JPH10325613A - 風呂装置 - Google Patents
風呂装置Info
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- JPH10325613A JPH10325613A JP9150275A JP15027597A JPH10325613A JP H10325613 A JPH10325613 A JP H10325613A JP 9150275 A JP9150275 A JP 9150275A JP 15027597 A JP15027597 A JP 15027597A JP H10325613 A JPH10325613 A JP H10325613A
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Abstract
呂装置を提供する。 【解決手段】 風呂装置から浴槽に向かうに従って上り
傾斜がついている上側外部通路に接続する上側接続用通
路6と、風呂装置から浴槽に向かうに従って下り傾斜が
ついている下側外部通路に接続する下側接続用通路8と
を短絡する短絡通路32を設け、短絡通路32には追い
焚き機能時に閉弁制御される開閉弁33を設ける。湯張
り時には上記開閉弁33を開弁し、下側接続用通路8内
の水位上昇に伴って下側接続用通路8内の空気を短絡通
路32を介して上側接続用通路6側に抜くことによっ
て、下側接続用通路8の領域Vに空気が残留するのを防
止して、浴槽から下側接続用通路8を介して水位センサ
の配設位置の通路に連通する通路に空気が残留するのを
回避する。通路内の残留空気によって水位センサに基づ
き正確な浴槽水位を検出できないという問題を防止す
る。
Description
き機能を備えた風呂装置に関するものである。
ている。この図9に示す風呂装置(器具)は、バーナー
1と追い焚き熱源器である追い焚き熱交換器2とを器具
ケース3内に有し、上記追い焚き熱交換器2の一端側に
は管路4の一端側が接続され、追い焚き熱交換器2の他
端側は管路5の一端側に接続されている。上記管路4の
他端側は上側外部通路である外部配管6bを介して浴槽
7に連通し、上記管路5の他端側は下側外部通路である
外部配管8bを介して浴槽7に連通しており、図9に示
す風呂装置は上記外部配管6bと外部配管8bによって
浴槽7に連接されている。
して浴槽水の追い焚きを行う自然循環式のもので、浴槽
7に水が張られ、追い焚き熱交換器2と管路4,5と外
部配管6b,8bに水が満たされている状態で、バーナ
ー1の燃焼を行うことにより追い焚き熱交換器2の湯が
加熱され、この加熱された湯が対流現象により追い焚き
熱交換器2から管路4と外部配管6bを順に介して浴槽
7に流出すると共に、浴槽水が外部配管8bと管路5を
順に介して追い焚き熱交換器2に流れ込むというよう
に、浴槽水が上記外部配管8bと管路5と追い焚き熱交
換器2と管路4と外部配管6bを順に通って循環しなが
ら追い焚き熱交換器2で加熱されて浴槽水の追い焚きを
行うことができる。
向かうに従って上り傾斜がついており、外部配管8bは
風呂装置から浴槽7に向かうに従って下り傾斜がついて
いる。このように、外部配管6bに上り傾斜を、外部配
管8bに下り傾斜をそれぞれつけることによって、バー
ナー1の燃焼により加熱された追い焚き熱交換器2の湯
が、対流現象により、外部配管6bを通ってスムーズに
浴槽7に流れ出ることができ、浴槽水の循環を円滑に行
うことができる。
に向けて流れ出て、一方、外部配管8bには浴槽7の底
部側の湯水が導入されて追い焚き熱交換器2に導かれる
ので、浴槽湯水の撹拌効率を高めることができ、浴槽水
の追い焚きを効率良く行うことができる。さらに、浴槽
7の湯水の排水を行ったときに、管路4,5と追い焚き
熱交換器2と外部配管6b,8b内に滞留していた湯水
をも、上記配管の傾きによって、滞ることなく、排水す
ることができる。
風呂装置から図8に示すような給湯・湯張り機能付きの
風呂装置に付け替える場合がある。このような場合に、
図9に示す外部配管6b,8bが壁に埋め込まれて固定
されている場合には、図8に示すような風呂装置に付け
替える際に、上記外部配管6b,8bを壁から取り外す
のは非常に面倒で手間と時間が掛かることから、上記図
9に示す外部配管6b,8bをそのまま利用して図8に
