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JP3030105B2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP3030105B2
JP3030105B2 JP3057296A JP5729691A JP3030105B2 JP 3030105 B2 JP3030105 B2 JP 3030105B2 JP 3057296 A JP3057296 A JP 3057296A JP 5729691 A JP5729691 A JP 5729691A JP 3030105 B2 JP3030105 B2 JP 3030105B2
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Japan
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light guide
guide fiber
tube
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heat
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鶴夫 羽鳥
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Olympus Optic Co Ltd
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  • Endoscopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ライトガイドファイバ
の入射側端のライトガイドコネクタを改良した内視鏡に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、血管や尿管などの細径部に細長の
挿入部を挿入することによって、観察したり必要に応じ
て処置具チャンネル内に挿通した処置具を用いて各種治
療処置のできるカテーテル型の内視鏡が広く利用されて
いる。
【0003】特開平2ー43513号公報に示されてい
るようなカテーテル型内視鏡に於いて、ライトガイドフ
ァイバー入射端側にあるライトガイドコネクター1は図
10、図11に示すようになっている。すなわち、口金
パイプ2は、ライトガイドファイバー3を高密度に充填
し、さらに光源装置(図示せず)からの照明光によるラ
イトガイドファイバ端面の過熱を防ぐため、ライトガイ
ドファイバ3に伝導された熱を前記口金パイプ2に逃が
すよう熱伝導部材もしくは放熱部材(接着剤)4をライ
トガイドファイバ3の隙間に充填している。そして、こ
の口金パイプ2は、その他端に於いてライトガイドファ
イバ3との境界を接着剤5により固着されている。これ
は組み付け時にライトガイドファイバ3が口金パイプ2
より抜け落ちるのを防止するためである。また、この口
金パイプ2の末端側は外皮チューブ6の先端側に被覆さ
れて接着しており、更にこの外皮チューブ6先端部を折
れ止めチューブ7で被覆している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例では、外皮チューブ内のライトガイドファイバは、
可撓性のある部分と接着剤によって固められた硬質な部
分とよりになる。このため、ライトガイドコネクタを光
源装置に対して着脱する際の操作に伴って、前記外皮チ
ューブが曲げられたりすると、前記ライトガイドファイ
バの硬質部分に曲げ応力が集中して、ライトガイドファ
イバが折損してしまうという問題があった。
【0005】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、コネクタとしての簡易な構造を維持しつつ、ラ
イトガイドコネクタの着脱時などにライトガイドコネク
タ内のライトガイドファイバの折損が無いようにして、
常に明るい照明光を体内へ送れるようにした内視鏡を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明による内視鏡は、先端部が硬質部でなる可撓
性のライトガイドファイバ束と、前記硬質部の外周に設
けられた口金パイプと、この口金パイプの基端面とライ
トガイドファイバ束の外周面とを固着する接着剤と
口金パイプの外周に設けられ、基端部が前記ライトガ
イドファイバ束の可撓部まで延びるコネクタパイプと、
