JPH10297129A - 平版印刷版用支持体 - Google Patents
平版印刷版用支持体Info
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- JPH10297129A JPH10297129A JP10465997A JP10465997A JPH10297129A JP H10297129 A JPH10297129 A JP H10297129A JP 10465997 A JP10465997 A JP 10465997A JP 10465997 A JP10465997 A JP 10465997A JP H10297129 A JPH10297129 A JP H10297129A
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- Japan
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- aluminum
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- printing plate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アルカリ処理が施されても鱗片状の面質ムラ
が発生することが無く、外観に優れるとともに、印刷性
能にも優れた平版印刷版用支持体を提供する。 【解決手段】 Fe:0.20〜0.50%、Si:
0.05〜0.15%、Cu:0.005%〜0.04
%、Ti:0.005〜0.03%及び残部不可避不純
物を含むAl純度99.5%以上のアルミニウム合金か
らなり、最終的な冷間圧延後または前記冷間圧延に続く
矯正後におけるアルミニウム結晶粒の平均面積が1.0
×10-3〜7.0×10-3mm2 であり、かつアルカリ
水溶液を用いた化学的処理を含む粗面化処理が施された
平版印刷版用支持体。
が発生することが無く、外観に優れるとともに、印刷性
能にも優れた平版印刷版用支持体を提供する。 【解決手段】 Fe:0.20〜0.50%、Si:
0.05〜0.15%、Cu:0.005%〜0.04
%、Ti:0.005〜0.03%及び残部不可避不純
物を含むAl純度99.5%以上のアルミニウム合金か
らなり、最終的な冷間圧延後または前記冷間圧延に続く
矯正後におけるアルミニウム結晶粒の平均面積が1.0
×10-3〜7.0×10-3mm2 であり、かつアルカリ
水溶液を用いた化学的処理を含む粗面化処理が施された
平版印刷版用支持体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は平版印刷版用支持体
に関し、特に粗面化処理後の外観並びに印刷性能に優れ
た平版印刷版用支持体に関するものである。
に関し、特に粗面化処理後の外観並びに印刷性能に優れ
た平版印刷版用支持体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷版用アルミニウム支持体、特にオフ
セット印刷版用支持体としてはアルミニウム板(アルミ
ニウム合金板を含む)が用いられている。このアルミニ
ウム板をオフセット印刷版用支持体として使用するため
には、感光材料との適度な接着性と保水性を有している
ことが必要であり、そのためアルミニウム板は機械的粗
面化や電気化学的粗面化、化学的粗面化の何れか、また
はこれらを適宜組み合わせた粗面化処理が施され、その
表面に砂目が形成されるのが一般的である。
セット印刷版用支持体としてはアルミニウム板(アルミ
ニウム合金板を含む)が用いられている。このアルミニ
ウム板をオフセット印刷版用支持体として使用するため
には、感光材料との適度な接着性と保水性を有している
ことが必要であり、そのためアルミニウム板は機械的粗
面化や電気化学的粗面化、化学的粗面化の何れか、また
はこれらを適宜組み合わせた粗面化処理が施され、その
表面に砂目が形成されるのが一般的である。
【0003】また、上記粗面化処理に適し、均質で緻密
な砂目が得られるように、アルミニウム板をそのミクロ
組織から特定することも提案されている。例えば、特開
平8−179496号公報には、最外表層のマクロ組織
粒の圧延方向に垂直な方向の大きさが50〜200μm
であり、硝酸水溶液を用いて電気化学的に粗面化された
平版印刷版用支持体が記載されている。また、特開平6
−218495号公報には、連続鋳造後のアルミニウム
板の結晶粒径が鋳造進行方向に垂直な断面において2〜
500μmであり、かつ最終的な冷間圧延または焼鈍後
のアルミニウム板の結晶粒径が、鋳造及び圧延進行方向
に垂直な断面において2〜100μmである平版印刷版
用支持体が記載されている。更に、特開平7−2243
39号公報には、連続鋳造材の圧延方向に垂直な方向に
