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JPH10214365A - 紙幣処理装置 - Google Patents

紙幣処理装置

Info

Publication number
JPH10214365A
JPH10214365A JP9016763A JP1676397A JPH10214365A JP H10214365 A JPH10214365 A JP H10214365A JP 9016763 A JP9016763 A JP 9016763A JP 1676397 A JP1676397 A JP 1676397A JP H10214365 A JPH10214365 A JP H10214365A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
banknotes
denomination
storage
bills
stored
Prior art date
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Granted
Application number
JP9016763A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3805458B2 (ja
Inventor
Takuya Taniguchi
口 卓 也 谷
Noboru Shirakawa
川 昇 白
Yoshiki Iwamoto
本 義 樹 岩
Koji Matsumoto
本 浩 二 松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Glory Ltd filed Critical Glory Ltd
Priority to JP01676397A priority Critical patent/JP3805458B2/ja
Publication of JPH10214365A publication Critical patent/JPH10214365A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3805458B2 publication Critical patent/JP3805458B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回収カセットを有する紙幣処理装置での在高
の精査処理を可能とする。 【解決手段】 入金口2に投入される紙幣を1枚ずつ取
込んで識別し、種類別に分類する取込み搬送手段と、こ
の取込み搬送手段により取込まれた紙幣のうち還流紙幣
を金種別に一時保留したのち下方の収納庫へ上方から収
納し、下方から繰出すとともに前記収納庫内の紙幣を区
分可能なセパレータ手段35を有する複数の金種別収納
手段161 〜163 と、前記取込み搬送手段により取込
まれた紙幣のうち非還流紙幣を一括して一時保留したの
ち着脱可能な収納庫へ上方から収納するとともに上方か
ら繰出し可能な一括収納手段17と、前記各収納手段内
の紙幣を再識別して、その在高を確定する精査処理を指
示する精査指示手段37と、この精査指示手段により精
査処理の指示に基づき在高を確定させる制御手段38と
を具有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀行等の金融機関
で用いられ、紙幣の入出金処理や整理処理を行う紙幣処
理装置に係り、特に装置内に存在する紙幣を再識別して
その在高を確定する精査処理機能を備えた紙幣処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙幣の入出金処理や整理処理を行
うための紙幣処理装置として、例えば特開平1−269
97号公報に記載のものがある。この装置は、紙幣を収
納する4個の収納庫を備え、そのうち3個の収納庫が固
定収納庫とされて紙幣を上部から収納集積するとともに
下部から繰出すようになされ、残る1個の収納庫は装置
から取出して運搬することができるカセットタイプとさ
れており、この収納庫には紙幣を上部から収納するのみ