前記ライトガイドファイバ束を被覆し、一端が前記コネ
クタパイプの外周まで延びるライトガイドコードとを備
たことを特徴とする
【0007】
【作用】この構成よりなる内視鏡は、光源装置への着脱
の際、可撓性チューブをコネクタ近傍で曲げても、ライ
トガイドファイバの硬質部には曲げ応力がかからないた
め、コネクタ内のライトガイドファイバは折損しない。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図6は本発明の一実施例に係わり、図
1はライトガイドコネクタの断面図、図2はカテーテル
型内視鏡の全体概略図、図3は挿入部先端部の斜視図、
図4は第一分岐部の断面図、図5は第二分岐部の断面
図、図6はライトガイドコネクタの比較断面図である。
【0009】図2に示すようにカテーテル型内視鏡9
は、先端側より生体管腔に挿入される細長な挿入部10
と、この挿入部10の基部側に設けた第一分岐部11
と、この第一分岐部11で分かれるチャンネルチューブ
12及びユニバーサルコード13と、このユニバーサル
コード13の基部側に設けた第二分岐部14と、この第
二分岐部14で分かれるイメージガイドコネクタ16を
有するイメージガイドコード15及びライトガイドコネ
クタ18を有するライトガイドコード17とによって構
成されている。
【0010】前記チャンネルチューブ12は、送水や吸
引や処置などが行えるように各種処置具を挿通するため
のチャンネル開口部19を有している。また、前記イメ
ージガイドコード15の末端に設けたイメージガイドコ
ネクタ16は、例えば術者がモニターで供覧するための
カメラコントロールユニット(図示せず)に接続されて
いる一方、前記ライトガイドコード17の末端部に設け
たライトガイドコネクタ18は、挿入部先端部の前方を
照明するための光源装置(図示せず)に接続されるよう
になっている。
【0011】ここで図3を参照して挿入部先端部につい
て説明する。挿入部10は例えば可撓性樹脂のマルチル
ーメンチューブ20よりなり、軸方向に比較的大きな、
例えば三日月状の装着用孔21とチャンネル孔24とを
有しており、前記装着用孔21の中央軸方向に、先端側
に対物光学系22aを備えたイメージガイドファイバ束
22を配置する一方、このイメージガイドファイバ束2
2の両脇に位置する装置用孔21に生体管腔内を照明す
るためのライトガイドファイバ束23,23を配置して
いる。そして、装着用孔21内の前記イメージガイドフ
ァイバ束22とライトガイドファイバ束23,23は可
撓性を有する樹脂の充填によって保持されている。
【0012】次に図4を参照して第一分岐部11につい
て説明する。第一分岐部11は、挿入部10を構成して
いるマルチルーメンチューブ20内のチャンネル孔24
の後部側をチューブ状に延出して、このチューブ状部の
端部に水密に接続される接続パイプ25を介して前記チ
ャンネルチューブ12を接続している。また、マルチル
ーメンチューブ20の装着用孔21は、チャンネル孔2
4のチューブ状部の前方部分で開口しており、マルチル
ーメンチューブ20への接続パイプ25の圧入によって
膨張するチャンネル孔周囲のチューブ類によってイメー
ジガイドファイバ束22やライトガイドファイバ束23
が圧迫を受けないようになっている。そしてこの装着用
孔21に挿通されたイメージガイドファイバ束22及び
ライトガイドファイバ束23は前記ユニバーサルコード
13へ挿通されている。
【0013】前記接続パイプ25は、マルチルーメンチ
ューブ20のチャンネル孔24とチャンネルチューブ1
2とを圧入しているので、接続パイプ25周囲の両チュ
ーブは圧入によって膨張する。このチューブによる膨張
でイメージガイドファイバ束22やライトガイドファイ
バ束23の露出部が直接圧迫されないように、ユニバー
サルコード13先端部の露出端部26は、接続パイプの
圧入によって膨張されるマルチルーメンチューブ20側
端部27よりも挿入部10側に位置している。このため
接続パイプ25の圧入によるチューブの膨張によって発
生するファイバの折損が防止されている。
【0014】また、前記チューブの膨張によるイメージ
ガイドファイバ束22やライトガイドファイバ束23の
露出部が直接圧迫されないように、ユニバーサルコード
13先端部26は、接続パイプ25の圧入によって膨張
されるマルチルーメンチューブ20側端部27よりも挿
入部10側に位置していることによって、第一分岐部1
1に曲げ応力が加わって接続パイプ25が曲げられよう