おけるミクロ組織のアルミニウム結晶粒が150μm以
下に特定された、電解粗面化処理による不均一性を改善
した平版印刷版用支持体が記載されている。
な砂目が得られるように、アルミニウム板をそのミクロ
組織から特定することも提案されている。例えば、特開
平8−179496号公報には、最外表層のマクロ組織
粒の圧延方向に垂直な方向の大きさが50〜200μm
であり、硝酸水溶液を用いて電気化学的に粗面化された
平版印刷版用支持体が記載されている。また、特開平6
−218495号公報には、連続鋳造後のアルミニウム
板の結晶粒径が鋳造進行方向に垂直な断面において2〜
500μmであり、かつ最終的な冷間圧延または焼鈍後
のアルミニウム板の結晶粒径が、鋳造及び圧延進行方向
に垂直な断面において2〜100μmである平版印刷版
用支持体が記載されている。更に、特開平7−2243
39号公報には、連続鋳造材の圧延方向に垂直な方向に
おけるミクロ組織のアルミニウム結晶粒が150μm以
下に特定された、電解粗面化処理による不均一性を改善
した平版印刷版用支持体が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した平版印刷版用
支持体は、何れも圧延方向に垂直な方向、即ち支持体の
幅方向におけるアルミニウム結晶粒の大きさ(以下、結
晶粒の幅と呼ぶ)を特定したものであり、特にストリー
クと呼ばれる圧延方向に延びるスジ状のムラの解消に効
果的である。しかしながら、アルミニウム板は、一連の
粗面化処理において、表面の鋭い突起を取り除くために
アルカリ水溶液を用いてエッチング処理されるのが通例
であるが、このアルカリ処理により新たに表面に鱗片状
の面質ムラが発生し、外観が大きく損なわれる。この面
質ムラの発生に関して従来では有効な解決手段がなく、
上記したようなアルミニウム結晶粒の幅を規定しても解
決できず、平版印刷版用支持体を得る上での大きな問題
となっている。
支持体は、何れも圧延方向に垂直な方向、即ち支持体の
幅方向におけるアルミニウム結晶粒の大きさ(以下、結
晶粒の幅と呼ぶ)を特定したものであり、特にストリー
クと呼ばれる圧延方向に延びるスジ状のムラの解消に効
果的である。しかしながら、アルミニウム板は、一連の
粗面化処理において、表面の鋭い突起を取り除くために
アルカリ水溶液を用いてエッチング処理されるのが通例
であるが、このアルカリ処理により新たに表面に鱗片状
の面質ムラが発生し、外観が大きく損なわれる。この面
質ムラの発生に関して従来では有効な解決手段がなく、
上記したようなアルミニウム結晶粒の幅を規定しても解
決できず、平版印刷版用支持体を得る上での大きな問題
となっている。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、特にアルカリ処理が施されても鱗片状の面
質ムラが発生することがなく、外観に優れるとともに、
印刷性能にも優れた平版印刷版用支持体を提供すること
を目的とする。
ものであり、特にアルカリ処理が施されても鱗片状の面
質ムラが発生することがなく、外観に優れるとともに、
印刷性能にも優れた平版印刷版用支持体を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するため手段】上記目的は、本発明の、F
e:0.20〜0.50%、Si:0.05〜0.15
%、Cu:0.005%〜0.04%、Ti:0.00
5〜0.03%及び残部不可避不純物を含むAl純度9
9.5%以上のアルミニウム合金からなり、最終的な冷
間圧延後または前記冷間圧延に続く矯正後におけるアル
ミニウム結晶粒の平均面積が1.0×10-3〜7.0×
10-3mm2 であり、かつアルカリ水溶液を用いた化学
的処理を含む粗面化処理が施されたことを特徴とする平
版印刷版用支持体により達成される。また、上記平版印
刷版用支持体において、最終的な冷間圧延後または矯正
後におけるアルミニウム結晶粒の圧延方向に平行な方向
における平均長さが、300〜500μmであることが
好ましい。
e:0.20〜0.50%、Si:0.05〜0.15
%、Cu:0.005%〜0.04%、Ti:0.00
5〜0.03%及び残部不可避不純物を含むAl純度9
9.5%以上のアルミニウム合金からなり、最終的な冷
間圧延後または前記冷間圧延に続く矯正後におけるアル
ミニウム結晶粒の平均面積が1.0×10-3〜7.0×
10-3mm2 であり、かつアルカリ水溶液を用いた化学
的処理を含む粗面化処理が施されたことを特徴とする平
版印刷版用支持体により達成される。また、上記平版印
刷版用支持体において、最終的な冷間圧延後または矯正
後におけるアルミニウム結晶粒の圧延方向に平行な方向
における平均長さが、300〜500μmであることが
好ましい。
【0007】本発明は、鱗片状の面質ムラの発生とアル
