JPS5855792A

JPS5855792A - 制御棒駆動機構交換装置のボルトレンチ嵌合確認方法

Info

Publication number: JPS5855792A
Application number: JP56153618A
Authority: JP
Inventors: 甲賀　勇雄; 石井　義美; 吉田　富治; 宮本　弘行
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1981-09-30
Filing date: 1981-09-30
Publication date: 1983-04-02
Also published as: JPS6145196B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は制御棒駆動機構交換装置に係り、特に原子炉圧
力容器下部０ＣＲＤ）・ウジングにＣＲＤを取付けてい
る、ＣＨＤマウンティングボルトの六角穴と、ＣＲＤ着
脱装置のボルトレンチの嵌合確認方法に関する。

ＣＲＤの交換作業は原子炉の定期点検時に行なわれる。

この作業は、高放射線雰囲気で実施されるだめ、特に作
業員の放射線被曝低減と省力化を図ることが必要でちる
。従来ＣＲＤマウンテインクボルトの六角穴と、ボルト
レンチの嵌合確認は作業員が目視により一本づつ行なっ
ているため、被曝低減及び省力化という面から大きな欠
点があった。

本発明の目的は、ＣＲ，Ｄを取付けているボルト六角穴
と、六角レンチの嵌合を、ボルト穴と六角レンチが嵌合
衝突した時の衝突音及び、エアモータの駆動音により、
遠隔位置で嵌合確認することにあり、これにより、作業
員の省力化差に、放射線被曝低減を図ることである。

ＣＲＤは８本の取付ボルトで締付けられていて、その位
置合せは、ＣＲＤとＣＬＡＤ着脱ヘッドとの中心を合せ
、次で、ＣＲＤ着脱ヘッド（ボルトレンチ側）を回転さ
せボルト六角穴とボルトレンチの位置合せを行なってい
るが、六角穴と六角レンチは六角の位置が少しでもズレ
ると嵌合しない。

そのため、ボルトレンチを回転させ、作業員が目視によ
って嵌合確認していたため、非能率的であった。本発明
は、ボルトレンチを低速回転して、ボルト六角穴とボル
トレンチの六角が一致した際。

ボルトレンチ下部に設けである圧縮コイルバネの釈放力
によって、ボルトレンチか急激に上昇シテ、ボルト六角
穴に衝突することに着目した。

ボルトレンチの回転を最小にし、１本づつ回転駆動する
ことにより、順次ポブレトレンチの嵌合が衝突音及びエ
アモータの駆動音で確認できることが判明した。そのた
め、従来から行なっている、ボルト緩み確認方法と同様
、ＣＨＤ着脱ヘッドに設けた振動計ピックアップで検知
し、格納容器の外に設置された操作盤上の指示計で受信
して、遠隔で、ボルトレンチの嵌合確認を可能にしだも
のである。以下本発明の一実施例を図に基づいて説明す
る。

第１図で、原子炉圧力容器１は格納容器２（以下ＰＣＶ
とする）内に配置されたペデスタル３上に据付けられる
。原子炉圧力容器（以下ＲＰＶとする）１の下部に、Ｃ
Ｒ，Ｄハウジング４及び中性子計測用ハウジング５が突
出して設けられ、　ＲＰＶｌの一部分を形成している。

ＣＲＤ６は、ＣＲＤハウジング４内に収納される。ペデ
スタル３内で、ＲＰＶｌの下方には空間７が形成される
。ＣＲ，Ｄを空間７内に出し入れする搬出人口８がペデ
スタル３に設けられる。空間７内でペデスタル３の側壁
にブラケット９が突出して設けられる。ブラケット９の
上部には、環状のレール１ｏが敷設されている。

旋回移動装置１１が、レールｌｏ上を移動する。

ＣＲ，Ｄ交換装置１２ハ、旋回移動装置１１　、　ＣＲ
Ｄ着脱装置１３及びＣＲＤ取扱装置１４がら構成される
。

ＣＲ，Ｄ着脱装置１３は走行台車１５、着脱ヘッド１６
から構成され、ＣＲＤマウンティングボルトの着脱、制
御棒とＣＲＤのアンカップリング、アンカップリング確
認、ドレン処理及び着脱ヘッドの昇降等の機能を有し、
ＣＲＤハウジング４へのＣＲＤの取付、取外しを行なう
ことができる。

ＣＲ，Ｄ取扱装置１４は、走行台車１７及びマスト１８
から構成され、前記ＣＲＤ着脱装置１３で取外したＣＲ
Ｄの受取り、受渡し及び横転機能を有している。

ＣＲＤ取扱装置１４により横転されたＣＲＤ６はＣ１ｌ
’ＬＤ運搬用カート２１に保持積載され、ペデスタル３
の搬出人口８から、ブリッジ１９を介しＰＣＶ２の貫通
口２０を通り搬出される。ＣＲＤの取付は取外しの逆の
手順で行なわれる。