で繰出すことはできない構成である。
【0003】上記3個の固定収納庫には出金等のために
還流使用可能な紙幣を金種別に収納するようにし、カセ
ットタイプの収納庫には還流使用し得ない損券のような
非還流紙幣を収納するようになされている。そしてカセ
ットタイプの収納庫は、固定収納庫内の紙幣を回収して
他所へ運搬する用途にも供されるようになっている。
【0004】上記のような装置において、装置内に存在
する紙幣を再識別してその在高を確定する精査処理を行
うには、各固定収納庫内の紙幣を下部から繰出して同じ
収納庫の上部から戻すことによりその間に再識別して在
高を確定することになる。またそのとき繰出された紙幣
と繰出し前の紙幣とが混ざらないようにするためセパレ
ータ手段によって区分けするようになされており、カセ
ットタイプの収納庫についてはその収納庫を装置から取
出してその内部の紙幣を別途回収するようになってい
る。
【0005】他の従来技術として特開平7−93636
号公報に示される装置がある。この装置も紙幣を種類別
に収納する4個の収納庫を有し、この4個の収納庫がす
べて固定収納庫とされていて紙幣を上部から収納して下
部から繰出すようになっており、このうち3個の収納庫
には前述の従来例と同様に還流使用可能な紙幣を金種別
に収納し、残る1個の収納庫には還流使用し得ない非還
流紙幣を収納するようになされたものである。そして上
記非還流紙幣を回収するときには、下部から紙幣を繰出
して金種別の一時保留部へ振り分けて運搬し、その一時
保留部から人手により取出すようになされている。
【0006】上記の装置にいおても、装置内の紙幣を再
識別してその在高を確定する精査処理を行う場合は、す
べての収納庫について前述の従来例の3個の固定収納庫
の場合と同様に紙幣を下部から繰出して同じ収納庫へ上
部から戻すことにより再識別し、在高を確定するように
なされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに前者の従来技
術では、損券のような非還流紙幣はカセットタイプの収
納庫に収納して回収するのみであるため、装置内に存在
するすべての紙幣を精査してその在高を確定する精査処
理を行うことができないという問題があり、また後者の
従来技術では、すべての収納庫が装置内に固定のもので
あるため、カセットでの紙幣の回収を図ることができな
いという問題があった。
【0008】また紙幣をカセットの上部から繰込み、下
部から繰出すカセット構造とすると、カセット自体に上
部および下部の2箇所に開口を設けることが必要となっ
てその閉鎖手段も2箇所に必要となり、さらに繰出し手
段もカセット内に設けるとするとカセットが大型かつ重
量が増大し、運搬時に著しく不利となる。
【0009】さりとてカセット外の下部の機体内に繰出
し手段を設けるようにすると、カセットの底部に繰出し
のためのローラが進入する大きな開口が必要となり、カ
セットを取出したとき上記開口を閉鎖する手段がさらに
必要になるなどの問題がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、装置から非還
流紙幣をカセットにより回収することができながら非還
流紙幣を含んで装置内に存在するすべての紙幣の在高を
確定する精査処理を可能とする紙幣処理内を提供するこ
とを課題とするもので、その課題を解決する手段として
請求項1に記載の発明は、入金口に投入される紙幣を1
枚ずつ取込んで識別し、種類別に分類する取込み搬送手
段と、この取込み搬送手段により取込まれた紙幣のうち
還流紙幣を金種別に一時保留したのち下方の収納庫へ上
方から収納し、下方から繰出すとともに前記収納庫内の
紙幣を区分可能なセパレータ手段を有する複数の金種別
収納手段と、前記取込み搬送手段により取込まれた紙幣
のうち非還流紙幣を一括して一時保留したのち着脱可能
な収納庫へ上方から収納するとともに上方から繰出し可
能な一括収納手段と、前記各収納手段内の紙幣を再識別
してその在高を確定する精査処理を指示する精査指示手
段と、この精査指示手段による精査処理の指示に基づき
在高を確定させる制御手段とを具有し、この制御手段
は、前記一括収納手段内の一括紙幣を前記金種別収納手
