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JPH10507227A - 大型基体上に均一な薄い被膜を形成するための装置および方法 - Google Patents

大型基体上に均一な薄い被膜を形成するための装置および方法

Info

Publication number
JPH10507227A
JPH10507227A JP8508126A JP50812696A JPH10507227A JP H10507227 A JPH10507227 A JP H10507227A JP 8508126 A JP8508126 A JP 8508126A JP 50812696 A JP50812696 A JP 50812696A JP H10507227 A JPH10507227 A JP H10507227A
Authority
JP
Japan
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plasma
gun
plasma gun
anode
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8508126A
Other languages
English (en)
Inventor
ミュエールバーガー,エリック
Original Assignee
サルザー メトコ エイジー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サルザー メトコ エイジー filed Critical サルザー メトコ エイジー
Publication of JPH10507227A publication Critical patent/JPH10507227A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41NPRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
    • B41N3/00Preparing for use and conserving printing surfaces
    • B41N3/03Chemical or electrical pretreatment
    • B41N3/032Graining by laser, arc or plasma means
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C4/00Coating by spraying the coating material in the molten state, e.g. by flame, plasma or electric discharge
    • C23C4/12Coating by spraying the coating material in the molten state, e.g. by flame, plasma or electric discharge characterised by the method of spraying
    • C23C4/134Plasma spraying
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
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    • C23C4/00Coating by spraying the coating material in the molten state, e.g. by flame, plasma or electric discharge
    • C23C4/12Coating by spraying the coating material in the molten state, e.g. by flame, plasma or electric discharge characterised by the method of spraying
    • C23C4/137Spraying in vacuum or in an inert atmosphere

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Abstract

(57)【要約】 プラズマ装置80は、プラズマガン84から相当な距離離れて位置する、金属箔または他の組成からなる比較的に大型の基盤94上に、金属酸化物または他の材料の緻密かつ均一な被膜を形成し、プラズマ流92が、基体94の全幅を被覆するようにする。プラズマガン84の内側の圧力と、プラズマガン84の外側の雰囲気圧力との間の大きな圧力差によって、流出するプラズマ流92の中に衝撃パターンを生じさせることによって、このプラズマ流を分散させ、プラズマ流の中に高いエネルギー水準を維持し、更にプラズマ流92中へと供給された被膜材料96をガンの中で完全に混合する。このプラズマ流92は、プラズマガン84の下側端部でスリット状開口を有するノズルによって、この基体の全幅に沿って長くかつ狭い形状で運ばれる。

Description

【発明の詳細な説明】 大型基体上に均一な薄い被膜を形成するための装置および方法 発明の背景 1.発明の技術分野 本発明は、金属または他の組成を有する大型基体上に、金属酸化物または他の 材料からなる均一な薄い被膜を形成するための装置に関するものであり、更に詳 しくは、大寸法の作業品上へと比較的に均一な被膜を溶射するためのプラズマ装 置に関するものである。 2.従来技術の歴史 種々の用途において、金属酸化物または他の材料からなる比較的に薄い被膜を 、例えばアルミニウムまたは他の組成からなる比較的に大きい基体上に形成する ことが必要とされている。こうした基体は、しばしば、3フィート以上のオーダ ーの大きな幅を有し、かつ何百フィート以上にも達しうる長さを有するロールの 形で与えられる。 大きな幅を有する基体にコーティングするために、種々の方法が採用されてき た。こうした方法の一つは、その性質上電解的なものであるが、前記基体を電解 液中に、電極間に電位差を有する複数の電極の存在下で浸漬することを含んでい る。例えば、アルミニウムは、急速に酸化する傾向があるが、一般に、電解浴を 使用してアルミニウムの表面上に被膜を形成することによって、陽極処理されて いる。この型の電解プロセスは、実施が比較的に困難であり、高価になる傾向が あり、また特に所定のコーティング操作に必要な電力の量を含む、他の不利益が ある。 比較的に大型の基体上に薄い被膜を形成する他の方法としては、気相コーティ ング技術がある。基体を準備した後、気相ビームを含む方法のような、種々の相 異なる方法のうちの一つを利用して、薄い被膜の形でこの基体の上にコーティン グされるべき材料を、気化させる。この基体をチャンバー中に配置し、チャンバ ーの中へと、生成した蒸気雲を拡散させることによって、基体上に所望の薄い被 膜を形成する。このような 気相コーティング技術には、多くの不利益があり、所定のコーティング操作に必 要な電力量が大きいことは、不利益のうちの最も小さいものではない。更に、チ ャンバー内の蒸気雲によって、基体の上だけでなく、チャンバーの種々の部分の 上に被膜が堆積するので、定期的にクリーニングが必要になる。基体上に相異な る材料の混合物を堆積したい場合には、更に問題が生ずる。相異なる材料は、典 型的には異なる特性を有しているので、気相コーティングプロセスの稼働条件を 注意深く制御し、監視することが必要になる。 プラズマ装置は、基体や他の作業品上へと金属酸化物や他の材料をコーティン グするための、有用な代替手段を提供してきた。しかし、プラズマ装置は、コー ティングすべき部品の寸法が比較的に小さい、タービンブレードのような航空機 エンジン部品への溶射のような、特定の用途に対しては極めて有用であり、有効 であることを証明してきた一方、この技術は、比較的に大きい寸法の基体や他の 作業品に溶射する能力の点で、これまで制限されてきた。この基体上に被膜を形 成する材料を運ぶのに使用するプラズマ流ないし炎は、典型的なプラズマ溶射装 置については、典型的には制限された寸法のものであり、従って比較的に小さい 寸法の基体のみに、比較的に均一なコーティングを溶射できる。プラズマ流ない し炎の寸法を大きくし、これによって溶射領域を大きくするために、プラズマ装 置の寸法を大きくすると、他の理由の中でも、長距離にわたって溶射するのに通 常必要な電力量が著しく増加するために、しばしば非実際的になる。 典型的なプラズマ溶射装置においては、プラズマガンの陽極と陰極との間に連 結されているプラズマ電源が、陰極の領域内で実質的に不活性のガスの供給と結 合されており、この陽極内の中央プラズマチャンバー内にアークを生成させ、こ の陽極から流れるプラズマ流を生成させる。このプラズマ流を、基体上や他の作 業品やターゲットの上へと向ける。粉末状の金属や金属酸化物のような粉末材料 を、陽極の中央プラズマチャンバー内へと供給することによって、この粉末状材 料を、プラズマ流 によってターゲットへと運び、ターゲット上に被覆することが可能になる。プラ ズマガンの稼働は、大気圧で実施することができるが、幾つかの用途においては 、プラズマガン用の密閉チャンバーへと真空源を連結し、低圧の環境と超音波プ ラズマ流とを提供することが好ましい。