JPS61138639A - 高分子弾性体の表面処理用塗料組成物 - Google Patents
高分子弾性体の表面処理用塗料組成物Info
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- JPS61138639A JPS61138639A JP26051284A JP26051284A JPS61138639A JP S61138639 A JPS61138639 A JP S61138639A JP 26051284 A JP26051284 A JP 26051284A JP 26051284 A JP26051284 A JP 26051284A JP S61138639 A JPS61138639 A JP S61138639A
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- JP
- Japan
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- curable
- silicone
- silicone oil
- component
- powder
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- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の技術分野)
この発明は、高分子弾性体、特に無極性のゴム等からな
る被塗装物の表面にワンコート処理することにより、被
塗装物の表面に強固に密着し、滑性、撥水性、防音性、
非固着性、非凍結性、耐摩耗性にすぐれた表面性を付与
するようにした表面処理用塗料組成物に関する。
る被塗装物の表面にワンコート処理することにより、被
塗装物の表面に強固に密着し、滑性、撥水性、防音性、
非固着性、非凍結性、耐摩耗性にすぐれた表面性を付与
するようにした表面処理用塗料組成物に関する。
(従来技術とその問題点)
自!i11屯に用いられるウェザ−ストリップやグラス
ラン、あるいは建築物のサツシュに用いられるウェザ−
ストリップに要求される条件としては、耐候性、耐熱性
はもちろんのこと、非凍結性、耐水性、耐摩耗性、滑性
等の多くの性能が要求される。
ラン、あるいは建築物のサツシュに用いられるウェザ−
ストリップに要求される条件としては、耐候性、耐熱性
はもちろんのこと、非凍結性、耐水性、耐摩耗性、滑性
等の多くの性能が要求される。
一例として自動車のウェザ−ストリップは、窓ガラスと
ドア間の活動面間またはドアとボディ塗装板との接触面
に用いられており、その材質としてはストリップゴムま
たは塩ビ等が用いられている。
ドア間の活動面間またはドアとボディ塗装板との接触面
に用いられており、その材質としてはストリップゴムま
たは塩ビ等が用いられている。
そして、このウェザ−ストリップの表面には滑性、撥水
性をもたらすために、特開昭56−19813号公報に
示すように、硬化性シリコンまたはシリコンオイルを塗
布している。
性をもたらすために、特開昭56−19813号公報に
示すように、硬化性シリコンまたはシリコンオイルを塗
布している。
しかしながら、これらの硬化性シリコンあるいはシリコ
ンオイルは摩擦によりこすり落とされ、または拭き払わ
れやすく、効果の持続性がない。
ンオイルは摩擦によりこすり落とされ、または拭き払わ
れやすく、効果の持続性がない。
つまり、これらシリコン類はそれ単独では被塗装物に対
する付着性がなく、また塗膜としてももろいものであっ
た。
する付着性がなく、また塗膜としてももろいものであっ
た。
このような欠点を改良するために、たとえば特開開55
−160063号公報、特開昭55−157661号公
報、特開昭55−157660号公報、特開昭55−1
57662号公報および実開昭56−164819号公
報に開示されているごとく、前述のシリコンオイルをウ
レタン塗料に配合し、ウレタン塗料の付着性により形成
塗膜に強靭性を付与するようにしたものもある。
−160063号公報、特開昭55−157661号公
報、特開昭55−157660号公報、特開昭55−1
57662号公報および実開昭56−164819号公
報に開示されているごとく、前述のシリコンオイルをウ
レタン塗料に配合し、ウレタン塗料の付着性により形成
塗膜に強靭性を付与するようにしたものもある。
