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JPH10205366A - 車両用追従走行制御装置及び制御方法 - Google Patents

車両用追従走行制御装置及び制御方法

Info

Publication number
JPH10205366A
JPH10205366A JP917297A JP917297A JPH10205366A JP H10205366 A JPH10205366 A JP H10205366A JP 917297 A JP917297 A JP 917297A JP 917297 A JP917297 A JP 917297A JP H10205366 A JPH10205366 A JP H10205366A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
inter
relative speed
distance
arrival time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP917297A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Kayano
光男 萱野
Koji Kuroda
浩司 黒田
Satoshi Kuragaki
倉垣  智
徳治 ▲吉▼川
Tokuji Yoshikawa
Hiroto Morisane
裕人 森實
Hiroshi Takenaga
寛 武長
Kozo Nakamura
浩三 中村
Kazuro Takano
和朗 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP917297A priority Critical patent/JPH10205366A/ja
Publication of JPH10205366A publication Critical patent/JPH10205366A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】レーザレーダが割込車との車間距離を捕えた時
点からしか割込が検出できず、検出が遅れるため、制御
も応答性が悪くなり、危険回避が遅れて安全な走行が出
来なかった。 【解決手段】自車両と前方車両との車間距離検出手段
と、車間距離が適正となるように自車両を制御する追従
走行制御手段とを備えた車両用追従走行制御装置で、自
車両と前方車両との相対速度検出手段と、自車両と前方
車両との前方車両角度検出手段と、複数の前方車両ID
設定手段と、検出した角度により自車両と前方車両との
横相対速度計算手段と、計算した横相対速度により前方
車両の割込車両判定手段とを備え、割込車両判定手段で
割込車両有りを判定すると、追従走行制御手段は車間距
離と相対速度検出手段からの相対速度と横相対速度計算
手段からの横相対速度に応じて自車両を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用追従走行制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両用追従走行制御手段
は、二つのレーザレーダにより車間距離を検出し、一方
の距離の微分値が所定の閾値以上に大きくなったら割込
と判断し、相対速度を算出し、相対速度に基づいて、減
速度の大きさを変更するようにスロットルやブレーキを
制御する装置が特開平4−314638 号公報に開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来方法は、
レーザレーダが割込車両との車間距離を捕らえた時点か
らしか割込が検出できず、検出が遅れるため、制御も応
答性が悪くなり、危険回避が遅れて安全な走行が出来な
いという課題があった。また、自車両と前方車両との横
方向の相対速度,自車両と前方車両との横方向の相対加
速度,前方車両が自車両前方路に到達する時間,前方車
両が自車両前方路に到達した時の自車両との車間距離を
