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JPH1120914A - ピッキング方法及び装置 - Google Patents

ピッキング方法及び装置

Info

Publication number
JPH1120914A
JPH1120914A JP17848997A JP17848997A JPH1120914A JP H1120914 A JPH1120914 A JP H1120914A JP 17848997 A JP17848997 A JP 17848997A JP 17848997 A JP17848997 A JP 17848997A JP H1120914 A JPH1120914 A JP H1120914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
picking
storage box
articles
temporary placement
temporary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17848997A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Komatsu
尚 小松
Akio Osawa
章男 大沢
Kazuhiko Kobayashi
一彦 小林
Hiroki Mochida
宏喜 餅田
Kenji Watanabe
謙二 渡辺
Junichi Sudo
淳一 須藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Kanetsu KK
Original Assignee
Toyo Kanetsu KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Kanetsu KK filed Critical Toyo Kanetsu KK
Priority to JP17848997A priority Critical patent/JPH1120914A/ja
Publication of JPH1120914A publication Critical patent/JPH1120914A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピッキング装置の構造の簡略化とピッキング
作業時の効率向上、更にピッキング装置の設置面積の縮
小を図る。 【解決手段】 フローラック3に設けたピッキング表示
器13a,13bの指示に従い取り出した物品を仮置台
9を構成する仮置部15a〜15dのいずれかに仮置き
した後、投入表示器17a〜17dをセットしてコンベ
ヤ7により搬送されてくる収納箱5を指示させる。この
指示に基づき物品投入後にリセットすると、待機表示中
の他の投入表示器が待機表示を解除して投入指示動作に
移行し、この指示に従って次の物品投入を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラックに収納され
た各種物品のうちの指示された物品をピッキングし、コ
ンベヤ等により搬送されてくる収納箱に投入するピッキ
ング方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】物品の集荷センター等においては、集荷
された各種物品をラックに収納し、その物品を例えばス
ーパーマーケット等の顧客の注文に応じてピッキング
し、注文先に配送するためにピッキング装置が適用され
ている。従来のピッキング装置の構成は多種にわたる
が、実公平4−5446号公報に「物品の取扱い装置」
として一例が開示されている。以下にその概要を述べる
と、物品を収納する収納箱を搬送するコンベヤに沿うよ
うにして、かつ作業員の作業間隔を介して各種物品を格
納する保管設備が配設され、コンベヤには搬送方向に沿
って1単位毎の物品を仮置きする仮置部が設けられてい
る。前記保管設備及び仮置部は、コンベヤに沿って区分
されたピッキングゾーン毎に設けられる。
【0003】保管設備は物品毎に棚状に仕切られ、その
前面側、すなわち物品の取出面には物品を取り出すゾー
ンに対応して取出表示器が設けられている。取出表示器
は、取り出すべき物品の個数を表示する表示器及び物品