しかしながら、このウレタン−シリコンオイルの組成物
にあっては、表面に滑性、撥水性があるものの、耐候性
試験の実施によりシリコンオイル分が流され、早期に撥
水性、滑性を消失してしまうことが見出された。
にあっては、表面に滑性、撥水性があるものの、耐候性
試験の実施によりシリコンオイル分が流され、早期に撥
水性、滑性を消失してしまうことが見出された。
したがって、使用につれて摺動e泣面に対する滑りが悪
くなったり、雨水の撥水効果が悪くなり、特に冬季には
凍結してしまい、窓ガラスが開閉できなくなるなどの不
都合が生じていた。
くなったり、雨水の撥水効果が悪くなり、特に冬季には
凍結してしまい、窓ガラスが開閉できなくなるなどの不
都合が生じていた。
また、これら二成分系の塗料組成物は、特にEPTラバ
ー等のような非極性の高分子弾性体に対しては付着性が
悪いものであった。
ー等のような非極性の高分子弾性体に対しては付着性が
悪いものであった。
(問題を解決するための手段)
本発明者らは、従来のこの種の表面処理用塗料組成物の
欠点であった被塗装物への密着性および耐候性を改善し
、長期に亘って耐摩耗性、滑性。
欠点であった被塗装物への密着性および耐候性を改善し
、長期に亘って耐摩耗性、滑性。
撥水性、非固着性、非凍結性を付与する塗料用組成物に
ついて鋭意研究の結果、硬化性ポリウレタンに対し、硬
化性シリコン、接着付与剤、粒径が0.1μ〜200μ
のパウダー、シリコンオイルを配合することにより、上
記問題を解消し得ることを見出し、本発明に到達した。
ついて鋭意研究の結果、硬化性ポリウレタンに対し、硬
化性シリコン、接着付与剤、粒径が0.1μ〜200μ
のパウダー、シリコンオイルを配合することにより、上
記問題を解消し得ることを見出し、本発明に到達した。
(発明の構成)
本発明の要旨とするところは、
多価イソシアナートと、ポリオールの組合ぜからなる硬
化性ポリウレタンと、硬化性シリコンと、接着付与剤と
、粒径が0.1μ〜200μのパウダーと、シリコンオ
イルとを塗膜形成要素として実質的に含有していること
を特徴とする高分子弾性体の表面処理用塗料組成物であ
る。
化性ポリウレタンと、硬化性シリコンと、接着付与剤と
、粒径が0.1μ〜200μのパウダーと、シリコンオ
イルとを塗膜形成要素として実質的に含有していること
を特徴とする高分子弾性体の表面処理用塗料組成物であ
る。
ここで、硬化性ポリウレタン塗料としては、末端にヒド
ロキシル基を有するポリエステルポリオールまたはポリ
エーテルポリオールまたはそのブレンド、および末端に
両ブレンドと、ジイソシアナートとを反応して得られる
ウレタンプレポリマーに低分子ジアミンまたは低分子ジ
オールを鎖延長反応して得られる末端にアミノ基もしく
はヒドロキシル基を有するウレタンポリマーと、ジイソ
シアナートからなるものである。
ロキシル基を有するポリエステルポリオールまたはポリ
エーテルポリオールまたはそのブレンド、および末端に
両ブレンドと、ジイソシアナートとを反応して得られる
ウレタンプレポリマーに低分子ジアミンまたは低分子ジ
オールを鎖延長反応して得られる末端にアミノ基もしく
はヒドロキシル基を有するウレタンポリマーと、ジイソ
シアナートからなるものである。
以上の組成の他に、C3・・・C6の飽和低分子ジオー
ル、 Ca 、 Cs のジカルボン酸および前記飽
和低分子ジオールとジカルボン酸及び低分子三官能ポリ
オールとジカルボン酸より合成した、末端にヒドロキシ
ル基を有するポリエステルとイソシアナートとを反応さ
せて得られる、末端にヒドロキシル基を有するウレタン
ポリオールと、末端にイソシアナート基を有するウレタ
ンプレポリマーとからなるウレタン塗料を使用してもよ
い。
ル、 Ca 、 Cs のジカルボン酸および前記飽
和低分子ジオールとジカルボン酸及び低分子三官能ポリ
オールとジカルボン酸より合成した、末端にヒドロキシ
ル基を有するポリエステルとイソシアナートとを反応さ
せて得られる、末端にヒドロキシル基を有するウレタン
ポリオールと、末端にイソシアナート基を有するウレタ
ンプレポリマーとからなるウレタン塗料を使用してもよ
い。
ここで、前記イソシアナートとしては、MDI。
TDI、HDI、IPDl、NDI、XDI。
H6MD I 、 Hn XD IのTMPアダクト、
水アダクト、トリマー等の多官能イソシアナートまたハ
(Desmodur) R、RF 、 RtJが例示で
きる。