示す風呂装置を浴槽7に連接させることが多い。
ある追い焚き熱交換器2と、該追い焚き熱交換器2を燃
焼加熱する図示されていない追い焚きバーナーと、給湯
熱源器である給湯熱交換器10と、該給湯熱交換器10
を燃焼加熱する図示されていない給湯バーナーとを器具
ケース3内に有している。
11の一端側が接続され、追い焚き熱交換器2の他端側
には通路12の一端側が接続され、この通路12の他端
側は循環ポンプ14の吐出し口側に接続され、循環ポン
プ14の吸い込み口側には戻り管15の一端側が接続さ
れている。上記往管11と追い焚き熱交換器2と通路1
2と循環ポンプ14と戻り管15により追い焚き通路1
6が構成されている。
5の端部)には上側接続用通路6の一端側が接続され、
追い焚き通路16の他端側(往管11の端部)には下側
接続用通路8の一端側が接続されており、上記上側接続
用通路6の他端側は接続部材23と上記外部配管6bを
介して浴槽7に連通され、また、上記下側接続用通路8
の他端側は接続部材23と外部配管8bを介して浴槽7
に連通される。
風呂装置に用いられた外部配管6b,8bを利用してい
ることから、上記上側接続用通路6には上記外部配管6
bと同様に風呂装置から浴槽7に向かう方向に上り傾斜
がついており、また、下側接続用通路8には上記外部配
管8bと同様に風呂装置から浴槽7に向かう方向に下り
傾斜がついている。
いられる通路の通路径が、例えば、φ45mmに対し
て、循環ポンプが組み込まれている追い焚き通路の通路
径は、例えば、φ12mmというように、自然循環式の
風呂装置に用いられる通路の通路径に比べて循環ポンプ
が組み込まれている追い焚き通路の通路径は格段に小さ
くなっていることから、図8に示す追い焚き通路16の
通路径は上側接続用通路6、外部配管6b、下側接続用
通路8、外部配管8bの通路径に比べて格段に小さくな
っている。
路17の一端側が接続され、給水通路17の他端側は外
部配管を介して水供給源に導かれている。さらに、給湯
熱交換器10の他端側は給湯通路18の一端側に接続さ
れ、給湯通路18の他端側は外部配管を介して台所やシ
ャワー等の出湯場所に導かれている。
る注湯通路20が設けられており、この注湯通路20に
は通路の開閉を行う注湯制御弁22が介設されていると
共に、浴槽7の水位を水圧により検出する水位センサ2
4が設けられている。上記給湯通路18と注湯通路20
と追い焚き通路16により湯張り通路が構成されてお
り、この湯張り通路を介して給湯熱交換器10は浴槽7
に連通されている。
の湯水温を浴槽7の湯水温として検出する風呂温度セン
サであり、26は給湯熱交換器10により作り出された
湯温を検出する出湯サーミスタであり、27は給水通路
17の通水を検知する水量センサである。
装置28が設けられており、この制御装置28には、風
呂の温度を設定する風呂温度設定手段や、浴槽水位を設
定する風呂水位設定手段等が設けられているリモコン3
0が接続されている。上記制御装置28には器具運転動
作を制御するためのシーケンスプログラムが与えられて
おり、制御装置28は水位センサ24等の様々なセンサ
のセンサ出力の情報や、リモコン30の情報を取り込
み、それら取り込んだ情報に基づき上記シーケンスプロ
グラムに従って給湯や湯張りや追い焚き等の器具運転制
御を行う。
せず)が開けられて、水量センサ27が給水通路17の
通水を検知すると、給湯バーナーの燃焼を開始させ、予
め定められた給湯設定温度の湯を出湯することができる
ように燃焼能力を制御し、給湯バーナーの燃焼火炎の熱
により給湯熱交換器10の通水を加熱して湯を作り出
し、この湯を給湯通路18を通して出湯場所に給湯す
る。そして、上記給湯栓が閉められ、水量センサ27が
給水通路17の通水停止を検知すると、給湯バーナーの
燃焼を停止して給湯運転を終了し、次の給湯に備える。
御弁22を開弁し、上記の如く、給湯熱交換器10で作
り出した湯を給湯通路18と注湯通路20と追い焚き通
路16を順に介して浴槽7に注湯し、水位センサ24に
より検出出力される浴槽水位が予め定められた設定の浴
槽水位に達したと判断したときに注湯制御弁22を閉弁
して湯張り運転を終了する。
環ポンプ14を駆動して浴槽7の湯水を上側接続用通路
6と戻り管15と循環ポンプ14と通路12と追い焚き
熱交換器2と往管11と下側接続用通路8を順に通して
