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JPH1132981A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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Publication number
JPH1132981A
JPH1132981A JP9195761A JP19576197A JPH1132981A JP H1132981 A JPH1132981 A JP H1132981A JP 9195761 A JP9195761 A JP 9195761A JP 19576197 A JP19576197 A JP 19576197A JP H1132981 A JPH1132981 A JP H1132981A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
distal end
endoscope
fluid
fluid conduit
Prior art date
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Granted
Application number
JP9195761A
Other languages
English (en)
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JP3684037B2 (ja
Inventor
Hirota Okada
裕太 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP19576197A priority Critical patent/JP3684037B2/ja
Publication of JPH1132981A publication Critical patent/JPH1132981A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は流体管路の流体が、流体管路構成用の
管体以外の他の内蔵物が内嵌される孔部に流入すること
を防止し、各内蔵物を近づけて配置し、先端部の外径寸
法を小さくできる内視鏡を提供することを最も主要な特
徴とする。 【解決手段】先端構成部材18における第2の孔部20
と第1の孔部19の後端側の大径部25との間の薄肉状
壁部27に、第1の孔部19と第2の孔部20との間を
連通させる切り欠き部28を設け、第1の孔部19内の
チャンネルパイプ23と切り欠き部28との間の境界に
沿って接着層31を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管腔内に挿入され
る挿入部に流体管路を有する内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビデオ内視鏡や、ファイバー式
内視鏡では例えば人体の体腔内等の管腔内に挿入される
細長い挿入部の先端部を構成する先端構成部材に挿入部
の軸方向に延出される孔部が複数形成されている。ここ
で、少なくとも一つの孔部である第1の孔部には流体管
路として働くパイプが内嵌される状態で内装され、挿入
部の先端部から前方に流体を噴出する流体管路が形成さ
れている。さらに、第1の孔部以外の孔部である第2の
孔部には少なくとも観察用レンズ、照明用レンズ或いは
他の流体管路の何れかの他の内蔵物が内装されている。
また、先端構成部材に形成されている第1の孔部と、第
2の孔部との間は先端構成部材自体の薄肉の壁部により
仕切られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、管腔内に挿
入される挿入部に流体管路を有する内視鏡においては、
一般的に内視鏡挿入部の先端構成部材に形成された孔部
に、流体管路構成用の管体の先端部が内嵌される構成に
なっている。そのため、流体管路構成用の管体を内嵌す
るために先端構成部に形成される孔部の内径寸法の方が
流体管路構成用の管体の外径寸法よりもわずかに大きく