段の何れか一つの収納手段へ移動させて既に収納されて
いる金種別紙幣の上に前記セパレータ手段を介在して収
納させることにより一括収納手段を空にし、その収納手
段内に既に収納されていた金種別紙幣を空になった前記
一括収納手段内へ移動させ、再度その金種別紙幣を元の
金種別収納手段へ戻すとき識別し残っている一括紙幣の
上に前記セパレータ手段を介在して収納させることによ
り一括収納手段を空にし、前記一括紙幣を空になった一
括収納手段へ戻すとき識別することにより一括収納手段
と一つの金種別収納手段の在高を確定させ、他の金種別
収納手段については下方から繰出して元の金種別収納手
段へ上方から戻すときに識別して繰出し前の紙幣の上に
前記セパレータ手段を介して収納させることにより在高
を確定するようにしたことにある。
【0011】また請求項2に記載の発明においては、前
記の制御手段は、前記金種別収納手段内の何れか一つの
金種別紙幣を他の金種別収納手段へ移動させて既に収納
されている金種別紙幣の上に混合状態に収納させること
により一つの金種別収納手段を空にし、一括収納手段内
の一括紙幣を空になった前記金種別収納手段へ移動さ
せ、再度その一括紙幣を元の一括収納手段へ戻すときに
識別して在高を確定し、前記の移動により混合収納され
た金種別収納手段から2金種の金種別紙幣を繰出してそ
れぞれ該当する金種の金種別収納手段へ戻すとき識別し
て在高を確定し、繰出した金種別収納手段へ戻すときに
は繰出し前の紙幣の上に前記セパレータ手段を介在して
収納させ、他の金種別収納手段も紙幣を繰出して元の収
納手段へ上方から戻して繰出し前の紙幣の上に前記セパ
レータ手段を介して収納させるときに識別して在高を確
定するようにしたことにある。
【0012】
【発明の実施の態様】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して説明する。図1は本発明に係る紙幣収納
装置の適用対象例として紙幣入出金機を示す略示断面図
で、その構成の概要を説明すると、機体1の上部には入
金すべき紙幣Pを立位姿勢でセットする入金口2が設け
られ、この入金口2には最前位の紙幣Pを1枚ずつ繰込
むためのキッカローラ3、フィードローラ4、ゲートロ
ーラ5等からなる繰込み手段6が設けられており、紙幣
Pの背後を押圧する押圧部材7により最前位の紙幣Pが
繰込み手段6に所定の押付け力により当接されるように
なっている。
【0013】前記繰込み手段6により繰込まれた紙幣を
搬送する取込み搬送路には、紙幣Pの真偽、金種、正損
等を判別する識別部8が設けられ、この識別部8の下流
には前記入金口2の背後位置に設けられているリジェク
ト口9へリジェクト紙幣と識別された紙幣を繰込むため
の搬送路10が分岐され、またその分岐点より下流側に
は表裏反転部11が設けられている。
【0014】上記搬送路の末端位置の上方部には出金口
12が設けられており、この出金口12の下部には出金
リジェクト紙幣P′を収納する出金リジェクト箱13が
設けられている。上記出金口12へは周知のように搬送
路14により出金紙幣が送り込まれ、その出金紙幣は図
示しない押動手段により紙面に対し手前側に押し出され
るようになっており、また出金リジェクトの場合は出金
口12の底部を構成している左右一対の底板15,15
が下方に開いて出金リジェクト箱13内に取込むように
なっている。
【0015】上記各部は機体1の上部領域内に配設さ
れ、この上部領域の下部の中間領域には紙幣を一時保留
するための一時保留部が、その下方の下部領域には紙幣
収納装置が配設され、この下部領域は機体1に対し一括
引出し可能な構成とされる。
【0016】前記下部領域には、固定金庫としての万円
紙幣用、5千円紙幣用、千円紙幣用の第1〜第3収納庫
161 ,162 ,163 が配設されるほか、機体1内の
紙幣を回収して精算等の処理時に他所へ運搬するための
第4収納庫として本発明でいう一括収納手段を構成する
回収カセット17が着脱可能に収蔵されている。
【0017】また上記各収納庫161 ,162 ,163
および回収カセット17の直上位置の中間領域内には第
1〜第4一時保留部181 ,182 ,183 ,19が配
設され、これら収納庫161 ,162 ,163 の一時保