浴槽7に戻す浴槽水の循環を行うと共に、追い焚きバー
ナーを燃焼させ、この追い焚きバーナーの燃焼火炎の熱
により追い焚き熱交換器2の循環水を加熱することによ
り浴槽水の追い焚きが行われる。そして、風呂温度セン
サにより検出される風呂温度が予め定めた設定の風呂温
度に達したと判断したときに上記追い焚き運転を終了す
ることにより、設定の風呂温度に湯を沸かすことができ
る。
示すような自然循環式の風呂装置から図8に示すような
湯張り機能付きの風呂装置に付け替える場合には、前述
したように、風呂装置から浴槽7に向かうに従って下り
傾斜がついている外部配管8bを利用して風呂装置を浴
槽7に連通させ、また、外部配管8b、下側接続用通路
8よりも追い焚き通路16の通路径が格段に小さいこと
から、次のような問題が生じることがわかった。
位が上昇し、この浴槽7の水位上昇によって必然的に下
側接続用通路8内にも湯水が溜まり始める。その湯水は
下側接続用通路8内の空気を外部配管8bを通して浴槽
7に押し出しながら下側接続用通路8内に溜まってい
き、徐々に下側接続用通路8内の水位が上昇していく。
用通路8内に図10に示す水位Pまで湯水が溜まると、
外部配管8bの浴槽側の端部開口Sが湯水で塞がれてし
まうことになり、下側接続用通路8内に空気が閉じ込め
られてしまう。その閉じ込められた空気の一部は気泡と
なって浴槽7に流れ出るものの、図10に示す下側接続
用通路8の領域Vに空気が残留したままになってしま
う。上記水位センサ24は水圧を利用して浴槽水位を検
出しているので、上記下側接続用通路8内の残留空気に
よって、水位センサ24により検出出力される浴槽水位
が不正確になり、このことにより、予め定めた設定の浴
槽水位に正確に湯を張ることができないという問題が生
じる。
たものであり、その目的は、湯張り時に上側接続用通路
と該上側接続用通路に接続する追い焚き通路の全領域を
確実に空気から水に置換できる構成にし、水位センサに
より正確な浴槽水位を検出することを可能にし、予め定
めた設定の浴槽水位に正確に湯張りを行うことができる
風呂装置を提供することにある。
に、この発明は次のような構成をもって前記課題を解決
するための手段としている。すなわち、第1の発明は、
上側接続用通路と下側接続用通路を有し、上記上側接続
用通路の一端側は風呂装置から浴槽に向かう方向に上り
傾斜がついている上側外部通路に接続され、上記上側接
続用通路の他端側は上記上側と下側の各接続用通路より
も通路径が小さい風呂装置の追い焚き通路の一端側に接
続され、この追い焚き通路の他端側は上記下側接続用通
路の一端側に接続され、下側接続用通路の他端側は風呂
装置から浴槽に向かう方向に下り傾斜がついている下側
外部通路に接続されており、上記追い焚き通路には追い
焚き熱源器が介設されると共に、給湯熱源器に連接する
注湯通路が接続され、上記注湯通路と追い焚き通路から
成る湯張り通路には浴槽水位を水圧により検出する水位
センサが設けられており、上記給湯熱源器により作り出
した湯を上記湯張り通路を介して浴槽に注湯し上記水位
センサにより検出される浴槽水位に基づき予め定めた設
定の浴槽水位に自動的に湯を張る湯張り機能と、追い焚
き通路を介して浴槽水を循環させ追い焚き熱源器により
追い焚きを行う追い焚き機能とを備えた風呂装置におい
て、上記上側接続用通路と下側接続用通路を短絡する短
絡通路が設けられ、この短絡通路には通路の開閉を行う
開閉弁が介設されており、追い焚き機能が駆動している
ときには上記開閉弁を閉弁させる開閉制御部が設けられ
ている構成をもって前記課題を解決する手段としてい
る。
短絡通路に設けられる開閉弁は直動型の電磁弁又はバタ
フライバルブにより形成されている構成をもって前記課
題を解決する手段としている。
用通路を有し、上記上側接続用通路の一端側は風呂装置
から浴槽に向かう方向に上り傾斜がついている上側外部
通路に接続され、上記上側接続用通路の他端側は上記上
側と下側の各接続用通路よりも通路径が小さい風呂装置
の追い焚き通路の一端側に接続され、この追い焚き通路
の他端側は上記下側接続用通路の一端側に接続され、下
側接続用通路の他端側は風呂装置から浴槽に向かう方向
に下り傾斜がついている下側外部通路に接続されてお
り、上記追い焚き通路には追い焚き熱源器が介設される
と共に、給湯熱源器に連接する注湯通路が接続され、上