このようなプラズマ装置は、ミュールバ ーガー等の米国特許第4,328,257号に記載されており、この特許は19 82年5月4日に発行されており、「プラズマコーティングの方法及び装置」と 題されており、本出願と共に譲渡されている。低圧環境中でプラズマ溶射を行う ためのプラズマ装置の一層早期の例が、ミュールバーガーの米国特許第3,83 9,618号に記載されており、この特許は1974年10月1日に発行されて おり、「基体の高エネルギー動的コーティングを実施するための方法及び装置」 と題されている。 上記の二つの特許に記載されているプラズマ装置は、種々のプラズマ用途に好 適である。しかし、幾つかの場合には、特別の形状のプラズマガンを備えること によって、プラズマ流によって特定の作業品を、有効に、かつ能率的に被覆する ことが望ましいか、または必要でさえありうる。こうした装置の例は、ミュール バーガーの同時係属出願番号第08/156,388号に記載されており、この 出願は1993年11月22日に出願されており、「高温プラズマガン組み立て 品」と題されており、本出願と共に譲渡されている。この特許出願に記載されて いるプラズマガンは、高温用途向けに特に設計されており、例えばここで、プラ ズマガンを円形作業品の内側に配置することによって、作業品がプラズマガンに 対して回転運動するのにつれて、作業品の内側表面に溶射するようにした。 上記したように、特に通常のプラズマガンを利用することを試みた場合に、あ る特定のプラズマ用途では問題を提示しており、これには比較的に大きい寸法の 基体または他の作業品またはターゲットの上へとプラズマ流を配向させることを 含む。例えば、ロール状に巻かれた長尺の帯状の材料をプラズマガンを通過する ように前進させることによって、長 尺の帯状の材料に溶射することは、このロールが非常に広い場合には、通常のプ ラズマ装置を使用すると、困難な操作である。こうした用途においては、特に大 きなプラズマ炎を生成させる能力を有する非常に高出力のプラズマガンがないと 、前記材料の全幅にわたってあらゆる度合いの均一性で溶射することは、困難で ある。こうした用途には、非常に大きなプラズマ炎を生成させるために、非常に 大きな高出力のガンを必要としうる。更に、こうした大きな高出力のプラズマガ ンを使用した場合でさえも、長尺の帯の全幅にわたって得られた溶射の均一性は 、満足できないものでありえる。 大きな幅を有する前進中の長尺帯状の材料のような、比較的に広い作業品に、 この材料の全幅にわたって複数のプラズマガンを配置することによって溶射する ことが提案されてきた。この方法においては、複数のプラズマガンの各々は、こ の材料の幅の異なる部分に溶射する。しかし、この装置は多くの制限を持ってお り、これには材料の比較的に均一なコーティングを達成するために複数のプラズ マガンを制御することが困難であること、および複数のガンを稼働させるのに必 要な出力を含む。 相対向する陽極および陰極が、長尺のスリット状のノズルの対向端部に配置さ れているプラズマガンを使用して、比較的に幅広い作業品に溶射することも、提 案されてきた。長く引く直流アークを陽極と陰極との間に生成させることによっ て、スリットノズルの全幅にわたって延びるようにする。アークガスを、この装 置の全幅にわたって空間的に離れた位置に供給することによって、このガスが、 スリットノズルの内部を通って、スリットノズルの外側へと、前記対向電極の間 のアークまたは電流放電に対して垂直な略共通の方向に流れるようにする。しか し、こうした装置は煩雑であり、多くの理由から満足できない。その一つとして 、スリットノズルにわたる温度分布が、非常に不均一になる傾向がある。更に、 この材料がスリットノズルからだいたい均一な状態で流れるように、プラズマガ ンの全幅にわたって粉末材料を供給することは困難である。この結果、この粉末 材料は、前進中の作業品の全幅にわたって不均 一な状態で堆積する傾向がある。 従って、長尺形状を有する非常に広い目的物を含む、種々の寸法の目的物の上 に、比較的に単純な一工程の操作で、比較的に均一な被膜を溶射する能力を持つ プラズマ溶射装置を提供することが望まれるであろう。このプラズマ溶射装置は 、入力電力、稼働圧力、プラズマエネルギーおよび溶射距離のような相関のある 稼働パラメーターを選択的に変化させることによって、所望の結果を達成できな ければならない。 更に、十分なエネルギーを有し、かつその全幅にわたって比較的に均一な組成 を有する大きなプラズマ流を生成させる能力を持つプラズマ溶射装置を提供する ことが望ましいであろう。このプラズマ装置は、溶射すべき材料をプラズマ流ま たは炎中へと流入させ、大寸法の基体または他の作業品の全体にわたって比較的 に緻密かつ均一にこの材料をコーティングするような状態で、この材料を混合す る能力を有していなければならない。 本発明の詳細な説明 大きな幅を有する長尺目的物を含む種々の寸法および形状の目的物に、比較的 に単純な一工程の操作で、ほとんどの従来技術よりも著しく低い電力で溶射しう るプラズマ溶射装置を提供することによって、前記の目的および他の目的を、本 発明に従って達成する。この装置は、入力電力、稼働圧力、プラズマエネルギー および溶射距離のような相関のある稼働パラメーターを選択的に変化させること によって、所望の結果を達成できる。従って、例えばプラズマガンの内側とガン の外側の雰囲気圧力との間に充分な圧力差を与えることによって、プラズマガン からより大きな距離に配置された大型の目的物に溶射するのに充分なエネルギー を、所定の入力電力によって、本プラズマ装置に対して与えることができる。溶 射材料からなる非常に微細な粒子を使用することによって、この粒子のプラズマ 流中への混合を大きく促進し、このプラズマガンから大きく離れた距離にある目 的物への溶射を向上させることができる。溶射すべ き目的物の寸法と、プラズマガンからのこの目的物の距離とを、入力電力、不活 性ガス流および圧力差のような因子によって決定される所定のプラズマエネルギ ーに対して、選択することができる。 本発明によるプラズマ溶射装置は、広いプラズマ流を生成させることができ、 これによって大寸法の基体上に比較的に均一なコーティングを形成することがで きる。このプラズマ装置を特徴付けるのは、プラズマガンの内側と外側との間の 大きな圧力差であり、これによってガスと溶射される材料との混合物を含むプラ ズマ流がプラズマガンを出て、基体または他の作業品へと移動するときに、大き な衝撃パターンが生成する。典型的には、このプラズマガンの内側の圧力は大気 圧に比較的に近く、少なくとも400トール(約0.5atm)のオーダー上で あり、一層大きく(1〜100atm)することができる。一方、プラズマガン の外側を低圧にする大型真空ポンプまたは他の源を、プラズマ装置用の容器へと 結合することによって、プラズマガンの内側の圧力よりも何倍も低い、プラズマ ガンの外側の雰囲気圧力を生じさせる。この雰囲気圧力は20トール以下であり 、一層典型的には5トールのオーダーであり、0.001トールの低さであって よい。プラズマガンの内側と外側との間でこうして得られた高い圧力差によって 、プラズマガンを出る超音波プラズマ流が生ずる。更に、この大きな圧力差によ って、プラズマ流がガンを出て、作業品へと向かって移動を始めるときに、大き な衝撃パターンが生ずる。この衝撃パターンによって、溶射される材料と、プラ ズマ流を生成する流出ガスとの混合が著しく促進される。この溶射材料は、流出 するガスのパターンに追従する傾向があるので、従って前記混合プロセスが促進 される。 従って、この大きな圧力差と、生成した衝撃パターンとは、プラズマ流がプラ ズマガンを出るときに、急速に発散し、拡散するプラズマ流を生成させ、これに よって特にプラズマガンからの距離が大きい位置で、大きな、広い柱状パターン を生ずる。これと同時に、このプラズマ流は、プラズマガンから大きな距離離れ た位置でさえも、作業品上に均一かつ 緻密な被膜を堆積させるのに必要なエネルギーを有しており、このプラズマガン からの距離は、従来のプラズマ溶射用途で通常使用されていたものよりも著しく 大きく、このプラズマ流は大きな広い柱状の形状を有しており、これによって大 寸法の作業品を被覆する。 本発明によるプラズマ溶射装置の重要な側面は、プラズマガンを出て、次いで 大きな衝撃と分散とを受けるガスに対して、溶射材料を完全に混合させる能力に ある。こうした条件下で溶射を成功させるためには、このガスと溶射材料とは、 プラズマガンの出口で衝撃パターンの上流で、相当な混合を受けなければならな い。この溶射材料は、粒子状と液状とのいずれかでプラズマガンの内側へと供給 する。粒子状で供給した場合には、この粒子が比較的に小さい寸法であること、 20ミクロンのオーダーのものまたは一層著しく小さいものでさえあることが重 要である。このような微細な粒子は、もっと粗い粒子よりも、ガス流がプラズマ ガンを出るときにガス流に追従し、混合する能力が高い。この溶射材料をプラズ マガンへと液状で供給することも有利であるが、しかし微粒子状の材料を供給す るよりも達成が一層難しい。 本発明によるプラズマ溶射装置は、比較的に通常の設計を有し、かつ円形の出 口ノズルを採用しているプラズマガンを組み入れた場合でさえも、比較的に大型 の基体上に緻密で均一な被膜を生成させる能力を持つ。