)
前相撲が行われ、元幕内・安芸乃州の長男・今田(音羽山)がデビューから2連勝を飾り、一番出世を決めた。「良かったです。早く上がりたいので。もう一回、(前相撲に)来るのはしんどいです」と笑顔を見せた。
24歳の今田はネバダ州立大で柔道の学生選手権、USオープンで優勝し、宇宙工学を学んでいた異色の経歴を持つ。2月に行われて新弟子運動能力検査を経て、今場所で初土俵を踏んだ。11日に初白星を挙げた際には「たくさんのメッセージをいただきました。米国の方からも。ありがたいです」と感謝。米国で相撲ショーを見に行ったこともある元大関・小錦でタレントのKONISHIKIからも「いい相撲だった」とメッセージが届いたと明かした。
同じ相撲の世界に身を置いたことで、父の存在の大きさに気付かされることも多いという。「今までは(柔道をやっていて)畑違いで全く感じなかったけど、父の最高位に今いる方を見て、このぐらいのところにいたんだなとか、すごかったんだなと」。背中を追いかけ、番付を上げていく。