記注湯通路と追い焚き通路から成る湯張り通路には浴槽
水位を水圧により検出する水位センサが設けられてお
り、上記給湯熱源器により作り出した湯を上記湯張り通
路を介して浴槽に注湯し上記水位センサにより検出され
る浴槽水位に基づき予め定めた設定の浴槽水位に自動的
に湯を張る湯張り機能と、追い焚き通路を介して浴槽水
を循環させ追い焚き熱源器により追い焚きを行う追い焚
き機能とを備えた風呂装置において、上記上側接続用通
路と下側接続用通路を短絡する短絡通路が設けられてお
り、上記追い焚き通路の各端部はそれぞれ上記上側と下
側の各接続用通路の端部から上記短絡通路の接続位置を
越えた接続用通路内部まで伸張形成された伸張先端開口
の管路に連通され、この管路の外側を覆う各接続用通路
の端部開口領域は閉鎖されている構成をもって前記課題
を解決する手段としている。
の発明の構成に加えて、浴槽湯水を追い焚き通路を通し
て循環させるための循環ポンプが設けられ、上記循環ポ
ンプが駆動しているときには、エジェクタ効果によっ
て、短絡通路内の湯水が上記追い焚き通路の循環水流に
引き込まれる構成をもって前記課題を解決する手段とし
ている。
続用通路と下側接続用通路を短絡する短絡通路を設け、
この短絡通路に通路の開閉を行う開閉弁を設けて該開閉
弁の開閉制御を行う開閉制御部を設けた場合に、湯張り
時に浴槽や下側接続用通路に湯水が溜められているとき
に、上記開閉制御部により開閉弁を開弁させることによ
って、従来では空気が残留してしまった下側接続用通路
の端部領域の空気は前記短絡通路を介して上側接続用通
路に抜けることができるので、下側接続用通路に空気が
残留するのを防止することができ、下側接続用通路の全
領域は水で満たされる。
位上昇に伴って、浴槽に向かうに従って上り傾斜がつい
ている上側外部配管を介して浴槽に抜けるので、確実に
上側接続用通路の内部は水で満たされる。
路と下側接続用通路と追い焚き通路の全領域の空気を水
に置換することができ、空気が残留するのが回避される
ので、水位センサのセンサ出力により正確な浴槽水位を
得ることが可能となり、予め定められた浴槽設定水位に
湯を張ることが可能となる。
例を図面に基づき説明する。
は、図1に示すように、上側接続用通路6の端部と、下
側接続用通路8の端部とを短絡する短絡通路32を設
け、この短絡通路32に該通路の開閉を行う開閉弁33
を設けると共に、開閉弁33の開閉制御を行う制御構成
を設けたことである。それ以外の構成は前記図8に示す
風呂装置の構成と同様であり、図8に示す構成と同一名
称部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は
省略する。
続用通路6の端部と、下側接続用通路8の端部とを短絡
する短絡通路32が設けられている。この短絡通路32
は、湯張り時に、下側接続用通路8内の空気を上側接続
用通路6に逃がし、外部配管8bの浴槽側の先端開口部
が湯水で塞がれた後にも引き続き下側接続用通路8の前
記図10や図1に示す領域V内の空気を上側接続用通路
6に逃して上記領域Vをも水で満たすことができるよう
に形成されている。
閉を行う開閉弁33が設けられており、この開閉弁33
は、図3に示すような直動型の電磁弁や、図4に示すよ
うなバタフライバルブ等によって構成される。上記直動
型の電磁弁は、図3の実線に示すように、電磁エネルギ
ーを利用してシャフトおよび弁を図3に示す上方向に移
動させることによって、開弁状態になり、弁座により囲
まれる開口部を通って湯水が流れることができるように
なる。また、図3の点線に示すように、シャフトおよび
弁を下げて弁を弁座に係止させることによって、電磁弁
は閉弁状態になり、湯水の流れは遮断される。
の動力により栓体を回転させることができ、図4に示す
ように、栓体を回転駆動して通路を開けることによって
開弁状態になり、湯水が通路を流れることができ、ま
た、栓体を回転駆動させて栓体によって通路を塞ぐこと
により、閉弁状態になり、通路の湯水の流れは遮断され
る。
すように、燃焼制御部35に加えて、湯張り機能監視部
36と、上記開閉弁33の開閉制御を行う開閉制御部3
8とを有して構成されている。
い焚き等の様々な器具運転動作を制御するシーケンスプ
ログラムが予め与えられており、燃焼制御部35は各種