この形状のプラズマガン は、プラズマガンから大きく離れた位置で緻密で均一な被膜を生成させるのに必 要なエネルギーを有する略円形のプラズマ流を生じさせる。この円形のプラズマ 流は、比較的に能率的な状態で、僅かな消耗で、円形の基体や四辺形状の基体で さえも被覆する能力を有する。また、このプラズマガンに、長尺のスリット状の 開口を有するノズルを設けることによって、狭い長尺形状を有するプラズマ流を 生成させることができる。この細長く幅が狭いプラズマ流を、前進中の基体材料 のロールの全幅にわたるように配向させることによって、ロールがプラズマガン の下を進むときに、基体を被覆できるようにすることが有利である。細長いプラ ズマ流を生成させて、基体の全幅にわたって延 ばすことによって、特に非常に広い基体に適切に溶射するために、細長いプラズ マ流よりもむしろ円形のプラズマ流を生成させるプラズマガンの、必要とされる であろう往復運動を、回避することができる。 長尺のプラズマ流を生成させるためのプラズマガンには、スリット状のノズル を採用できるが、しかしあるいは円形形状のものであってよい。また、このプラ ズマガンの全体が、長尺形状のものであってよい。 こうした本発明による長尺のプラズマガンの装置の一つにおいては、長尺体が 、その中空の内部から外側へと延びている長尺のスロットを備えており、スリッ トノズルを形成している。この長尺体の中空の内部中へとアークガスを供給する ことによって、このガスが、長尺のスロットから外へとほぼ共通の方向へと流れ る。電源を結合して、長尺体の中空の内部の中にアークまたは電流放電を生じさ せることによって、電流放電が、長尺スロットの外へと、アークガスとほぼ共通 の方向へと流れる。電流放電の生成は、この長尺スロットから出るアークガスと ほぼ同じ方向へと延びており、顕著な均一性を有する広い柱状のプラズマ溶射を 生じさせることを見いだした。また、こうした装置によって、長尺体の幅方向に わたって離れた位置に溶射材料を供給することが可能になり、これによって溶射 材料を顕著な均一性をもって広い柱状のプラズマ溶射中へと混合し、運ぶことが できる。この溶射材料は、長尺のスロットを出て、アークガスおよび電流放電と 同じ方向へと流れる。 この長尺体は長尺の陽極を備えていてよく、この長尺の陽極は、その長さ方向 の大部分にわたって陽極の中空の内部から延びる、長尺のノズルを形成するスロ ットを備えている。長尺の陰極組み立て体が、隣接する陽極の中空の内部の中に 配置されており、陽極のほぼ全長にわたって延びており、陽極との間に空間が形 成されている。アークガスを、陽極と陰極組み立て体との間の空間へと供給する ことによって、ノズルを形成するスロットから外へと流す。陰極と陽極との間に 電源を結合させることによって、電流の放電を生じさせ、アークガスと同じ方向 にノズル形成スロットの外へと延びるようにする。 特に陰極のアークが陰極組み立て体のほぼ全長に沿って拡散する傾向がある、 低圧の用途においては、陰極組み立て体は、陽極の全長に沿って連続的に延びる 一体部材を備えていてよい。また、陰極アークが陰極組み立て体の全幅にわたっ て拡散する傾向が少ない高圧の用途においては、陰極組み立て体を分割すること ができ、陽極の全長に沿って空間的に離れた関係で配置されている複数の陰極セ グメントを備えていてよい。 溶射用の粉末材料を、長尺のプラズマガン中へと陽極の全長に沿って供給する 。これを達成するには、陽極の全長にわたって空間的に離れた位置にあり、陽極 を通ってノズル形成スロット中へと延びている複数の粉末注入通路を使用できる 。 長尺の陽極は、一対の相対向する同様の形状を有する離間された部材を備えて いて良く、これらの部材は陰極組み立て体の相対向する側面上で、陰極組み立て 体からは離間されて陽極の全長に沿って延びている。陽極の一対の相対向する離 間された部材の各々は、アークガスを内部に受け入れるための陽極の全長に沿っ て延びるチャンバーを前記部材の中に備えていてよく、かつこのチャンバーから 陽極と陰極組み立て体との間の空間へと延びる、アークガスをこの空間中へと供 給するためのスロットを備えていてよい。陽極の一対の相対向する離間された部 材は、陰極組み立て体の前方の位置で互いに向かって収束し、次いで互いから離 れるように分岐して、陽極の全長の相当部分に沿って分岐ノズルを形成する。ま た、陽極の一対の相対向する離間された部材の各々には、陽極の全長にわたって 延びるチャンバーをその中に備えることができ、これらの各部材中のチャンバー を通して冷却液を循環させる。 前記した型の長尺のプラズマガンを使用しているプラズマ装置においては、こ のガンを密閉されたチャンバーの内部に配置した。このプラズマガンからの広い 柱状のプラズマ流によって処理すべき長尺帯状の材料を、このチャンバー内でプ ラズマガンを通過するように前進させる。ローラ装置を使用することによって、 この長尺帯状の材料を、チャンバー中へ入り、広い柱状のプラズマ流を通過させ 、チャンバーから外に出る ように前進させる。長尺帯状の材料がチャンバーを出入りする位置で、チャンバ ーを密閉するための機器を設ける。真空ポンプのような低圧源をチャンバーへと 結合し、チャンバーの内部とプラズマガンの外部との雰囲気圧力を、所望の水準 まで減少させる。 図面の簡単な説明 次の詳細な説明を添付図面と関連させて参照することによって、本発明を更に 良く理解できる。ここで; 図1は、本発明によるプラズマ装置のブロック図と、部分的に破断された斜視 図との組み合わせであり、 図2は、図1の装置のうちプラズマガンの部分の断面図であって、このプラズ マガンを出るプラズマ流中に大きな圧力差を適用することによって衝撃パターン が生成している状態を示しており; 図3は、本発明によるプラズマ装置の斜視図であり、通常の円形のプラズマガ ンを使用して大きな溶射パターンが達成されており; 図4は、本発明によるプラズマ装置の斜視図であり、スリットノズルを通常の 円形のプラズマガンと共に使用することによって、長尺基板に溶射するための長 尺形状を有する溶射パターンを生成させている状態を示しており; 図4Aは、図4のスリットノズルの斜視図であり; 図5は、本発明による、基板材の前進しつつあるロールに溶射するためのプラ ズマ装置を示す破断斜視図であり; 図6は、図1の装置内で使用できる長尺形状のプラズマガンを示す斜視一部破 断断面図であり、この陰極組み立て体は、一体の連続的な共通部材を備えており ; 図7は、図1の装置内で使用できる長尺形状のプラズマガンを示す斜視一部破 断断面図であり、陰極組み立て体が分割されており;および 図8は、プラズマガンおよびターゲットの概略図であり、プラズマガンによっ て作りだされたプラズマ流のターゲットにおける幅が、ターゲ ットのプラズマガンからの距離の関数として変化しうる状態を示している。 詳細な説明 図1は、本発明によるプラズマ装置10を示す。図1のプラズマ装置10は、 密閉されたプラズマチャンバー12を備えており、この中にプラズマガン14が 固定されている。所望により、チャンバー12中で往復揺動運動または他の運動 を生じさせるために、ガン駆動機構15が連結されている。このプラズマガン1 4は、プラズマ電力供給装置16に連結されており、プラズマ電力供給装置は、 プラズマガン14の陰極および陽極に結合された直流電源を備えていてよい。プ ラズマガン14へとアークガスを供給するために気体源18が結合されている。 このアークガスは、アルゴンのような特に不活性なガスを含む、あらゆる適当な プラズマガスからなっていてよい。気体源18からのガスによって、プラズマガ ン14から作業品22まで延びるプラズマ流20が生ずる。冷却水源24は、プ ラズマガン14に連結されており、ガン14へと冷却水を循環させ、ガンに必要 な冷却作用をもたらす。移行式アーク電源25は、プラズマガン14と作業品2 2との間に連結されており、所望により移行式アークをもたらす。 このプラズマ装置10は、溶射するべき原料をプラズマガン14の内側へと供 給するための粉末源26を備えている。この原料は、典型的には、粉末状または 粒子状であるが、後述するように、液状で供給することもできる。プラズマガン 14の内側では、粉末源26から来た粉末は、気体源18からのガス流と混合さ れ、このガス流中に流入し始め、この間ガスがプラズマガンによってプラズマ流 20へと変わる。この粉末の粒子は、溶融に近い状態にまで加熱され、プラズマ 流20と混合されることによって、作業品22上に、比較的に均一な密度を有す る被膜を形成する。この粉末の粒子は、酸化アルミニウム、二種類以上の金属の 合金を含む金属、または作業品22上に被覆されるべき他の適当な材料か らなっていてよい。 この作業品22は、適当な組成を有するあらゆる基板,作業品またはターゲッ トであってよい。本発明に従って、また後述するように、作業品22は比較的に 大寸法のものであってよく、これはプラズマ装置10が、このような作業品に比 較的に均一で緻密な被膜を溶射する能力を有しているからである。この作業品2 2は、後述するように、比較的に大寸法の固定された平坦な板からなっていてよ い。または、作業品22は、これも後述するように、大きな幅を有する基板材の ロールからなっていてよい。この作業品22は、被覆されるべきあらゆる金属ま たは非金属の材料からなっていてよい。例えば、この作業品22は、プラズマガ ン14中へと供給される酸化アルミニウムによって被覆されるべきアルミニウム 製の薄い被覆用材であってよい。