ミニウム結晶粒の面積及び圧延方向に平行な方向におけ
る平均長さ(以下、結晶粒長さと呼ぶ)との間に相関が
あることを見い出し、この知見に基づくものである。即
ち、アルミニウム結晶粒の平均面積が1.0×10-3〜
7.0×10-3mm2 、更には結晶粒長さが300〜5
00μmの範囲にある特定のアルミニウム板は、アルカ
リ処理しても鱗片状の面質ムラが発生することが無く外
観に優れるとともに、印刷版とした時の印刷汚れの無い
優れた支持体となる。本発明において、アルミニウム結
晶粒の面積とは、アルミニウム板の表面を金属顕微鏡
(偏光フィルタを使用して観察する顕微鏡)で観察し、
その圧延方向に平行な線分(y)と圧延方向に垂直な線
分(x)の長さを測定し、両者の積を2で割った値(即
ち、x×y÷2)と定義する。これは、アルミニウム結
晶粒の大部分はその平面形状として長楕円状を呈してお
り、簡単のために菱形で近似したことによる。
ミニウム結晶粒の面積及び圧延方向に平行な方向におけ
る平均長さ(以下、結晶粒長さと呼ぶ)との間に相関が
あることを見い出し、この知見に基づくものである。即
ち、アルミニウム結晶粒の平均面積が1.0×10-3〜
7.0×10-3mm2 、更には結晶粒長さが300〜5
00μmの範囲にある特定のアルミニウム板は、アルカ
リ処理しても鱗片状の面質ムラが発生することが無く外
観に優れるとともに、印刷版とした時の印刷汚れの無い
優れた支持体となる。本発明において、アルミニウム結
晶粒の面積とは、アルミニウム板の表面を金属顕微鏡
(偏光フィルタを使用して観察する顕微鏡)で観察し、
その圧延方向に平行な線分(y)と圧延方向に垂直な線
分(x)の長さを測定し、両者の積を2で割った値(即
ち、x×y÷2)と定義する。これは、アルミニウム結
晶粒の大部分はその平面形状として長楕円状を呈してお
り、簡単のために菱形で近似したことによる。
【0008】上記に示したアルミニウム結晶粒の平均面
積の範囲は、一般的なアルミニウム結晶粒に比べてかな
り小さい。従って、平均面積として1.0×10-3未満
を達成するのは極めて困難であり、現実的ではない。ま
た、結晶粒が小さすぎて平版印刷版用支持体として使用
するには機械的強度に劣る。一方、平均面積として7.
0×10-3mm2 を越える場合は、結晶粒が粗大すぎて
鱗片状の面質ムラが発生してしまう。また、極端に細長
い結晶粒を許容することとなり、スジ状のムラが発生し
易くなる。同様の理由から結晶粒長さが300μm未満
を達成するのは困難であり、また支持体としての機械的
強度に問題がある。一方、500μmを越えるような長
い結晶粒が多く存在すると、スジ状のムラが発生し易く
なる。本発明の平版印刷版用支持体は、アルミニウム鋳
塊を均熱化処理及び熱間圧延処理した後、後述される中
間CAL焼鈍法、HOT−CAL焼鈍法またはHOT−
無焼鈍法によりアルミニウム結晶粒を均一化(再結晶
化)することにより得られる。
積の範囲は、一般的なアルミニウム結晶粒に比べてかな
り小さい。従って、平均面積として1.0×10-3未満
を達成するのは極めて困難であり、現実的ではない。ま
た、結晶粒が小さすぎて平版印刷版用支持体として使用
するには機械的強度に劣る。一方、平均面積として7.
0×10-3mm2 を越える場合は、結晶粒が粗大すぎて
鱗片状の面質ムラが発生してしまう。また、極端に細長
い結晶粒を許容することとなり、スジ状のムラが発生し
易くなる。同様の理由から結晶粒長さが300μm未満
を達成するのは困難であり、また支持体としての機械的
強度に問題がある。一方、500μmを越えるような長
い結晶粒が多く存在すると、スジ状のムラが発生し易く
なる。本発明の平版印刷版用支持体は、アルミニウム鋳
塊を均熱化処理及び熱間圧延処理した後、後述される中
間CAL焼鈍法、HOT−CAL焼鈍法またはHOT−
無焼鈍法によりアルミニウム結晶粒を均一化(再結晶
化)することにより得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の平版印刷版用支持
体に関してその製造工程に従って詳細に説明する。本発
明の平版印刷版用支持体となるアルミニウム板の鋳造方
法は特に制限されるものではない。例えば、アルミニウ
ム溶湯を鋳型に注入し、冷却して鋳塊を得る方法の他、
アルミニウム溶湯から双ロールや双ベルトを用いて連続
的に鋳造、圧延する所謂連続鋳造法により鋳造する方法
を用いることができる。特に、連続鋳造法が生産効率上
好ましい。双ロールを用いる連続鋳造法としてはハンタ
ー法や3C法等が、また双ベルトを用いる連続鋳造法と
しては金属ベルトを用いるハズレー法やキャタピラ状の
ブロックを用いるアルスイスキャスターII等の連鋳技
術が実用化されている。アルミニウム溶湯の組成は、F
e:0.20〜0.50%、Si:0.05〜0.15