水アダクト、トリマー等の多官能イソシアナートまたハ
(Desmodur) R、RF 、 RtJが例示で
きる。
硬化性シリコンは、特公昭56−19812号公報に示
される組成あるいはその他の組成の硬化性ポリオルガノ
シロキサン組成物を選ぶことができる。
される組成あるいはその他の組成の硬化性ポリオルガノ
シロキサン組成物を選ぶことができる。
接着付与剤としては、変性EPT、変性PP。
変性PE、NRまたはNR変性体、ORまたはOR変生
体、有機酸の群から選ばれる1種または2種以上の組合
せからなる。1例として、変性EPTは、たとえばハロ
ゲン化EPT、より具体的には塩素10〜30パーセン
トの塩素化EPTもしくは塩素化EPTに、アミノ基含
有アクリルモノマー、ヒドロキシル基含有アクリルモノ
マーをグラフトさせたものである。
体、有機酸の群から選ばれる1種または2種以上の組合
せからなる。1例として、変性EPTは、たとえばハロ
ゲン化EPT、より具体的には塩素10〜30パーセン
トの塩素化EPTもしくは塩素化EPTに、アミノ基含
有アクリルモノマー、ヒドロキシル基含有アクリルモノ
マーをグラフトさせたものである。
なお、アミノ基含有アクリルモノマーとしては、N−メ
チロールアクリルアミド、メタクリルアミド、アクリル
アミド、N−n−ブトキシメチルアクリルアミド、N−
1,1ジメチル−3−オキソブチルアクリルアミド等が
ある。
チロールアクリルアミド、メタクリルアミド、アクリル
アミド、N−n−ブトキシメチルアクリルアミド、N−
1,1ジメチル−3−オキソブチルアクリルアミド等が
ある。
また、ヒドロキシル基含有アクリルモノマーとしては、
2−ヒトOキシルエチルメタクリレート。
2−ヒトOキシルエチルメタクリレート。
2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、トリメチロー
ルプロパントリメタクリレート、N−メチロールアクリ
ルアミド、3−クロロ2−ヒドロキシプロピルメタクリ
レート等がある。
ルプロパントリメタクリレート、N−メチロールアクリ
ルアミド、3−クロロ2−ヒドロキシプロピルメタクリ
レート等がある。
他の変性体もEPTに準じてハロゲン化もしくはハロゲ
ン変性物に対し、酸または塩基含有アクリルモノマーを
部分グラフトしたものが用いられる。また特殊例として
有機酸はたとえばトリクロOシアヌール酸を用いること
ができる。
ン変性物に対し、酸または塩基含有アクリルモノマーを
部分グラフトしたものが用いられる。また特殊例として
有機酸はたとえばトリクロOシアヌール酸を用いること
ができる。
また、粒径が0.1μ〜200μのパウダーとしては、
無機および有機系の顔料を含み、更に合成またはケイ素
の各炭化物若しくは酸化物パウダー、金属石けんパウダ
ー、ナイロンパウダー、フッ素樹脂パウダー、硫化物パ
ウダーを例示できる。
無機および有機系の顔料を含み、更に合成またはケイ素
の各炭化物若しくは酸化物パウダー、金属石けんパウダ
ー、ナイロンパウダー、フッ素樹脂パウダー、硫化物パ
ウダーを例示できる。
より具体的には、炭化物パウダーとして炭化チタン、炭
化ジルコニウム、炭化バリウム、炭化ニオブ、炭化タン
タル、炭化クロム、炭化モリブデン、炭化ケイ素、炭化
タングステンなどのパウダーを、また酸化物パウダーは
酸化アルミニウム。
化ジルコニウム、炭化バリウム、炭化ニオブ、炭化タン
タル、炭化クロム、炭化モリブデン、炭化ケイ素、炭化
タングステンなどのパウダーを、また酸化物パウダーは
酸化アルミニウム。
酸化チタン、酸化ケイ素などのパウダーを用いる。
ナイロンパウダーはナイロン66、ナイロン610、ナ
イロン6、ナイロン11.ナイロン12などのパウダー
を用いる。
イロン6、ナイロン11.ナイロン12などのパウダー
を用いる。
フッ素樹脂パウダーはポリテトラフルオロエチレン、ポ
リクロロトリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレ
ン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体などのパウダー
を、また硫化物パウダーは2硫化モリブデンなどのパウ
ダーを用いる。
リクロロトリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレ
ン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体などのパウダー
を、また硫化物パウダーは2硫化モリブデンなどのパウ
ダーを用いる。
またシリコンオイルとしては、重合度により粘度が異な
るが、好ましくは粘度io、 oooセンチストークス
〜io、 ooo、 oooセンチストークスのジメチ
ルシリコンオイル、メチル塩化シリコンオイルなどを例
示できる。
るが、好ましくは粘度io、 oooセンチストークス
〜io、 ooo、 oooセンチストークスのジメチ
ルシリコンオイル、メチル塩化シリコンオイルなどを例
示できる。
以上の組合せからなる組成物は、工業的に安価で最も入
手しやすい組合せの中から適宜選ぶことができる。
手しやすい組合せの中から適宜選ぶことができる。
本発明は以上の主要成分の他に、触媒、促進剤等の添加
剤、染料、顔料その他トルエン、MEK等の溶剤あるい
は希釈剤を含む。
剤、染料、顔料その他トルエン、MEK等の溶剤あるい
は希釈剤を含む。
なお、前述の触媒としては、ジブチルスズジアセテート
、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズオクトエー
ト、トリブチルスズオクトエート。
、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズオクトエー
ト、トリブチルスズオクトエート。
ジオクチルスズアセテート、メルカプタンスズ。
ジオクチルスズオレエート等が用いられる。これらの触
媒は前記組成物の塗料化°に際しその反応を促進させる
。
媒は前記組成物の塗料化°に際しその反応を促進させる
。
次に、前記組成の配合比は、以下のように設定すること
ができる。
ができる。
硬化性ポリウレタン100(重量部:以下同じ):硬化
性シリコン1〜1000:接着付与剤5〜300:粒径
が0.1μ〜200μのパウダー0.01〜100:シ
リコンオイル3〜200である。
性シリコン1〜1000:接着付与剤5〜300:粒径
が0.1μ〜200μのパウダー0.01〜100:シ
リコンオイル3〜200である。
この限定理由について説明する。すなわち、硬化性ポリ
ウレタン100部に対し、硬化性シリコン1〜1000
部を配合するのは、これが1部を下回ると、形成された
塗膜に滑性や撥水性がなくなり、また1 000部を上
回ると、バインダとしてのウレタン塗料の機能を損わせ
るからである。
ウレタン100部に対し、硬化性シリコン1〜1000
部を配合するのは、これが1部を下回ると、形成された
塗膜に滑性や撥水性がなくなり、また1 000部を上
回ると、バインダとしてのウレタン塗料の機能を損わせ
るからである。
したがって硬化性シリコンの配合比については、被塗装
物表面に対する滑性の付与度によって種々異なるが上述
の範囲内とすべきである。
物表面に対する滑性の付与度によって種々異なるが上述
の範囲内とすべきである。
シリコンオイルの配合比は、前記硬化性シリコンの配合
量に左右されるが、通常3部以下では組成物全体として
被塗装物に対し十分な耐摩耗性を得がたくまた200部
を上回ると組成物の安定性が悪くなるので、硬化性ポリ
ウレタン100部に対し3部〜200部の範囲に限定さ
れる。また硬化性シリコンとの相溶性を保つために硬化
性シリコンの10〜50%とすることが好ましい。
量に左右されるが、通常3部以下では組成物全体として
被塗装物に対し十分な耐摩耗性を得がたくまた200部
を上回ると組成物の安定性が悪くなるので、硬化性ポリ
ウレタン100部に対し3部〜200部の範囲に限定さ
れる。また硬化性シリコンとの相溶性を保つために硬化
性シリコンの10〜50%とすることが好ましい。
また、接着付与剤としては、5部以下では組成物全体と
して被塗装面に対し充分な密着性が得られず、逆に30
0部以上だと塗料化の際に后分離を生じ均一な塗膜を得
がたい。
して被塗装面に対し充分な密着性が得られず、逆に30
0部以上だと塗料化の際に后分離を生じ均一な塗膜を得
がたい。
したがって、硬化性ポリウレタン塗料100部に対し接
着付与剤は好ましくは、20〜100部が好結果を与え
る。
着付与剤は好ましくは、20〜100部が好結果を与え
る。
また、パウダーの配合比は、パウダーの種類および粒径
によって多少変動するが、硬化性ポリウレタン100部
に対し0.01部以下では清性耐久がなく、また100
部を越えると塗膜の屈曲性がなく、被着体との追従性が