また、このプラズマ装置を、作業品22上へと 材料を溶射するために使用するのではなく、むしろ例えば紫外線照射によって作 業品22を処理するために使用する用途においては、作業品22はプラスチック 箔のロールからなっていてよい。 このプラズマチャンバー12は、その下側端部で、過溶射フィルター/回収装 置28へと、整流装置/フィルターモジュール30および熱交換モジュール32 を介して連結されている。この整流装置/フィルターモジュール30は、流入し た粒子物質の大部分がインラインフィルター部分によって抽出される前に、作業 品22上に被覆されなかったプラズマガン14からの過溶射物を冷却する。この 整流装置/フィルターモジュール30を通過した流出物は、熱交換モジュール3 2を介して、過溶射フィルター/回収装置モジュール28を備える真空マニホー ルド34中へと導かれる。この真空マニホールド34が連通している真空ポンプ 36は、プラズマ装置10のチャンバー12内の雰囲気圧力を所望値に維持する のに十分な能力を備えている。後述するように、この真空ポンプ36は、プラズ マチャンバー12内の雰囲気圧力を、20トール以下、一層典型的には5トール 以下、または0.001トールもの低さにするのに十分な能力を備えている。 図2は、プラズマガン14の一部分の断面図であり、本発明に従って、プラズ マ流20が、プラズマガン14内で生成し、プラズマガン14から出ていく状態 を示している。このプラズマガン14は内側チャンバー40を備えており、気体 源18からのプラズマガスがここを通過する。プラズマ電力供給装置16によっ て生成したアークが、通常法でプラズマ流20を生成させる。一対の対向通路4 2と44とが、プラズマガン14の壁を通ってチャンバー40へと延びており、 粉末源26から粉末を運ぶ。この粉末の粒子は、通路42および44からチャン バー40へと入り、プラズマ流20中へと流入し、ここで粉末がプラズマ流20 のガスと混合され、溶融状態に近くなるまで加熱される。こうして加熱された粉 末の粒子は、プラズマ流20によって作業品22へと運ばれ、作業品22上に所 望の被膜を形成する。 本発明に従って、この粉末を比較的に微細とし、20ミクロン以下のオーダー の小さな粒径のものとした。この粒子が略球形のものである場合には、その最大 粒径は20ミクロンである。一層典型的には、この粉末の粒子は、10ミクロン 以下の粒径を有している。このような微細な粉末の粒子は、20ミクロン以上の オーダーの粒径を有する粒子のような、より粗い粒子の場合におけるよりも、プ ラズマ流20を生成するガスと共に流れる傾向がはるかに大きいことを発見した 。この微細粉末の粒子が、本発明に従い、ガス流に一層近く追従する傾向によっ て、特にノズル46の上流でプラズマガン14の下側端部で、この粉末粒子とプ ラズマ流20のガスとの混合が、一層大きく促進される。 従来のプラズマ装置においては、プラズマ流がプラズマガンから出るときにプ ラズマ流が衝撃を受けるあらゆる傾向を、稼働条件を注意深く制御することによ って、たとえ除去はされないとしても、最小限とし、プラズマ操作に均一性をも たらす。圧力を注意深く制御し、かつプラズマガンに適切な出口形状を付与する ことによって、これを達成している。対照的に、本発明は、プラズマガン14の すぐ外で相当の衝撃パターンを生じさせ、この衝撃パターンを利用して利益を得 ることを目的として いる。この衝撃パターンを生じさせるには、まずプラズマガン14の内側の圧力 P1と、プラズマガン14の外側およびプラズマチャンバー12の内側(図1に 示す)の雰囲気圧力P2との間に、相当の差を付与する。典型的には、プラズマ ガン14の内部の圧力P1は相対的に高く、典型的には少なくとも約400トー ル(約0.5atm)のオーダーである。後述するように、所望によりP1を一 層高く(1〜100atm)することによって、P1とP2との間の圧力差を一層 大きくできる。一方、雰囲気圧力P2は、相対的に低く、例えば20トール以下 のオーダーとする。典型的には、圧力P2は5トール以下であり、0.001ト ールもの低さ、更にはそれ以下とすることができる。本発明によるプラズマ装置 においては、P2の好ましい範囲は10−0.001トールである。 圧力P1とP2との間に大きな差を設けることによって、プラズマ流20がプラ ズマガン14を超音波速度で出るようにする。大きな衝撃波が発生し、これによ って粉末の粒子と、プラズマ流20を構成するガスとの混合が促進される。この 結果、プラズマ流20が、プラズマガン14から十分なエネルギーを持って流れ るので、後述するように、たとえ作業品22がプラズマガン14から大きな間隔 離れて、例えば2フィート(61cm)、更に4フィート(122cm)以上離 れて配置されていたとしてさえも、作業品22上に比較的に緻密かつ均一な被膜 を生成させることができる。ガン14から大きな間隔離れた位置でのプラズマ流 の速度も、P1とP2との間に非常に大きな差を設けることによって、向上する。 対照的に、ほとんどの通常のプラズマ溶射装置においては、作業品をプラズマガ ンから1〜1.5フィート(30.5cm〜45.7cm)以上離して配置する と、必ず、このように大きな間隔では、プラズマ流のエネルギーと、作業品に被 覆する能力とが著しく減少する。 ほとんどの用途においては、P1とP2との間に十分な圧力差を設けるためには 、本装置の真空ポンプを使用してP2を十分に低い水準まで減少させる。しかし 、所望により、この圧力差を実現するために、プラ ズマガン内の圧力P1を十分に高い水準(1〜100atm)にまで増大させる ことができ、これ単独でも、あるいは雰囲気圧力P2の低減と組み合わせてもよ い。このプラズマガン圧力P1は、ガス流、ガンへと供給される粉末およびガン の開口を輪郭付けるオリフィスの寸法によって決定される。 上記したように、粉末源26からの粉末の粒子は、プラズマ流20中にこれら の粒子を確実に、適切に混合させるために、比較的に小さい粒径(20ミクロン 以下のオーダー)のものでなければならない。しかし、被覆材料を、粒子形態よ りもむしろ液状でプラズマガン14中へと供給した場合にも、満足すべき結果が 得られる。この被覆材料を溶融に近い状態まで加熱して、ガン内に生成するプラ ズマ流中へと供給することが、本技術分野において知られている。この溶融に近 い状態の材料は、プラズマ流中で溶融に近い状態にまで加熱する必要がなく、供 給されるときには既に溶融に近い状態であり、従ってはるかに迅速にプラズマ流 と混合される。しかし、この被覆材料を液状で供給するのに必要な機器は、複雑 になる傾向があるので、この材料を粒子形態で供給することが、相対的に容易に それを実施できるために、やはりほとんどの用途において好ましい。 図1に関連して前述したように、真空ポンプ36を採用して、プラズマチャン バー12内に所望の低い雰囲気圧力(図2の圧力P2)を生じさせる。他の稼働 条件は、少なくとも400トール(約0.5atm)の典型的なプラズマガン1 4内の圧力P1を含めて、本質的に等しく、本発明によるプラズマ装置において は、例えば、前に引用したミュールバーガーの米国特許第4,328,257号 に記載されている型の低圧プラズマ装置と比較して、一層低い雰囲気圧力P2が 必要とされる。この真空ポンプ36は、機械ポンプまたは拡散ポンプのような、 あらゆる適当な形態のものであってよい。しかし、ポンプの形態に係わらず、ポ ンプ36は、必要とされる低い雰囲気圧力P2を生じさせるのに十分な能力を有 していなければならない。 図3は、本発明による他の例のプラズマ装置50を示している。このプラズマ 装置50は、図1のプラズマ装置10に、その基本的な要部が類似しており、従 ってこの装置50の多くの部分を、図3から省略して説明を簡略化している。こ のプラズマ装置50は、通常の円形の形態を有するプラズマガン52を備えてい る。しかし、本発明に従って、このプラズマガン52に供給される被覆材料は、 適当な小さい粒径(または液状)のものであり、この真空ポンプは、雰囲気圧力 P2と、プラズマガン52内の圧力P1との間に適当な圧力差を生じさせるように 選択され、調整されている。 図3のプラズマ装置50においては、作業品22は、プラズマガン52の下側 端部にあるノズル56からD1の距離離れた位置に配置されている正方形の板5 4からなる。このプラズマガン52は、プラズマ流58を生じさせる。このプラ ズマ流58を直下に向けるために垂直方向に配置されているプラズマガン52に よって、このプラズマ流58が輪郭付けている溶射パターンは、円形であって、 プラズマガン52から距離D1離れた位置で直径D2を有している。このパターン は、板54の各側面に沿ってD3の寸法を有する板54の表面積の全体を被覆す る。 このプラズマガン52をガン駆動機構15(図1に示されており、前に参照し た米国特許第4,328,257号に詳細に記載されている)に連結することに よって、このプラズマ流58を、所望の速度で、往復する揺動運動で前後に掃引 させることができる。この往復運動のときの各対向位置における、プラズマガン 52によるプラズマ流58の被覆範囲の各パターンを、卵形をしたそれぞれD4 の幅を有する二点鎖線60によって示す。銘記すべきことに、このプラズマ流5 8が直下に向けられたときには板54を被覆する一方、揺動運動を採用して、プ ラズマ流58を、二点鎖線60によって示される各対向位置の間で掃引させるこ とによって、広い領域を被覆できる。 