WO2006095692A1

WO2006095692A1 - Ｌｅｄ灯具

Info

Publication number: WO2006095692A1
Application number: PCT/JP2006/304289
Authority: WO
Inventors: Noritsugu Enomoto; Hirofumi Utsunomiya; Shigeki Motomura
Original assignee: The Furukawa Electric Co., Ltd.
Priority date: 2005-03-07
Filing date: 2006-03-06
Publication date: 2006-09-14
Also published as: JP4948394B2; EP1867912A1; JPWO2006095692A1; EP1867912A4; US20090213587A1; CN101133284A

Abstract

　ランプボディと、その前面開口に取り付けられるレンズとで形成されるランプ室内に、複数のＬＥＤが実装されたフラット回路体と、そのＬＥＤで発光した光を反射させるリフレクタ構造体が設けられたＬＥＤ灯具において、前記リフレクタ構造体の壁部に複数の開口部が形成され、その開口部にフラット回路体のＬＥＤを取り付けることにより、前記リフレクタ構造体にフラット回路体が支持されることを特徴とするＬＥＤ灯具。

Description

明細書

LED灯具

技術分野

[0001] 本発明は、光源として複数の LED (発光ダイオード)を配置した LED灯具に関するものである。

背景技術

[0002] 自動車のフロント部やリア部のランプには複数の LEDを配置した LED灯具が使用されている。この LED灯具としては、ランプボディの内部に、これを階層状に形成する支持ベースを立体階段状 (三次元的）に設け、その支持ベースに、複数の LEDが所定間隔をおいて実装され、 LEDと溶接等により接続されて LEDに給電するためのノスバー回路が形成された基板を支持させ、各層の基板のバスバー回路相互をリード線で接続して点灯制御回路に接続するように構成されたものがある (特許文献 1参照)。

[0003] このような LED灯具は、 LEDの配置状態等に適合する専用の基板、支持ベースが必要になるほか、 LEDとバスバー回路との接続、バスバー回路間の接続等といった煩雑な作業が必要になる。そこで、このような問題を軽減させるために、ランプボディの内部に立体階段状に設けられた支持ベースに、複数の LEDが所定間隔をおいて実装されたフレキシブルフラットケーブル (以下 FFCという）等のフラット回路体を三次元的に屈曲変形させて支持させるものがある（特許文献 2参照)。

[0004] 特許文献 1 :実開平 6— 56912号

特許文献 2：実開平 5— 25749号

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0005] 特許文献 2に示されたフラット回路体を用いた LED灯具は、特許文献 1に示された基板を用いた LED灯具よりも、 LEDを所定の配置状態等に適合するように位置調整して支持させることが容易で、設計の自由度を大きくすることができる。し力しながら、特許文献 2に示された LED灯具においては、フラット回路体を支持ベースに支持させる必要があるため、 LED灯具の構造が簡単、小型にならず、コストも安くならないという問題がある。

[0006] 本発明の目的は、構造が簡単、小型になり、コストを安くすることができる LED灯具を提供することにある。

課題を解決するための手段

[0007] この発明の LED灯具の第 1の態様は、ランプボディと、その前面開口に取り付けられるレンズとで形成されるランプ室内に、複数の LEDが実装されたフラット回路体と、前記 LEDで発光した光を反射させるリフレクタ構造体が設けられた LED灯具であつて、前記リフレクタ構造体の壁部に複数の開口部が形成され、前記開口部にフラット回路体の LEDを取り付けることにより、前記リフレクタ構造体にフラット回路体が支持されることを特徴とする LED灯具である。

この発明の LED灯具の第 2の態様は、前記リフレクタ構造体は、前記レンズに相対して位置する前記壁部と、前記フラット回路体の前記 LEDが挿入される LED取付穴と、前記壁部の複数の前記開口部を形成し前記 LED取付穴と連絡するテーパ状に形成された係合部とを備えており、前記フラット回路体に実装された複数の前記 LE Dの各々が前記 LED取付穴から前記係合部によって形成される前記開口部に突出して固定されて、る LED灯具である。