のセンサから取り込んだセンサ出力や、リモコン30の
情報に基づき、上記シーケンスプログラムに従って給湯
や湯張りや追い焚き等の器具運転動作を行う。
情報を取り込み、該情報に基づき湯張りが行われている
か否かを監視するもので、例えば、注湯制御弁22が開
弁し、水量センサ27により給水通路17の通水が検出
されているときには湯張りが行われていると検知し、そ
れ以外のときには湯張りは行われていないと検知する。
6の監視情報を取り込み、該情報に基づき、湯張りが行
われていると検知している間、開閉弁33を開弁させ、
それ以外のときには開閉弁33を閉弁状態にする。この
ように、湯張りの機能が駆動しているときだけ、開閉弁
33を開弁させるのは次のような理由に因る。
ことにより、下側外部通路である外部配管8bの浴槽側
先端開口部が湯水により塞がれた後にも下側接続用通路
8の前記端部領域Vの空気を、上記短絡通路32を介し
て、上側接続用通路6に抜くことができ、下側接続用通
路8内に空気が残留せず下側接続用通路8の全領域を水
で満たすことができ、前述した下側接続用通路8内の残
留空気に起因した問題を回避することができる。
追い焚き中に開弁状態にする、又は、短絡通路32に開
閉弁33が設けられていない場合に、循環ポンプ14を
駆動させると、下側接続用通路8と短絡通路32の接合
部分(点A)の圧力は循環ポンプ14の駆動前と比べて
下がり、図1の点線に示すように、往管11内の湯水が
短絡通路32を通って戻り管15に引き込まれ、湯水は
戻り管15と循環ポンプ14と通路12と追い焚き熱交
換器2と往管11と短絡通路32を順に通って循環し、
浴槽7の湯水は殆ど追い焚き通路16を介して循環する
ことができない器具内循環の現象が生じ、この器具内循
環の現象に起因して浴槽水の追い焚きを行うことができ
ないという問題が生じる。
の如く、短絡通路32に開閉弁33を設け、開閉制御部
38の制御動作により湯張り時のみ開閉弁33を開弁さ
せることによって、追い焚き時には開閉弁33は閉弁
し、追い焚き時の循環ポンプ14の駆動による往管11
側から戻り管15に向かう方向の短絡通路32の湯水の
流れを遮断して上記器具内循環の発生を抑制し、浴槽の
追い焚きを達成させる構成とした。
6と下側接続用通路8を短絡する短絡通路32を設けた
ので、湯張りを行っているときに、下側接続用通路8内
の水位上昇に従って、下側接続用通路8内の空気を短絡
通路32と上側接続用通路6を介して浴槽7に抜くこと
ができることから、従来では空気が残留した図1や図1
0に示す領域Vの空気をも確実に抜くことができ、下側
接続用通路8内の全領域を確実に水で満たすことができ
る。
を水で満たすことができるので、水位センサ24のセン
サ出力に基づき正確な浴槽水位を得ることが可能とな
り、水位センサ24のセンサ出力に基づいて予め定めた
設定の浴槽水位に湯を正確に張ることができる。
け、湯張り機能時のみに開弁させる開閉制御部38を設
けたので、湯張り時には開閉弁33が開弁して、上記の
如く、下側接続用通路8内の空気を全て水に置換させる
ことができ、また、追い焚き時には開閉弁33は閉弁状
態になって、前記器具内循環の発生を抑制することがで
きるので、浴槽7内の追い焚きを効率良く行うことがで
きる。特に、上記開閉弁33を直動型の電磁弁やバタフ
ライバルブにより形成した場合には、上記器具内循環の
発生を確実に回避できる。
ト型の電磁弁のように、上記循環ポンプ14の駆動によ
って、弁と弁座の間に隙間ができて、閉弁状態であるの
にも拘らず、湯水が流れてしまうものは、上記器具内循
環を確実に抑制することができないので、図5に示すよ
うなパイロット型の電磁弁を開閉弁33として用いて
も、上記器具内循環の現象が発生して追い焚きを効率良
く行うことができない。
の実施形態例において特徴的なことは、前記第1の実施
形態例に示した短絡通路32を設けると共に、図6に示
すように、戻り管15と往管11の各端部から上記短絡
通路32の接続位置を越えた各接続用通路6,8の内部
まで伸張形成された伸張先端開口の管路40,41が設
けられていることである。それ以外の構成は、図8に示
す風呂装置の構成と同様であり、図8に示す構成と同一
名称部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明
は省略する。
