透明人間を相手にしている? 企業面接を皮肉たっぷりに描いた採用広告
自動車関連の金融業やリースビジネス分野でソフトウェア開発を行うベルギーのSoficoは、採用活動においてエンジニアたちのスキルと向き合うという企業姿勢をアピールしたCMを公開。動画の中では、架空の企業の採用担当2人が転職希望者の本当の姿を見ずに採用してしまう様子をユーモアを交えて表現しています。
とある企業の面接会場からはじまる動画は、面接官の1人がドアを開け、転職希望者を部屋に招き入れるところからはじまります。「ようこそ、どうぞ中へお入りください。上着を預かりましょうか?」と淡々と会話する面接官ですが、そこにはなぜか転職希望者の姿はありません。
まるで何事もないかのように「どうぞおかけください。まずは自己紹介からお願いします。なるほど……ワードもエクセルもアウトルックもすべて使えるのですね。チームでの行動にも慣れているし、仕事をやり切る性格なのですね?」と進んでいく面接。面接官2人の向かいに座っているはずの転職希望者の姿は依然として見えず、透明人間であることが判明します。
「それでは採用としましょう。人事に行ってパソコンを受け取ってきてください。給与は希望額より少し下がってしまいますが、大きな問題にはなりませんよね?」と告げる面接官。
動画はこのタイミングで種明かしをされ、「あなたの本当の姿を見てくれる企業をお探しですか? Soficoはいつだって本気であなたと向き合います」というフレーズとともに幕を下ろします。
企業の採用担当者がエンジニアのスキルを過小評価しがちな現状を皮肉たっぷりに揶揄しつつ、自社がいかに採用活動に本気であるかを力強くアピールしました。
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