取り出し後にこの表示器をクリアーする完了ボタン、更
にピッキング指令がある場合に点滅する取出表示ランプ
を備えている。一方、各仮置部には仮置表示器が設けら
れている。仮置表示器は、予め物品を取り出すべきこと
を表示するとともに、いずれの仮置部にその物品を仮置
きするかを表示する先取表示器及び予め取り出され仮置
きされている物品をいずれの収納箱に収納すべきかを表
示する取出表示器を備えている。そして、先取表示器は
完了ボタンとしての機能を有する照光式押ボタンで構成
され、投入表示器は照光ランプで構成されている。
【0004】物品をピッキングする場合、保管設備側で
はピッキング対象となる物品に対応した取出表示ランプ
が点灯して作業員に報知するとともに、取出表示器が数
量を表示する。一方、仮置部では先取表示器が点灯する
ので、作業員は保管設備からピッキングした物品を先取
表示器が点灯している仮置部に仮置きする。保管設備に
ついては、指示された物品をピッキングし仮置部に仮置
きする度に取出表示器をクリアする。そして、指示され
た物品をすべて仮置部に仮置きした後に先取表示器を押
圧することにより、取出表示器が動作して収納箱を指示
するとともに、当該ゾーンにおける他の先取表示器が点
灯する。作業員は、取出表示器の指示に従って仮置きさ
れた物品を搬送されてくる収納箱に収納し、ピッキング
作業が完了する。
【0005】次に、図7及び図8を参照して従来のピッ
キング装置の他の例を説明する。物品のピッキングに際
しては、高頻度でピッキングする場合もあれば低頻度の
場合もある。そして、高頻度ピッキングの場合は同期型
と呼ばれるピッキングが行われ、低頻度ピッキングの場
合は非同期型と呼ばれるピッキングが行われていた。両
者の相違点の概要を述べると、高頻度ピッキングは、前
記ピッキング装置のように物品の取り出し表示と収納箱
の搬送を同期させるものであり、物品のピッキングが遅
れた場合はコンベヤを一時停止させることもある。これ
に対し低頻度ピッキングは、物品の取り出しと収納箱の
搬送とが同期せず、作業員は搬送されてくる収納箱を見
逃さないように注意しながら待機し先回りして投入した
り、見逃した場合はコンベヤを停止させて物品を収納し
ていた。
【0006】前記同期型のピッキング作業と非同期型の
ピッキング作業とを全く別のルートで行っていればよい
のであるが、1つの収納箱に高頻度ピッキングの物品と
低頻度ピッキングの物品とを収納したいこともある。こ
のような事態に対処するため、図7に示すように同期型
ピッキングゾーンZ1と非同期型ピッキングゾーンZ2
とを1つのコンベヤ31に沿って配置することがあっ
た。なお、32はフローラックであり、ピッキングすべ
き物品は背面側から矢印Xで示すように供給される。ピ
ッキングに際し、作業員は前面側の空間pにおいてフロ
ーラック32から物品を取り出し、搬送されてくる収納
箱33に収納してピッキング作業を行っていた。また、
作業空間によっては図8に示すようにコンベヤ31を折
り返し構造に構成し、同期型ピッキングゾーンZ1と非
同期型ピッキングゾーンZ2とに分離することもあっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記物品の取扱い装置
は、先取表示器が設けられているが、保管設備から物品
を取り出した後に先取表示器を作業員が押動しなければ
ならない。すなわち、先取表示器を設けて装置の構成が
複雑になるうえに、ピッキング作業の手数が増加すると
いう問題がある。一方、図7を参照して説明したよう
に、コンベヤに沿って同期型及び非同期型ピッキングを
直線状に配設したピッキング装置は、設置スペースがコ
ンベヤに沿って増大するという問題がある。また、図8
に示す構成では、物品の供給を考慮するとフローラック
32をコンベヤ31の外側に配設しなければならず、広
大な設置スペースが必要になる。
【0008】本発明は上記の状況に鑑みてなされたもの
であり、装置全体の構成が簡単であるうえに、ピッキン
グ作業時の手数を低減し得るピッキング方法及び装置を
提供することを目的とする。本発明の他の目的は、設置
スペースを縮小して多種のピッキング作業を行い得るピ
ッキング方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る上記目的
は、下記のピッキング方法及びピッキング装置により達