なっているので、流体管路構成用の管体と先端構成部材
の孔部との間には隙間が存在する。
【0004】そこで、流体管路構成用の管体の先端側
で、流体管路構成用の管体と先端構成部材の孔部との隙
間に接着剤を充填することにより、流体管路構成用の管
体内を通ってきた流体が、流体管路構成用の管体と先端
構成部材の孔部との間の隙間から内視鏡内部に浸入する
ことを防いでいる。
【0005】しかしながら、上記従来構成の内視鏡で
は、流体管路構成用の管体の先端側において、流体管路
構成用の管体と先端構成部材の孔部との間に接着剤充填
用の隙間を設け、かつこの隙間は一般的に流体管路構成
用の管体とこの管体を内嵌する孔部の内周面との間の隙
間より大きくする必要があるため、内視鏡挿入部の先端
部の外径寸法が大きくなる問題がある。
【0006】さらに、流体管路構成用の管体と先端構成
部材の孔部との間の隙間に接着剤が全周にわたって充填
されていることが確認し難いので、接着作業が不確実と
なるおそれがある。そのため、流体管路構成用の管体の
後端側で先端構成部材の孔部との間の隙間を埋める接着
作業を行い、流体管路構成用の管体の先端側から流体管
路構成用の管体と先端構成部材の孔部との間の隙間に入
った流体が、内視鏡の内部に浸入することを防ぐように
している。
【0007】また、この場合でも、流体管路構成用の管
体を内嵌する先端構成部材の孔部と他の内蔵物を内嵌す
る孔部とを各々隔離させる必要があるので、通常は、先
端構成部材自体の素材によって形成される薄肉部によっ
て、各内蔵物の内嵌用の孔部を隔離させている。
【0008】しかしながら、隔離されている各内蔵物間
を近づけすぎると、各内蔵物間に介設されている先端構
成部材自体の素材の肉厚が薄くなるので、各内蔵物間に
配置されている肉厚が薄い部分が破損しやすくなる。そ
のため、各内蔵物を確実には隔離することができなくな
るので、複数の内蔵物間の間隔を極端に近づけることが
できず、内視鏡挿入部の先端部の外径寸法が大きくなる
問題がある。
【0009】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、挿入部内の流体管路を通過した流体
が、流体管路構成用の管体以外の他の内蔵物が内嵌され
る孔部に流入することを確実に防止することができ、各
内蔵物を近づけて配置し、先端部の外径寸法を小さくす
るうえで有利な内視鏡を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は挿入部の先端部
を構成する先端構成部材に前記挿入部の軸方向に延出さ
れる複数の孔部が形成され、少なくとも一つの前記孔部
である第1の孔部に前記挿入部の先端部から前方に流体
を噴出する流体管路が形成され、前記第1の孔部以外の
少なくとも一つの前記孔部である第2の孔部に少なくと
も観察用レンズ、照明用レンズ或いは他の流体管路の何
れかが形成された内視鏡において、前記先端構成部材の
前記第2の孔部の後端側に先端側の孔径に比べて孔径を
大径にした大径部を設け、前記先端構成部材における前
記第1の孔部と前記第2の孔部の大径部との間の薄肉状
の壁部に、前記第1の孔部と前記第2の孔部との間を連
通させる切り欠き部を設けるとともに、前記第1の孔部
に内嵌される前記流体管路用の管体と前記切り欠き部と
の間の境界に沿って接着層を設けたことを特徴とする内
視鏡である。
【0011】そして、先端構成部材における第1の孔部
と第2の孔部の後端側の大径部との間の薄肉状の壁部
に、第1の孔部と第2の孔部との間を連通させる切り欠
き部を設け、第1の孔部に内嵌される流体管路用の管体
と切り欠き部との間の境界に沿って接着層を設けたこと
により、流体による他の内蔵物の破損が無いまま、内視
鏡挿入部の先端構成部を細くすることができるようにし
たものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1乃至図2(A)〜(D)を参照して説明する。図
1は本実施の形態のビデオ内視鏡1のシステム全体の概
略構成を示すものである。ここで、内視鏡1には体腔内
に挿入される軟性の細長い挿入部2が設けられている。
この挿入部2の基端部には検査者が把持する手元側の操
作部3が設けられている。