考慮した制御を行っていないので、通常走行時に運転手
が操作するような割込車両の横の動きに応じた制御がで
きず、運転者に違和感を与えるという課題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用追従走行
制御装置は自車両と前方車両との車間距離検出手段と、
前記車間距離検出手段からの車間距離が所定の適正値と
なるように自車両を制御する追従走行制御手段とを備え
た車両用追従走行制御装置において、自車両と前方車両
との相対速度検出手段と、自車両と前方車両との前方車
両角度検出手段と、複数の前方車両ID設定手段と、前
記車間距離検出手段からの車間距離と前記前方車両角度
検出手段からの角度により自車両と前方車両との横方向
の横相対速度計算手段と、前記横相対速度計算手段から
の横相対速度により前方車両の割込の有無を判定する割
込車両判定手段とを備え、前記割込車両判定手段で割込
車両有りと判定されると、前記追従走行制御手段は前記
車間距離検出手段からの車間距離と相対速度検出手段か
らの相対速度と前記横相対速度計算手段からの横相対速
度に応じて自車両を制御する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0006】図1は横相対速度を用いた追従制御のブロ
ック図である。
【0007】車間距離検出手段1で自車両の前方に存在
する前方車両との車間距離を検出する。相対速度検出手
段2で相対速度を検出する。前方車両角度検出手段3で
自車両と前方車両との角度を検出する。前方車両ID設
定手段で複数の前方車両から捕捉車両,割込車両を特定
するための前方車両IDを設定する。横相対速度計算手
段5で車間距離と角度より自車両と前方車両との横方向
の相対速度を計算する。割込車両判定手段6で横相対速
度に基づき隣接車線から自車両前方路に車線変更をする
前方車両の有無である割込車両の有無,割込車両の危険
度を判定する。割込車両有りと判定されると、追従制御
用車間距離変更手段7で車間距離,相対速度,横相対速
度に応じて自車両を制御する。このように横相対速度を
用いて割込車両判定と追従制御を行うことにより、応答
性が良く、運転者の感覚にあった追従走行が出来る。
【0008】図2は横相対速度,横相対加速度を用いた
追従制御のブロック図である。
【0009】横相対速度計算手段8で横相対速度から横
相対加速度を求める。割込車両判定手段6で横相対速
度,横相対加速度に基づき割込車両の有無,割込車両の
危険度を判定する。割込車両有りと判定されると、追従
制御用車間距離変更手段7で車間距離,相対速度,横相
対速度,横相対加速度に応じて自車両を制御する。この
ように横相対速度,横相対加速度を用いて割込車両判定
と追従制御を行うことにより、応答性が良く、運転者の
感覚にあった追従走行が出来る。
【0010】図3は到達時間を用いた追従制御のブロッ
ク図である。
【0011】到達時間推定手段9で横相対速度と横相対
加速度により前方車両が自車両前方路に到達するまでの
時間を推定する。割込車両判定手段6で到達時間に基づ
き割込車両の有無,割込車両の危険度を判定する。割込
車両有りと判定されると、追従制御用車間距離変更手段
7で車間距離,相対速度,到達時間に応じて自車両を制
御する。このように到達時間を用いて割込車両判定と追
従制御を行うことにより、応答性が良く、運転者の感覚
にあった追従走行が出来る。
【0012】図4は到達時間,到達時車間距離を用いた
追従制御のブロック図である。
【0013】到達時車間距離推定手段10で到達時間よ
り前方車両が自車両前方路に到達する時の車間距離を推
定する。割込車両判定手段6で到達時間,到達時車間距
離に基づき割込車両の有無,割込車両の危険度を判定す
る。割込車両有りと判定されると、追従制御用車間距離
変更手段7で車間距離,相対速度,到達時間,到達時車
間距離に応じて自車両を制御する。このように到達時
間,到達時車間距離を用いて割込車両判定と追従制御を
行うことにより、応答性が良く、運転者の感覚にあった
追従走行が出来る。
【0014】図5はハードウェアのブロック図である。