この発明の LED灯具の第 3の態様は、前記係合部の前記開口部に面する側に、更に反射体を備えて、る LED灯具である。

この発明の LED灯具の第 4の態様は、前記リフレクタ構造体は、前記レンズに相対して位置する前記壁部と、前記開口部を形成するテーパ状に形成された係合部と、前記係合部の下端部にソケットを係合するソケット係合部を備えており、前記フラット回路体の LEDが実装される個所に、 LEDが収容され LEDで発光した光を通す孔を有するソケットが設けられ、前記リフレクタ構造体の前記ソケット係合部に前記ソケットを係合させることにより、前記リフレクタ構造体の前記開口部にフラット回路体の LED が取り付けられることを特徴とする LED灯具である。

この発明の LED灯具の第 5の態様は、前記フラット回路体の LED間に屈曲部が形成されて!/ヽることを特徴とする LED灯具である。この発明の LED灯具の第 6の態様は、前記リフレクタ構造体の前記ソケット係合部はその外周面に環状の係合突起を備え、前記ソケットは前記係合突起に対応する環状の係合突起を備え、両係合突起をかみ合わせることによって前記リフレクタ構造体に前記フラット回路体の LEDが取り付けられることを特徴とする LED灯具である。この発明の LED灯具の第 7の態様は、前記ソケットは、 LEDを収容する箱型のソケット本体と、前記ソケット本体に取り付けられて、ソケット本体との間に LED近傍のフラット回路体を挟持するカバーとからなつており、前記カバーの外面に、ソケット本体の LEDを収容する内部空間と連通する前記孔が設けられている LED灯具である。発明の効果

[0008] 本発明の LED灯具によると、リフレクタ構造体にフラット回路体が支持されるので、支持ベースが不要になる。従って、 LED灯具の部品数が減少して構造が簡単、小型になり、コストを安くすることができる。フラット回路体が可撓性を有するので、リフレタタ構造体の形状に合うようにフラット回路体を支持させることが容易になるほか、リフレクタ構造体の開口部に LEDを的確、且つ、迅速に取り付けることができ、 LED灯具の組立作業が簡単になり、製造能率を向上させることができる。

[0009] 更に本発明の LED灯具によると、前記リフレクタ構造体に前記ソケットを係合させることにより、リフレクタ構造体の開口部にフラット回路体の LEDがソケットを介して取り付けられるので、リフレクタ構造体へのフラット回路体の支持がしつ力りして安定するほか、リフレクタ構造体にフラット回路体をワンタッチで支持させることが可能になり、 LED灯具の組立作業がより一層簡単になり、製造能率を更に向上させることができる。更に、フラット回路体力 Sソケットによりリフレクタ構造体に支持されるので、フラット回路体を修理等のために取り外すことも簡単になり、保守も容易である。

[0010] 更に、本発明の LED灯具によると、フラット回路体の LED間に屈曲部が形成されているので、フラット回路体が長手方向に伸縮し易くなり、リフレクタ構造体の開口部にフラット回路体の LEDを取り付けることが更に容易になって、 LED灯具の組立作業性を一段と向上させることができる。

