公益財団法人日本ゴルフ協会(JGA)は12日(水)に都内で記者会見を開き、4月1日からJGA新組織として「日本ゴルフ殿堂」を設立することを発表した。これまでは一般財団法人「日本プロゴルフ殿堂」として、公益社団法人日本プロゴルフ協会(PGA…

日本ゴルフ殿堂設立の会見に出席した山中博史氏、池谷正成氏、松井功氏、戸張捷氏(左から)

公益財団法人日本ゴルフ協会(JGA)は12日(水)に都内で記者会見を開き、4月1日からJGA新組織として「日本ゴルフ殿堂」を設立することを発表した。

これまでは一般財団法人「日本プロゴルフ殿堂」として、公益社団法人日本プロゴルフ協会(PGA)、一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)、一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)の3団体が、日本のプロゴルフ界で偉業を達成した選手の中から顕彰者を決定、式典を開催してきた。

日本プロゴルフ殿堂は1月に解散が決定。日本ゴルフ殿堂は今後、上記プロゴルフ3団体と協力しながら、プロゴルファーに限らず日本ゴルフ界の普及、発展に貢献した人たちも対象として顕彰を行う。

会見にはJGAの池谷正成会長、山中博史専務執行役、戸張捷広報参与、日本プロゴルフ殿堂の松井功理事長が出席。松井氏は「世界ゴルフ殿堂のように、アマチュアを含めたゴルフ界全体の殿堂を創設する必要がある」と説明。池谷氏は今後の顕彰対象として、アマチュアゴルファーやコース設計者、メディア、ゴルフクラブのデザイナーらにも対象を広げて顕彰者を選出したいと話した。

日本プロゴルフ殿堂は2年に一度顕彰式を行ってきたが、日本ゴルフ殿堂の第1回顕彰式典は2026年3月を予定。顕彰対象者を選出するためのノミネート委員会やセレクションメンバーについては、現在候補者を検討している段階とした。

また、会見では兵庫・廣野ゴルフ倶楽部内にある「JGAゴルフミュージアム」の運営についても言及。同ミュージアムの運営が課題の一つとなる中、今後はゴルフ殿堂とともに取り組んでいきたいことも明かした。(編集部/谷口愛純)