【0013】また、挿入部2には操作部3に基端部が連
結された細長い可撓管部4と、この可撓管部4の先端部
に配設された例えば上下方向および左右方向にそれぞれ
湾曲操作可能な湾曲部5と、この湾曲部5の先端部に連
結された先端構成部6とが設けられている。
【0014】また、操作部3には鉗子等を導入する処置
具導入口7が設けられているとともに、湾曲部5の動作
を制御する図示しない上下湾曲操作ノブおよび左右湾曲
操作ノブと、送気送液機能を制御する送気/送液ボタン
と、吸引機能を制御する吸引ボタンと、映像記録機能や
光量調整等を遠隔的に行うスイッチとがそれぞれ設けら
れている。
【0015】さらに、操作部3の側面には可撓性を備え
たユニバーサルコード8の基端部が連結されている。こ
のユニバーサルコード8の先端部には第1のコネクタ9
が連結されている。この第1のコネクタ9は光源装置1
0に着脱可能に接続されている。
【0016】また、第1のコネクタ9には信号ケーブル
11の一端部が接続されている。この信号ケーブル11
の他端部は第2のコネクタ12を介して信号処理装置で
あるビデオプロセッサ13に接続されている。さらに、
ビデオプロセッサ13には映像信号を表示するモニタ1
4と、映像を記録するVTRデッキ15と、ビデオプリ
ンタ16と、ビデオディスク17とがそれぞれ接続され
ている。そして、内視鏡1による観察像はこの内視鏡1
の先端構成部6に設けられた図示しない固体撮像素子等
によって電気信号に変換された後、この固体撮像素子か
らの出力信号が信号ケーブル11を介して信号処理装置
であるビデオプロセッサ13に送られるようになってい
る。さらに、ビデオプロセッサ13にて処理された信号
は、モニタ14、VTRデッキ15、ビデオプリンタ1
6、ビデオディスク17にそれぞれ送られるようになっ
ている。そして、内視鏡1による観察像の映像がモニタ
14に表示されるとともに、必要に応じてVTRデッキ
15およびビデオディスク17にその映像が記録され、
さらににその映像がビデオプリンタ16でプリント出力
されるようになっている。
【0017】また、本実施の形態の先端構成部6には図
2(A)に示すように硬質な先端構成部材18が設けら
れている。なお、図2(A)は本実施の形態の先端構成
部材18の後端面を示すものである。この先端構成部材
18には挿入部2の軸方向に延出される複数、本実施の
形態では4つの孔部(第1〜第4の孔部)19〜22が
形成されている。ここで、第1の孔部19には図2
(C)に示すように鉗子挿通孔や、流体管路として機能
するチャンネルパイプ(流体管路用の管体)23が内嵌
され、挿入部2の先端部から前方に流体を噴出する流体
管路が形成されている。
【0018】さらに、第2の孔部20には図2(C)に
示すように観察用レンズ群24が内嵌されている。ま
た、先端構成部材18の第2の孔部20の後端側には先
端側の孔径に比べて孔径を大径にした大径部25が設け
られている。この場合、第2の孔部20の先端側の小径
部26は図2(B)に示すように先端構成部材18の先
端面から先端構成部材18の軸方向略中央位置まで延設
されている。さらに、第2の孔部20の小径部26の中
心軸と大径部25の中心軸とは同軸上に配置されてい
る。なお、第2の孔部20の大径部25は必ずしも円形
状でなくとも良く、円形状以外の異形状であっても良
い。
【0019】また、先端構成部材18における第1の孔
部19と第2の孔部20の大径部25との間の薄肉状の
壁部27には第1の孔部19と第2の孔部20との間を
連通させる切り欠き部28が形成されている。そして、
第1の孔部19に挿入されたチャンネルパイプ23を先
端構成部材18に固定する作業時には図2(D)に示す
ように第1の孔部19に内嵌されるチャンネルパイプ2
3と切り欠き部28との間の境界に沿って接着剤29が
層状に塗布される。さらに、第1の孔部19とチャンネ
ルパイプ23との間の隙間30は先端構成部材18の後
端側にて、接着剤29で塞いでいる。これにより、チャ
ンネルパイプ23と先端構成部材18の第1の孔部19
との間の境界上、及びチャンネルパイプ23と切り欠き
部28との間の境界上の稜線に沿って、接着剤29が層