前記第1の実施形態例に示した短絡通路32と同様の短
絡通路32が設けられており、上側接続用通路6と下側
接続用通路8の各端部から上記短絡通路32の接続位置
を越えた各接続用通路6,8の内部まで伸張形成された
管路40,41が設けられ、上記管路40,41はそれ
ぞれ戻り管15,往管11に連通されている。また、上
記管路40,41の外側を覆う上記上側接続用通路6と
下側接続用通路8の各端部開口領域a,bは、閉鎖され
ている。
6と下側接続用通路8の端部を短絡する短絡通路32を
設けたので、前記第1の実施形態例と同様に、湯張り時
に下側接続用通路8の全領域の空気を水に置換すること
ができ、下側接続用通路8内に空気が残留しないので、
水位センサ24により正確な浴槽水位を得ることがで
き、予め定めた浴槽設定水位に正確に湯張りを行うこと
ができる。
8の各端部から短絡通路32の接続位置を越えた各接続
用通路6,8の内部まで伸張形成された管路40,41
を設け、それら管路40,41はそれぞれ戻り管15と
往管11に連通しているので、追い焚き時には循環ポン
プ14の駆動により、浴槽7の湯水が上側接続用通路6
と管路40と戻り管15と循環ポンプ14と通路12と
追い焚き熱交換器2と往管11と管路41と下側接続用
通路8を順に通って浴槽7に戻る浴槽水の循環が行わ
れ、上記追い焚き熱交換器2の浴槽循環水は追い焚きバ
ーナーの燃焼火炎の熱により加熱され、浴槽水の追い焚
きを行うことができる。
41から流れ出る湯水の流れによって下側接続用通路8
と短絡通路32の接合部分Aの水圧が循環ポンプ14の
停止時よりも下がり、エジェクタ効果によって短絡通路
32内の湯水が上記管路41から流れ出る水流に引き込
まれ、往管11から短絡通路32を通って戻り管15に
引き込まれるという前記器具内循環の発生を抑制するこ
とができ、上記器具内循環の発生に起因して浴槽7の湯
水の追い焚きを行うことができないという問題を回避す
ることができる。
されるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例
えば、上記第1の実施形態例では、開閉制御部38は湯
張り時のみ開閉弁33を開弁させていたが、開閉弁33
は追い焚き時に閉弁して前記器具内循環の発生を抑制す
るために設けられるものなので、追い焚き時だけ閉弁
し、それ以外のときには開弁状態にしてもよい。このよ
うな場合には、湯張り機能監視部36の代わりに、追い
焚き運転が行われているか否かを監視する次のような追
い焚き機能監視部が設けられる。
制御部35の運転動作情報を取り込み、この情報に基づ
き、水量センサ27が給水通路17の通水を検知してお
らず、循環ポンプ14が駆動していることを検知したと
きには、追い焚きが行われていると検知し、それ以外の
ときには追い焚きは行われていないと検知する。
監視部により追い焚きが行われている間、開閉弁33を
閉弁させ、それ以外のときには開閉弁33を開弁させる
ようにしてもよい。
に示すように、上側接続用通路6と下側接続用通路8の
端部側を短絡通路32により短絡接続していたが、循環
ポンプ14の駆動時に、短絡通路32の下側接続用通路
8側の端部(点A付近)の湯水が、エジェクタ効果によ
って、下側接続用通路8内の水流に引き込まれるように
短絡通路32が接続されていればよく、例えば、図7の
(a)や(b)に示すように、下側接続用通路8と往管
11との接合部分や、上側接続用通路6と戻り管15と
の接合部分に、短絡通路32を接続し、短絡通路32に
よって上側接続用通路6と下側接続用通路8を短絡して
もよい。この場合にも、上記各実施形態例同様に、湯張
り時に下側接続用通路8内に空気が残留するのを確実に
防止することができるし、追い焚き運転の循環ポンプ1
4の駆動時に、前記器具内循環を防止することができ、
追い焚きを円滑に行うことができる。なお、図7の
(a)に示す例では、湯張り時に通路8の領域Pに空気
が残留するのを確実に防止するために、上記領域Pと短
絡通路32を連通する空気抜き用の通路42が設けられ
ている。
給湯・湯張り機能付きの風呂装置を例にして説明した
が、この発明は、上記図8に示す風呂装置に限定される
ものではない。例えば、上記図8に示す風呂装置には給
湯バーナーと追い焚きバーナーが別個に設けられていた
が、追い焚き熱交換器2と給湯熱交換器10を共通に加