としても、接続パイプ25はユニバーサルコード13に
よって曲がりが抑制されているので、ユニバーサルコー
ド13内のイメージガイドファイバ束22とライトガイ
ドファイバ束23は、接続パイプ25の曲がりによって
圧迫されて折損しない。
【0015】また、前記第一分岐部11は、マルチルー
メンチューブ20のファイバ露出部端28と接続パイプ
25の圧入により膨張したチャンネルチューブ12の膨
張部端部29とをそれぞれ越える範囲で保護チューブ3
0によって被覆されており、この保護チューブ30は、
内周面に熱溶着性接着剤を付けた熱収縮チューブ31に
よって該保護チューブ30の両端を越えてマルチルーメ
ンチューブ20とチャンネルチューブ12及びユニバー
サルコード13とを被覆し接着している。従って、この
熱収縮チューブ31によってマルチルーメンチューブ2
0とチャンネルチューブ12との間及びマルチルーメン
チューブ20とユニバーサルコード13との間が被覆さ
れて接着される際に、保護チューブ30によって熱溶着
性接着剤が内臓物に絡んだり、熱収縮チューブ31が内
臓物を圧迫することはない。尚、前記保護チューブ30
は、PTFEなどの軟化点の高い材質のものを使用し、
前記熱収縮チューブ31にはポリオレフィンなどの保護
チューブ30より軟化点の十分に低い温度で収縮する材
質のものを使用する。
【0016】更に、この熱収縮チューブ31は、柔軟性
の高いシリコンなどの熱収縮チューブ32によって該熱
収縮チューブ31の両端を越えてマルチルーメンチュー
ブ20とチャンネルチューブ12及びユニバーサルコー
ド13とを被覆している。従って、この熱収縮性チュー
ブ32は、熱収縮性チューブ31からマルチルーメンチ
ューブ20にかけてと、熱収縮チューブ31からユニバ
ーサルコード13及びチャンネルチューブ12とにかけ
ての曲げ応力に対する座屈を防止している。
【0017】次に図5を参照して第二分岐部14につい
て説明する。第二分岐部14は、第一分岐部11より延
びたユニバーサルコード13を、イメージガイドコード
15とライトガイドコード17とに分岐している。第二
分岐部14は、ユニバーサルコード13内のイメージガ
イドファイバ22及びライトガイドファイバ23をイメ
ージガイドコード15及びライトガイドコード17に挿
通する際、各々のファイバ束は第一分岐部11同様に露
出している。保護チューブ33は、前記ユニバーサルコ
ード13からイメージガイドコード15及びライトガイ
ドコード17の間のファイバ類が露出している箇所を、
イメージガイドコード15とライトガイドコード17と
を片持ち状に被覆しつつ各々コードのファイバ露出部を
越える範囲で覆おっており、この保護チューブ33は、
内周面に熱溶着性接着剤をつけた熱収縮チューブ34に
よって該保護チューブ33両端を越えてユニバーサルコ
ード13とイメージガイドコード15及びライトガイド
コード17とを被覆し接着している。従って、保護チュ
ーブ33は、この熱収縮チューブ34によってユニバー
サルコード13とイメージガイドコード15との間及び
ユニバーサルコード13とライトガイドコード17との
間が被覆されて接着される際に、熱溶着性接着剤が内臓
物に絡んだり、熱収縮チューブ34が内臓物を圧迫する
ことを防止している。尚、前記第一分岐部11と同様
に、前記保護チューブ33はPTFEなどの軟化点の高
い材質のものを使用し、前記熱収縮チューブ34にはポ
リオレフィンなどの保護チューブ33より軟化点の十分
に低い温度で収縮する材質のものを使用する。
【0018】更にこの熱収縮チューブ34は、シリコン
などの柔軟性の高い熱収縮チューブ35によって該熱収
縮チューブ34両端を越えてユニバーサルコード13と
イメージガイドコード15及びライトガイドコード17
を被覆している。従ってこの熱収縮チューブ35は、熱
収縮チューブ34からユニバーサルコード13にかけて
と、熱収縮チューブ34からイメージガイドコード15
及びライトガイドコード17とにかけての曲げ応力に対
する座屈を防止している。
【0019】次に図1を参照してライトガイドコネクタ
ー18について説明する。このライトガイドコネクター
18は、可撓性を有するライトガイドコード17の後端
からライトガイドファイバ束23を延出して、この延出
したライトガイドファイバ束23の端部側を、光源装置
(図示せず)からの照明光によるライトガイドファイバ
端面の過熱から防ぐため、熱伝導部材もしくは放熱部材
(図示せず)をライトガイドファイバ23の隙間に充填