状に塗布され、チャンネルパイプ23と第1の孔部19
との間の隙間30からの流体の流出を防ぐ接着層31が
形成されている。
【0020】また、第3の孔部21には照明光を導光す
るライトガイドが内嵌され、第4の孔部22には観察用
レンズ群24の先端面洗浄用流体を流通させる流体管路
が内嵌されている。
【0021】次に、上記構成の作用について説明する。
例えば、図3に示すように、先端構成部材18内に配設
される各内蔵物間の間隔を接近させることにより、挿入
部2の先端部を細径化しようとした場合には先端構成部
材18における第1の孔部19と第2の孔部20の大径
部25との間に破損しやすい薄肉状の壁部27の部分が
形成された状態で残されることになる。この場合には先
端構成部材18の後端側でチャンネルパイプ23と先端
構成部材18との間に接着層31による水密手段を設け
ても、薄肉状の壁部27の部分が破損した際に先端構成
部材18の先端側よりチャンネルパイプ23と第1の孔
部19との間の隙間30を通ってきた流体がこの破損箇
所から内視鏡内部に浸入することになる。
【0022】これに対して、本実施の形態では先端構成
部材18の後端側において第1の孔部19と第2の孔部
20の大径部25との間の薄肉状の壁部27に第1の孔
部19と第2の孔部20との間を連通させる切り欠き部
28を形成したので、第1の孔部19と第2の孔部20
の大径部25との間の薄肉状の壁部27を取り除くこと
ができる。そして、チャンネルパイプ23と先端構成部
材18の第1の孔部19との間の境界上、及びチャンネ
ルパイプ23と切り欠き部28との間の境界上の稜線に
沿って、接着剤29を層状に塗布し、チャンネルパイプ
23と第1の孔部19との間の隙間30からの流体の流
出を防ぐ接着層31を形成したので、先端構成部材18
の先端側から浸入してきた流体を後端側の接着層31の
部分で止めることができ、内視鏡内部に流体が浸入する
ことを防止することができる。
【0023】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では先端構成部材
18における第1の孔部19と第2の孔部20の後端側
の大径部25との間の薄肉状の壁部27に、第1の孔部
19と第2の孔部20との間を連通させる切り欠き部2
8を設け、第1の孔部19に内嵌されるチャンネルパイ
プ23と切り欠き部28との間の境界に沿って接着層3
1を設けたので、挿入部2内の流体管路を通過した流体
が、チャンネルパイプ23以外の他の内蔵物が内嵌され
る孔部20〜22に流入することを確実に防止すること
ができる。そのため、流体が内視鏡内部に浸入して他の
内蔵物を破損することがない。
【0024】さらに、第1の孔部19と第2の孔部20
との間を近づけて配置することができるので、先端構成
部材18の外径寸法を小さくするうえで有利となり、内
視鏡先端部を細径化できる。
【0025】なお、本実施の形態ではビデオ内視鏡に本
発明を適用した例を示したが本発明はビデオ内視鏡のみ
に限定されるものではなく、ファイバー式内視鏡にも適
用可能である。
【0026】また、図4(A)〜(C)は本発明の第2
の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の
実施の形態の内視鏡1の先端構成部6の構成を次の通り
変更したものである。
【0027】すなわち、本実施の形態では先端構成部6
の先端面は図4(A)に示すように凸状曲面31で形成
されている。この先端構成部6にはレンズ装着用孔部3
2と、洗浄用ノズル装着用孔部33とが形成されてい
る。そして、レンズ装着用孔部32には観察用レンズ群
34が装着され、洗浄用ノズル装着用孔部33には観察
用レンズ群34の先端面を洗浄する洗浄用ノズル35が
装着されている。
【0028】さらに、洗浄用ノズル35は図4(B)に
示すようにチューブ状部材36で形成されている。この
チューブ状部材36は加熱することにより軟性化し、常
温では硬化するプラスチック材料によって形成されてい
る。
【0029】そして、洗浄用ノズル35の成形時には例
えば、PTFEでできたチューブ状部材36の一部を加
熱して軟化させ、図4(C)に示すようにチューブ状部
材36の先端をチューブ状部材36の中心軸からほぼ直