図面の簡単な説明

[0011] [図 1]本発明の LED灯具を自動車のリア部のランプに適用した一実施形態を示す概要図である。

[図 2]図 1の X— X線断面図である。

[図 3]反射体を備えた図 1の X— X線断面図である。

[図 4A]図 1の LED灯具において LEDが実装されたフラット回路体の平面図である。

[図 4B]図 1の LED灯具において LEDが実装されたフラット回路体の正面図である。

[図 4C]図 4Bの Y— Y線断面図である。

[図 5A]図 4A〜4Cのフラット回路体に使用する突き刺し型の接続子を示す正面図側面図である。

[図 5B]図 4A〜4Cのフラット回路体に使用する突き刺し型の接続子を示す側面図である。

[図 6]本発明の LED灯具の他の実施形態を示す断面図である。

[図 7]図 4A〜4Cに示すフラット回路体の変形例を示す斜視図である。

[図 8A]フラット回路体 41の LED9間の屈曲部の例を示す図であって、（A)は湾曲部

42を設けた側面図である。

[図 8B]フラット回路体 41の LED9間の屈曲部の例を示す図であって、 2つの屈曲部 4 la間に U字状の湾曲部 42を設けた側面図である。

[図 8C]フラット回路体 41の LED9間の屈曲部の例を示す図であって、 3つの屈曲部 41 aを設けた例を示す側面図である。

[図 8D]フラット回路体 41の LED9間の屈曲部の例を示す図であって、 3つの屈曲部 41 aを設けた他の例を示す側面図である。

符号の説明

1 ランプボディ

3 レンズ

5 ランプ室

7、 41 フラット回路体

9 LED

11 リフレクタ構造体

11a 壁部 l ib 反射体

13 開口部

15、 31 係合部

15a LED取付穴

17 フラット導体

19 絶縁被覆

21 接続子

23 板状リード

25 突き刺し片

27 ソケット

29 孔

33 ソケット本体

35 カノく一

37、 39 係合突起

41a 屈曲部

発明を実施するための最良の形態

[0013] 次に本発明の実施形態を図面により詳細に説明する。図 1は本発明の LED灯具を自動車のリア部のランプに適用した一実施形態を示す概要図、図 2は図 1の X— X線断面図、図 3は、反射体を備えた図 1の X— X線断面図、図 4A〜4Cは図 1の LED灯具におけるフラット回路体を示すもの、図 5Aおよび 5Bは図 4A〜4Cのフラット回路体に使用する突き刺し型の接続子を示すものである。

[0014] 本実施形態の LED灯具は、図 1、図 2に示すように、ランプボディ 1と、その前面開口に取り付けられるレンズ 3とで形成されるランプ室 5内に、複数の LED9が実装されたフラット回路体 7と、その LED9で発光した光を反射させるリフレクタ構造体 11が設けられている。ランプボディ 1、レンズ 3及びリフレクタ構造体 11は、ポリプロピレン、ァクリロ-トリルスチレンアタリレート (ASA)その他の合成樹脂を基材とする材料により形成される。なお、前記材料には、剛性を増すために必要に応じてタルクなどが配合されることがある。このように形成されたリフレクタ構造体 11は、レンズ 3の背面側にこれより間隔を隔てて傾斜配置され、ランプボディ 1に取り付けられている。

[0015] リフレクタ構造体 11の壁部 11aには、複数の、例えば、円形穴力もなる開口部 13が形成され、その開口部 13における壁部 11aの背面側（レンズ 3とは反対側）に、先端に向けて口径力、さくなるように、ラッパ状 (テーパ状）に形成された係合部 15が壁部 11aと一体に設けられている。また、係合部 15の先端部には、フラット回路体 7の LE D9を挿入して、リフレクタ構造体 11の開口部 13に LED9を取り付けるための LED取付穴 15aが設けられて!/、る。

[0016] ここで、図 3に示すように、リフレクタ構造体 11の壁部 11aのうち、少なくとも開口部 1 3を形成する部分には、 LED9で発光した光を反射させる反射体 1 lbが設けられていてもよい。この反射体 l ibは、リフレクタ構造体 11の壁部 11aに貼り付けられた金属板、またはメツキされた金属薄膜などにより形成される。

[0017] また、図 2に示される上述したリフレクタ構造体 11の壁部 11aのうち、少なくとも開口部 13を形成する部分を、反射機能を備えた材料で形成してもよい。反射機能を備えた材料としては、熱可塑性ポリエステルを微細発泡させた材料 (たとえば、特開 2000 —56715号公報参照）などが利用可能である。