前述したように本発明は、ＣＩ−ＬＤ取外しの際、ＣＲ
Ｄマウンティングボルトの六角穴と、六角レンチの嵌合
確認を、遠隔で行なうことを目的としている。従来この
ボルトレンチの嵌合は、作業員が近接して目視あるいは
、手で触れることにより確認しているが、高放射線雰囲
気であり、又作業性が著しく悪いため、被曝低減及び省
力化が強く望まれていたものである。以下図により本発
明のボルトレンチ嵌合確認方法について説明する。

第２図は、ＣＲＤ着脱装置１３の上部概要を示している
。図は着脱ヘッド１６が、昇降軸２２に固定されて上昇
し、ＣＲＤ６の下部に接続した状態を示している。この
状態からＣＦＬＤと制御棒の連結を解除し、ＣＲＤマウ
ンティングボルト２３を緩めてＣＲＤハウジング４内に
収納されているＣＦＬＤ６を引抜くことができる。以下
ＣＲＤマウンティングポルト２３の取外し手順を説明す
る。

第２図で、ＣＲＤ６とＣＲり着脱ヘッド１６の接続は、
ＣＲＤのテーパ一部２４をシート２５によりサポートし
て行なわれる。通常この位置では。

ＣＲＤマウンティングボルト２３の六角穴と、ボルトレ
ンチ３０の六角部は、第３図に示す如く正確に合ってい
ないため、ボルトレンチ３ｏは、スプリング２７の力に
抗して下方に押され、マウンティングボルト２３の頭部
に乗り上げた状態にある。その後エアモータ２６の微小
角度回転駆動により、互いの六角部が一致した瞬間に、
スプリング２７の反発力でボルトレンチが嵌合する。こ
の時のエアモータの回転は超低速で、しかも低圧で行な
うことにより、各部の損傷を防止できる。このマウンテ
ィングボルトの六角穴とボルトレンチの嵌合完了の確認
は、振動計２９で検出している。

今、複数個のマウンティングボルトの着脱は。

複数個のエアモータにより、全数同時に、あるいは１本
毎に可能であるが、振動計２９はボルト全数に対して１
個設けている。第２図でマウンティングボルト２３０頭
部に、ボルトレンチ３０が乗り上げた状態から、第４図
で、エアモータ２６の微小回転駆動により、ボルトとレ
ンチの六角部が整合した瞬間、スプリング２７の反発力
でボルトレンチ３０が急激に上昇して、ボルト底部に衝
突し金属音が生じる。

本発明は、この時の衝突音を前記振動計２９で検知し、
増幅器３１を介して、ＣＲ，Ｄ交換装置の操作盤３２に
表示、確認するものである。複数個のボルトを順次タイ
マー設定等で嵌合確認するものである。

本発明によれば、ボルトレンチの嵌合確認を、ＰＣＶ外
に配置した操作盤上でできるため、作業員が高放射線雰
囲気のペデスタル内で、目視確認が不要となった。従っ
て、放射線被曝低減と省力化が可能で、原子力発電所の
定期点検期間短縮に寄与する。

【図面の簡単な説明】

第１図はＣＲＤ交換装置の全体概要図、第２図はＣＲＤ
着脱ヘッド部分の概要図、第３図（イ）（ロ）はＣＲＤ
取付ボルトとボルトレンチの位置決め状態図、第４図は
ＣＲＤ取付ボルトとボルトレンチの嵌合状態図、第５図
は振動検出要領図である。１・・・原子炉圧力容器（ＲＰＶ）、２・・・原子炉格
納容器（ＰＣＶ）、３・・・ヘテスタル、４・・・ＣＲ
Ｄノ・ウジング、５・・・中性子計測用ハウジング、６
・・・制御棒駆動機構（ＣＲＤ）、７・・・空間、８・
・・搬出入口、９・・・ブラケット、１０・・・レール
、１１・・・旋回移動装置、１２・・・ＣＦＬＤ交換装
置、１３・・・ＣＲ，Ｄ着脱装置、１４・・・ＣＦＬＤ
取扱装置、１５・・・走行台車、１６・・・着脱ヘッド
、１７・・・走行台車、１８・・・マスト、１９・・・
ブリッジ、２０・・・貫通口、２１・・・ＣＲＤ運搬用
カート、２２・・・昇降軸、２３・・・ＣＲＤマウ／テ
ィングボルト、２４・・・テーパ一部、２５・・・シー
ト、２６・・・エアモータ、２７・・・スプリング、２
９・・・振動計、３０・・・ボルトレンチ、３１・・・
増幅第　　２　　図第　　３　　図（イジ（ロ）

Claims

【特許請求の範囲】１、旋回台車と走行台車を有し、かつ原子炉圧力容器へ
の制御棒駆動機構（以下ＣＲＤとする）の取付、取外し
を行なうＣＲＤ着脱装置と、前記着脱装置への（、ＲＤ
の受渡し及び受取りを行ない、かつ保持したＣＲＤを横
転させるＣＲＤ取扱装置から成る、ＣＲＤ交換装置にお
いて、前記ＣＲＤ着脱装置で、ＣＲ，Ｄを原子炉圧力容器に増
付けている、マウンティングボルト取外し時のマウンテ
インクボルト六角穴とＣＲＤ着脱装置ボルトレンチの　
合確認機構を設けたことを特徴とする、制御棒駆動機構
交換装置のボルトレンチ嵌合確認方法。