JPS6243791A - Ｉｃカ−ド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はＩＣカードに関し、特にその機能テストに関
するものである。

〔従来の技術〕

ここでＩＣカートとは、従来の磁気ストライプ付カード
に代わって用いられるものであり、カードの基体内にメ
モリＩＣやＣＰＵその他の半導体片を内蔵し、従来の磁
気ストライプ付カードに比べて数桁以上の大容量の記憶
能力を持たせることができるほか、任意の演算機能を持
たせることができるものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このようなＩＣカードにおいて、カードの信頼性を上げ
るためには、その制御プログラムやメモリ内のデータが
正常か否かについてテストを行なった方が望ましい訳で
あるが、ＩＣチップを一旦実装してしまうとテストは不
可能であり、外部から該カードが止宿なものか否かを判
断することはできない。また、実装する前段階ではテス
トすることもできるが、この場合はＩＣチップ単体にミ
クロン単位の針をあてて、大型の試験装置を用いて行な
わなければならず、非常に面倒なものである。さらにこ
の実装する前段階のテストは、あくまでもＩＣチップ単
体のテストであり、実際の使用における不具合等を発見
できるものではない。

この発明は、かかる従来の問題点を解消するためになさ
れたもので、ＩＣチップ実装後のカードのテストを容易
に行うことができるＩＣカードを提供することを目的と
している。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係るＩＣカードは、カード内に通常動作プロ
グラムとともにテスト用のプログラムを収納し、カード
読取り装置から入力されるモード信号により、動作モー
ドを通常あるいはテストモードに切り換えて、カード内
部のＣＰＵで該カードのテストを行うようにしたもので
ある。

〔作用〕

この発明においては、ＩＣカードの動作が正常か否かの
確認が、試験装置を用いることな（カード内部のＣＰＵ
で行われ、該テストが非常に容易になり、しかも実使用
に即したテストが可能となる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図について説明する。

第１図は本発明の一実施例によるＩＣカード１０の機能
ブロック図であり、本ＩＣカード１ｏはＣＰＵ４．メモ
リ部１．インターフェース５．及び端子６で構成されて
いる。そして上記メモリ部１は、通常動作を行うための
プログラムが収納された通常動作プログラム領域１ａ、
動作確認等のテストを行うためのプログラムが収納され
たテスト用プログラム領域１ｂ、及びデータが収納され
たデータ領域１ｃからなっている。またＣＰＵ４におい
て、２は図示しないカード読取り装置（以下リーグと記
す）から入力されるモード信号を検出するモード信号検
出手段、３はこの検出結果に応じて動作モードを制御す
る動作制御手段である。

また上記端子６は、ＩＳＯ規格等に＄拠して設けられて
おり、図中−格下の端子６ａが、リーグからのモード信
号が印加される端子となっている。

なお、上記メモリ部１とＣＰＵ４とは別々のチップとし
て設けられていても、また１チツプとして設けられてい
てもよい。

次に動作について説明する。

ここで本実施例の場合、まずＩＣカードのテストを行っ
て該カードが正常か否かを確認し、［正常」を確認した
後通常動作モードに移行する場合の動作について説明す
る。

上記のような動作フローを第２図に示す。まずＩＣカー
ドがリーグに挿入されると、該リーグからカードに電源
電圧が供給され、該カードはモード信号検出手段２にて
モード信号の読込みを行う（ステップ１１）、ここで、
上記リーグからはカードの動作モードを制御するための
モード信号が端子６ａに印加されており、上記モード信
号検出手段２は該端子６ａのレベルを検出してこれを動
作制御手段３に与える。今、リーグからはモード信号“
０°　（テストモード）が出力されているので、動作制
御手段３はこれを受けて動作モードをテストモードとし
くステップ１２）、ステップ１３にて、メモリ部１に収
納されたテスト用プログラムに従って本ＩＣカードのテ
ストを行う。即ち、ＩＣカードが自己診断を行う訳であ
る。

ここで、テストの内容としては、メモリ部１のデータが
正常であるか否かのテスト、亥たビット総和をとって自
己の通常動作プログラムが正常が否かのテスト等があり
、これらを確認しくステップ１３．１４）、正常であれ
ばインタフェース５及び端子６を介してリーグ側へその
旨を示す信号を送出する。これによりリーグの表示装置
に「ＯＫ」の表示がなされ、該リーグはモード信号を“
１′に切り換える。カードは、このモード信号“１”を
読込み（ステップ１１）、動作モードを通常モードに切
り換えて所定の動作を行う（ステップ１２．１７）。

また、上記テストの結果、プログラム等に異常があれば
その旨を示す信号をリーグへ送出し、１ノーダはこれを
受けてその表示装置にｒＮＧＪの表示を行い、該カード
をイジェクトする。

このような本実施例では、カード内にテスト用のプログ
ラムを収納し、リーグからのモード信号によってテスト
、あるいは通常動作を行うようにしたので、試験装置等
を全（用いることなくカード自身で自己のテストを容易
に行うことができ、しかも従来のようにＩＣチップ単体
のテストではなく、カードの実使用に即したテストを行
うことができる。

なお、上記実施例ではモード信号を“０”又は“１″と
したが、これは複数の端子を使用してコード化するよう
にしてもよい。

また、本発明のＩＣカードの動作フローは第２図に示し
たフローに限られるものではなく、例えば工場における
出荷時の製品検査等、種々の使用法が考えられるのは勿
論である。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明によれば、カード内に通當のプロ
グラムとともにテスト用のプログラムを収納し、リーダ
からのモード信号によって動作モードを切り換えるよう
にしたので、カード内部のＣＰＵで該カードが正常であ
るか否かを容易に、しかも正確に自己診断することがで
き、カードの信頼性を著しく向上できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるＩＣカードの機能ブロ
ック図、第２図は該ＩＣカードの動作の一例を説明する
ためのフローチャート図である。 １・・・メモリ部、２・・モード信号検出手段、３・・
・動作制御手段。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）通常動作プログラム及びテスト用プログラムが収
   納されたメモリと、 本ＩＣカードがカード読取り装置に挿入されたときカー
   ドの少なくとも１つの端子に上記カード読取り装置から
   入力されるモード信号を検出するモード信号検出手段と
   、 該検出結果に応じて動作モードを通常モードあるいはテ
   ストモードとする動作制御手段とを備えたことを特徴と
   するＩＣカード。