[0018] フラット回路体 7は可撓性を有する、例えば、フレキシブルフラットケーブル (以下、 FFCとする）に、その長手方向に所定の間隔をおいて複数の LED9が実装されて構成される。 FFCは、図 4Aに示すように、平行配置された、例えば、 2条のフラット導体 17に一括して絶縁被覆 19を施したもので、平滑状態、わん曲した状態又は折り曲げた状態等で使用される。フラット導体 17は、例えば、厚さ 0. 15mm,幅 5. 2mmの銅テープよりなり、絶縁被覆 19はポリエチレンテレフタレートフィルムよりなる。各 LED9 は 2条のフラット導体 17に跨るように実装されている。なお、フラット回路体 7は前記 F FCに代えて可撓性印刷回路基板 (FPC)等の可撓性フラット配線材を使用することができる。

[0019] フラット回路体 7と LED9は図 4B、図 4Cに示すように接続されている。即ち、 LED9 の板状リード 23をフラット回路体 7のフラット導体 17上に絶縁被覆 19を剥離することなく重ね合わせ、板状リード 23に、図 5A、図 5Bに示すようなコ字形状で対向する両側端に三股状の突き刺し片 25が千鳥状に配置された突き刺し型の接続子 21を跨らせて、その突き刺し片 25をフラット導体 17に突き刺して貫通させ、フラット回路体 7の裏側で突き刺し片 25を内側に曲成して力しめることにより接続されている。このようにすると、板状リード 23とフラット導体 17が接続子 21により強固に接続されるため、良好な電気的接続状態が得られる。また、板状リード 23からフラット導体 17への熱伝導性がよくなり、フラット回路体 7の放熱性が向上して、接続個所の温度上昇が抑えられる。

[0020] フラット回路体 7は、リフレクタ構造体 11の開口部 13に設けられた係合部 15の LE D取付穴 15aに LED9を挿入して取り付けることにより、リフレクタ構造体 11の背面側に支持される。

[0021] 本発明の LED灯具は、上記実施形態のように、フラット回路体 7がリフレクタ構造体 11に支持されるので、従来の支持ベースが不要になる。従って、 LED灯具の部品数が減少して構造が簡単、小型になり、コストを安くすることができる。また、フラット回路体 7が可撓性を有するので、リフレクタ構造体 11の形状に合うようにフラット回路体 7 を支持させることが容易になるほか、リフレクタ構造体 11の開口部 13に LED9を的確、且つ、迅速に取り付けることができ、 LED灯具の組立作業が簡単になり、製造能率を向上させることができる。

[0022] 図 6は、本発明に係る LED灯具の他の実施形態を示す図である。この LED灯具は、前記フラット回路体 7の LED9が実装される個所に、 LED9が収容され、 LED9で発光した光を通す孔 29を有するソケット 27が設けられる。また、前記リフレクタ構造体 11の開口部 13における壁部 11aの背面側に係合部 31が設けられ、前記リフレクタ構造体 11に前記ソケット 27を係合させることにより、リフレクタ構造体 11の開口部 13 にフラット回路体 7の LED9が取り付けられる構成になっている。

[0023] 更に詳細に説明すると、前記ソケット 27は、 LED9を収容する箱型のソケット本体 3 3と、そのソケット本体 33に取り付けられて、ソケット本体 33との間に、 LED9近傍のフラット回路体 7を挟持するカバー 35と力もなり、そのカバー 35の外面に、ソケット本体 33の LED9を収容する内部空間と連通する前記孔 29が設けられるものである。また、孔 29は、カバー 35の外面に先端に向けて口径が小さくなるように、ラッパ状に形成され、カバー 35と一体に設けられている。更に、孔 29のラッパ状の傾斜内面の奥側には、環状の係合突起 37が前後 2段に設けられて、る。