本発明に従って構成し、試験に成功した図3のプラズマ装置50の例では、通 常の円形をしており、かつ100kWの全電力用量を有するプ ラズマガン52を採用した。機械的真空ポンプを連結して、プラズマチャンバー 内の雰囲気圧力を5トールとした。プラズマガンを、47ボルト、1800アン ペアおよび84.6kWの直流電力の条件下で作動させた。アルゴンからなる一 次アークガスを、210SCFHの速度で供給した。ヘリウムからなる二次アー クガスを、57SCFHの速度で供給した。排気プラズマのエンタルピーを測定 したところ、4805BTU/ポンド(10,590BTU/kg)であった。 プラズマガン内の圧力P1は、0.4atm(304トール)であり、一方プラ ズマチャンバー内の雰囲気圧力P2は0.0066atm(5トール)であり、 P2/P1の比率を0.0165とした。このガンの出口におけるプラズマ流を測 定したところ、約10,000°Kのガス温度とマッハ3.2の出口流とを有し ていた。等方性ベキ指数(ガンマ)、即ちプラズマガンののどにおけるガスの状 態の測定値は、1.28であった。このプラズマのどにおける音響速度、a★は 、6,000フィート(183,000cm)/秒であった。V/a★での出口 流速は、13,140フィート(409,000cm)/秒であった。ノズルの 出口から約1フィート(30.5cm)離れた位置で測定した流れ静温度は40 79°Kであった。ノズルの出口から約1フィート離れた位置での流れ動圧は、 0.0856atm(65トール)であった。プラズマガンの陽極のどは、0. 5インチ(1.27cm)の直径と、0.75インチ(1.91cm)の出口直 径とを有しており、陽極のどからノズルの出口へと2.25のノズル領域の拡大 をもたらした。しかし、7.0のノズル膨張率A/A★は、固定された上流側エ ネルギーに対して断熱的な変化が生じたときに、プラズマ流の自然な膨張を収容 するようにノズルが設計されている理想条件下では、1.32インチ(3.35 cm)のノズル径を示唆している。 前記した実施例においては、コーティング材料は、5〜8ミクロンの平均粒径 を有するアルミナ(Al23)からなっている。この粉末を、ガン中へと、相対 向する側面から、各々の側面について2.61オンス (1.18kg)/時間の速度で注入した。 プラズマガンのノズルと基体との間の距離D1は54インチ(137cm)で あった。これによって15インチ(38.1cm)の溶射パターン直径D2が生 じ、これによって12インチ(30.5cm)の寸法D3を有する正方形の板5 4を被覆した。2点鎖線で示すパターン60は、18インチ(45.7cm)の 幅D4を有している。プラズマガンの揺動運動を選択して、対向する鎖線パター ン60の中心間に2.5フィート(76.2cm)の距離を設けた。プラズマガ ンの各掃引を0.25秒の時間内に起こさせることによって、板54における溶 射パターンの掃引速度を約110インチ(279.4cm)/秒とした。この板 54はアルミニウムからなっていた。 上記した条件によって、板54上に均一な0.0002インチ(0.0005 cm)のアルミニウム被膜を形成した。0.0011インチ(0.0028cm )もの厚さの被膜についても、被膜が良好に接着していることを見いだした。一 層厚い被膜に対しては、板54を少しエッチングすることや移行式アーククリー ニングすることが、被膜の板53への接合を大きく促進することを見いだした。 上記したように、雰囲気圧力P2を典型的には約20トール以下の水準にまで 減少させて、P1とP2との間に所望の圧力差をもたらす。また、上記したように 、プラズマガンの内側の圧力P1を、P2の低減とは独立してまたは関連させて、 高い値である1〜100atmの範囲内へと上昇させて、所望の圧力差を達成す ることができる。この極端な例には、上記したばかりの詳細な実施例と同じ稼働 パラメーターの幾つかを含んでおり、先の実施例の4805BTU/オンス(1 0,590BTU/kg)のエンタルピーと、1.28の値のオーダー上の等方 性ベキ指数(ガンマ)とを含んでいる。先の実施例におけるように、このガスの 温度は約10,000°Kであり、このプラズマ喉部における音響速度a★は6 ,000フィート(182,880cm)/秒であった。しかし、本例において は、ガンの内部圧力Plが100atm(本発明 による好適範囲の上限値)になるように選択し、一方雰囲気圧力P2を0.00 00013atmまたは0.001トール(前記好適範囲の下限値)となるよう に選択した。これによって0.000000013の圧力比P2/P1を生じさせ た。こうして得られたマッハ19.2の出口流速は、従来例におけるマッハ3. 2の出口流速に比べて著しく大きい。この出口流速V/a★は、従来例における 13,140フィート(400,510cm)/秒に比べて、16,290フィ ート(496,520cm)/秒であった。従来例においてノズルの出口から約 1フィート(30.5cm)の距離における流れ静温度が4079°Kであるの に対して、固定された量の上流エネルギーの断熱的変換に由来する大幅な膨張に よって、この温度は本実施例では188°Kである。同様に、ノズルの出口から 1フィート(30.5cm)における流れ動圧は、従来例における0.0856 atm(65トール)の圧力の代わりに、0.00058atm(0.44トー ル)であった。従来例における7.0のノズル膨張比A/A★に対して、本実施 例においてはこの比が319,760の値に大幅に増加した。1/32インチ( 0.0316インチ:0.080cm)の陽極のどの開口直径に対して、理想条 件下でプラズマ流の自然拡大を収容するために設計されたノズルの出口末端にお ける開口の直径は、17.8インチ(45.2cm)であった。 図4は、本発明による他の実施例のプラズマ装置70を示す。このプラズマ装 置70においては、図3のプラズマガン52と同様に、円形形状を有する通常の プラズマガン72を採用する。しかし、前述したように図3の装置のプラズマガ ン52が往復する揺動運動を受けるのに対して、図4のプラズマガン72は、固 定されたままに留まり、その代わりにスリットノズル74がその下側端部に設け られている。 図4Aに示すように、このスリットノズル74が備えている内側通路75は、 プラズマガン72の下側端部に位置している円形開口77から、同様の領域の長 尺のスリット状開口79まで延びている。このスリットノズル74は、プラズマ ガン72の底部における直径0.5インチの開 口から、長さ1.625インチ(4.128cm)及び幅0.125インチ(0 .318cm)のスリット状の開口79への滑らかな移動を実現する。 図4に示すように、スリットノズル74の底部を、大きな幅を有する移動する 基体76の形態の作業品から距離D1の位置に配置する。しかし、この基体76 の全幅を、長さD2および幅D3の長尺の比較的に狭い溶射パターンによって被覆 する。 図4の特別の例においては、スリットノズル74の底部を、基体76から54 インチ(137cm)の距離(D1)に配置することによって、54インチ(D2 )の長さと4インチ(10.2cm)(D3)の幅とを有する溶射パターンを生 じさせる。従って、スリットノズル74を使用することによって、得られた溶射 パターンは、基体76のプラズマガン72からの距離Dlにほぼ等しい幅D2を有 しており、本発明のプラズマ装置において可能になった大きな距離D1で非常に 広い溶射パターンが得られるようになることを、理解できるであろう。 図3及び図4の実施例における距離D1は、このタイプ、寸法及び稼働範囲の 通常のプラズマ装置において通常可能である距離よりも数倍大きい。しかも、大 きな圧力差と、得られた大きな衝撃波及び比較的に微細な粉末の使用によっても たらされた混合の促進のために、前記作業品が、この距離では許容できる密度と 均一性とをもって被覆されることを見いだした。 図5は、本発明による他の例のプラズマ装置80を示す。図5のプラズマ装置 80は、密閉されたプラズマチャンバー82を備えており、この中にプラズマガ ン84が組み入れられている。このプラズマガン84はプラズマ電源86に連結 されており、プラズマ電源86は、プラズマガン84の陽極および陰極に連結さ れた直流電源を備えていてよい。プラズマガン84へとアークガスを供給するた めに、ガス源88が連結されている。このアークガスは、アルゴンのような不活 性ガスからなっていてよく、プラズマガン84によるプラズマ流または炎の生成 に使用さ れる。プラズマガン84に連結されている冷却水源90は、冷却水をプラズマガ ン84へと循環させ、プラズマガン84に必要な冷却作用をもたらす。 図6および図7において詳細に後述するように、このプラズマガン84は広い 柱状のプラズマ流92を生じさせる。この流92が、この場合には基体、作業品 またはターゲットからなる、長尺帯状の材料94上へと向けられる。この帯状材 料94は、広い柱状のプラズマ流92による処理のために、金属箔または他の適 当な材料からなっていてよい。本実施例においては、この材料94は、プラズマ ガン84によって広い柱状のプラズマ流92中へと供給される酸化アルミニウム 粒子によって溶射される金属からなる。この酸化アルミニウム粒子は、プラズマ ガン84へと、粉末源96によって供給される。