【0015】レーダ100で自車両と前方車両11との
車間距離,相対速度,自車両と前方車両11との角度,
複数の前方車両から捕捉車両,割込車両を特定するため
の前方車両IDを計測する。また、カメラ101で前方
車両11及び自車両周囲を撮像する。車間距離,相対速
度,角度,前方車両IDはレーダ100とマイクロコン
ピュータ(以下マイコンと略す)700のシリアルコミ
ュニケーションインターフェース(以下SCIと略す)
701とでシリアル通信を行い、メモリ704に格納さ
れる。カメラ101からのアナログ信号はアナログ/デ
ジタル変換器(以下A/Dと略す)702でデジタル信
号に変換される。このデータをセントラルプロセッシン
グユニット(以下CPUと略す)703で解析し、前方
車両11の色,メーカ名,車種,車番等の特徴を認識
し、レーダ100からのデータと関連づけてメモリ70
4に格納する。この特徴認識方法は特願平6−159943 号
明細書で開示されている従来方法と同様のものである。
また、自車両の速度に対応してパルスを出力する車速セ
ンサ1200のパルス信号をタイマ706でカウント
し、CPU703で車速に換算し、メモリ704に格納する。
また、ブレーキ操作を検知するブレーキスイッチ(以下
ブレーキSWと略す)1201と追従走行の開始や解除
等の操作を検知する操作スイッチ(以下操作SWと略す)
1202の信号をデジタル入出力ポート(以下DI/O
と略す)705で取り込み、その状態をメモリ704に
格納する。追従走行の開始指令が出たら、CPU703でメモ
リ704に格納されている車間距離,相対速度,前方車両
11の位置,自車両の速度等のデータより捕捉車両を決
定し、自車両と捕捉車両となった前方車両11との車間
距離と自車両の速度に対応して予め定められている安全
車間距離を比較し、捕捉車両との車間距離が安全車間距
離より短いときには電制スロットル1300を閉じ側に
駆動するようなデューティー信号をPWMタイマ707
から出力し、長いときには電制スロットル1300を開
き側に駆動するようなデューティー信号をPWMタイマ
707から出力し、自車両の速度を調整する。電制スロ
ットル1300だけでは対応できないような減速をする場合
はDI/O705で変速機1301を操作し、エンジン
ブレーキを効かせたり、デジタル/アナログ変換器(以
下D/Aと略す)708でブレーキ力に応じたアナログ
信号を出力し、アンプ1302で増幅し、ブレーキアクチュ
エータ1303を操作し、適切な減速を得るようにす
る。また、捕捉車両を決定したとき、捕捉車の特徴デー
タを音声合成し、D/A708でアナログ信号に変換
し、アンプ1304を通し、スピーカー1305で捕捉
車両の特徴を音声出力したり、ディスプレイに表示す
る。また、レーダ100とカメラ101のデータからCPU70
3で前方車両11の位置,前方車両11の速度,前方車
両11の加速度,自車両と前方車両11との相対加速
度,自車両と前方車両11との横方向の相対速度,自車
両と前方車両11との横方向の相対加速度,前方車両1
1が自車両前方路に到達する時間,前方車両11が自車
両前方路に到達した時の自車両との車間距離を計算し、
車間距離,相対速度,角度,前方車両ID,自車両の速
度,自車両の加速度,前方車両11の位置,前方車両1
1の速度,前方車両11の加速度,相対加速度,横相対
速度,横相対加速度,到達時間,到達時車間距離の内の
少なくとも一つのデータに基づいて割込車両の有無,割
込車両の危険度を検出し、割込車両が有った場合、車間
距離,相対速度,角度,前方車両ID,自車両の速度,
自車両の加速度,前方車両11の位置,前方車両11の
速度,前方車両11の加速度,相対加速度,横相対速
度,横相対加速度,到達時間,到達時車間距離の内の少
なくとも一つのデータに基づいて追従制御を行うことに
より、応答性が良く、運転者の感覚にあった追従走行が
出来る。
【0016】図6は追従走行時に割込車両がある例であ
る。
【0017】前方車両が1100と1101と2台いて
前方車両1100を捕捉し、追従走行をしている場合、
レーダからは前方車両1100までの車間距離Da,相