留部181 ,182 ,183の上部位置には前記識別部
8による識別結果に基づいて各収納庫に対応する金種の
紙幣を送り込むため分岐路20を経て搬送する搬送路2
1および送込み手段22,22…が配設されており、一
時保留部181 ,182 ,183 内には一時保留紙幣P
を収納庫161 ,162 ,163 内に一括して収納する
際に開く昇降自在な一対の底板23,23があって入金
承認時に収納するようになっている。一時保留紙幣Pの
収納不承認による返却は、機体1の前面の扉を解錠して
開け、そこから手で取出すようになっている。また回収
カセット17の一時保留部19は、送込み手段24のほ
か繰出し手段25を備え、回収カセット17内の収納紙
幣をも繰出すことができるようになっており、またその
とき底板26,26は左右にスライドして開閉されるよ
うになっている。
【0018】前記収納庫161 ,162 ,163 の底部
は若干傾斜されており、その傾斜の下端位置に繰出し口
27があって、下底部に設けられたキッカローラ28、
フィードローラ29、ゲートローラ30等からなる繰出
し手段31,31…により紙幣を1枚ずつ繰出すように
なっており、繰出された紙幣は搬送路32,33を通じ
て前記出金口12への搬送路14に連なり、搬送路32
の途中には出金識別部34が設けられている。
【0019】したがって、入金時の紙幣の流れは、図1
において入金口2に入金すべき紙幣Pを立位姿勢にセッ
トし、繰込み手段6の駆動により1枚ずつ繰込まれ、識
別部8を通る際に金種、正損、表裏等が判別され、表裏
の反転を要する紙幣は表裏反転部11を通って各金種別
の一時保留部へ送り込まれ、損券は回収カセット17の
上方の一時保留部19へ送り込まれる。またリジェクト
紙幣はリジェクト口9へ戻される。
【0020】前記各収納庫161 ,162 ,163 には
セパレータ35,35…が収納庫内に進退自在に設けら
れ、回収カセット17内には昇降自在な載置板36が設
けられている。
【0021】図2は上記図1の主要部を抽象化して示す
ものであり、機内に存在する紙幣の在高を確定するため
の精査処理を行う精査指示手段37を有し、この指示手
段37による精査処理の指示に基づいて在高を確定する
制御手段38を有している。なお、図3、図4において
は各紙幣の流れを分りやすくするため、万円紙幣を
0 、5千円紙幣をP5 、千円紙幣をP1 、損券紙幣を
Q 、リジェクト紙幣をPR として示す。
【0022】これを基に上記精査処理時における制御手
段38の制御内容について説明する。
【0023】図3(A)〜(H)は請求項1に記載の発
明の一態様を示すもので、図3の例では各収納庫1
1 ,162 ,163 および回収カセット17内に紙幣
がそれぞれ収納されている。これらの紙幣の精査処理を
行うときは、精査指示手段37に精査指示を入力する
と、まず図3(B)に示すように回収カセット17内の
損券紙幣PQ を繰出し、識別部8を通る搬送路を通じて
一つの収納庫(図3では5千円用収納庫162 )の一時
保留部182 へ送り込み、セパレータ35上に堆積収納
し、回収カセット17を空にする。
【0024】上記のように一時保留部182 に入れられ
た損券紙幣PQ は収納庫162 のセパレータ35上に堆
積され、5千円紙幣P5 とは区切られる。
【0025】次いで上記収納庫162 に元々入っていた
5千円紙幣P5 を図3(C)のように下部から繰出して
搬送路32,21を通じ空になった回収カセット17の
一時保留部19を経て回収カセット17内の載置板36
上に堆積収納し、次に回収カセット17に収納された5
千円紙幣P5 が5千円用の収納庫162 のセパレータ3
5上に識別部8を通して戻される(図3(D))。これ
により5千円紙幣P5の精査が終り、5千円紙幣P5
在高が確定する。
【0026】続いて5千円用収納庫162 のセパレータ
35の下に収納されている損券紙幣PQ が下部から繰出
され、搬送路32、出金識別部34、搬送路21を通っ
て回収カセット17へ送られ(図3(E))、損券紙幣
Q の在高が確定する。
【0027】次いで万円用収納庫161 内の万円紙幣P
0 が繰出され、出金識別部34を通してその収納庫16