本実施例においてはこの溶射材 料が酸化アルミニウムからなるが、これは他の材料からなっていてよい。また、 材料94は、金属箔からなる必要はなく、他の材料からなっていてよい。また、 この広い柱状のプラズマ流92は、材料を溶射するのに使用する必要はなく、材 料94がプラスチック箔からなる場合には、紫外線照射のような他の処理のため に使用できる。 長尺帯状材料94は比較的に幅広く、1メーターまたは1メーターよりさえも 著しく大きいオーダーの幅を有していてよい。それにも係わらず、プラズマガン 84は、長尺帯状材料94の全幅が比較的に均一な状態で処理されるような方法 で広い柱状のプラズマ流92をもたらすように設計されている。 図5の実施例においては、長尺帯状の材料94が、複数のローラー100を備 える輸送および密閉機構98によってプラズマチャンバー82を通って前進する 。このローラー100を回転可能に駆動することによって、長尺帯状の材料94 を入口チャンバー102を通してプラズマチャンバー82の内部へと前進させ、 プラズマチャンバー82で材料94を、プラズマガン84によって生成した広い 柱状のプラズマ流92によって処理する。この入口チャンバー102は、プラズ マチャンバー82 の側面に連結されている。後述するように、このプラズマチャンバー82の内部 に低い雰囲気圧力がもたらされている場合には、長尺帯状材料94の入口と出口 とを密閉することが必要である。また、特定の溶射材料は、気密な入口を必要と しうる。本実施例においては、ローラー100が、長尺帯状材料94のプラズマ チャンバー82内への入口を密閉するように作用する。同様のローラー装置(図 5には示していない)を使用して、プラズマチャンバー82の対向する側面で基 体の出口104を密閉し、ここで長尺帯状材料94がプラズマチャンバー82か ら出る。必要な場合には、複数の段階的な入口を採用できる。 このプラズマチャンバー82は、チャンバーの下側端部で真空ポンプ106へ と装置108を通して連結されており、装置108は、図1の状態で整流装置/ フィルターモジュール、熱交換装置および過溶射フィルター/回収装置を備えて いてよい。この真空ボンプ106を稼働させて、前述したような方法でプラズマ チャンバー82内に所望の雰囲気圧力をもたらす。 プラズマガン84の第一の実施形態を図6に示す。プラズマガン84は、図5 においては広い柱状のプラズマ流92を下側へと材料94上に向けるために垂直 に配置されていたけれども、図6、7に示すプラズマガン84の実施形態は、図 示の便宜のために水平に配置されている。図6のプラズマガンの実施形態は、プ ラズマガン中の内部圧力が400トール(約0.5atm)以下である低圧環境 で使用するように設計されている。1〜100atmの範囲内の圧力のような高 い内部圧力用には、後述する図7の実施形態が好ましい。 図6のプラズマガン84は、第一の端部112と対向する第二の端部(この対 向する第二の端部に隣接する断面のために、図6には示していない)との間の延 長方向に、ある長さを有する長尺体110を備えている。この長尺体110は、 その前側エッジにノズルを形成する細長いスロット114を備えており、スロッ トは長尺体110の全長の大部分に沿って延びている。このノズル形成スロット 114は、長尺体110に スリットノズル116をもたらす。内側プラズマチャンバーが円形または円筒形 状のノズル中へと開口している、図3、図4にそれぞれ示すプラズマガン52お よび72のような、もっと通常の形状のプラズマガンとは、このプラズマガンは 対照的である。 図6の長尺体110が備えている陽極118は、一体のものまたは複数片の構 成のものであってよく、及び同様の構成からなる対向する陽極部材120および 122からなる。これらの陽極部材120と122とは、互いに離されており、 これらの間にアークキャビティ124を形成している。これらの陽極部材120 と122とは、その前側部分でつながってノズル形成スロット114を輪郭付け 、その後に分岐してスリットノズル116を形成する。これらの陽極部材120 および122には、アークガスチャンバー126および128がそれぞれ設けら れており、これらは陽極部材120、122の全長に沿って延びる。これらのア ークガスチャンバー126、128は、図5に示すガス源88へと連結され、こ の中にアークガスを収容する。このアークガスチャンバー126は、アークキャ ビティ124へと、陽極部材120の全長に沿って延びるスロット130によっ て連結されている。アークガスチャンバー126中へと供給されるアークガスは 、スロット130を通って、アークキャビティ124中へと流れる。同様の方法 で、陽極部材122には、アークガスチャンバー128とアークキャビティ12 4との間で、陽極部材の全長に沿って延びるスロット132が設けられている。 このアークガスチャンバー128中へと供給されるアークガスは、スロット13 2を通って、アークキャビティ124中へと流れる。 この陽極部材120、122には、冷却水チャンバー134、136がそれぞ れ設けられている。この冷却水チャンバー134は、陽極部材120の全長に沿 って延び、図5に示す冷却水源90へと連結されている。この冷却水チャンバー 134は、陽極部材120中でノズル形成スロット114に隣接する領域へと延 びており、スリットノズル116の冷却作用をもたらす。この陽極部材122内 の冷却水チャンバー136 は同様の方法で作用する。 図6のプラズマガンの形態は、陽極形成部材120および122の全長に沿っ て延びている単一の一体の陰極部材を備える、共通の陰極138によって特徴付 けられる。この陰極138は、陽極部材120、122の背面側エッジに沿って 延びる絶縁体140と142との間に配置されている。これは、陰極138を、 陽極部材120、122から電気的に絶縁する。この陰極138が備えているベ ース144は、絶縁体140、142から後ろ側へと向かって延びており、U字 形状の絶縁体146によって包囲されている。陰極138のうち絶縁体140と 142との間にある部分は、ベース144よりも顕著に薄く、アークキャビティ 124内で前方チップ部148へと前方に延びている。 図5に関連して記載したように、このプラズマ装置80は、プラズマガン84 に連結されているプラズマ電源86を備えている。このプラズマ電源86は、典 型的には、プラズマガン84の陰極と陽極との間に連結された直流電源を備えて いる。この直流電源(図6には示していない)は、陰極118および陽極138 へと連結されており、この結果として、陽極部材120、122と陰極138と の間で、陰極138の前方チップ部148内の領域中に、アークが生成する。こ れらのアークを構成するプラズマアークまたは電流放電は、図6に複数の矢印1 50で示すように、ノズル形成スロット114を通って、スリットノズル116 の外側に、プラズマガン84の外部へと延びている。これと同時に、アークガス が、図6に示す複数の点線の矢印152によって示すように、アークキャビティ 124内へと、スロット130、132から、陽極部材120、122内で供給 され、ノズル形成スロット114を通って、プラズマガン84のスリットノズル 116の外へと流れる。これと共に、電流放電とアークガスとが、広い柱状のプ ラズマ流92を生成する。 本発明に従って、矢印150で示す電流放電は、プラズマガン84のスリット ノズル116から、ほぼ矢印150の共通の方向に延びる。このアークガスは、 スリットノズル116から、点線の矢印152で示す ように、実質的に同じ方向へと流れる。プラズマアークまたは電流放電と、アー クガスの流れとが、このように単軸的な関係を持つことによって、プラズマガン 84のスリットノズル116から流出する広い柱状のプラズマ流92の全長に沿 って、比較的に均一な温度分布がもたらされることを見いだした。これによって 、後述するように、長尺帯状の材料94に、その全長に沿って、図6のプラズマ ガン84中へと供給された粉末による比較的に均一な溶射がもたらされる。 前述したように、図6の陰極138は、アークキャビティ124中へと長尺体 110の全長にわたって延びている、単一の一体の陰極部材を備えている。図6 の特定のプラズマガン84は、低圧用途において使用するために設計されている ので、このような単一の共通陰極部材の採用が可能になる。アークキャビティ1 24内が400トール以下の低圧であると、陰極アークの結合が拡散し、これは 陰極138の前方チップ部148の全表面にわたって生ずる。このようなアーク 結合の拡散は、1atm以上のような高圧では、これと同程度には起こらないの で、図7に関連して後述するように、このような高圧用途においては、分割され た陰極を使用しなければならない。 図6のプラズマガン84においては、広い柱状のプラズマ流92中へと供給す べき粉末を、上側陽極部材120の全長に沿って離間された状態で載せられてい る複数の粉末注入装置154に供給する。これらの各粉末注入装置154は、図 5に示す粉末源96のような加圧された粉末の共通の源へと連結されている。こ のような共通の源からの粉末を、粉末注入装置154中へと供給し、これらは各 々粉末通路156によってノズル形成スロット114へと連結されている。図6 に示すように、各粉末通路156は、下側へと、陽極部材120の全厚を通って ノズル形成スロット114へと延びている。