角になるまで屈曲させて噴出口部37を形成する。さら
に、その噴出口部37の屈曲形状を維持しつつ、冷却し
て常温にまで戻すことにより、チューブ状部材36の先
端をこのチューブ状部材36の中心軸から略直角に曲げ
た噴出口部37の屈曲形状が維持される。
【0030】また、先端の噴出口部37を曲げた洗浄用
ノズル35を内視鏡1の先端構成部6の先端に取り付け
る際には、洗浄ノズル35の噴出口部37の先端が観察
用レンズ群34の先端面に向くように噴出口部37の屈
曲角度が略直角に設定されている。
【0031】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、PTFEのチューブ状部材36
の内周面には汚物が付着しにくい。そのため、洗浄ノズ
ル35のつまりが起きにくい効果がある。
【0032】また、チューブ状部材36の一部を加熱
し、曲げるだけで洗浄ノズル35の噴出口部37が形作
れるので加工が容易である。さらに、PTFEの外表面
は滑らかであるので、挿入部2の挿入時に洗浄用ノズル
35が体壁に引っかかりにくい効果がある。
【0033】したがって、本実施の形態では挿入部2の
挿入性向上が図れるとともに、洗浄ノズル35の噴出口
部37のつまりが起きにくく、加工が容易な洗浄用ノズ
ル35を提供することができる。
【0034】また、図5は本発明の第3の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態の内
視鏡1の先端構成部6の構成を次の通り変更したもので
ある。
【0035】すなわち、本実施の形態では先端構成部6
の先端面は図5に示すように凸状曲面41で形成されて
いる。この先端構成部6の凸状曲面41には観察用レン
ズ群42と、この観察用レンズ群42の先端面を洗浄す
る洗浄用ノズル43とが装着されている。さらに、洗浄
用ノズル43の噴出口部44は先端構成部6の凸状曲面
41に配置されている。ここで、凸状曲面41の法線が
洗浄用ノズル43の噴出口部44の中心軸と平行になる
ように洗浄用ノズル43の噴出口部44の中心軸は洗浄
用ノズル43のノズル本体の軸とは傾けて配置されてい
る。
【0036】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、洗浄用ノズル43の噴出口部4
4が内視鏡1の先端構成部6の凸状曲面41の法線方向
と平行な中心軸を有しているため、洗浄用ノズル43の
噴出口部44が内視鏡1の先端構成部6の凸状曲面41
と滑らかにつながり、内視鏡1の挿入性を損ねない効果
がある。
【0037】また、図6は本発明の第4の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態の内
視鏡1の先端構成部6の構成を次の通り変更したもので
ある。
【0038】すなわち、本実施の形態では先端構成部6
を構成する先端構成部材51が樹脂材料で作られてい
る。さらに、この先端構成部材51には複数の内蔵物を
収納するための収納穴52が複数設けられている。各収
納穴52には収納穴52の中心軸方向とは垂直方向に収
納穴52の内壁から先端構成部材51の外壁までにわた
って、ねじ穴53が設けられている。
【0039】また、このねじ穴53には固定ねじ54が
螺着されている。そして、各収納穴52に収納された各
内蔵物は、ねじ穴53にねじ込まれた固定ねじ54によ
って押しつけられることにより、先端構成部材51に固
定されている。なお、固定ねじ54の山径をD、固定ね
じ54の谷径をd、ねじ穴53の谷径をD´、ねじ穴5
3の山径をd´とした時、D>D´に設定されている。
【0040】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態では固定ねじ54をねじ穴53に締め込む
と、ねじ穴53は塑性変形、又は切削されて固定ねじ5
4とねじ穴53のねじ山は各ねじ山の全面で接触する。
そのため、ねじ穴53と固定ねじ54との螺合部の一部
のあるねじ山に局部的に負荷が集中することがないの
で、ねじ穴53と固定ねじ54との螺合部の一部のねじ
山が破損してねじが機能しなくなることがない。
