街が巨大なゲーム空間に! ゲーム感覚ゴミ拾いイベント「清走中」を浅草で開催
2024年12月14日(土)と2025年1月18日(土)に、東京都台東区浅草にてゲーム感覚ゴミ拾いイベント「清走中」が開催されます。
「清走中」は、ゴミ拾いにゲーミフィケーションを融合したゲーム感覚ゴミ拾いイベントです。ゲーミフィケーション (Gamification)は、ゲームデザイン要素やゲームの原則をゲーム以外の物事に応用すること。ゲーム感覚で楽しみながら、ストレスを感じさせない学習や行動に効用があることで近年研究が進んでいる分野でもあります。
チームで協力して拾ったゴミの種類や重量、スマートフォンで通達されるミッションの達成度などがポイント換算され、上位チームには豪華景品が贈呈されます。
ポイ捨てされたゴミがアイテムに変わり、街全体がゲームエリアとなるような世界観を演出することで「楽しさ」を入口にゴミ問題について考える機会を提供できる近未来の環境教育コンテンツです。トングや袋、軍手等の備品は運営にて用意され、 掃除用具などの持ち物は不要となっています。
今回の「清走中」は、浅草寺や仲見世商店街の周辺がゲームエリアとなり、落ちているゴミがポイントに変わる新感覚体験を楽しむことができます。また、このイベントは、台東区が推進する「浅草地区持続可能な観光地づくり事業」の一環で開催するものです。
台東区では、浅草地区の地域住民や事業者と協働し、観光客の満足だけではなく、区民の生活に調和したまちづくりによる、持続可能な観光地の実現を目指しています。
そこで、「EDO IT!」をスローガンに、江戸らしくストレートに「DO IT!(やろう)」という呼びかけの意味を込め、江戸の浅草地区を浮世絵タッチで表現したビジュアルとともに啓発活動を推進します。観光マナーを知ること、守ることを「良きおこない」として楽しんでもらいたいという取り組みの一つとして、今回のイベント開催となっています。
インバウンドも活況な中、浅草はまさに象徴的な街の一つです。人が集まり、消費をすればゴミも増えてしまう、そんな社会課題の解決策として、街全体を巨大なゲーム空間に見立てて、ゴミ拾いイベントを開催するという今回の取り組み。
親子や友だち同士などゲーム感覚で参加できるイベントでありながら、ゲーム性だけでなく、結果によって賞品がもらえるなど参加の動機づくりも工夫されています。
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