%、Cu:0.005%〜0.04%、Ti:0.00
5〜0.03%及び残部不可避不純物を含み、Al純度
99.5%以上である。平版印刷版用支持体用として市
場に流通しているアルミニウム地金の多くはこの合金組
成の範囲にあり、例えばJIS A1050材を前記組
成のアルミニウム溶湯として使用することができる。ま
た、得られた鋳塊の表層には不純物組織が偏在している
場合が多く、面削機を用いて表面を所定厚さにわたり切
削することが好ましい。
体に関してその製造工程に従って詳細に説明する。本発
明の平版印刷版用支持体となるアルミニウム板の鋳造方
法は特に制限されるものではない。例えば、アルミニウ
ム溶湯を鋳型に注入し、冷却して鋳塊を得る方法の他、
アルミニウム溶湯から双ロールや双ベルトを用いて連続
的に鋳造、圧延する所謂連続鋳造法により鋳造する方法
を用いることができる。特に、連続鋳造法が生産効率上
好ましい。双ロールを用いる連続鋳造法としてはハンタ
ー法や3C法等が、また双ベルトを用いる連続鋳造法と
しては金属ベルトを用いるハズレー法やキャタピラ状の
ブロックを用いるアルスイスキャスターII等の連鋳技
術が実用化されている。アルミニウム溶湯の組成は、F
e:0.20〜0.50%、Si:0.05〜0.15
%、Cu:0.005%〜0.04%、Ti:0.00
5〜0.03%及び残部不可避不純物を含み、Al純度
99.5%以上である。平版印刷版用支持体用として市
場に流通しているアルミニウム地金の多くはこの合金組
成の範囲にあり、例えばJIS A1050材を前記組
成のアルミニウム溶湯として使用することができる。ま
た、得られた鋳塊の表層には不純物組織が偏在している
場合が多く、面削機を用いて表面を所定厚さにわたり切
削することが好ましい。
【0010】このようにして得られたアルミニウム板
は、このままではアルミニウム結晶粒が本発明の範囲と
はならない。そこで、均熱炉内で480〜610℃、好
ましくは500〜580℃で、6〜12時間程度保持し
て内部応力の除去と組織の均一化を行った後、以下に述
べる処理を施してアルミニウム結晶粒の再結晶化を行
う。
は、このままではアルミニウム結晶粒が本発明の範囲と
はならない。そこで、均熱炉内で480〜610℃、好
ましくは500〜580℃で、6〜12時間程度保持し
て内部応力の除去と組織の均一化を行った後、以下に述
べる処理を施してアルミニウム結晶粒の再結晶化を行
う。
【0011】(1)中間CAL焼鈍法 この処理法は、アルミニウム板を上記均熱処理及び熱間
圧延後、冷間圧延を施し、次いでCAL焼鈍し、最終冷
間圧延を行う方法である。熱間圧延は、開始温度400
〜540℃で行うことが好ましい。この温度以外だと、
本発明の結晶粒の面積及び結晶粒長さが得られない。即
ち、開始温度が400℃未満では最終板にて十分な再結
晶化が行われず、ミクロ組織の不均一化を招き、540
℃以上では最終板にて結晶粒が成長し過ぎる。また上記
温度以外では、最終板で十分な平面性も得られ難くくな
る。この熱間圧延により、例えば5〜40mm程度の板
厚に圧延する。この後、室温にて冷間圧延する。CAL
焼鈍は、400〜500℃で、10℃/秒以上の昇温速
度で行う。この温度範囲以外では、本発明の結晶粒の面
積及び結晶粒長さが得られない。そして、最終冷間圧延
により所定の板厚まで圧延される。この時の温度は、室
温である。
圧延後、冷間圧延を施し、次いでCAL焼鈍し、最終冷
間圧延を行う方法である。熱間圧延は、開始温度400
〜540℃で行うことが好ましい。この温度以外だと、
本発明の結晶粒の面積及び結晶粒長さが得られない。即
ち、開始温度が400℃未満では最終板にて十分な再結
晶化が行われず、ミクロ組織の不均一化を招き、540
℃以上では最終板にて結晶粒が成長し過ぎる。また上記
温度以外では、最終板で十分な平面性も得られ難くくな
る。この熱間圧延により、例えば5〜40mm程度の板
厚に圧延する。この後、室温にて冷間圧延する。CAL
焼鈍は、400〜500℃で、10℃/秒以上の昇温速
度で行う。この温度範囲以外では、本発明の結晶粒の面
積及び結晶粒長さが得られない。そして、最終冷間圧延
により所定の板厚まで圧延される。この時の温度は、室
温である。
【0012】(2)HOT−CAL焼鈍法 この処理法は、アルミニウム板を上記均熱処理及び熱間
圧延後、中間焼鈍した後、最終冷間圧延を施す方法であ
る。各処理における緒条件は、上記中間CAL焼鈍法と
同様である。
圧延後、中間焼鈍した後、最終冷間圧延を施す方法であ
る。各処理における緒条件は、上記中間CAL焼鈍法と
同様である。
【0013】(3)HOT−無焼鈍法 この処理法は、アルミニウム板を上記均熱処理後、熱間
圧延し、この時点で再結晶化を完了させる方法である。
従って、熱間圧延は、終了温度をアルミニウムの再結晶