各粉末通路156から注入された粉 末は、スリットノズル116から流出する広い柱状のプラズマ流92の中へと分 散し、この方向へと流れる。充分な数の粉末注入装置154を、プラズマガン8 4の全長に沿って設ける事によって、広い柱状のプラズ マ流92の全幅に沿って粉末の比較的に均一な分布をもたらす。 図6の装置(および後述するように図7の装置)を示し、粉末を供給するため の複数の注入装置154に関して記載したけれども、プラズマガンの全幅にわた って比較的に均一に粉末を散布できる限り、他の装置を使用できる。例えば、微 細フィーダーを使用でき、粉末を、陽極部材120の全長に沿って延びるスリッ トを通して供給できる。 図7に示す、プラズマガン84の第二の実施形態は、プラズマガン内で1〜1 00atmの範囲内の圧力のような高圧を含む用途に対して、図6の実施形態よ りも一層好適でありうる。図7のプラズマガン84は、多くの点で、図6のプラ ズマガンの実施形態に類似している。従って、図7のプラズマガン84の同様の 部分を指示するために、同様の参照番号を使用する。この基本的相違点は、図7 の実施形態において、分割された陰極組み立て体158を使用したことにある。 前述したように、図6の共通陽極138は、低い雰囲気圧力の存在下では、前方 チップ部148の全体にわたって、陰極アーク結合の充分な拡散をもたらす。し かし、幾分か高圧の用途においては、この拡散は不十分でありうる。このような 場合には、分割された陰極組み立て体158を使用できる。 図7の分割された陰極組み立て体158は、プラズマガン84の全長に沿って 、離間された位置関係で配置されている、複数の別体の陰極セグメント160か らなる。この陰極セグメント160は、間に介在する絶縁体によって互いに電気 的に絶縁されており、こうした絶縁体162の一つを図7に示す。図7に示すよ うに、各陰極セグメント160は、図6の共通陰極138に類似した断面形状を 有しており、ベース164と、アークキャビティ124内でベース164から前 方チップ部166へと前方に向かって延びている、より薄い部分を備えている。 陰極組み立て体158を、個々の陰極セグメント160へと分割することによっ て、図7の装置は、プラズマガンの全長に沿って、必要な陰極アーク結合の拡散 をもたらすことができ、これは所望の温度の均一性をもたらすために必要である 。個々の陰極セグメント160は、各々、異なる直流 電源へと連結されている。または、単一の直流電源に多重高周波スターターが設 けられている限り、こうした単一の電源を、すべての陰極セグメント160へと 連結することができる。 本発明を、長尺の金属箔の形態の長尺帯状材料の上へと、酸化アルミニウム粒 子のような酸化物材料を溶射することに関して、ここでは主として説明してきた 。しかし、前述したように、他の溶射材料と、基体または作業品材料とを使用で きる。例えば、前記した酸化アルミニウム材料の代わりに、金属粉末を溶射でき る。この場合には、図1に示す電源25のような別体の直流電源を、プラズマガ ンと長尺帯状材料との間に連結することによって、移行式アークをもたらすこと が好ましい。また、最初に二種類以上の材料の混合物から粉末を生成させ、次い でこの粉末を作業品上へと溶射することによって、二種類以上の材料からなる被 膜を形成することが可能である。この方法は、基体上への堆積の前に種々の材料 を別個に気化させなければならない従来技術の気相コーティング法におけるより も、はるかに容易に達成される。 本発明によるプラズマ装置の他の用途については、この装置を金属箔の製造に 使用する際には、移動中の支持材上へと金属フィルムを溶射し、これに続いて形 成された金属フィルムを支持材から剥離させて除去することができる。本発明の 更に他の用途においては、広いプラズマ流を使用して、材料の溶射またはコーテ ィングなしに材料を処理できる。こうした化学的処理の一例においては、比較的 に広い帯状のプラスチック箔を、単にこのプラズマ流を箔の上へと向けることに よって処理できる。このプラズマ流中の高濃度の紫外線は、特に高圧下では、プ ラスチック箔の紫外線処理をもたらす。 図8は、プラズマ流の幅が、プラズマガンからの距離に応じて変化している状 態を示す。図8に示すように、プラズマガン172によって生成したプラズマ流 170は、プラズマガン172からの距離が増大するのにつれて、ほぼ線型的な 状態で広がる。もし作業品174がプラズマガン172から第一の距離dlに位 置しており、幅w1を有していると、 この距離dlにおける流170は、この作業品174の全幅w1を被覆するのに充 分なほど幅広い。標準的な稼働条件の組み合わせを使用した通常のプラズマ溶射 装置においては、この距離d1は、典型的には約1フィート(30.5cm)の オーダー上である。1フィートの距離では、この流170は典型的には、大気圧 環境中で、及び真空ポンプがこのプラズマ装置用の密閉されたチャンバーへと連 結されているような低圧環境中で、作業品174の所望の溶射または他の処理を 達成するのに充分なエネルギーを有している。 図8に示す距離d2におけるように、プラズマガン172からの作業品174 の距離が大きくなると、分岐するプラズマ流が一層広くなり、これによってw1 よりも顕著に大きい幅w2を有する作業品174を溶射でき、さもなければ処理 できる。図8の例においては、d2はdlよりもほぼ4倍大きく(約4フィート( 122cm)であり)、w2は、w1の約4倍大きい。これと同時に、距離d2に おけるプラズマ流22のエネルギーは、距離dlにおけるよりも小さい。この流 のエネルギーが、距離d2でターゲット24の溶射または他の処理を行うために 充分であるかどうかは、種々の稼働条件と、特にプラズマ装置の環境とに依存し ている。本発明による非常に低い雰囲気圧力の条件下では、例えば、大気中でプ ラズマ装置が稼働している場合よりも、d2でのエネルギー損失がdlと比較した ときに非常に小さい。この結果、非常に低圧の溶射環境下では、4フィート以上 もの大きさの距離d2における溶射または他の処理が、図3、4の例において記 載したように、満足すべき結果を生ずることを見いだした。しかし、高圧装置に おいては、そして特に大気圧の装置においては、距離の増大に伴う流れのエネル ギーの消失がはるかに大きいので、この流れのエネルギーは、4フィートの距離 では通常は不十分である。 特に低圧環境において、プラズマガンからの距離が増大するのにつれて、プラ ズマ流が分散し、プラズマ流のエネルギーが弱くなる様子を理解することによっ て、距離、流れの幅およびエネルギーのような因子を 設計し、種々の用途に対する稼働条件を最適化することが可能になる。例えば、 前記の流れが作業品を被覆するのに充分な幅を有するようになるまで、距離を増 大させることかできる。もしもこの距離における流れのエネルギーが不十分であ れば、このプラズマ装置のチャンバー内の雰囲気圧力を低下させることによって 、流れのエネルギーを許容可能な水準にまで上昇させることが可能である。更に 、前述したように、非常に小さい粒子または液体を溶射することによって、コー ティングを促進できる。または、最低の許容可能なエネルギーが存在する距離に 到達するまで、作業品をプラズマから離れるように動かすことができる。もし前 記流れがこの距離で充分に広くない場合には、上記した図6、7の状態で長尺の プラズマガン形態を使用することによって、この距離でのプラズマ流の幅を増大 させることが可能である。 前に議論したように、プラズマガンからの作業品の距離を、入力電力、稼働圧 力およびプラズマエネルギーのような他の稼働パラメーターに対して選択して、 所望の結果を達成できる。他の条件が等しい場合には、入力電力が増大すると、 プラズマ流のエネルギーが増大するであろう。もちろん、所定の入力電力に対し ては、前記圧力差を増大させることによって、前記流れのエネルギーを大きく増 大させうる。この結果、本発明によるプラズマ装置は、大きな幅を有する長尺状 の目的物を含む、種々の寸法および形状の目的物に、比較的に単純な一工程の操 作によって、溶射する能力を有している。 種々の形態と変形とを示唆してきたけれども、本発明はこれらには限定されるこ とはなく、添付した請求の範囲内に入るすべての手段と変形を包含することが理 解されるであろう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.プラズマ流を生成させるためのプラズマガン;および 前記プラズマガンの外側で20〜0.001トールの雰囲気圧力を付与して、 プラズマ流が前記プラズマガンを出るときにこのプラズマ流中に相当の衝撃波を 生じさせる付与手段 の組み合わせを備えているプラズマ装置。 2.前記付与手段が、前記プラズマガンの外側で5トール以下の雰囲気圧力をも たらす、請求項1記載のプラズマ装置。 3.前記プラズマガンが、少なくとも約400トールのプラズマガンの内部圧力 を有している、請求項1記載のプラズマ装置。 4.前記プラズマガンが、1〜100atmのプラズマガンの内部圧力を有して いる、請求項3記載のプラズマ装置。 5.前記プラズマガン内で前記プラズマ流中へと粉末を供給するための手段を更 に備えている、請求項1記載のプラズマ装置。 6.前記粉末が、20ミクロン以下の粒径を有する粒子からなる、請求項5記載 のプラズマ装置。 7.前記プラズマガン内で前記プラズマ流中へと液状の被膜材料を供給するため の手段を更に備えている、請求項1記載のプラズマ装置。 8.