[0024] 一方、係合部 31は、リフレクタ構造体 11の開口部 13における壁部 11aの背面側に、先端に向けて口径力、さくなるように、ラッパ状に形成され、壁部 11aと一体に設けられている。また、係合部 31の先端側の外周面には環状の係合突起 39が前後 2段に設けられている。

[0025] そして、フラット回路体 7におけるソケット 27の孔 29を、リフレクタ構造体 11の開口部 13に設けられた係合部 31の外周に挿入し、両係合突起 37、 39をかみ合わせて、前記リフレクタ構造体 11に前記ソケット 27を係合させることにより、リフレクタ構造体 1 1の開口部 13にフラット回路体 7の LED9が着脱自在に取り付けられる。そして、フラット回路体 7がリフレクタ構造体 11の背面側に着脱自在に支持される。その他の構成は図 1乃至図 5Bに記載されたものと同一なので説明を省略する。

[0026] 図 6に示すような構成の LED灯具によると、前記リフレクタ構造体 11に前記ソケット 27を係合させることにより、リフレクタ構造体 11の開口部 13にフラット回路体 7の LE D9がソケット 27を介して取り付けられるので、リフレクタ構造体 11へのフラット回路体 7の支持がしつ力りして安定するほか、リフレクタ構造体 11にフラット回路体 7をワンタツチで支持させることが可能になり、 LED灯具の組立作業がより一層簡単になり、製造能率を更に向上させることができる。更に、フラット回路体 7がソケット 27によりリフレクタ構造体 11に支持されるので、フラット回路体 7を修理等のために取り外すことも簡単になり、保守も容易である。

[0027] 図 7は、図 4A〜4Cに示すフラット回路体 7の変形例を示すものである。このフラット回路体 41が、前記フラット回路体 7と相違する点は、 LED9間に互いに逆方向へくの字状に屈曲された複数の屈曲部 41aが形成されて、る点であり、その他の構成はフラット回路体 7と同一である。

[0028] このようなフラット回路体 41を使用すると、フラット回路体 41の LED9間に屈曲部 4 laが形成されているので、フラット回路体 41が長手方向に伸縮し易くなり、リフレクタ構造体 11の開口部 13にフラット回路体 41の LED9を取り付けることが更に容易になつて、 LED灯具の組立作業性を一段と向上させることができる。

[0029] また、この屈曲部 41aを形成するにあたり、接続子 21および突き刺し片 25を含めたフラット回路体 41の接続部に曲げによる負荷が直接力からないようにすることが望ましい。具体的には、屈曲部 41aまたは湾曲部 42の位置をフラット回路体 41の接続部力もある程度離すことにより実現可能であり、屈曲部 41aとなるべき箇所にあら力じめ折り目をつけておき、その後屈曲部 41aを形成することによつても実現可能である。

[0030] また、図 7に示すフラット回路体 41の LED9間の屈曲部の形状は、以下のように変ィ匕させることも可能である。図 8A〜8Dはフラット回路体 41の LED9間の屈曲部の例を示す図であって、図 8Aは湾曲部 42を設けた側面図、図 8Bは 2つの屈曲部 41a間に U字状の湾曲部 42を設けた側面図、図 8Cは 3つの屈曲部 41aを設けた例を示す側面図、図 8Dは 3つの屈曲部 41aを設けた他の例を示す側面図である。なお、図 8 A〜8Dにおいて、フラット回路体 41の LEDの実装面は、図面の上方向である。

[0031] 図 8A〜8Cは LEDの実装面とは反対側に屈曲部 41aまたは湾曲部 42が形成されている例を示し、図 8Dは LEDの実装面と同じ側に屈曲部 41aが形成されている例を示している力これらはフラット回路体 41の LEDが取り付けられるリフレクタ構造体 11 の形状により適宜設定してもよい。また、図 8A〜8Bの湾曲部 42が、 LEDの実装面と同じ側に形成されていてもよい。さらに、フラット回路体 41の LED9間の 1箇所に対して屈曲部 41aまたは湾曲部 42は何箇所あってもよぐその数は問わない。