【0041】また、ねじ山の引っかかり量が多いので、
固定ねじ54の着脱の繰り返しによりねじ山が摩耗した
際に、従来のねじ穴53よりねじ溝が破損しにくい効果
がある。さらに、内蔵物を固定する際にねじ締めトルク
が管理できる効果もある。
【0042】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では樹脂で形成さ
れた先端構成部材51において、ねじ部の破損が起きに
くいうえ、先端構成部材51の耐久性が良い。さらに、
先端構成部材51を樹脂で形成できるため安価にでき
る。また、d´>dであっても、同様の作用効果が得ら
れる。
【0043】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他の
特徴的な技術事項を下記の通り付記する。
【0044】記 (付記項1) 内視鏡の先端部より前方に流体を噴出す
る少なくとも一つの流体管路を備えた内視鏡において、
前記内視鏡の先端構成部材に、流体管路の少なくとも一
部が内嵌され先端側より後端側の径が大きいように複数
の径を有す段状の第1の孔部と、観察用レンズ、照明用
レンズ或いは他の流体管路の何れかの一部が内嵌される
第2の孔部との間の薄肉状の壁部に、前記先端構成部材
の後端側より前記第1の孔部の最大径部の深さまで深さ
を有す前記第1の孔部と前記第2の孔部とを連通させる
切り欠き部を設け、前記第1の孔部に内嵌された流体管
路と前記切り欠き部の境界に沿って、接着層を設けたこ
とを特徴とした内視鏡。
【0045】(付記項1の従来技術) 先端部に設けら
れた流体管路として働くパイプが内装される孔部と、他
の内蔵物が内装される孔部とは薄肉の壁部により仕切ら
れていた。
【0046】(付記項1が解決しようとする課題) 一
般的に流体管路を有する内視鏡においては、内視鏡の先
端構成部材に設けられた孔部に、流体管路が内嵌される
構成になっている。そのため、流体管路の外径よりも前
記流体管路を内嵌するために先端構成部に設けられる孔
部内径の方がわずかに大きくなっており、流体管路と先
端構成部材との間には隙間が存在する。そこで前記流体
管路の先端側で、流体管路と先端構成部材との隙間に接
着剤を充填することにより、流体管路内を通ってきた流
体が、流体管路と先端構成部材との間の隙間から内視鏡
内部に入ることを防いでいた。しかしこの方法では、流
体管路の先端側において、流体管路と先端構成部材との
間に接着剤充填用の隙間を設けなくてはならず、一般的
にこの隙間は流体管路と流体管路を内嵌する孔部内径と
の隙間より大きいものが必要となるため、内視鏡の先端
部が大きくなってしまったり、接着剤が流体管路と先端
構成部材との隙間に全周にわたって充填されていること
を確認しづらく、接着作業が不確実であった。このた
め、流体管路の後端側で先端構成部材との隙間を埋める
接着を行い、流体管路の先端側から流体管路と先端構成
部材との隙間に入った流体が、内視鏡内部に浸入するの
を防ぐようにした。ただしこうした場合でも、流体管路
内嵌用の孔部と他の内蔵物の内嵌される孔部が各々隔離
されている必要がある。通常、先端構成部材によって、
各内蔵物内嵌用孔部を隔離されているが、各内蔵物を近
づけすぎると、各内蔵物間にある先端構成部材の肉厚が
薄くなって破損しやすくなり、確実に各内蔵物を隔離す
ることができなくなるため、あまり内蔵物同士を近づけ
ることができなかった。そのため、内視鏡の先端部の径
が大きくなってしまっていた。
【0047】本付記項の目的とするところは、流体管路
を通過した流体が、他内蔵物の内嵌される孔部に流入す
ることなく、各内蔵物を近づけて配置し、先端部の径の
細い内視鏡を提供することである。
【0048】(付記項1の課題を解決するための手段)
内視鏡の先端部本体に設けられた流体管路の内嵌用の
孔と、他の内蔵物の内嵌用の孔とを区切る薄肉状の壁部
の一部に切り欠き部を設け、前記流体管路と切り欠き部
との間に接着層を設けることにより、流体による他内蔵
物の破損がないまま、内視鏡の先端部を細くすることが
できる。
【0049】(付記項1の効果) スコープを細径化し
ても、故障による観察不能のない内視鏡の提供。 (付記項2) 第1の孔部が、流体管路によって、第2