プラズマ流を生成させるためのプラズマガン; 前記プラズマガン内で前記プラズマ流中へと20ミクロン以下の粒径を有する 粉末粒子を供給するための手段;および 前記プラズマガン内の内部圧力よりも相当に低いプラズマガンの外側の雰囲気 圧力を付与する付与手段 の組み合わせを備えている、プラズマ装置。 9.前記付与手段が、プラズマガンの外側で20〜0.001トールの雰囲気圧 力をもたらす、請求項8記載のプラズマ装置。 10.プラズマガンによって基体上に被膜を形成する方法であって、 前記プラズマガンを稼働させて、前記プラズマガンから前記基体へと流れるプ ラズマ流を生成させる段階; 被膜材料を前記プラズマガン内の前記プラズマ流中へと供給することによって 、前記被膜材料を前記プラズマ流によって前記基体へと運び、前記基体上に被膜 を形成する段階;および 前記プラズマガンの内側と外側との間に、前記プラズマ流が前記プラズマガン から出るときに前記プラズマ流中に相当の衝撃波を生じさせるのに充分なほど大 きい圧力差を生じさせる段階 を備えている方法。 11.圧力差をもたらす段階が、前記プラズマガンの外側に20〜0.001ト ールの雰囲気圧力をもたらすことを含む、請求項10記載の方法。 12.圧力差をもたらす段階が、1〜100atmのプラズマガン内部の圧力を もたらすことを含む、請求項10記載の方法。 13.被膜材料を供給する段階が、粒径20ミクロン以下の粉末粒子を、前記プ ラズマガン内のプラズマ流中へと供給することを含む、請求項10記載の方法。 14.前記基体が、全体にわたって略均一な幅を有する材料の長尺の帯からなり 、前記プラズマ流が、前記基体の全幅に沿って固定位置で延びており、前記基体 を構成する前記長尺の帯を、前記固定位置を通るように連続的に前進させる段階 を更に有している、請求項10記載の方法。 15.基体上に被膜を形成するためのプラズマ装置であって、 プラズマ流を生成させるためのプラズマガン; 前記プラズマガン内で前記プラズマ流中へと被膜材料を供給するための手段; 前記プラズマガンから前記プラズマ流を受けるために配置されている基体;お よび 前記プラズマガンの内側と外側との間に、前記プラズマ流が前記プラズマガン から出るときに前記プラズマ流中に相当の衝撃波を生じさせるのに充分なほど大 きい圧力差を付与するための付与手段 の組み合わせを備えている装置。 16.前記被膜材料を前記プラズマガン内の前記プラズマ流中へと粒径20ミク ロン以下の粒子の形状で供給し、圧力差を付与する前記付与手段が、前記プラズ マガンの外側で20〜0.001トールの雰囲気圧力を生じさせる、請求項15 記載のプラズマ装置。 17.前記基体が、前記プラズマガンから少なくとも2フィート(61cm)の 距離に配置されている、請求項15記載のプラズマ装置。 18.前記プラズマガンが略円形のものであり、円形の出口ノズルを備えており 、このプラズマガンを往復させて前記基体を横切るように前記プラズマ流を繰り 返して掃引させるための手段を更に備えている、請求項15記載のプラズマ装置 。 19.前記プラズマガンが略円形のものであり、前記基体で長尺形状のプラズマ 流をもたらすための、長尺のスリット状の開口を有するスリットノズルをプラズ マガンの下側端部に備えている、請求項15記載のプラズマ装置。 20.前記基体が比較的に均一な幅の長尺のシートからなり、前記基体における 前記プラズマ流の長尺形状が、この基体を構成する前記長尺のシートの全幅に沿 って延びており、前記プラズマ流を通るように前記基体を連続的に前進させるた めの前進手段を更に備えている、請求項19記載のプラズマ装置。 21.長尺の陽極であって、この陽極の長さの大部分に沿って陽極の中空の内部 から延びている長尺のノズル形成スロットを備えている陽極; 前記陽極の中空の内部の中に配置されており、前記陽極の実質的に全長に沿っ て延びており、かつ前記陽極との間に空間を形成している、長尺の陰極組み立て 体; 前記陽極と前記陰極との間に連結されている電源;および 前記陽極と前記陰極組み立て体との間の前記空間中へとアークガスを供給する ことによって、このガスを前記ノズル形成スロットの外へと流すための手段 の組み合わせを備えているプラズマガン。 22.前記電源が生じさせる電流放電が、前記ノズル形成スロットの外へと、こ のノズル形成スロットの外に前記アークガスが流れる方向と略同じ方向に延びる 、請求項21記載のプラズマガン。 23.前記陰極組み立て体が、前記陽極の全長に沿って連続的に延びる一体の部 材を備えている、請求項21記載のプラズマガン。 24.前記陽極と前記陰極組み立て体とを収容しているチャンバー、および前記 チャンバーの外側の圧力よりも相当に低い前記チャンバー内圧力を付与するため の付与手段を更に備えている、請求項23記載のプラズマガン。 25.前記陰極組み立て体が分割されており、前記陽極の全長に沿って離間され た関係で配置されている複数の陰極セグメントを備えている、請求項23記載の プラズマガン。 26.前記ノズル形成スロット中へと粉末を供給する手段を更に備えている、請 求項22記載のプラズマガン。 27.粉末を供給する手段が、前記陽極の全長に沿って離間されており、前記陽 極を通って前記ノズル形成スロット中へと延びている複数の粉末注入通路を備え ている、請求項26記載のプラズマガン。 28.前記陽極が、同様の形状を有している一対の相対向する離間された部材か らなっており、この部材が、前記陰極組み立て体の相対向する側面上にプラズマ ガンの全長に沿って延びており、かつ前記陰極組み立て体から離間されている、 請求項21記載のプラズマガン。 29.前記陽極の前記一対の相対向する離間された部材の各々が、その中にチャ ンバーを備えており、このチャンバーがアークガスをチャンバー中に受け入れる ために前記陽極の全長に沿って延びており、かつ前記陽極と前記陰極組み立て体 との間に前記アークガスを前記空間内へと供給するために前記チャンバーから前 記空間へと延びるスロットを備えている、請求項28記載のプラズマガン。 30.前記陽極の前記一対の相対向する離間された部材が、前記陰極組 み立て体の前方の位置で互いに向かって近づいており、次いで互いに対して離れ るように分岐して、前記陽極の全長の大部分に沿って広がるノズルを形成してい る、請求項28記載のプラズマガン。 31.前記陽極の前記一対の相対向する離間された部材の各々がその中にチャン バーを備えており、チャンバーが前記陽極の全長に沿って延びており、かつ各部 材中に前記チャンバーを通って冷却液を循環させるための手段を備えている、請 求項28記載のプラズマガン。 32.長尺体であって、ノズルを形成する長尺のスロットを長尺体の内部に備え ており、この長尺スロットが長尺体の中空の内部から長尺体の外側へと延びてい る長尺体; アークガスを前記長尺体の中空の内部へと供給することによって、前記アーク ガスを略共通の方向に前記長尺スロットの外側へと流すための手段;および 前記長尺体の前記中空の内部中に、前記長尺スロットの外側へと略共通の方向 へと延びている電流放電を生じさせるための手段 の組み合わせを備えているプラズマガン。 33.粉末を前記長尺スロット中へと供給させるための手段を更に備えている、 請求項32記載のプラズマガン。 34.前記長尺体が、一対の相対向する離間された陽極部材を備えており、これ らの陽極部材が前記長尺体の全長に沿って延びており、これらの陽極部材の間に 前記長尺スロットを形成しており、かつ前記一対の相対向する離間された陽極部 材の各々の間に、前記陽極部材の各々から離間されて、前記長尺体の全長に沿っ て配置されている陰極組み立て体を備えている、請求項32記載のプラズマガン 。 35.前記陰極組み立て体が、前記長尺体の全長に沿って離間された複数の陰極 セグメントからなる、請求項34記載のプラズマガン。 36.前記一対の陽極部材の各々が、アークガスを前記一対の陽極部材と前記陰 極組み立て体との間の空間中へと供給するための、前記長尺体の全長に沿って延 びるスロットを内部に備えている、請求項34記載のプラズマガン。 37.チャンバー; 前記チャンバー内に配置されているプラズマガンであって、このプラズマガン が長尺状のプラズマ流を長尺のノズルスロットから生じさせるプラズマガン;お よび 材料の長尺の帯を前記プラズマガンを通過するように前記チャンバー内で前進 させることによって、前記長尺のプラズマ流が前記長尺の帯を横切って延び、前 記長尺の帯を処理するようにするための前進手段の組み合わせを備えているプラ ズマ装置。 38.金属酸化物粉末を前記長尺のプラズマ流中へと供給するための手段を更に 備えている、請求項37記載のプラズマ装置。 39.前記した材料の長尺の帯が金属箔からなる、請求項37記載のプラズマ装 置。 40.前記前進手段が、前記した材料の長尺の帯を前記チャンバー中へと、前記 長尺のプラズマ流を通過するように、かつ前記チャンバーから外へ出るように前 進させるためのローラー装置を備えており、かつ前記材料の長尺の帯が前記チャ ンバー中に入り、前記チャンバーから出る位置で前記チャンバーを密閉する密閉 手段を備えている、請求項37記載のプラズマ装置。 41.前記チャンバー内に、前記プラズマガンの内側の圧力よりも相当に低い雰 囲気圧力を生じさせるための手段を更に備えている、請求項37記載のプラズマ 装置。
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