化温度以上(300℃以上)とする必要がある。そし
て、熱間圧延後、他の方法と同様にして最終冷間圧延が
施される。本方法によれば、中間焼鈍を省略できること
から、工程が簡素化され、製造コストの低減が図れる。
圧延し、この時点で再結晶化を完了させる方法である。
従って、熱間圧延は、終了温度をアルミニウムの再結晶
化温度以上(300℃以上)とする必要がある。そし
て、熱間圧延後、他の方法と同様にして最終冷間圧延が
施される。本方法によれば、中間焼鈍を省略できること
から、工程が簡素化され、製造コストの低減が図れる。
【0014】上記の各処理により、平版印刷版用支持体
として所定の板厚に圧延され、かつ平均面積が1.0×
10-3〜7.0×10-3mm2 、また圧延方向の平均長
さが300〜500μmのアルミニウム結晶粒が内部に
均一に分布したアルミニウム板が得られる。また、この
アルミニウム板を矯正ローラを用いて平面性を高めるこ
とが好ましい。
として所定の板厚に圧延され、かつ平均面積が1.0×
10-3〜7.0×10-3mm2 、また圧延方向の平均長
さが300〜500μmのアルミニウム結晶粒が内部に
均一に分布したアルミニウム板が得られる。また、この
アルミニウム板を矯正ローラを用いて平面性を高めるこ
とが好ましい。
【0015】以上の如く得られたアルミニウム板は、そ
の後、常法に従い粗面化処理されて平版印刷版用支持体
となる。粗面化処理は、機械的粗面化処理、電気化学的
粗面化処理化、化学的粗面化処理等を適宜組合わせて構
成される。この粗面化処理において、粗面化表面に鋭く
尖った突起が形成されることがあり、印刷版の汚れの原
因となる。そこで、通常はアルカリ水溶液を用いて突起
を消失させたり、その尖塔部をなだらかにすることが行
われるが、その際に鱗片状の面質ムラが生じることが多
い。しかし、本発明によれば、アルミニウム結晶粒の面
積及び長さを特定したことにより、従来のように鱗片状
の面質ムラが発生することがない。以下、粗面化処理の
一実施態様を説明する。
の後、常法に従い粗面化処理されて平版印刷版用支持体
となる。粗面化処理は、機械的粗面化処理、電気化学的
粗面化処理化、化学的粗面化処理等を適宜組合わせて構
成される。この粗面化処理において、粗面化表面に鋭く
尖った突起が形成されることがあり、印刷版の汚れの原
因となる。そこで、通常はアルカリ水溶液を用いて突起
を消失させたり、その尖塔部をなだらかにすることが行
われるが、その際に鱗片状の面質ムラが生じることが多
い。しかし、本発明によれば、アルミニウム結晶粒の面
積及び長さを特定したことにより、従来のように鱗片状
の面質ムラが発生することがない。以下、粗面化処理の
一実施態様を説明する。
【0016】機械的な砂目立て法としては、例えばボー
ルグレイン、ワイヤーグレイン、ブラシグレイン、液体
ホーニング法等がある。また、電気化学的砂目立て法と
しては、交流電解エッチング法が一般的に採用されてお
り、電流としては普通の正弦波交流電流、あるいは矩形
波等の特殊交番電流が用いられている。またこの電気化
学的粗面化処理の前処理として、苛性ソーダ等でエッチ
ング処理しても良い。また電気化学的粗面化を行う場
合、塩酸または硝酸主体の水溶液で交番電流によって粗
面化されるのが良い。以下詳細な説明する。先ず、アル
ミニウム支持体は、まずアルカリエッチングされる。好
ましいアルカリ剤は、苛性ソーダ、苛性カリ、メタ珪酸
ソーダ、炭酸ソーダ、アルミン酸ソーダ、グルコン酸ソ
ーダ等である。濃度0.01〜20%,温度は20〜9
0℃,時間は5sec〜5min間の範囲から選択され
るのが適当であり、好ましいエッチング量としては0.
1〜5g/m2 である。特に不純物の多い支持体の場
合、0.01〜1g/m2 が適当である(特開平1−2
37197号公報参照)。引き続き、アルカリエッチン
グしたアルミニウム板の表面にアルカリに不溶な物質
(スマット)が残存するので、必要に応じてデスマット
処理を行っても良い。
ルグレイン、ワイヤーグレイン、ブラシグレイン、液体
ホーニング法等がある。また、電気化学的砂目立て法と
しては、交流電解エッチング法が一般的に採用されてお
り、電流としては普通の正弦波交流電流、あるいは矩形
波等の特殊交番電流が用いられている。またこの電気化
学的粗面化処理の前処理として、苛性ソーダ等でエッチ
ング処理しても良い。また電気化学的粗面化を行う場
合、塩酸または硝酸主体の水溶液で交番電流によって粗
面化されるのが良い。以下詳細な説明する。先ず、アル
ミニウム支持体は、まずアルカリエッチングされる。好
ましいアルカリ剤は、苛性ソーダ、苛性カリ、メタ珪酸
ソーダ、炭酸ソーダ、アルミン酸ソーダ、グルコン酸ソ
ーダ等である。濃度0.01〜20%,温度は20〜9
0℃,時間は5sec〜5min間の範囲から選択され
るのが適当であり、好ましいエッチング量としては0.