成される。 各種物品を収納するフローラック(3)に設けたピ
ッキング指示手段(13a,13b)により取り出すべ
き物品を指示し、この指示に従って取り出した物品を複
数の仮置部(15a〜15d)のいずれかに仮置きし、
前記仮置部に設けた投入指示手段(17a〜17d)を
セットして投入対象となる収納箱(5)の指示と投入可
能又は投入待機の表示とを行い、複数の仮置部に物品が
仮置きされたときは最先順位の仮置部のみ投入可能を表
示するとともに他の仮置部は投入待機を表示し、投入可
能を指示された収納箱に物品を投入後に該投入指示手段
をリセットし、このリセットに対応して順位が繰り上が
った最先の他の仮置部に設けた投入指示手段に投入指示
を行わせることを特徴とするピッキング方法。
【0010】 コンベヤ(7)により搬送する収納箱
(5)にピッキングした物品を投入するピッキング装置
において、各種物品を収納するフローラック(3)にピ
ッキングする物品を指示するピッキング指示手段(13
a,13b)を設け、前記コンベヤに沿ってピッキング
した物品を仮置きする仮置台(15a〜15d)を設
け、前記仮置台に仮置きされた物品の投入指示と投入す
る収納箱とを指示する投入指示手段(17a〜17d)
を設け、最先仮置順位の投入指示手段のみ投入可能を表
示し、後続仮置の表示手段は投入待機を表示し、投入後
のリセットで繰り上がった最先順位の表示手段が投入可
能表示になるように構成されたピッキング装置。
【0011】 コンベヤにより搬送する収納箱にピッ
キングした物品を投入するピッキング方法において、前
記コンベヤのいずれか一方の側部に、前記収納箱の搬送
に同期して表示されたピッキング情報に従ってピッキン
グを行う同期型ピッキング装置を配設し、前記コンベヤ
の他の側部に前記収納箱の搬送に非同期で表示されたピ
ッキング情報に従ってピッキングを行う非同期型ピッキ
ング装置を配設し、同一ゾーンで同期ピッキングと非同
期ピッキングとを行うことを特徴とするピッキング方
法。
【0012】 前記の方法において、各種物品を収
納するフローラックに設けたピッキング指示手段により
取り出すべき物品を指示し、この指示に従って取り出し
た物品を複数の仮置部のいずれかに仮置きし、前記仮置
部に設けた投入指示手段をセットして投入対象となる収
納箱の指示と投入可能又は投入待機の表示とを行い、複
数の仮置部に物品が仮置きされたときは最先順位の仮置
部のみ投入可能を表示するとともに他の仮置部は投入待
機を表示し、投入可能を指示された収納箱に物品を投入
後に該投入指示手段をリセットし、このリセットに対応
して順位が繰り上がった最先の他の仮置部に設けた投入
指示手段に投入指示を行わせることを特徴とするピッキ
ング方法。
【0013】前記ピッキング方法及びピッキング装置
は、フローラックに設けたピッキング指示手段により指
示された物品を仮置台に仮置きし、仮置台に設けた投入
指示手段を駆動することによって投入すべき収納箱が指
示され、投入後に当該投入指示手段をリセットすること
により待機中の他の投入指示手段が投入指示を行う。し
たがって、ピッキング装置については先取表示手段が不
要になり、構造が簡略化されるうえに、ピッキング作業
に際しては作業員は投入指示手段の指示により順次投入
作業を行えばよく、作業ミスの低減と作業効率の向上と
を図ることができる。また、収納箱を搬送するコンベヤ
の一方の側面に、収納箱の搬送に同期してピッキングを
行う同期型ピッキング装置を配し、他の側面に収納箱の
搬送を待ってピッキングを行う非同期型ピッキング装置
を配して同一ゾーンで同期型ピッキングと非同期型ピッ
キングとを行うピッキング方法にあっては、1つのコン
ベヤの両側から必要に応じて同時にピッキングを行うこ
とができ、ピッキング装置の設置面積の縮小等が可能に
なる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、図1〜図4を参照して本
発明の第1実施形態を説明する。図1は本発明のピッキ
ング装置の構成を示す斜視図、図2は仮置台の構成を示
す正面図、図3はピッキング方法を説明するフローチャ
ート図、図4は投入表示器の動作を示す模式的説明図で
ある。
【0015】ピッキング装置1は、各種物品をピッキン
グ位置に供給するフローラック3、収納箱5を搬送する
コンベヤ7、フローラック3からピッキングした物品を