ない。したがって、硬化性ポリウレタン100部に対し
0.01〜30の範囲が好ましい。
によって多少変動するが、硬化性ポリウレタン100部
に対し0.01部以下では清性耐久がなく、また100
部を越えると塗膜の屈曲性がなく、被着体との追従性が
ない。したがって、硬化性ポリウレタン100部に対し
0.01〜30の範囲が好ましい。
また粒径を0.1μ〜200μに限定した理由は以下の
通りである。つまり、パウダーの粒径が0.1μを下回
るとyP、擦係数を低下させる効果がないどう不具合が
生じ、逆に粒径が200μを上回ると塗膜がパウダーを
保持できず、パウダーが離脱して滑性付与の効果がなく
なるという不、具合が生ずる。したがって、以上の範囲
に限定され、またより好ましくは1μ〜100μである
。
通りである。つまり、パウダーの粒径が0.1μを下回
るとyP、擦係数を低下させる効果がないどう不具合が
生じ、逆に粒径が200μを上回ると塗膜がパウダーを
保持できず、パウダーが離脱して滑性付与の効果がなく
なるという不、具合が生ずる。したがって、以上の範囲
に限定され、またより好ましくは1μ〜100μである
。
本発明の塗料組成物は、可使用時間内で刷毛。
スプレー等により被塗装物である高分子弾性体表面に塗
布される。
布される。
高分子弾性体としては、一般的に用いられるストリップ
ゴムや塩ビ等あるいは最も効果を発揮する対象としてE
PTラバー、EPDMラバー等の非極性高分子弾性体等
が掲げられる。
ゴムや塩ビ等あるいは最も効果を発揮する対象としてE
PTラバー、EPDMラバー等の非極性高分子弾性体等
が掲げられる。
(発明の効果)
本発明の塗料用組成物を被塗装物にコーティングした状
態では、強固に被塗装物に密着し、被塗装物表面に耐摩
耗性、滑性、旧水性、非固着性おにび非凍結性を付与す
る。
態では、強固に被塗装物に密着し、被塗装物表面に耐摩
耗性、滑性、旧水性、非固着性おにび非凍結性を付与す
る。
特に、この塗料組成物をEPTラバーヤEPD〜1ラバ
ー等のような非極性高分子弾性体の表面に適用した場合
には、他の表面処理用塗料組成物を=1−ティングした
場合に比して著しり密着性が改善される。
ー等のような非極性高分子弾性体の表面に適用した場合
には、他の表面処理用塗料組成物を=1−ティングした
場合に比して著しり密着性が改善される。
これは、接着付与剤がポリウレタン樹脂に相溶性を有す
ることと、被塗装物の非極性表面に対する相溶性が良好
なことに起因する。
ることと、被塗装物の非極性表面に対する相溶性が良好
なことに起因する。
また硬化性シリコンが塗膜表面層側のポリウレタン塗料
中に分散保持され、しかもパウダーが塗装表面に浮き出
た状態で硬化性シリコン中に分散保持される結果、滑性
その他要求される好ましい特性を与えるものと推察され
る。
中に分散保持され、しかもパウダーが塗装表面に浮き出
た状態で硬化性シリコン中に分散保持される結果、滑性
その他要求される好ましい特性を与えるものと推察され
る。
更にパウダーのみについて述べると、以下のことが考察
される。
される。
(イ)ガラス表面を微視的にrIA寮すると小さな凹凸
が生じており、ここに表面に露出したパウダー粒子があ
たっているため、全体としてガラス表面と塗膜との接触
面は平滑な塗膜面に比して緻密なシール性を得られるこ
と、 (ロ)ガラス面と塗膜面が相対g!llする場合に樹脂
分のみではガラス側に引っばられ、摩耗するが、ガラス
との当接面は硬質のくあるいは滑性のある)パウダーに
無数に点接触しているため、相対移動時の摩耗がなく、
また滑りやすくなる。
が生じており、ここに表面に露出したパウダー粒子があ
たっているため、全体としてガラス表面と塗膜との接触
面は平滑な塗膜面に比して緻密なシール性を得られるこ
と、 (ロ)ガラス面と塗膜面が相対g!llする場合に樹脂
分のみではガラス側に引っばられ、摩耗するが、ガラス
との当接面は硬質のくあるいは滑性のある)パウダーに
無数に点接触しているため、相対移動時の摩耗がなく、
また滑りやすくなる。
また、本発明では次のような効果もある。例えば窓枠用
ウェザ−ストリップは押出成形体の4隅に、金型成形な
どにより成形したコーナ部を接合することによって枠状
に一体的に成形される。この場合に成形品は、押出成形
部の光沢とコーナ部の光沢とが異なり、いかにも継ぎ合
わせたという外観を呈する。しかし、前記成形品の表面
に本発明に係る組成物をワンコート処理することにより