して硬質部を形成する一方、この硬質部の後端から前方
中途にかけて口金パイプ36を嵌合被覆している。そし
て、前記口金パイプ36の他端に於いて、ライトガイド
ファイバ束23との境界を接着剤40により固着してい
る。これは組み付け時にライトガイドファイバ束23が
口金パイプ36より抜け落ちるのを防止するためであ
る。この口金パイプ36は、コネクタパイプ37によっ
て少なくともライトガイドファイバ束23の前記硬質部
を越える位置まで被覆し、このコネクタパイプ37の先
端側を前記ライトガイドコード17の内周と前記ライト
ガイドファイバ束23外周との間に遊嵌している。そし
て、前記コネクタ、パイプ33とライトガイドコード1
7との接続部は、内周面に熱溶着性接着剤をつけた熱収
縮チューブ38によって被覆され接着固定されている。
図中の符号β、γは接着固定に供する接着代としての必
要長さである。さらに、この熱収縮チューブ38は、シ
リコンなどの柔軟性の高い熱収縮性チューブ39によっ
てコネクタパイプ37からライトガイドコード17にか
けて被覆され、コネクタ近傍でのライトガイドコード1
7の座屈を防止している。また、コネクタパイプ37末
端からこの熱収縮チューブ39の端部までの間をコント
ロールユニト挿入部として形成している。図中の符号α
がコントロールユニト挿入部長さである。
【0020】また、上述のような内視鏡を組み立てる
際、内蔵物となるイメージガイドファイバ束22とライ
トガイドファイバ束23は必ず内視鏡内に収まるよう長
さが設定されるが、外装体となるマルチルーメンチュー
ブ20やユニバーサルコード13及びイメージガイドコ
ード15やライトガイドコード17の長さには、部材ご
とのバラツキがあるため、従来では製品毎にコントロー
ルユニット挿入部長さαが異なっていた。しかし、本実
施例では、熱収縮チューブ39の位置を移動することに
よってコネクタ挿入部長αを任意な長さにすることがで
きる。この挿入部長αを図1に対して可変した例が図6
である。
【0021】ところで、このライトガイドコネクタ18
は、光源装置との着脱操作に伴ってライトガイドコード
17が曲げられる。このときライトガイドコード17の
内部は、ライトガイドファイバ束23の軟性部しか位置
していないので、ライトガイドコード17の曲げにライ
トガイドファイバ束23が曲がって追従するので折損し
ない。尚、軟性部であるということの他に、コネクタパ
イプ37の内径は、口金パイプ36の内径よりも大きい
のでライトガイドファイバ23の充填率が低くなるので
更に可撓性が高くなる。
【0022】図7〜図9は、カテーテル型内視鏡におけ
るイメージガイドの先端部を示す構成例である。図7
は、挿入部10のイメージガイド先端部の対物光学系の
拡大断面図である。イメージガイドファイバ束22は、
コアの周囲にクラッドを配した素線を数千から数万本を
束ねて成り、像伝送を行う有効画素部に、ジャケットガ
ラス50及び樹脂製プライマリーコート51を順次積層
して成るコンジット型イメージファイバである。該イメ
ージガイドファイバ束22は、先端側を研磨すると共
に、先端部のプライマリーコート51が剥離されて、対
物レンズ(不均質媒質レンズ)52に接合接着されてい
る。プライマリーコート51は、樹脂であるためカッタ
ー等の刃物で容易にそぎ落とせ、またジャケットガラス
50等に影響を与えない溶剤で拭き落すなど、容易に剥
離することができる。
【0023】そして、対物レンズ52及びイメージガイ
ドファイバ束22の先端側の一部がレンズ枠53に挿嵌
され、接着剤54で固定されている。
【0024】尚、イメージガイドファイバ束22のプラ
イマリーコート51の剥離部分は、レンズ枠53の基端
側よりもさらに基端側に位置すべく設定されており、レ
ンズ枠53の基端側からプライマリーコート51の先端
までは前記接着剤54で補填されている。すなわち、ジ
ャケットガラス50の露出部分が接着剤54で補填され
ている。
【0025】以上のように構成された対物光学系はライ
トガイドファイバ束と共に挿入部10の先端で接着剤5
5で固定されている。このとき前記接着剤54で補填さ
れている箇所より基端側のところまで接着剤55で固定
される。
【0026】尚、図示しないライトガイドファイバは多
成分ガラスの場合50〜100μ程度の繊維であればマ
ルチルーメンチューブに対して押し込みやすい「腰」を
持たせることができる。また内蔵物をマルチルーメンチ
ューブに挿通させるに際しては、内蔵物に対するマルチ