仮置きする仮置台9を備えている。そして、フローラッ
ク3とコンベヤ7との間の空間Pが、ピッキング作業を
行うための作業空間になる。フローラック3には、3段
の棚11a,11b,11cが設けられ、物品は各棚1
1a〜11cの背面側から供給されるようになってい
る。各棚11a,11b,11cの前面には、ピッキン
グ表示器13a,13bとオーダー表示灯BLが配設さ
れている。ピッキング表示器13a,13bは、本発明
でいうピッキング指示手段に相当するものであり、ピッ
キングすべき物品をランプ点灯で表示するとともに押動
によりリセットを行うリセットボタンと、ピッキング数
をディジタル表示する表示部とを備え、表示された物品
をピッキング後に作業員(ピッカー)がリセットできる
ようになっている。
【0016】オーダー表示灯BLは、いずれかのピッキ
ング表示器13a,13bの駆動、言い換えれば1オー
ダー分のピッキングすべき物品が指示された場合に点灯
し、1オーダー分のピッキング表示器13a,13bが
リセットされた場合に消灯するように構成されている。
すなわち、ピッキング表示器13a,13bは、1物品
毎に配設されていて、1オーダーのピッキングとして単
数の物品が指示された場合は、当該ピッキング表示13
a,13bのいずれか一つがピッキング指示を行うと同
時にオーダー表示灯BLも点灯する。そして、指示され
た物品をピッキング後に、ピッカーがピッキング表示器
13a,13bのいずれか一つをリセットするとオーダ
ー表示灯BLも自動的に消灯する。これに対し、複数の
物品が指示された場合は、複数のピッキング表示器13
a,13bが動作すると同時にオーダー表示灯BLも点
灯する。そして、複数のピッキング表示器13a,13
bにより指示された物品のピッキングが終了し、すべて
のピッキング表示器13a,13bがリセットされた時
点でオーダー表示灯BLが消灯する。すなわち、オーダ
ー表示灯BLは、1オーダー分の物品のピッキングが完
了したか否かを表示するものであり、このオーダー表示
灯BLが点灯している間はピッキング残が存在すること
になる。
【0017】仮置台9は、コンベヤ7の上部に棚状に設
けられている。本実施形態では、図2に示すように四分
割に仕切った仮置部15a,15b,15c,15dが
構成され、各仮置部15a〜15dの前面には投入表示
器17a,17b,17c,17dが個別に配設されて
いる。投入表示器17a,17b,17c,17dは、
本発明でいう投入指示手段に相当するものであり、搬送
されてくる収納箱5を番号により表示するオーダー番号
表示部19と、例えば緑色及び赤色の点灯表示、点滅表
示及びリセット機能を有するリセットボタン21とを備
えている。なお、投入表示器17a〜17dの作用につ
いては、後にピッキング方法とともに詳細に説明する。
【0018】収納箱5は、コンベヤ7によって例えば図
2に矢印Aで示すように搬送され、各収納箱5には個別
に識別番号が付されている。そして、コンベヤ7の駆
動、収納箱5の識別番号に対応した物品の表示や数量指
示等は、図示しない制御装置により総合的に行われるの
であるが、これらの作用はピッキング方法とともに以下
に説明する。
【0019】次に、前記ピッキング装置1におけるピッ
キング方法を説明する。ピッキングに先立って、ピッカ
ーは位置Pに立ってフローラック3方向を見る。この時
点では、仮置台9に設けた各投入表示器17a〜17b
は、図4の(1)に示すように不動作になり、先取りに
関する表示は一切行わない。図3にステップS1として
示した物品のピッキングオーダー(オーダー番号1)が
発生すると、フローラック3に配設したピッキング表示
器13a,13bのいずれかが動作し、オーダー表示灯
BLが点灯する。ここで説明の便宜のため、棚11aの
ピッキング表示器13aと棚11bのピッキング表示器
13bとが動作したと仮定する。ピッキング表示器13
a,13bは、リセットボタンの点灯により該当する物
品を指示するとともに、ピッキングすべき物品数を数値
により表示する。この時点では、各投入表示器17a〜
17dは、図4の(2)列に示すように不動作になり、
先取りに関する表示は一切行わない。
【0020】次に、ピッカーは例えばピッキング表示器
13aの表示に従って指示された数量の物品を先取りピ
ッキングし、次いで仮置台9の例えば仮置部15aに仮
置きする。なお、仮置部15a〜15dの選択は任意で