、全体が半光沢となり、コーナ部と押出部の光沢差がな
くなる。したがって、製品の外観性能も向上し、見栄え
がよくなる。
ウェザ−ストリップは押出成形体の4隅に、金型成形な
どにより成形したコーナ部を接合することによって枠状
に一体的に成形される。この場合に成形品は、押出成形
部の光沢とコーナ部の光沢とが異なり、いかにも継ぎ合
わせたという外観を呈する。しかし、前記成形品の表面
に本発明に係る組成物をワンコート処理することにより
、全体が半光沢となり、コーナ部と押出部の光沢差がな
くなる。したがって、製品の外観性能も向上し、見栄え
がよくなる。
しかも、本発明の塗料組成物は、非極性高分子弾性体の
表面に塗装するにあたって、前処理、および後処理を要
することなく、塗布工程を簡素化できる利点もある。
表面に塗装するにあたって、前処理、および後処理を要
することなく、塗布工程を簡素化できる利点もある。
(実施例の説明)
以下、実施例につき説明する。
まず、用いられるウレタンポリオールとしては、アミン
鎖延長のエステル系ウレタンを用いた。
鎖延長のエステル系ウレタンを用いた。
このウレタンポリオールの製造方法としては以下の通り
である。
である。
分子ff12000のブタンジオール、アジピン酸から
得られたポリエステルポリオール100ffi1部にト
ルエン100重量部およびイソホロンジイソシアナート
22.2重量部を加え、ジブチルスズジラウレートを触
媒としてN2 ガス中で100〜110℃で2時間反応
する。次に50℃まで冷却後、エチレンジアミンを3重
量部添加し、更に70〜80℃で1時間反応を続ける。
得られたポリエステルポリオール100ffi1部にト
ルエン100重量部およびイソホロンジイソシアナート
22.2重量部を加え、ジブチルスズジラウレートを触
媒としてN2 ガス中で100〜110℃で2時間反応
する。次に50℃まで冷却後、エチレンジアミンを3重
量部添加し、更に70〜80℃で1時間反応を続ける。
反応終了後、固形分が30%になるようにトルエン及び
少量のIPAで希釈し、ウレタンプレポリマーとする。
少量のIPAで希釈し、ウレタンプレポリマーとする。
次にJ8着付与剤としては、以下のグラフト共重合体を
用いた。
用いた。
塩素化EPT(塩素化度20重量%)100部に、N−
メチロールアクリルアミド20部をトルエン5’OO部
に溶解し、90〜100℃に昇温後、過酸化ベンゾイル
0.5部を添加し、約3時間反応し、重合率約50%の
グラフト共重合体を得る。
メチロールアクリルアミド20部をトルエン5’OO部
に溶解し、90〜100℃に昇温後、過酸化ベンゾイル
0.5部を添加し、約3時間反応し、重合率約50%の
グラフト共重合体を得る。
これをトルエンで10%に希釈する。
次に、硬化性シリコンとしては、通常市販されている商
品名 ■東芝シリコーン■YSR3022:触媒YC■信越シ
リコーン■KS709 :触媒c−ps■トーレシUD
−ン(tlsRX290 :触WSR242AC を用いた。
品名 ■東芝シリコーン■YSR3022:触媒YC■信越シ
リコーン■KS709 :触媒c−ps■トーレシUD
−ン(tlsRX290 :触WSR242AC を用いた。
実施例1
ウレタンポリオール 333 部硬化性シリ
コンYSR3022130 触媒YC683113 シリコンオイル 20フツ素樹脂パウ
ダー 10ポリイソシアナート
60ハロゲン化E PDM 40(
〜ル1ン 500MEK
500以上のごとく調整した塗料組
成物を表面未処理の自動車用ウェザ−ストリップの表面
にスプレーで塗布し、室温で乾燥させた。
コンYSR3022130 触媒YC683113 シリコンオイル 20フツ素樹脂パウ
ダー 10ポリイソシアナート
60ハロゲン化E PDM 40(
〜ル1ン 500MEK
500以上のごとく調整した塗料組
成物を表面未処理の自動車用ウェザ−ストリップの表面
にスプレーで塗布し、室温で乾燥させた。
実施例2
ウレタンポリオール 333 部硬化性シリ
コンKS709 130触媒C−PS−513 ナイロンパウダー 5シリコンオイル
20ポリイソシアナート
60ハロゲン化EPT 40トル
エン 500MEK
500以上の組成比により調整した塗料
を表面未処理の自動車用ウェザ−ストリップにスプレー
で塗布し、室温で乾燥させた。
コンKS709 130触媒C−PS−513 ナイロンパウダー 5シリコンオイル