[0032] 図 8A〜8Dに示されるように屈曲部 41aまたは湾曲部 42を形成することで、フラット回路体 41の余長調整を容易に実現することが可能となり、さらにフラット回路体 41の放熱を考慮しつつ LED灯具の組立作業性を一段と向上させることができる。また、リフレクタ構造体 11の設計変更などに対しても柔軟に対応することが可能となる。

[0033] また、図 8Dのように LEDの実装面と同じ側に屈曲部 41aが形成されている場合は、図 2等に示されるリフレクタ構造体 11の開口部 15の外側の空間に屈曲部 41aを収容することができ、 LED灯具全体のコンパクトィ匕を図ることもできる。

[0034] 以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は自動車のリアコンビランプのみに適用されるものではなぐ室内灯などにも適用可能であり、また本発明に係る LED灯具は、自動車、鉄道その他の車両のランプだけでなぐ車両、踏切遮断機、道路ェ事等の警告用ランプおよび屋内用のランプ、照明装置などにも適用することができる本明細書は、 2005年 3月 7日出願の特願 2005— 62146に基づく。この内容はすベてここに含めておく。

Claims

請求の範囲

[1] ランプボディと、その前面開口に取り付けられるレンズとで形成されるランプ室内に、複数の LEDが実装されたフラット回路体と、前記 LEDで発光した光を反射させるリフレクタ構造体が設けられた LED灯具であって、前記リフレクタ構造体の壁部に複数の開口部が形成され、前記開口部にフラット回路体の LEDを取り付けることにより、前記リフレクタ構造体にフラット回路体が支持されることを特徴とする LED灯具。

[2] 前記リフレクタ構造体は、前記レンズに相対して位置する前記壁部と、前記フラット回路体の前記 LEDが挿入される LED取付穴と、前記壁部の複数の前記開口部を形成し前記 LED取付穴と連絡するテーパ状に形成された係合部とを備えており、前記フラット回路体に実装された複数の前記 LEDの各々が前記 LED取付穴から前記係合部によって形成される前記開口部に突出して固定されている、請求項 1に記載の LE D灯具。

[3] 前記係合部の前記開口部に面する側に、更に反射体を備えている、請求項 2に記載の LED灯具。

[4] 前記リフレクタ構造体は、前記レンズに相対して位置する前記壁部と、前記開口部を形成するテーパ状に形成された係合部と、前記係合部の下端部にソケットを係合するソケット係合部を備えており、前記フラット回路体の LEDが実装される個所に、 LE Dが収容され LEDで発光した光を通す孔を有するソケットが設けられ、前記リフレクタ構造体の前記ソケット係合部に前記ソケットを係合させることにより、前記リフレクタ構造体の前記開口部にフラット回路体の LEDが取り付けられることを特徴とする請求項 1に記載の LED灯具。

[5] 前記フラット回路体の LED間に屈曲部が形成されていることを特徴とする請求項 1又は 4に記載の LED灯具。

[6] 前記リフレクタ構造体の前記ソケット係合部はその外周面に環状の係合突起を備え、前記ソケットは前記係合突起に対応する環状の係合突起を備え、両係合突起をかみ合わせることによって前記リフレクタ構造体に前記フラット回路体の LEDが取り付けられることを特徴とする請求項 4に記載の LED灯具。

[7] 前記ソケットは、 LEDを収容する箱型のソケット本体と、前記ソケット本体に取り付けられて、ソケット本体との間に LED近傍のフラット回路体を挟持するカバーとからなつており、前記カバーの外面に、ソケット本体の LEDを収容する内部空間と連通する前記孔が設けられて、る、請求項 6に記載の LED灯具。