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年金受給者への朗報をどう届けるか。英・省庁が魅せた工夫

イギリスの労働・年金省は福祉と年金を管轄する省庁で、その重要性と職務の広さから同国の省庁の中では人数的にも予算的にも最大規模です。そんな労働・年金省は年金受給者に向けてさまざまなサービスを提供しているものの、その多くは認知すらされていない課題を抱えています。中には受給できる年金額が増えるにもかかわらずあまり使われていない制度もあり、このたび認知向上に向けた広告キャンペーンを公開しました。

“Credit Where Credit’s Due(しかるべきところにしかるべき感謝を)”という動画のメッセージは「これまで散々お世話になってきた親の年金額を年額3900ポンド増やすことができるかもしれない情報を共有することで、感謝を伝えよう」というもの。動画では1人の男性が赤ちゃんから大人になるまでの様子が描かれており、ラストシーンではこれまでたくさん世話を焼いた親に向けて年金額に関する重要な情報を共有しています。

この情報社会において、デジタルネイティブではない親世代はどうしても情報に関して出遅れがちになってしまう傾向に着目。あえて動画のターゲットはその子ども世代にすることで、適切なメッセージを適切な形で届けることに成功したといえそうです。

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