1〜5g/m2 である。特に不純物の多い支持体の場
合、0.01〜1g/m2 が適当である(特開平1−2
37197号公報参照)。引き続き、アルカリエッチン
グしたアルミニウム板の表面にアルカリに不溶な物質
(スマット)が残存するので、必要に応じてデスマット
処理を行っても良い。
【0017】前処理は上記の通りであるが、引き続き、
塩酸または硝酸を主体とする電解液中で交流電解エッチ
ングされる。交流電解電流の周波数としては、0.1〜
100Hz、より好ましくは0.1〜1.0又は10〜
60Hzである。液濃度としては、3〜150g/l、
より好ましくは5〜50g/l、浴内のアルミニウムの
溶解量としては50g/l以下が適当であり、より好ま
しくは2〜20g/lである。必要によって添加物を入
れても良いが、大量生産をする場合は、液濃度制御など
が難しくなる。また、電流密度は、5〜100A/dm
2 が適当であるが、10〜80A/dm2 がより好まし
い。また、電源波形としては、求める品質や使用される
アルミニウム支持体の成分によって適時選択されるが、
特公昭56−19280号,特公昭55−19191号
各公報に記載の特殊交番波形を用いるのがより好まし
い。この様な波形,液条件は、電気量と共に求める品質
や使用されるアルミニウム支持体の成分などによって適
時選択される。電解粗面化されたアルミニウムは、次に
スマット処理の一部としてアルカリ溶液に浸漬しスマッ
トを溶解する。アルカリ剤としては、苛性ソーダなど各
種あるが、pH10以上、温度25〜60℃浸漬時間1
〜10secの極めて短時間で行うことが好ましい。次
に硫酸主体の液に浸漬する。硫酸の液条件としては、従
来より一段と低い濃度50〜400g/l、温度25〜
65℃が好ましい。硫酸の濃度を400g/l以上、又
は温度を65℃以上にすると処理層などの腐食が大きく
なり、しかも、マンガンが0.3%以上あるアルミニウ
ム合金では、電気化学的に粗面化された砂目が崩れてし
まう。また、アルミニウム素地の溶解量が0.2g/m
2 以上エッチングされると、耐刷力が低下して来るの
で、0.2g/m2 以下にすることが好ましい。陽極酸
化被膜は、0.1〜10g/m2 、より好ましくは0.
3〜5g/m2 を表面に形成するのが良い。陽極酸化の
処理条件は、使用される電解液によって種々変化するの
で一概には決定されてないが、一般的には電解液の濃度
が1〜80重量%、液温5〜70℃、電流密度0.5〜
60A/cm2 、電圧1〜100V、電解時間1秒〜5
分の範囲が適当である。
塩酸または硝酸を主体とする電解液中で交流電解エッチ
ングされる。交流電解電流の周波数としては、0.1〜
100Hz、より好ましくは0.1〜1.0又は10〜
60Hzである。液濃度としては、3〜150g/l、
より好ましくは5〜50g/l、浴内のアルミニウムの
溶解量としては50g/l以下が適当であり、より好ま
しくは2〜20g/lである。必要によって添加物を入
れても良いが、大量生産をする場合は、液濃度制御など
が難しくなる。また、電流密度は、5〜100A/dm
2 が適当であるが、10〜80A/dm2 がより好まし
い。また、電源波形としては、求める品質や使用される
アルミニウム支持体の成分によって適時選択されるが、
特公昭56−19280号,特公昭55−19191号
各公報に記載の特殊交番波形を用いるのがより好まし
い。この様な波形,液条件は、電気量と共に求める品質
や使用されるアルミニウム支持体の成分などによって適
時選択される。電解粗面化されたアルミニウムは、次に
スマット処理の一部としてアルカリ溶液に浸漬しスマッ
トを溶解する。アルカリ剤としては、苛性ソーダなど各
種あるが、pH10以上、温度25〜60℃浸漬時間1
〜10secの極めて短時間で行うことが好ましい。次
に硫酸主体の液に浸漬する。硫酸の液条件としては、従
来より一段と低い濃度50〜400g/l、温度25〜
65℃が好ましい。硫酸の濃度を400g/l以上、又
は温度を65℃以上にすると処理層などの腐食が大きく
なり、しかも、マンガンが0.3%以上あるアルミニウ
ム合金では、電気化学的に粗面化された砂目が崩れてし
まう。また、アルミニウム素地の溶解量が0.2g/m
2 以上エッチングされると、耐刷力が低下して来るの
で、0.2g/m2 以下にすることが好ましい。陽極酸
化被膜は、0.1〜10g/m2 、より好ましくは0.