の孔部とは隔離されていることを特徴とした付記項1の
内視鏡。
【0050】(付記項3) 流体管路は金属や硬質樹脂
などのパイプ状部材で形成されたことを特徴とした付記
項1の内視鏡。 (付記項4) 流体管路は柔軟なチューブ状部材で形成
されたことを特徴とした付記項1の内視鏡。
【0051】(付記項5) 観察用レンズと観察用レン
ズ表面を洗浄するフッ素樹脂製の洗浄用ノズルを有する
内視鏡。 (付記項5の従来技術) 従来は、内視鏡先端部に配置
する観察用レンズの洗浄用ノズルとして、金属パイプを
曲げて使用していた。
【0052】(付記項5が解決しようとする課題) 金
属製のノズルでは、管路内面に汚物が付着しやすく、ま
た挿入時に引っかかり易いという問題があった。本付記
項の目的とするところは、内面に汚物が付着しずらく、
外表面が滑らかで挿入性を向上できる内視鏡の提供であ
る。
【0053】(付記項5の課題を解決するための手段)
PTFEのチューブの一部を加熱し曲げ加工すること
により、加工が困難になることなく、引っかかりの少な
いノズルを提供でき、内視鏡の挿入性を向上させること
ができる。
【0054】(付記項5の効果) 挿入性向上。 (付記項6) フッ素樹脂製のチューブの一部に熱を加
えることにより、その一部を軟性化させ軟化部をつく
り、前記チューブの軸とほぼ垂直に前記チューブの先端
部が向くように前記軟化部を湾曲させた後、前記軟化部
を硬化させて形成した洗浄用ノズルを有する内視鏡。
【0055】(付記項7) フッ素樹脂はPTFEであ
る付記項5,6の内視鏡。 (付記項8) フッ素樹脂はPFAである付記項5,6
の内視鏡。 (付記項9) フッ素樹脂はFEPである付記項5,6
の内視鏡。
【0056】(付記項10) 洗浄用ノズルを、フッ素
樹脂製の軟性なチューブで形成した付記項5,6の内視
鏡。 (付記項11) 先端部を凸状曲面として形成した内視
鏡において、洗浄用ノズルの開口部を、洗浄用ノズルを
内視鏡先端部に取り付けた際、内視鏡挿入軸方向に平行
な方向を高さとし、垂直な方向を幅として、前記開口部
の高さの方が幅より小さくなるような異形円としたこと
を特徴とした付記項5の内視鏡。
【0057】(付記項12) 洗浄用ノズルの開口部を
楕円としたことを特徴とした付記項5の内視鏡。 (付記項13) 洗浄用ノズルの先端の開口部が、チュ
ーブ軸とは鈍角に曲げられていることを特徴とした付記
項10の内視鏡。
【0058】(付記項14) 洗浄用ノズルの先端の開
口部が、チューブ軸とは鋭角に曲げられていることを特
徴とした付記項10の内視鏡。 (付記項15) 先端部を凸状曲面として形成した内視
鏡において、洗浄用ノズルの先端部を前記凸状曲面と滑
らかにつながる形状に曲げたことを特徴とした付記項5
の内視鏡。
【0059】(付記項16) 先端部を凸状曲面として
形成した内視鏡において、前記凸状曲面の接平面の法線
を軸とする洗浄用ノズルを設けたことを特徴とした内視
鏡。 (付記項16の従来技術) 先端部の先端面を凸状曲面
として形成した内視鏡において、内視鏡挿入軸と平行な
軸を有す観察用レンズの洗浄用ノズルを前記凸状曲面状
に配していた。
【0060】(付記項16が解決しようとする課題)
ノズルが内視鏡先端面と滑らかにつながるので、内視鏡
挿入時に体壁にノズルが引っかかりにくく、挿入が容易
である内視鏡の提供。
【0061】(付記項16の課題を解決するための手
段) 内視鏡の先端面とノズルとを滑らかにつなぐこと
ができ、ノズルの体壁への引っかかりを押さえることが
できるので、内視鏡の挿入性を向上させることができ
る。
【0062】(付記項16の効果) 挿入性向上。 (付記項17) 樹脂にて形成された先端部を有し、先
端部に少なくとも一つの内蔵物を収納する収納穴と収納
穴に貫通したビス穴と内蔵物を固定するためのビス部材
を有する内視鏡装置において、ビス穴のネジ谷径、ネジ
山径の少なくとも一つをビス部材のビス山径、ネジ谷径
よりも小さく形成したことを特徴とした内視鏡。
【0063】(付記項17の従来技術) 樹脂で形成さ
れた先端部本体に内蔵物を固定する際に、セルフタップ
ビスを用いていた。 (付記項17が解決しようとする課題) 樹脂で形成さ