ある。この際、ピッキング表示器13aのリセットボタ
ンを押動し、リセットさせるのであるが、この時点では
ピッキング表示器13bの物品の先取りピッキングが終
了していないので、オーダー表示灯BLは点灯したまま
である。次にピッカーは、棚11aのピッキング表示器
13bに対応した物品を指示された数量だけ先取りピッ
キングし、前記同様に仮置部15aに仮置きする。この
ように仮置きした時点では、投入表示器17a〜17d
は、図4の(3)列に示すように不動作を継続する。な
お、1オーダー分の物品をフローラック3からすべて取
り出してから仮置きしてもよい。
【0021】以上の先取りピッキングは、ステップS
2、S3に相当する動作であるが、前記の例では二種の
物品が一つの仮置部15aにまとめて仮置きされたこと
になる。そして、ピッカーがピッキング表示器13bの
物品を先取りピッキングし、リセットボタンを押動する
と、オーダー表示灯BLが消灯し(S4)、ピツカーは
1個の収納箱5に収納される物品の先取りピッキングが
完了したことを目視により確認できる。
【0022】以上のように、仮置部15aに一つの収納
箱5に投入すべき物品が仮置きされると、ピッカーは仮
置部15aに配設した投入表示器17aのリセットボタ
ン21を押動する(S5)。この結果、ステップS6に
示すように最先順位のオーダーかが判断される。最先の
オーダーである場合、図4の(4)列に示すようにオー
ダー番号表示部19に第1オーダーである収納箱5の番
号が表示され、リセットボタン21が例えば緑色で発光
点滅する(S7)。この場合は、ステップS8に示すよ
うに該当する収納箱5が搬送されてきた時点で、仮置部
15aに仮置きされていた物品を該当する収納箱5に投
入し、次にステップS9に示すように投入表示器17a
のリセットボタン19を押動する。この結果、投入表示
器17aはステップS10に示すようにリセットされ、
緑色の点滅も消灯し、次のステップS11に示すように
第1オーダーに関するピッキングが完了して収納箱5が
下流に搬送されていく。
【0023】上記説明は1オーダーのピッキングである
が、通常は複数オーダーのピッキングが続いて行われ
る。この場合、第1オーダーの先取りピッキングを行っ
た後、該当するピッキング表示器13a,13bをリセ
ットするとオーダー表示BLは消灯し、第2オーダーが
表示されると再度点灯する。そして、第1オーダーの先
取りピッキングによる例えば仮置部15aへの仮置きに
続いて、ピッキング表示器13a,13bの指示に従い
第2オーダーの先取りピッキングを行う。
【0024】ここで投入表示器17a〜17bについて
みると、第1オーダーの物品は仮置きされたままである
から図4の(5)列に示すように投入表示器17aはセ
ットされたままであり、第2オーダーの先取りピッキン
グに対する表示はない。第2オーダーの先取りピッキン
グされた物品が、例えば仮置き部15cに仮置きされ、
ピッカーが第2オーダー時に駆動されたピッキング表示
器13a,13bをすべてリセットすると、オーダー表
示灯BLが消灯する。引き続き第3オーダーが表示され
ると、第3オーダーの先取りピッキングが続いて行われ
ることになる。一方、第2オーダーの先取りピッキング
が終了したとすると、オーダー表示灯BLの消灯により
終了を確認できるが、第2オーダーの物品を仮置部に仮
置きしてもリセットしない限り、投入表示器17a〜1
7dは図4の(6)列に示すように第2オーダーの先取
りピッキングに対しては不動作である。
【0025】以下、複数のオーダーが連続し、複数の仮
置部15a,15cに物品が仮置きされた場合の動作を
説明すると、仮置部15aに配設した投入表示器17a
は前記のように緑色に点滅するが、第2オーダーの物品
を仮置きした仮置部15bの投入表示器17cはリセッ
トボタンを押動しても緑色に点滅せず、ステップS21
及び図4の(7)列に示すように待機を意味する例えば
赤色に点灯する。そして、ステップS6〜S9に示すよ
うに、投入表示器17cのオーダー表示部19にオーダ
ー番号、すなわち収納箱5の番号が表示され、第1オー
ダーの仮置部15aの物品が該当する収納箱5に投入さ
れ、投入表示器17aをリセットすると図4の(8)列
に示すように投入表示器17aは消灯する。これと同時
に、第2オーダーの仮置部15cに配設された投入表示