対速度Vrxa,角度θa,前方車両ID idaと隣
接レーンを走行する前方車両1101までの車間距離D
b,相対速度Vrxb,角度θb,前方車両ID idbが一
定時間毎にレーダから送られてくる。時間tn-2
n-1,tn の状況が図のようになっており、前方車両
1101が自車走行レーンに近づいているデータが送ら
れてきた場合、tn+p 時では前方車両1101が自車両
12と前方車両1100の間に割り込んだ状況が予測でき
る。通常走行時は運転手がこの状況に合わせてアクセ
ル,ブレーキ,ギア位置を操作し、安全な走行をする。
よって追従走行時も割込車両の動きに応じて追従制御を
行うことにより、応答性が良く、運転者の感覚にあった
追従走行が出来る。
【0018】図7は前方車両状態検出のブロック図であ
る。
【0019】車速センサ1200からの車速に応じたパ
ルスをタイマ706でカウントしたVSPSENが自車両速度
計算部1203に入力され、自車両の速度VSPに換算
される。自車両加速度計算部1204でVSPから自車
両の加速度Aを求める。VSPとレーダ100からの自車
両と前方車両との車間距離Di,相対速度Vrxi,角
度θi,前方車両ID idiの各前方車両毎のデータ
が入力され、前方車両の位置,前方車両の速度,前方車
両の加速度,自車両と前方車両との相対加速度,自車両
と前方車両との横方向の相対速度,自車両と前方車両と
の横方向の相対加速度,前方車両が自車両前方路に到達
する時間,前方車両が自車両前方路に到達した時の自車
両との車間距離が求められる。まず、前方車両位置計算
部500で車間距離Di,角度θiより、自車両の位置
を原点(0,0),自車両進行方向をx軸,自車両進行
方向直交方向をy軸とした直交座標系での前方車両位置
(xy0i,yx0i)を求める。次に横相対速度計算部
501で横方向の動きであるyx0iの時系列データよ
り横相対速度Vryiを求める。さらに横相対加速度計
算部800でVryiの時系列データより横相対加速度
Aryiを求める。また、相対加速度計算部502でレ
ーダ100からの相対速度Vrxiの時系列データより
相対加速度Arxiを求める。到達時間推定部900で
はyx0i,Vryi,Aryiより前方車両が現時刻
から何秒後に自車前方路に到達するかという到達時間t
y0iを求める。到達時車間距離推定部1000ではVr
xi,Arxi,xy0i,ty0iより現在の走行状態
が続いた場合に前方車両が自車前方路に到達した時の車
間距離xy0i(ty0i)を求める。また前方車両速
度計算部503でVSP,Vrxiより前方車両速度V
xiを求め、前方車両加速度計算部504でVxiより
前方車両加速度Axiを求める。これら求めた前方車両
の位置(xy0i,yx0i),前方車両の速度Vx
i,前方車両の加速度Axi,自車両と前方車両との相
対加速度Arxi,自車両と前方車両との横方向の相対
速度Vryi,自車両と前方車両との横方向の相対加速
度Aryi,前方車両が自車両前方路に到達する時間t
y0i,前方車両が自車両前方路に到達した時の自車両
との車間距離xy0i(ty0i)と車間距離Di,相
対速度Vrxi,角度θi,前方車両ID idi,自
車両の速度VSP,自車両の加速度Aは割込車両の判定
と、割込車両があった場合の追従走行制御に使われる。
【0020】図8は前方車両状態検出のフローチャート
である。
【0021】自車両状態及び自車両周囲状況検出ルーチ
ン1400は一定の周期tctで起動,実行される。ス
テップ1401で車間距離Di,角度θiより、自車両
の位置を原点(0,0),自車両進行方向をx軸,自車
両進行方向直交方向をy軸とした直交座標系での前方車
両位置(xy0i,yx0i)を求める。ステップ14
02で横方向の動きであるyx0iの時系列データより
横相対速度Vryiを求める。ステップ1403でVr
yiの時系列データより横相対加速度Aryiを求める。ス
テップ1404でレーダ100からの相対速度Vrxi
の時系列データより相対加速度Arxiを求める。ステ
ップ1405でyx0i,Vryi,Aryiより前方
車両が現時刻から何秒後に自車前方路に到達するかとい