熱するバーナーが設けられている一管二水路タイプの風
呂装置にも適用することができる。
けられていたが、水位センサ24の配設位置は注湯通路
20と追い焚き通路16から成る湯張り通路に設けられ
ていればよく、例えば、図8の点線に示すように風呂温
度センサ25の近傍の往管11に設けてもよい。さら
に、上記図8に示す風呂装置の例では、追い焚き熱源器
として追い焚き熱交換器2が、また、給湯熱源器として
給湯熱交換器10がそれぞれ設けられていたが、電気ヒ
ーター等の他の熱源器により追い焚き熱源器や給湯熱源
器を構成してもよい。
側接続用通路を短絡する短絡通路を設けたので、湯張り
を行っているときに、下側接続用通路の水位上昇に伴っ
て下側接続用通路内の空気が上記短絡通路を介して上側
接続用通路に抜くことができ、従来では空気が残留して
しまった下側接続用通路の端部領域内の空気をも上記短
絡通路を通して抜くことが可能になる。
路を通って水位センサ配設位置の通路に連通する通路内
に空気が残留するのを回避することができ、水位センサ
により正確な水位を得ることができ、水位センサのセン
サ出力に基づき予め定めた設定の浴槽水位に正確に湯を
張ることが可能となる。
閉弁が設けられ、該開閉弁の開閉制御を行う開閉制御部
が設けられているものにあっては、上記開閉制御部によ
って追い焚き機能が駆動しているときには開閉弁が閉弁
されるので、追い焚き時に湯水が追い焚き通路の一端側
から短絡通路を介して追い焚き通路の他端側に入り込む
湯水の流れが遮断され、追い焚き時に追い焚き通路の一
端側から流れ出た湯水が短絡通路を介して追い焚き通路
の他端側に入り込んでしまい、浴槽の湯水が上記追い焚
き通路を循環できないという器具内循環の発生を抑制す
ることができる。このことにより、上記器具内循環の発
生に起因した問題、つまり、追い焚きを行うことができ
ないという問題を防止することができる。
イバルブにより構成されているものにあっては、追い焚
き時に湯水が追い焚き通路の一端側から短絡通路を介し
て追い焚き通路の他端側に入り込む湯水の流れを上記開
閉弁によって確実に遮断することができ、上記器具内循
環の発生をより確実に抑制することができるので、追い
焚きを効率良く行うことができる。
側の各接続用通路の端部から短絡通路の接続位置を越え
た各接続用通路の内部まで伸張形成された管路に連通さ
れているものにあっては、追い焚き時に浴槽水は上側又
は下側の接続用通路から上記管路を通って追い焚き通路
に導かれ、追い焚き通路を流れた湯水は上記管路から他
方の接続用通路を介して浴槽に戻ることができ、つま
り、追い焚き時に前記器具内循環は発生せず、浴槽水は
上記追い焚き通路を介して循環することができ、浴槽水
の追い焚きを行うことができる。
クタ効果によって、短絡通路内の湯水が追い焚き循環通
路の循環水流に引き込まれる構成のものにあっては、上
記同様に、湯張り時に下側接続用通路内に空気が残留す
るのを確実に回避することができるので、水位センサに
より正確な水位を検出することができ、設定の浴槽水位
に正確に湯を張ることができると共に、追い焚き時に、
上記器具内循環を回避することができ、円滑に追い焚き
を行うことができる。
該通路の開閉を行う開閉弁を示す説明図である。
成を示すブロック図である。
る。
る。
る。
置の一例を示すモデル図である。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 上側接続用通路と下側接続用通路を有
し、上記上側接続用通路の一端側は風呂装置から浴槽に
向かう方向に上り傾斜がついている上側外部通路に接続
され、上記上側接続用通路の他端側は上記上側と下側の
各接続用通路よりも通路径が小さい風呂装置の追い焚き
通路の一端側に接続され、この追い焚き通路の他端側は
上記下側接続用通路の一端側に接続され、下側接続用通
路の他端側は風呂装置から浴槽に向かう方向に下り傾斜
がついている下側外部通路に接続されており、上記追い
焚き通路には追い焚き熱源器が介設されると共に、給湯
熱源器に連接する注湯通路が接続され、上記注湯通路と
追い焚き通路から成る湯張り通路には浴槽水位を水圧に
より検出する水位センサが設けられており、上記給湯熱
源器により作り出した湯を上記湯張り通路を介して浴槽
に注湯し上記水位センサにより検出される浴槽水位に基
づき予め定めた設定の浴槽水位に自動的に湯を張る湯張