器17cが赤色の点灯から緑色の点滅に変化し、投入待
ちの状態になる。この際、第3オーダーがピッキング表
示器13a,13bに表示されても、投入表示器17a
〜17dは、図4の(9)列に示すように先取りピッキ
ングには対応せず、第2オーダーの物品投入を報知して
いる。ピッカーは前記表示番号を確認し、該当する収納
箱5が搬送されてきた時点で投入し、S6〜S11の動
作を繰り返す。以上に述べたようにして、指示された物
品を指示された収納箱5に投入した後、再びステップS
1の動作に移行し、物品のピッキングが繰り返される。
【0026】なお、前記ピッキング装置1にあっては、
仮置台9はコンベヤ7上に棚状に設けられているが、図
1及び図2に仮想線で示す位置に設けてもよい。この位
置に設けた場合、第2実施形態で説明する非同期型ピッ
キング作業が容易になるなどの利点がある。更に、投入
表示器17a〜17bにおける表示形態については、緑
色の点滅や赤色の点灯等に限定されるものではなく、他
の色や図形などを表示する方法に代えてもよい。
【0027】次に、図5及び図6を参照して本発明の第
2実施形態を説明する。なお、図5はピッキング装置の
構成を模式的に示す平面図、図6はピッキング装置の斜
視図である。本実施形態は、第1実施形態で説明したピ
ッキング装置を援用できるので、同一の作用を行う部材
には同一の符号を付してある。先ず、ピッキング装置2
5の全体の構成を説明すると、図5に示すようにコンベ
ヤ7を含むピッキング装置1と並列にフローラック3A
を配設し、コンベヤ7により搬送されてくる収納箱5に
同期型及び非同期型でピッキングを行い得るように構成
したものである。なお、フローラック3Aは前記フロー
ラック3と同一のものでよく、説明の便宜のため符号A
を付加してある。
【0028】このピッキング装置25にあっては、コン
ベヤ7の両側に作業空間P,PAが設定され、図6の右
方の作業空間Pに位置するピッカーは、前記同様の同期
型ピッキング作業を行う。一方、図6の左方の作業空間
PAに位置するピッカーは、ピッキング表示器13a,
13bにより指示された物品を取り出し、仮置台9に関
わりなく搬送されてくる収納箱5に投入する。したがっ
て、指示された収納箱5に対し、同期型のピッキングと
非同期型のピッキングとが同時に行われる。
【0029】以上に述べたように、本実施形態のピッキ
ング装置25は、1本のコンベヤ7の両側から同期型ピ
ッキングと非同期型ピッキングを行うので、図7及び図
8で示した構成に比較して設置スペースを縮小すること
ができ、省スペースとともに集荷センター等のレイアウ
トが容易になるなど種々の効果が期待できる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、フローラ
ックに設けたピッキング指示手段により指示された物品
を仮置台に仮置きし、仮置台に設けた投入指示手段を駆
動することによって投入すべき収納箱が指示され、投入
後に当該投入指示手段をリセットすることにより待機中
の他の投入指示手段が投入指示を行う。したがって、ピ
ッキング装置については従来のこの種の装置のような先
取表示手段が不要になり、構造が簡略化される。また、
ピッキング作業に際しては、仮置台に物品を仮置きした
後、作業員は投入指示手段の指示により投入作業を行
い、投入後に当該投入指示手段をリセットすることによ
り次の投入作業が他の投入指示手段により指示されるの
で、作業ミスの低減と作業効率の向上とを図ることがで
きる。また、収納箱を搬送するコンベヤの一方の側面
に、収納箱の搬送に同期してピッキング指示を行う同期
型ピッキング装置を配し、他の側面に収納箱の搬送を待
ってピッキング指示を行う非同期型ピッキング装置を配
し、同一ゾーンで同期型ピッキングと非同期型ピッキン
グとを行うピッキング方法にあっては、1つのコンベヤ
の両側から必要に応じて同時にピッキングを行うことが
でき、ピッキング装置の設置面積の縮小等が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のピッキング装置の第1実施形態を示す
斜視図である。
【図2】仮置台の構成を示す側面図である。
【図3】ピッキング方法を説明するフローチャート図で
ある。
【図4】投入表示器の動作を示す模式的説明図である。
【図5】本発明のピッキング装置の第2実施形態を示す
平面図である。