う到達時間ty0iを求める。ステップ1406でVr
xi,Arxi,xy0i,ty0iより現在の走行状
態が続いた場合に前方車両が自車前方路に到達した時の
車間距離xy0i(ty0i)を求める。ステップ140
7でVSP,Vrxiより前方車両速度Vxiを求め、
ステップ1408でVxiより前方車両加速度Axiを
求める。このルーチン1400はレーダ及びカメラが捕
らえた前方車両毎にそれぞれ実行される。
【0022】図9は割込車両判定のブロック図である。
【0023】到達時間ty0iと到達時車間距離xy0
i(ty0i)により割込車両判定部600で割込車両
が有るか否かまた割込車両がこのままの状態ではぶつか
りそうで危険か否かを判定する。この判定結果は割込車
両があった場合の追従走行制御に使われる。この割込判
定,危険判定で用いる閾値は自車両速度や相対速度,学
習制御等によって変える。
【0024】図10は割込車両判定のフローチャートで
ある。割込車両判定ルーチン1500は一定の周期で起動、
実行される。ステップ1501で前方車両の横相対速度
Vryiが負か否か比較する。負でないならば割込は無しと
判定し、なにも実行せずに終わる。負ならばステップ1
502で危険範囲内か否か判定し、危険範囲内ならばス
テップ1503で危険フラグDgr_flagをオン
し、終わる。危険範囲でなければステップ1504で危
険フラグをオフし、ステップ1505で割込車両が有り
制御を開始する範囲内か否か判定し、範囲内ならばステ
ップ1506で割込制御フラグCut_in_flag
をオンする。範囲外ならばなにも実行せずに終わる。こ
のルーチン1500はレーダ及びカメラが捕らえた前方
車両毎にそれぞれ実行され、一番危険な前方車両に対応
して制御を行うようにする。
【0025】図11は割込車両を考慮し車間距離を切り
換える追従走行制御のブロック図である。
【0026】到達時間ty0iと到達時車間距離xy0
i(ty0i)と自車両と前方車両との車間距離Da,
Db,...Dzと割込制御フラグCut_in_fla
g,危険フラグDgr_flagより追従制御車間距離
変更部700で割込車両を考慮した車間距離Dを求め
る。目標車間距離計算部701では自車両速度VSPよ
り目標車間距離Dtを求める。DtとDの差分である目
標車間距離誤差Ddを車間距離制御部702のPI制御
部703に入力し、PI制御車間距離補償速度Vdc_
piを求める。また、相対速度Vrxを車間距離制御部
702のD制御部704へ入力し、D制御車間距離補償
速度Vdc_dを求め、これらを加算して車間距離補償
速度Vdcとする。PI制御部703の伝達関数はGPI
[z]=(c0+c1・z~1)/(1−z~1)でc0 は0.
05〜0.5,c1 は−0.05〜−0.5 ぐらいの範囲
の値をとる。D制御部704の伝達関数はGD[z]=
DでKDは0.5〜2.0ぐらいの範囲の値をとる。制御
周期は1.0[msec]〜500.0[msec]ぐらいの範
囲の値をである。目標車両速度計算部705で前方車両
速度Vxより目標車両速度Vtを求める。VtとVSP
の差分にVdcを加えたものをVdとし、速度制御部7
06に入力する。速度制御部706はVdから目標駆動
軸トルクTtを算出する。トルク変換部707では自車
両エンジン及び変速機のトルク特性よりTtを出力する
ようなスロットル開度TVO,ギア位置Gpos,ブレ
ーキ力Brkを算出し、それぞれのアクチュエータに出
力する。
【0027】図12は車速制御のブロック図である。自
動車の運動特性は
【0028】
【数1】 d/dt・v(t)=−μ′A/m・v(t)+1/m・Fo(t) …(数1) v :車両速度 μ′:ころがり抵抗係数 A :車両の全面投影面積 m :車両重量 Fo:エンジン駆動力 この式より直列補償器の伝達関数を求めると
【0029】
【数2】 Gc[z]=(a0+a1・z~1+a2・Z~2)/(1−b1・z~1−b2・z~2) …(数2) a0 は10.0〜200.0,a1 は1.0*10~7〜2.
0*10~6,a2 は−10.0〜−100.0,b1は1.
0〜2.0,b2は−0.5〜−1.0ぐらいの範囲の値を
とる。制御周期は1.0[msec]〜500.0[msec]
ぐらいの範囲の値である。
【0030】図13は追従制御車間距離変更のブロック
図である。
【0031】割込車両がない場合は捕捉車車間距離選択
部710で現在捕捉している捕捉車両の車間距離Diが
割込車両を考慮した車間距離Dとして出力される。割込
車両がある場合は割込考慮車間距離計算部711で到達
時間ty0iと到達時車間距離xy0i(ty0i)に
より車間距離Dciを求め、これをDとして出力する。
割込車両が危険な状態であれば自車走行路到達時車間距
離xy0i(ty0i)をDとして出力する。これら切換
は危険フラグDgr_flagと割込制御フラグCut
_in_flagの状態に応じて切換部712,713
を切り換えることによって行う。
【0032】図14は追従制御車間距離変更のフローチ
ャートである。
【0033】割込車両考慮車間距離切換ルーチン160
0は一定の周期tctで起動,実行される。ステップ1
601で危険フラグがオンか否か判定し、オンならばス
テップ1602で自車走行路到達時車間距離xy0i
(ty0i)を割込車両を考慮した車間距離Dとする。
危険フラグがオフならばステップ1603で割込制御フ
ラグがオンか否かを判定し、オフならばステップ160
4で現在捕捉している捕捉車の車間距離DiをDとして
出力する。割込制御フラグがオンならばステップ160
5で自車両前方路到達時間ty0iと自車走行路到達時
車間距離xy0i(ty0i)によりDの変化量Dsl
を求め、ステップ1606で割込制御フラグがオンにな
る前の車間距離からDslを制御周期tct毎にデクリ
メントし、Dciとする。ステップ1607でDをDc
iとする。ステップ1608でxy0i(ty0i)がD以
上になったか否か比較し、xy0i(ty0i)がD以
上になったならばステップ1609で割込制御フラグを
オフし、そうでなければなにもしない。
【0034】図15は追従走行時に割込車両がある場合
の車間距離のタイミングチャート例である。
【0035】図3のような状況で割込車両があった場
合、時刻tnで割込車を検出するとtn以後は太線の車間
距離を制御に使用する。そしてtn+o の時点で割込車両
の車間距離xy0bが大きくなるとxy0bを制御に使
用する。このように車間距離を滑らかに切り換えること
により割込車両があっても運転者に違和感のない追従制
御が実現できる。
【0036】図16は割込車両を考慮し駆動軸トルクを
切り換える追従走行制御ブロック図である。図11と同
様に到達時間ty0iと到達時車間距離xy0i(ty
0i)と自車両と前方車両との車間距離Da,Db,...
Dz と割込制御フラグCut_in_flag,危険
フラグDgr_flagより追従制御駆動軸トルク変更
部720で割込車両を考慮した駆動軸トルクTciを求
め、目標駆動軸トルクTtから差し引くことにより割込
車両の動きに応じた追従制御が実現できる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、自車両速度,自車両加
速度,前方車両の位置,前方車両の速度,前方車両の加
速度,相対速度,相対加速度,横方向の相対速度,横方
向の相対加速度、割込車両が自車両前方路に到達する時
間,前方車両が到達する地点等のデータから割込車両を
検出して、割込車両の動きに合わせて追従走行制御を行
うので応答性が良く、運転者の感覚にあった追従走行が
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による横相対速度を用いた追従制御のブ
ロック図。
【図2】本発明による横相対速度,横相対加速度を用い
た追従制御のブロック図。
【図3】本発明による到達時間を用いた追従制御のブロ
ック図。
【図4】本発明による到達時間,到達時車間距離を用い
た追従制御のブロック図。
【図5】本発明によるハードウェアのブロック図。
【図6】追従走行時に割込車両がある例の説明図。
【図7】自車両状態及び自車両周囲状況検出のブロック
図。
【図8】自車両状態及び自車両周囲状況検出のフローチ
ャート。
【図9】割込車両判定のブロック図。
【図10】割込車両判定のフローチャート。
【図11】割込車両を考慮し車間距離を切り換える追従
走行制御のブロック図。
【図12】車速制御のブロック図。
【図13】割込車両考慮車間距離切換のブロック図。
【図14】割込車両考慮車間距離切換のフローチャー
ト。
【図15】追従走行時に割込車両がある場合の車間距離
のタイミングチャート。
【図16】割込車両を考慮し駆動軸トルクを切り換える
追従走行制御のブロック図。
【符号の説明】
1…車間距離検出手段、2…相対速度検出手段、3…前
方車両角度検出手段、4…前方車両ID設定手段、5…
横相対速度計算手段、6…割込車両判定手段、7…追従
走行制御手段。
フロントページの続き (72)発明者 ▲吉▼川 徳治 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 森實 裕人 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 武長 寛 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 中村 浩三 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 高野 和朗 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自車両と前方車両との車間距離検出手段
    と、前記車間距離検出手段からの車間距離が所定の適正
    値となるように前記自車両を制御する追従走行制御手段
    とを備えた車両用追従走行制御装置において、前記自車
    両と前記前方車両との相対速度を検出する相対速度検出
    手段と、前記自車両と前記前方車両との角度を検出する
    前方車両角度検出手段と、複数の前記前方車両に車両I
    Dを設定する前方車両ID設定手段と、前記車間距離検
    出手段からの車間距離と前記前方車両角度検出手段から
    の角度により前記自車両と前記前方車両との横方向の相
    対速度を計算する横相対速度計算手段と、前記横相対速
    度計算手段からの横相対速度により前方車両の割込の有
    無を判定する割込車両判定手段とを備え、前記割込車両
    判定手段で割込車両有りと判定されると、前記追従走行
    制御手段は前記車間距離検出手段からの車間距離と相対
    速度検出手段からの相対速度と前記横相対速度計算手段
    からの横相対速度に応じて自車両を制御する構成とした
    ことを特徴とする車両用追従走行制御装置。
  2. 【請求項2】前記横相対速度計算手段からの横相対速度
    により横相対加速度計算手段を備え、前記割込車両判定
    手段は前記横相対速度計算手段からの横相対速度と前記
    横相対加速度計算手段からの横相対加速度により前方車
    両の割込の有無を判定し、前記割込車両判定手段で割込
    車両有りと判定されると、前記追従走行制御手段は前記
    車間距離検出手段からの車間距離と前記相対速度検出手
    段からの相対速度と前記横相対速度計算手段からの横相
    対速度と前記横相対加速度計算手段からの横相対加速度
    に応じて自車両を制御する請求項1に記載の車両用追従
    走行制御装置。
  3. 【請求項3】前記横相対速度計算手段からの横相対速度
    と前記横相対加速度計算手段からの横相対加速度により
    前方車両が自車両前方路に到達するまでの到達時間推定
    手段を備え、前記割込車両判定手段は前記到達時間推定
    手段からの到達時間により前方車両の割込の有無を判定
    し、前記割込車両判定手段で割込車両有りと判定される
    と、前記追従走行制御手段は前記車間距離検出手段から
    の車間距離と前記相対速度検出手段からの相対速度と前
    記到達時間推定手段からの到達時間に応じて自車両を制
    御する請求項2に記載の車両用追従走行制御装置。
  4. 【請求項4】前記相対速度検出手段からの相対速度と前
    記到達時間推定手段からの到達時間により前方車両が自
    車両前方路に到達する時の車間距離を推定する到達時車
    間距離推定手段を備え、前記割込車両判定手段は前記到
    達時間推定手段からの到達時間と前記到達時車間距離推
    定手段からの到達時車間距離により前方車両の割込の有
    無を判定し、前記割込車両判定手段で割込車両有りと判
    定されると、前記追従走行制御手段は前記到達時間推定
    手段からの到達時間と前記到達時車間距離推定手段から
    の到達時車間距離と前記割込車両判定手段からの割込車
    両の有無に応じて自車両を制御する請求項3に記載の車
    両用追従走行制御装置。
  5. 【請求項5】前記追従走行制御手段は前記到達時間推定
    手段からの到達時間と前記到達時車間距離推定手段から
    の到達時車間距離により求めた追従制御に用いる車間距
    離データに応じて自車両を制御する請求項4に記載の車
    両用追従走行制御装置。
  6. 【請求項6】前記追従走行制御手段は前記到達時間推定
    手段からの到達時間と前記到達時車間距離推定手段から
    の到達時車間距離により求めた追従制御に用いる目標ト
    ルクデータに応じて自車両を制御する請求項4に記載の
    車両用追従走行制御装置。
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