20ポリイソシアナート
60ハロゲン化EPT 40トル
エン 500MEK
500以上の組成比により調整した塗料
を表面未処理の自動車用ウェザ−ストリップにスプレー
で塗布し、室温で乾燥させた。
実施例3
ウレタンポリオール 333 部硬化性シリ
コン5RX290 130触媒5RX242AC13 2硫化モリブデンパウダー 5シリコンオイル
20ポリイソシアナート
60ハロゲン化EPT 40トル
エン 500MEK
500以上の組成比の塗料組成物を実施
例1と同様のl領でウェザ−ストリップ上にスプレー塗
布し、゛7温で乾燥させた。
コン5RX290 130触媒5RX242AC13 2硫化モリブデンパウダー 5シリコンオイル
20ポリイソシアナート
60ハロゲン化EPT 40トル
エン 500MEK
500以上の組成比の塗料組成物を実施
例1と同様のl領でウェザ−ストリップ上にスプレー塗
布し、゛7温で乾燥させた。
比較例1
特公昭56−19813号公報に開示されている硬化性
シリコン単体からなる塗料を調整し、実施例1〜3と同
一条件下でウェザ−ストリップ表面に塗布した。
シリコン単体からなる塗料を調整し、実施例1〜3と同
一条件下でウェザ−ストリップ表面に塗布した。
比較例2
特開昭55−157662号公報に示されるように、ウ
レタン+シリコンオイル+フッ素樹脂からなる塗料組成
物を同公報にしたがって調整し、これを実施VA1〜3
と同一条件下でスプレー塗布した。
レタン+シリコンオイル+フッ素樹脂からなる塗料組成
物を同公報にしたがって調整し、これを実施VA1〜3
と同一条件下でスプレー塗布した。
比較例3
実開昭56−1648号公報に示されるウレタン+フッ
素樹脂+ポリアミド樹脂の組合せからなる塗料組成物を
同公報にしたがって調整し、これを実施例1〜3と同一
要領でウェザ−ストリップの表面にスプレー塗布した。
素樹脂+ポリアミド樹脂の組合せからなる塗料組成物を
同公報にしたがって調整し、これを実施例1〜3と同一
要領でウェザ−ストリップの表面にスプレー塗布した。
以上の実施例1〜3及び比較例1〜3によって得られた
ウェザ−ストリップの表面状態を測定した結果を以下の
表に示す。
ウェザ−ストリップの表面状態を測定した結果を以下の
表に示す。
なお、測定項目としては、耐摩耗性、接触角及び接着強
度である。耐摩耗性及び接触角については初期状態と、
ウエザオメーター内で63±3℃、100時間耐候後の
状態を示す。
度である。耐摩耗性及び接触角については初期状態と、
ウエザオメーター内で63±3℃、100時間耐候後の
状態を示す。
また、耐摩耗性の:Jt験条件としては、JIS規洛に
より表面を800番のサンドペーパーにより、ストO−
り120ae+、サイクルは30サイクル/10、下で
表面剥離状態になるまでストロークが何回になるかを検
査した。
より表面を800番のサンドペーパーにより、ストO−
り120ae+、サイクルは30サイクル/10、下で
表面剥離状態になるまでストロークが何回になるかを検
査した。
接触角は液滴法により行い、表面に滴下した水滴の接触
角を測定した。
角を測定した。
接着強度は表面処理したスポンジ同士を貼合せ、引張り
速度200aelI/min、、 180度(Peel
)剥離によって測定した。
速度200aelI/min、、 180度(Peel
)剥離によって測定した。
*:スポンジ材破壊
◎:シリコン凝集破壊
Δニストリップゴムと塗膜の界面剥離
以上の結果からも明らかなように、本発明に係る塗料用
組成物を塗膜形成要素としたものでは、耐摩耗性および
接着強度が飛躍的に向上する。また比較例2,3に比し
て耐候性が優れている。
組成物を塗膜形成要素としたものでは、耐摩耗性および
接着強度が飛躍的に向上する。また比較例2,3に比し
て耐候性が優れている。
Claims (1)
- 多価イソシアナートと、ポリオールの組合せからなる硬
化性ポリウレタンと、硬化性シリコンと、接着付与剤と
、パウダーと、シリコンオイルとを塗膜形成要素として
実質的に含有していることを特徴とする高分子弾性体の