【図6】ピッキング装置の構成を示す斜視図である。
【図7】従来のピッキング装置の一例を示す模式的平面
図である。
【図8】従来のピッキング装置の他の例を示す模式的平
面図である。
【符号の説明】
1,25 ピッキング装置 3,3A フローラック 5 収納箱 7 コンベヤ 9 仮置台 11a,11b,11c 棚 13a,13b ピッキング表示表示器(ピッキング指
示手段) 15a〜15d 仮置部 17a〜17d 投入表示器(投入指示手段) 19 オーダー番号表示部 21 リセットボタン P,PA 作業空間 BL オーダー表示灯
フロントページの続き (72)発明者 餅田 宏喜 東京都江東区東砂8丁目19番20号 トーヨ ーカネツ株式会社内 (72)発明者 渡辺 謙二 東京都江東区東砂8丁目19番20号 トーヨ ーカネツ株式会社内 (72)発明者 須藤 淳一 東京都江東区東砂8丁目19番20号 トーヨ ーカネツ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種物品を収納するフローラック(3)
    に設けたピッキング指示手段(13a,13b)により
    取り出すべき物品を指示し、この指示に従って取り出し
    た物品を複数の仮置部(15a〜15d)のいずれかに
    仮置きし、前記仮置部に設けた投入指示手段(17a〜
    17d)をセットして投入対象となる収納箱(5)の指
    示と投入可能又は投入待機の表示とを行い、複数の仮置
    部に物品が仮置きされたときは最先順位の仮置部のみ投
    入可能を表示するとともに他の仮置部は投入待機を表示
    し、投入可能を指示された収納箱に物品を投入後に該投
    入指示手段をリセットし、このリセットに対応して順位
    が繰り上がった最先の他の仮置部に設けた投入指示手段
    に投入指示を行わせることを特徴とするピッキング方
    法。
  2. 【請求項2】 コンベヤ(7)により搬送する収納箱
    (5)にピッキングした物品を投入するピッキング装置
    において、 各種物品を収納するフローラック(3)にピッキングす
    る物品を指示するピッキング指示手段(13a,13
    b)を設け、前記コンベヤに沿ってピッキングした物品
    を仮置きする仮置台(15a〜15d)を設け、前記仮
    置台に仮置きされた物品の投入指示と投入する収納箱と
    を指示する投入指示手段(17a〜17d)を設け、最
    先仮置順位の投入指示手段のみ投入可能を表示し、後続
    仮置の表示手段は投入待機を表示し、投入後のリセット
    で繰り上がった最先順位の表示手段が投入可能表示にな
    るように構成されたピッキング装置。
  3. 【請求項3】 コンベヤにより搬送する収納箱にピッキ
    ングした物品を投入するピッキング方法において、 前記コンベヤのいずれか一方の側部に、前記収納箱の搬
    送に同期して表示されたピッキング情報に従ってピッキ
    ングを行う同期型ピッキング装置を配設し、前記コンベ
    ヤの他の側部に前記収納箱の搬送に非同期で表示された
    ピッキング情報に従ってピッキングを行う非同期型ピッ
    キング装置を配設し、同一ゾーンで同期ピッキングと非
    同期ピッキングとを行うことを特徴とするピッキング方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3の方法において、各種物品を収
    納するフローラックに設けたピッキング指示手段により
    取り出すべき物品を指示し、この指示に従って取り出し
    た物品を複数の仮置部のいずれかに仮置きし、前記仮置
    部に設けた投入指示手段をセットして投入対象となる収
    納箱の指示と投入可能又は投入待機の表示とを行い、複
    数の仮置部に物品が仮置きされたときは最先順位の仮置
    部のみ投入可能を表示するとともに他の仮置部は投入待
    機を表示し、投入可能を指示された収納箱に物品を投入
    後に該投入指示手段をリセットし、このリセットに対応
    して順位が繰り上がった最先の他の仮置部に設けた投入
    指示手段に投入指示を行わせることを特徴とするピッキ
    ング方法。
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