3〜5g/m2 を表面に形成するのが良い。陽極酸化の
処理条件は、使用される電解液によって種々変化するの
で一概には決定されてないが、一般的には電解液の濃度
が1〜80重量%、液温5〜70℃、電流密度0.5〜
60A/cm2 、電圧1〜100V、電解時間1秒〜5
分の範囲が適当である。
【0018】この様にして得られた陽極酸化皮膜を持つ
砂目のアルミニウム板はそれ自身安定で親水性に優れた
ものであるから、直ちに感光性塗膜を上に設ける事も出
来るが、必要により更に表面処理を施す事が出来る。例
えば、アルカリ金属珪酸塩によるシリケート層あるい
は、親水性高分子化合物よりなる下塗層を設けることが
できる。下塗層の塗布量は5〜150mg/m2 が好ま
しい。このように処理して得られたアルミニウム板を支
持体とし、その表面に感光性塗膜を設けることにより平
版印刷版が得られる。
砂目のアルミニウム板はそれ自身安定で親水性に優れた
ものであるから、直ちに感光性塗膜を上に設ける事も出
来るが、必要により更に表面処理を施す事が出来る。例
えば、アルカリ金属珪酸塩によるシリケート層あるい
は、親水性高分子化合物よりなる下塗層を設けることが
できる。下塗層の塗布量は5〜150mg/m2 が好ま
しい。このように処理して得られたアルミニウム板を支
持体とし、その表面に感光性塗膜を設けることにより平
版印刷版が得られる。
【0019】
(実施例1〜4、比較例1〜5)JIS A1050材
インゴットを溶融したアルミニウム溶湯を半連続鋳造法
により鋳造する。得られた鋳塊(厚さ400〜600m
m、巾1000〜2000mm、長さ2000〜600
0mm)の表面を面削機にかけ3〜10mm切削する。
そして、このアルミニウム板に均熱処理及び熱間圧延を
それぞれ処理温度及び処理時間を変えて施し、圧延とと
もにアルミニウム結晶粒の再結晶化を行った。次いで、
最終的な冷間圧延並びに矯正を行った。このようにして
得られたアルミニウム板の表面を金属顕微鏡を用いて観
察し、結晶粒の圧延方向に垂直な方向の大きさ(幅)と
圧延方向に平行な方向の大きさ(長さ)を測定し、平均
面積と平均結晶粒長さを求めた。尚、面積は(幅×長さ
÷2)として近似した値である。また、上記アルミニウ
ム板の表面に機械的粗面化及び電気化学的粗面化後に苛
性ソーダ水溶液(液温60℃)によりアルミニウム溶解
量5.0g/m2 となるようにエッチングを行い、次い
で硫酸水溶液を用いて被膜量2.0g/m2 となるよう
に陽極酸化膜を成膜した。尚、比較のために、比較例
4、5ではエッチングを行っていない。この陽極酸化膜
が成膜されたアルミニウム板の表面を目視により観察
し、その外観を評価した。評価基準は、ムラの発生が全
く観察されない場合を「○」、部分的にムラが観察され
た場合を「△」、全面にムラが観察された場合を「×」
とし、「△」以下は印刷版として不適である。上記アル
ミニウム結晶粒の平均面積及び平均長さ、外観の評価結
果を表1に示す。
インゴットを溶融したアルミニウム溶湯を半連続鋳造法
により鋳造する。得られた鋳塊(厚さ400〜600m
m、巾1000〜2000mm、長さ2000〜600
0mm)の表面を面削機にかけ3〜10mm切削する。
そして、このアルミニウム板に均熱処理及び熱間圧延を
それぞれ処理温度及び処理時間を変えて施し、圧延とと
もにアルミニウム結晶粒の再結晶化を行った。次いで、
最終的な冷間圧延並びに矯正を行った。このようにして
得られたアルミニウム板の表面を金属顕微鏡を用いて観
察し、結晶粒の圧延方向に垂直な方向の大きさ(幅)と
圧延方向に平行な方向の大きさ(長さ)を測定し、平均
面積と平均結晶粒長さを求めた。尚、面積は(幅×長さ
÷2)として近似した値である。また、上記アルミニウ
ム板の表面に機械的粗面化及び電気化学的粗面化後に苛
性ソーダ水溶液(液温60℃)によりアルミニウム溶解
量5.0g/m2 となるようにエッチングを行い、次い
で硫酸水溶液を用いて被膜量2.0g/m2 となるよう
に陽極酸化膜を成膜した。尚、比較のために、比較例
4、5ではエッチングを行っていない。この陽極酸化膜
が成膜されたアルミニウム板の表面を目視により観察
し、その外観を評価した。評価基準は、ムラの発生が全
く観察されない場合を「○」、部分的にムラが観察され
た場合を「△」、全面にムラが観察された場合を「×」
とし、「△」以下は印刷版として不適である。上記アル
ミニウム結晶粒の平均面積及び平均長さ、外観の評価結
果を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】更に、陽極酸化膜が成膜されたアルミニウ
ム板を平版印刷版用支持体として用い、感光液を塗工し
て感光性平版印刷版を作成し、印刷試験を行った。印刷
試験は、非画像部の汚れ性を評価した。評価基準は、非
画像部の汚れが少ないものを「○」、多いものを
「△」、劣っているものを「×」とし、「△」以下は印
刷版として不適である。評価結果を同じく表1に示す。
ム板を平版印刷版用支持体として用い、感光液を塗工し
て感光性平版印刷版を作成し、印刷試験を行った。印刷
試験は、非画像部の汚れ性を評価した。評価基準は、非
画像部の汚れが少ないものを「○」、多いものを
「△」、劣っているものを「×」とし、「△」以下は印
刷版として不適である。評価結果を同じく表1に示す。
【0022】表1から明らかなように、アルミニウム結
晶粒の平均面積及び平均長さが本発明の範囲である実施
例のアルミニウム板は、アルカリ水溶液による処理を行
ってもスジ状のムラや鱗片状の面質ムラが発生せず、ま