1 の一時保留部181 へ送り込まれ、セパレータ35上
に収納され、万円紙幣P0 の在高を確定する(図3
(F))。
【0028】さらに図3(G)のように千円用収納庫1
3 内の千円紙幣P1 が繰出されてその収納庫163
一時保留部183 へ送り込まれ、セパレータ35上に収
納されて千円紙幣P1 の在高が確定する。
【0029】上記の処理過程において2枚繰出しや斜行
等によるリジェクト紙幣も通常の処理時に生じたリジェ
クト紙幣と共にリジェクト箱13内に入っているので、
最後にリジェクト箱13内のリジェクト紙幣PR を入金
口2へ手で戻し、この紙幣を繰込んで識別し、各対応す
る収納庫161 〜163 へ収納し、損券であれば回収カ
セット17またはリジェクト口9へ送られる(図3
(H))。
【0030】上記により装置内に存在するすべての紙幣
の在高が確定し、精査処理が完了する。
【0031】図4(A)〜(G)は請求項2に記載の発
明の一態様を示すもので、図4(A)の状態から精査指
示手段37により精査指示が入力されると、図4(B)
に示すように万円用収納庫161 から万円紙幣P0 を繰
出して千円用収納庫163 内の千円紙幣P1 上に仕切る
ことなく混合状態に送り込んで万円用収納庫161 を空
にし、次いで回収カセット17内の紙幣を万円用収納庫
161 の一時保留部181 へ送り込み、空の万円用収納
庫161 のセパレータ35上へ収納する(図4
(C))。そしてその収納庫161 内に収納した損券紙
幣PQ を回収カセット17へ戻し、損券紙幣PQ の在高
を確定する(図4(D))。
【0032】次に前記千円用収納庫163 に元々入って
いる千円紙幣P1 と先程入った万円紙幣P0 を繰出し、
出金識別部34により識別して各対応する収納庫1
1 ,163 のセパレータ35上へ送り込み、これによ
り千円紙幣P1 、万円紙幣P0 の在高が確定する(図4
(E))。
【0033】次いで5千円用収納庫162 内の5千円紙
幣P5 を繰出してその上部の一時保留部182 へ送り込
み、セパレータ35上に収納することによって5千円紙
幣P5 の在高が確定する(図4(F))。
【0034】最後に図3の場合と同様にリジェクト箱1
3内に入ったリジェクト紙幣PR を入金口2へ手で戻
し、前記と同様にそれぞれ対応する箇所に分類収納する
(図4(G))。
【0035】以上により装置内に存在するすべての紙幣
の在高を確定することができ、精査処理が完了する。
【0036】なお前述の紙幣の流れは一例を示したもの
で、どの収納庫をどのような順番で使用するかは制御手
段38の制御回路の設計上任意に選定することができ、
図3、図4の流れに限られるものではないことはもちろ
んである。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、損
券として回収される非還流紙幣の精査処理も他の正券紙
幣と共に精査処理することができ、それでいて非還流紙
幣を収納する収納庫はカセットとして他所への運搬が可
能となり、従来技術の問題点をすべて解消することがで
きる。また回収カセットは、紙幣を上部から繰込み、上
部から繰出すので、開口は上部の1箇所のみとなり、そ
の閉鎖手段も1箇所に設ければ足り、これらにより回収
カセットの構造が複雑化しないとともに小型で軽量なも
のとすることができ、運搬も容易になる効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用対象である紙幣処理機の一例を示
す略示断面図。
【図2】図1の各部を要約した説明図。
【図3】(A)〜(H)は請求項1に対応する制御内容
を示す紙幣の流れの説明図。
【図4】(A)〜(G)は請求項2に対応する制御内容
を示す紙幣の流れの説明図。
【符号の説明】
1 機体 2 入金口 6 繰込み手段 8 識別部 9 リジェクト口 12 出金口 13 リジェクト箱 161 〜163 金種別収納手段としての収納庫 17 一括収納手段としての回収カセット 181 〜183 ,19 一時保留部 34 出金識別部 35 セパレータ 36 載置板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松 本 浩 二 兵庫県姫路市下手野一丁目3番1号 グロ ーリー工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入金口に投入される紙幣を1枚ずつ取込ん