り機能と、追い焚き通路を介して浴槽水を循環させ追い
焚き熱源器により追い焚きを行う追い焚き機能とを備え
た風呂装置において、上記上側接続用通路と下側接続用
通路を短絡する短絡通路が設けられ、この短絡通路には
通路の開閉を行う開閉弁が介設されており、追い焚き機
能が駆動しているときには上記開閉弁を閉弁させる開閉
制御部が設けられていることを特徴とする風呂装置。 - 【請求項2】 短絡通路に設けられる開閉弁は直動型の
電磁弁又はバタフライバルブにより構成されていること
を特徴とする請求項1記載の風呂装置。 - 【請求項3】 上側接続用通路と下側接続用通路を有
し、上記上側接続用通路の一端側は風呂装置から浴槽に
向かう方向に上り傾斜がついている上側外部通路に接続
され、上記上側接続用通路の他端側は上記上側と下側の
各接続用通路よりも通路径が小さい風呂装置の追い焚き
通路の一端側に接続され、この追い焚き通路の他端側は
上記下側接続用通路の一端側に接続され、下側接続用通
路の他端側は風呂装置から浴槽に向かう方向に下り傾斜
がついている下側外部通路に接続されており、上記追い
焚き通路には追い焚き熱源器が介設されると共に、給湯
熱源器に連接する注湯通路が接続され、上記注湯通路と
追い焚き通路から成る湯張り通路には浴槽水位を水圧に
より検出する水位センサが設けられており、上記給湯熱
源器により作り出した湯を上記湯張り通路を介して浴槽
に注湯し上記水位センサにより検出される浴槽水位に基
づき予め定めた設定の浴槽水位に自動的に湯を張る湯張
り機能と、追い焚き通路を介して浴槽水を循環させ追い
焚き熱源器により追い焚きを行う追い焚き機能とを備え
た風呂装置において、上記上側接続用通路と下側接続用
通路を短絡する短絡通路が設けられており、上記追い焚
き通路の各端部はそれぞれ上記上側と下側の各接続用通
路の端部から上記短絡通路の接続位置を越えた接続用通
路内部まで伸張形成された伸張先端開口の管路に連通さ
れ、この管路の外側を覆う各接続用通路の端部開口領域
は閉鎖されていることを特徴とする風呂装置。 - 【請求項4】 浴槽湯水を追い焚き通路を通して循環さ
せるための循環ポンプが設けられ、上記循環ポンプが駆
動しているときには、エジェクタ効果によって、短絡通
路内の湯水が上記追い焚き通路の循環水流に引き込まれ
る構成になっていることを特徴とする請求項1又は請求
項2又は請求項3記載の風呂装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15027597A JP3713128B2 (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 風呂装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15027597A JP3713128B2 (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 風呂装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10325613A true JPH10325613A (ja) | 1998-12-08 |
JP3713128B2 JP3713128B2 (ja) | 2005-11-02 |
Family
ID=15493409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15027597A Expired - Fee Related JP3713128B2 (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 風呂装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3713128B2 (ja) |
-
1997
- 1997-05-23 JP JP15027597A patent/JP3713128B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3713128B2 (ja) | 2005-11-02 |
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