たこれを支持体として用いた平版印刷版も印刷性能に優
れることが判る。また、アルミニウム結晶粒の平均面積
及び平均長さが本発明の範囲であっても、アルカリ水溶
液による処理が施されない場合は、印刷性能に劣ること
も確認された。
晶粒の平均面積及び平均長さが本発明の範囲である実施
例のアルミニウム板は、アルカリ水溶液による処理を行
ってもスジ状のムラや鱗片状の面質ムラが発生せず、ま
たこれを支持体として用いた平版印刷版も印刷性能に優
れることが判る。また、アルミニウム結晶粒の平均面積
及び平均長さが本発明の範囲であっても、アルカリ水溶
液による処理が施されない場合は、印刷性能に劣ること
も確認された。
【発明の効果】上記のように、本発明の平版印刷版用支
持体は、アルカリ処理されてもその表面に鱗片状の面質
ムラが発生せず、外観に優れるとともに、印刷性能、特
に耐汚れ性にも優れる。
持体は、アルカリ処理されてもその表面に鱗片状の面質
ムラが発生せず、外観に優れるとともに、印刷性能、特
に耐汚れ性にも優れる。
Claims (2)
- 【請求項1】 Fe:0.20〜0.50%、Si:
0.05〜0.15%、Cu:0.005%〜0.04
%、Ti:0.005〜0.03%及び残部不可避不純
物を含むAl純度99.5%以上のアルミニウム合金か
らなり、最終的な冷間圧延後または前記冷間圧延に続く
矯正後におけるアルミニウム結晶粒の平均面積が1.0
×10-3〜7.0×10-3mm2 であり、かつアルカリ
水溶液を用いた化学的処理を含む粗面化処理が施された
ことを特徴とする平版印刷版用支持体。 - 【請求項2】 前記最終的な冷間圧延後または矯正後に
おけるアルミニウム結晶粒の圧延方向に平行な方向にお
ける平均長さが、300〜500μmであることを特徴
とする請求項1に記載の平版印刷版用支持体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10465997A JPH10297129A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | 平版印刷版用支持体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10465997A JPH10297129A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | 平版印刷版用支持体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10297129A true JPH10297129A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14386601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10465997A Pending JPH10297129A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | 平版印刷版用支持体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10297129A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007169719A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Furukawa Sky Kk | 平版印刷版用アルミニウム合金板およびその製造方法 |
JP2007204775A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Furukawa Sky Kk | 平版印刷版用アルミニウム合金板およびその製造方法 |
CN109402462A (zh) * | 2018-12-28 | 2019-03-01 | 中铝瑞闽股份有限公司 | 一种低制耳率电容器外壳用铝带材及其制备方法 |
-
1997
- 1997-04-22 JP JP10465997A patent/JPH10297129A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007169719A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Furukawa Sky Kk | 平版印刷版用アルミニウム合金板およびその製造方法 |
JP2007204775A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Furukawa Sky Kk | 平版印刷版用アルミニウム合金板およびその製造方法 |
CN109402462A (zh) * | 2018-12-28 | 2019-03-01 | 中铝瑞闽股份有限公司 | 一种低制耳率电容器外壳用铝带材及其制备方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041104 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050420 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050810 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |