JPS6093455A - 電子写真用現像剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子写真装置における静電潜像を現像するた
めの現像剤に関するものである〇従来技術 従来、電子写真用現像剤として、トナーに疎水性の微粒
子を添加したものや、ポリテトラフルオロエチレンを添
加したものが多く用いられている（例えば、特公昭５４
−１６２１９号、特公昭５４−６５４号等参照）。この
理由は、トナーの流動性を高め、ホッパーやフィーダ内
でのトナーの凝集を防ぐことや、クリーニング性を良好
にするためである。

しかし、トナーの流動性を高めるための微粒子として疎
水性の二酸化硅素を添加した場合には、帯電の環境依存
性が大きいためその添加針は０．１〜０．５重量％が良
好な範囲となるが、これではトナーの流動性を大巾に改
善することはできない。

一方、トナー中にポリテトラフルオロエチレンを添加し
た場合には、キャリアにこのポリテトラフルオロエチレ
ンが固着し、トナー帯電が複写枚数の増加に伴なって小
さくなり、画像にカプリを生じ、トナーのライフが短か
くなるという問題を生じていた。

・発明の目的 従って、本発明の目的は、前記従来技術の欠点に鑑み、
キャリアに固着することなくトナーの流動性金高めるこ
とができると共に、トナー帯電量を上げることのできる
添加用微粒子を開発し、帯電性、耐環境性に優れ、寿命
が長く、良好な画像に現像できる電子写真用現像剤を提
供することにある。

発明の構成 本発明に係る電子写真用現像剤は、前記目的を達成する
ため、フッ素置換シランカップリング剤により処理した
微粒子をトナーに添加したものである。

発明の態様 以下、本発明の態様について詳細に説明する。

まず、本発明に従ってフッ素置換シランカップリング剤
によシ処理される′微粒子としては、二酸化硅素、アル
ミナ、二酸化チタン、滑石、ＣａＣ０，、ＭｇＣ０，、
ＭｇＳＯ４，Ｆｅ、０．、１ｇ３０．　、　ＺｎＯ等の
金属酸化物が挙げられる。なかでも、二酸化硅素は、電
気抵抗が高く、添加用の微粒子としては特に優れている
。

フッ素置換シランカップリング剤としては、アルキル基
の水素原子をフッ素原子で置換したものであり、以下の
ようなものがある。例えば、ルーｑ〜偶ｃｔ４ｓｉｔ、
、ｏｒ４＞、　。

ルーＣ２九ＣＨ２ＣＭ、Ｓｉ　（ＯＣＲ，）、　。

Ｃ２Ｆ、、　Ｃ０ＩＶＨＣ１ｌ、　ＣＩＩ、　５ｉ（Ｏ
Ｃ，＃ｓ）ｓ　。

Ｃ，Ｆ、、　５０．　ＮＢ　Ｃ１ｉ、　ＣＪＩ、　ＣＭ
ｔＳｉ（ＯＣ，＃、）、　。

Ｃ７Ｆ、、　ＣＯＯＣ１１ＩＣ１ｌ、　Ｓｉ　（□　Ｃ
Ｂ、）、　。

らＦ、。Ｓ　ＣＨ，ＣＩＩ、　Ｓｉ　（ＯＣ烏）、など
がある。

上記７ツ素置換シラ′ンカツプリング剤を用いての添加
用微粒子への処理は、以下のようにして行なわれる。

例えば、前記した添加用微粒子を流動床造粒装置の中に
入れ、所望の溶媒、例えばトルエンやキシレンに前記フ
ッ素置換シランカップリング剤を溶かし、これを上記装
置中の添加用微粒子にスプレーし、加熱して処理したり
、あるいは、−真空に脱気した容器の中に前記添加用微
粒子を入れ、加熱、脱気し、これに蒸気状にしたフッ素
置換シランカップリング剤を加え、催拌しながら加熱を
行ない、処理することができる。

以上のようにフッ素置換シランカップリング剤で処理さ
れた添加用微粒子を、所望の混合機を用いてトナーに添
加し、本発明の現像剤が調製される。

発明の効果 以上のように、本発明に係る現像剤は、その表面をフッ
素置換シランカップリング剤で処理した添加用微粒子を
トナーに添加したものであるため、上記フッ素置換シラ
ンカップリング剤のフッ素により強く負に帯電し、画像
にカブリが現われないと共に寿命も延び、また環境依存
性も少ないという優れた効果を有する。また、添加用微
粒子を多量に加えることができるので、優れた流動性を
持つトナーが得られる。

実施例 以下、実施例を示して本発明を具体的に説明する。

実施例　Ｉ 添加用微粒子としてアルミナ（アルミニウムオキサイド
Ｃ１日本アエロジル社薬）ヲ選び、この７００　Ｉ！を
流動床造粒装置に入れた。これに、フッ素置換シランカ
ップリング剤（ＣＦ、ＣＨ２ＣＨ１Ｓｉ（ＯＣＨ，）３
、信越化学社製）ヲトルエンで希釈して１％溶液とした
もの’１ｌｏＩ！取り、スプレーした。次いで、２００
℃に加熱し、完全にアルミナ表面に７ツノ置換シランカ
ツプリング剤を付着せしめた。

次に、以上のようにして処理された添加用微粒子を＋ｇ
取り、スチレン−アクリル樹脂中にカーボンを分散して
粉砕、分級により約１０μにしたトナー１００ｇ中に加
え、ヘンシェル混合機により混合した。

このようにして作成されたトナーを酸化鉄粉＋ｏｏｏ　
ｇに対して３０ｇ加え、２成分現像剤を作成し、帯電量
測定、実写テスト、環境テストを実施した。

帯１！量は、上記添加用微粒子を加えなかったものが一
１５μＣ／１１であったのに対し、本発明の上記現像剤
は一２５μＣ／Ｉと高く、帯電の効率がよいことが確認
された。

また、本発明に係る上記現像剤を電子写真複写装置Ｆ　
Ｘ　−２８３０（富士ゼロックス社製）に入れ、寿命テ
ストヲ行なったところ、約４０．０ｆ）０枚コピー以上
の実写においても画像にカブリを発生しなかった。

さらに、環境テストの結果、高温多湿（２８℃、ｇｓ％
／？Ｂ）の環境下においても、カブリ等が現われず、非
常に良好であった。

実施例　２ 添加用微粒子として二酸化ケイ素（アエロジル２００．
日本アエロジル社製）ヲ用い、これにフッ素置換シラン
カップリング剤（（’ａ　Ｆ、７ＣＩＩ、ＣＨ，５ｉ（
ＯＣＩＪ３）ｓ、信越化学社製）全実施例１と同様にし
て処理し、このようにして処理された添加用微粒子全ポ
リエステル系のトナーに対し０．５重量％加え、本発明
の現像剤ｆ：得た。

これを実施例１と同様に評価した結果、帯電性、寿命、
耐環境性ともに良好であった。

本発明に係る現像剤は、トナーのみの一成分系の現像剤
としても有効である。

ｒ−フェライトを分散した磁性トナーに対し、本発明の
前記実施例２で処理されたのと同じ添加用微粒子を加え
たところ、現像剤を担持するスリーブとの摩擦帯電が良
好となり、鮮明な画家が得られた。

また、−成分系の非磁性トナーに本発明に従って処理さ
れた添加用微粒子金加えたものを用いて非磁性−成分現
像方式（％開昭４７−１３０８８号、同５４−１１１３
５８号等参照）で現像したところ、層規制部材であるグ
レードとの摩擦帯電が良好となると共に、現像剤の流動
性が高くなり、均一でカブリのない画像が得られた。

出願人　富士ゼロックス株式会社 代理人　弁理士　米　原　正　章 弁理士浜本　忠

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　フッ素置換シランカップリング剤により処理した
   微粒子をトナーに添加したことを特徴とする電子写真用
   現像剤。 ２　前記微粒子がコロイド状二酸化硅素であること全特
   徴とする特許請求の範囲第１項に記載の電子写真用現像
   剤。