    で識別し、種類別に分類する取込み搬送手段と、この取
    込み搬送手段により取込まれた紙幣のうち還流紙幣を金
    種別に一時保留したのち下方の収納庫へ上方から収納
    し、下方から繰出すとともに前記収納庫内の紙幣を区分
    可能なセパレータ手段を有する複数の金種別収納手段
    と、前記取込み搬送手段により取込まれた紙幣のうち非
    還流紙幣を一括して一時保留したのち着脱可能な収納庫
    へ上方から収納するとともに上方から繰出し可能な一括
    収納手段と、前記各収納手段内の紙幣を再識別してその
    在高を確定する精査処理を指示する精査指示手段と、こ
    の精査指示手段による精査処理の指示に基づき在高を確
    定させる制御手段とを具有し、この制御手段は、前記一
    括収納手段内の一括紙幣を前記金種別収納手段の何れか
    一つの収納手段へ移動させて既に収納されている金種別
    紙幣の上に前記セパレータ手段を介在して収納させるこ
    とにより一括収納手段を空にし、その収納手段内に既に
    収納されていた金種別紙幣を空になった前記一括収納手
    段内へ移動させ、再度その金種別紙幣を元の金種別収納
    手段へ戻すとき識別し残っている一括紙幣の上に前記セ
    パレータ手段を介在して収納させることにより一括収納
    手段を空にし、前記一括紙幣を空になった一括収納手段
    へ戻すとき識別することにより一括収納手段と一つの金
    種別収納手段の在高を確定させ、他の金種別収納手段に
    ついては下方から繰出して元の金種別収納手段へ上方か
    ら戻すときに識別して繰出し前の紙幣の上に前記セパレ
    ータ手段を介して収納させることにより在高を確定する
    ようにしたことを特徴とする紙幣処理装置。
  2. 【請求項2】入金口に投入される紙幣を1枚ずつ取込ん
    で識別し、種類別に分類する取込み搬送手段と、この取
    込み搬送手段により取込まれた紙幣のうち還流紙幣を金
    種別に一時保留したのち下方の収納庫へ上方から収納
    し、下方から繰出すとともに前記収納庫内の紙幣を区分
    可能なセパレータ手段を有する複数の金種別収納手段
    と、前記取込み搬送手段により取込まれた紙幣のうち非
    還流紙幣を一括して一時保留たのち着脱可能な収納庫へ
    上方から収納するとともに上方から繰出し可能な一括収
    納手段と、前記各収納手段内の紙幣を再識別してその在
    高を確定する精査処理を指示する精査指示手段と、この
    精査指示手段による精査処理の指示に基づき在高を確定
    させる制御手段とを具有し、この制御手段は、前記金種
    別収納手段内の何れか一つの金種別紙幣を他の金種別収
    納手段へ移動させて既に収納されている金種別紙幣の上
    に混合状態に収納させることにより一つの金種別収納手
    段を空にし、一括収納手段内の一括紙幣を空になった前
    記金種別収納手段へ移動させ、再度その一括紙幣を元の
    一括収納手段へ戻すときに識別して在高を確定し、前記
    の移動により混合収納された金種別収納手段から2金種
    の金種別紙幣を繰出してそれぞれ該当する金種の金種別
    収納手段へ戻すとき識別して在高を確定し、繰出した金
    種別収納手段へ戻すときには繰出し前の紙幣の上に前記
    セパレータ手段を介在して収納させ、他の金種別収納手
    段も紙幣を繰出して元の収納手段へ上方から戻して繰出
    し前の紙幣の上に前記セパレータ手段を介して収納させ
    るときに識別して在高を確定するようにしたことを特徴
    とする紙幣処理装置。
JP01676397A 1997-01-30 1997-01-30 紙幣処理装置 Expired - Fee Related JP3805458B2 (ja)

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