表面処理用塗料組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26051284A JPS61138639A (ja) | 1984-12-10 | 1984-12-10 | 高分子弾性体の表面処理用塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26051284A JPS61138639A (ja) | 1984-12-10 | 1984-12-10 | 高分子弾性体の表面処理用塗料組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61138639A true JPS61138639A (ja) | 1986-06-26 |
Family
ID=17348991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26051284A Pending JPS61138639A (ja) | 1984-12-10 | 1984-12-10 | 高分子弾性体の表面処理用塗料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61138639A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63210146A (ja) * | 1987-02-26 | 1988-08-31 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | 表面処理剤 |
US4945123A (en) * | 1988-02-02 | 1990-07-31 | Kinugawa Rubber Industrial Co., Ltd. | Coating composition for treating surface of high molecular elastic material |
US5643983A (en) * | 1995-08-30 | 1997-07-01 | Ashland Inc. | Moisture curable 100% solids one component plywood adhesive |
JP2006152169A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Akurosu Kk | 塗料組成物およびゴムシール部材 |
US7368174B2 (en) | 2005-12-14 | 2008-05-06 | Lord Corporation | Aqueous dispersion coating composition having noise and/or friction abatement properties |
WO2009047938A1 (ja) * | 2007-10-09 | 2009-04-16 | Nok Kluber Co., Ltd. | 水系表面処理剤 |
CN103351701A (zh) * | 2013-07-24 | 2013-10-16 | 舟山市新龙电子设备有限公司 | 提高着墨牢度的涂料 |
GB2548781A (en) * | 2015-07-27 | 2017-10-04 | Skf Ab | Process for preparing a coating |
-
1984
- 1984-12-10 JP JP26051284A patent/JPS61138639A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63210146A (ja) * | 1987-02-26 | 1988-08-31 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | 表面処理剤 |
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WO2009047938A1 (ja) * | 2007-10-09 | 2009-04-16 | Nok Kluber Co., Ltd. | 水系表面処理剤 |
US8658722B2 (en) | 2007-10-09 | 2014-02-25 | Nok Klueber Co., Ltd. | Aqueous surface-treating agent |
CN103351701A (zh) * | 2013-07-24 | 2013-10-16 | 舟山市新龙电子设备有限公司 | 提高着墨牢度的涂料 |
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