ルーメンチューブの滑り性が組立作業性に大きく影響を
与えるのでマルチルーメンチューブの材質はフッ素樹脂
やPVC等が適当である。
【0027】図8に示すような従来技術による対物光学
系の最大外径は、コンジット部外径+プライマリーコー
ト肉厚+レンズ枠肉厚で決まるものであった。これは少
なくともイメージガイドファイバ束22のプライマリー
コート51が収納し得る径にレンズ枠53の内径を設定
しなければならないことにより、本構成例の場合は少な
くともジャケットガラス50がレンズ枠53内に挿通で
きれば良いので、前記最大外径を決める要素からプライ
マリーコート51の肉厚を省略できる。
【0028】このイメージガイドファイバ束22におい
てプライマリーコート51が被覆されずジャケットガラ
ス50が露出している箇所に曲げ応力が加わるとジャケ
ットガラス50に微少亀裂が生じて一気に破損してしま
うことがあった。しかし、この構成例では接着剤54及
び接着剤55で対物光学系を硬質状に覆っているのでジ
ャケットガラス50の破損を防止できる。
【0029】さらに、ライトガイドファイバ束の先端部
をマルチルーメンチューブに挿通させる前に予め棒状に
硬質部を持つ様に成形して、この硬質部の長さを対物光
学系から、プライマリーコート先端までの長さより長く
しておくと、ライトガイドファイバ束がイメージガイド
ファイバ束をささえるような状態となりイメージガイド
ファイバの折れ強度は向上する。
【0030】図9はイメージガイドファイバーと対物レ
ンズ52の接着状態の他の例を示したものである。図に
示すように接合部全周に渡って接着剤56を盛ることに
より接着強度を高められる。
【0031】ところで、対物光学系の最外径となるレン
ズ枠の外径が細径化できたことにより挿入部の細径化が
実現され生体内のさらに深部あるいは細径部への内視鏡
の挿入が可能となった。
【0032】また、本構成ではイメージガイドファイバ
束22先端のプライマリーコート51を剥離してレンズ
枠53にイメージガイドファイバ束22を接着固定する
ので、プライマリーコート51がシリコン樹脂の様に接
着性の乏しいものであっても確実にレンズ枠53にイメ
ージガイドファイバ束22を固定することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ネクタとしての簡易な構造を維持しつつ、ライトガイド
コネクタの着脱時などにライトガイドコネクタ内のライ
トガイドファイバの折損が無いようにして、常に明るい
照明光を体内へ送れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図6は本発明の一実施例に係わり、
図1はライトガイドコネクタの断面図。
【図2】カテーテル型内視鏡の全体概略図。
【図3】挿入部先端部の斜視図。
【図4】第一分岐部の断面図。
【図5】第二分岐部の断面図。
【図6】ライトガイドコネクタの比較断面図。
【図7】カテーテル型内視鏡におけるイメージガイド先
端部を示す対物光学系の拡大断面図。
【図8】カテーテル型内視鏡におけるイメージガイド先
端部の従来例を示す断面図。
【図9】イメージガイドファイバと対物レンズの接着状
態を示す他の例を示す部分拡大断面図。
【図10】図10ないし図11は従来例に係わり、図1
0はライトガイドコネクタの断面図。
【図11】図10の先端の矢視図。
【符号の説明】
17…ライトガイドコード 18…ライトガイドコネクタ 23…ライトガイドファイバ 36…口金パイプ 37…コネクタパイプ 38…熱収縮チューブ 39…熱収縮チューブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部が硬質部でなる可撓性のライトガ
    イドファイバ束と、 前記硬質部の外周に設けられた口金パイプと、この口金パイプの基端面とライトガイドファイバ束の外
    周面とを固着する接着剤と前記 口金パイプの外周に設けられ、基端部が前記ライト
    ガイドファイバ束の可撓部まで延びるコネクタパイプ
    と、 前記ライトガイドファイバ束を被覆し、一端が前記コネ
    クタパイプの外周まで延びるライトガイドコードと、 を備えたことを特徴とする内視鏡。
JP3057296A 1991-03-20 1991-03-20 内視鏡 Expired - Fee Related JP3030105B2 (ja)

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