れた先端部本体に内蔵物を固定する際に、ビスを用いて
いたが、先端部本体にあけられたビス穴において数回の
ビスの締め開けにより、ビス山部が破損してしまい、前
記内蔵物の固定ができなくなってしまっていた。また、
セルフタップビスを用いたものでは、生産性が悪く、ビ
スの締め付けトルクの管理ができずに内蔵物の固定が不
確実であった。本付記項の目的とするところは、先端部
本体への内蔵物固定用のビス穴が破損しにくく、耐久性
のあり、かつ安価な内視鏡の提供である。
【0064】(付記項17の課題を解決するための手
段) 樹脂にて形成された内視鏡の先端部本体に設けら
れた、内蔵物固定用のビス穴において、ビス山のネジ谷
径、ネジ山径の少なくとも一つをビス部材のネジ山径、
ネジ谷径よりも小さく形成することにより、ビス固定の
耐性をあげ内蔵物を確実に固定することができる。 (付記項17の効果) 内蔵物を確実に固定でき、かつ
安価な先端構成部を有す内視鏡の提供。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、先端構成部材における
第1の孔部と第2の孔部の後端側の大径部との間の薄肉
状の壁部に、第1の孔部と第2の孔部との間を連通させ
る切り欠き部を設け、第1の孔部に内嵌される流体管路
用の管体と切り欠き部との間の境界に沿って接着層を設
けたので、挿入部内の流体管路を通過した流体が、流体
管路構成用の管体以外の他の内蔵物が内嵌される孔部に
流入することを確実に防止することができ、各内蔵物を
近づけて配置し、先端部の外径寸法を小さくするうえで
有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の内視鏡のシステ
ム全体の概略構成図。
【図2】 第1の実施の形態の内視鏡の要部構成を示す
もので、(A)は先端構成部材の横断面図、(B)は
(A)のA−B−C−D−E−F線断面図、(C)は
(A)のG−G線断面図、(D)は第1の孔部に内嵌さ
れた管体と切り欠き部との境界に沿って形成された接着
層を示す斜視図。
【図3】 先端構成部材の第1の孔部と第2の孔部との
間の仕切り壁を示す要部の縦断面図。
【図4】 本発明の第2の実施の形態を示すもので、
(A)は先端構成部材の一部を断面にして示す側面図、
(B)は洗浄用ノズルの成形素材を示す縦断面図、
(C)は洗浄用ノズルの成形状態を示す斜視図。
【図5】 本発明の第3の実施の形態の要部構成を示す
側面図。
【図6】 本発明の第4の実施の形態の要部構成を示す
縦断面図。
【符号の説明】
18 先端構成部材 19 第1の孔部 20 第2の孔部 23 チャンネルパイプ(流体管路用の管体) 25 大径部 27 薄肉状の壁部 28 切り欠き部 31 接着層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部の先端部を構成する先端構成部材
    に前記挿入部の軸方向に延出される複数の孔部が形成さ
    れ、少なくとも一つの前記孔部である第1の孔部に前記
    挿入部の先端部から前方に流体を噴出する流体管路が形
    成され、前記第1の孔部以外の少なくとも一つの前記孔
    部である第2の孔部に少なくとも観察用レンズ、照明用
    レンズ或いは他の流体管路の何れかが形成された内視鏡
    において、 前記先端構成部材の前記第2の孔部の後端側に先端側の
    孔径に比べて孔径を大径にした大径部を設け、 前記先端構成部材における前記第1の孔部と前記第2の
    孔部の大径部との間の薄肉状の壁部に、前記第1の孔部
    と前記第2の孔部との間を連通させる切り欠き部を設け
    るとともに、 前記第1の孔部に内嵌される前記流体管路用の管体と前
    記切り欠き部との間の境界に沿って接着層を設けたこと
    を特徴とする内視鏡。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018117872A (ja) * 2017-01-25 2018-08-02 富士フイルム株式会社 内視鏡挿入部の先端部構造及び内視鏡

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