JPH0363444A - 空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は天井埋込型の空気調和機、特にその吹出空気風
量の制御方法に関するものである。

従来の技術 従来の技術について第６図から第８図により説明する。

１は天井埋込型の空気調和機の室内機であり、天壁２に
固定ポルト３により固定され、室内機１の下面は天井４
と略同−面上に開口している。室内機１は外殻５と下面
グリル６とから構威し、その内部には冷却システムの室
内側熱交換器７−ａ。

７−ｂが、また、その各々と空気が熱交換可能な様に送
風機８を設置している。そして下面グリル６の中央部に
方形状の吸込口１０を設け、吸込口１ｏの周囲には、吹
出グリｆｉ／１１−ａ、１１−ｂ。

１１−ｃ、１１−ｄを設けている。送風機８から吹出し
た空気の略半分は熱交換器７−　ａを通シ、吹出グＩＪ
　Ａ／１１−　ａ及び吹出グリル１１−ｃ及び１１−ｄ
の吹出グリＡ／１１−ａ側の半分の開口部を通過し、斜
め下方へと吹出す。また、送風機８から吹出した残りの
空気は熱交換器ｙ−ｂを通り、吹出グリル１１−ｂ及び
、吹出グリル１１−ｃ。

１１−ｄの吹出しグリル１１−ｂ側の半分の開口部を通
過し、斜め下前方へと吹出す様な構造としている。また
各々の吹出風向をコントロールするためル−パ１２−ａ
　、１２−ｂ　、１２−ｃ　、１２−ｄを設置している
。吸込口１ｏの内部には、冷却システムを０Ｎ−ＯＦＦ
制御するための吸込温度センサ１３を固定設置している
。

この様に構成する従来の天井埋込型の空気調和機の動作
について説明する。

一般的に本発明の空気調和機は事務所や店舗の天井部に
装置され室１４の温度調節を行なう。室１４は一例とし
て天井４．床１ｏＯ９窓１０１付の壁１０２．とびら１
０３付の壁１０４よシ構成している。又、窓付の壁１０
２は南面に而しており、日射が窓１０１から二点鎖線に
示した如く室１４内にさし込んでくる。従って日照のあ
る時には室１４のうち壁１０２側の領域は加温され、壁
１０４側よシも高い温度となる。この時の吹出空気の流
れは第８図の様に熱交換器７−ａ、７−ｂによシ暖めら
れ（冷され）た空気が吹出グリル１１−ａ、１１−ｂ、
１１−ｃ、１１−ｄから斜め下方に吹き出し大きな弧を
描く様に、室内を暖め（冷し〉たのち室内機１の中央の
吸込口１ｏより吸込まれる。このとき、各吹出し気流ａ
及びｂは、時間−の吹出風量、吹出方向であう、気流ａ
。

ｂの流線はいずれも時間等の弧を描く。この様にして吸
込１れた空気の温度を吸込温度センサ１３により検知す
ることによシ吹出し空気温度を調整し、室内１４の平均
の温度をほぼ設定温度に等しくなる様にコントロールし
ていた。

発明が解決しようとする課題 店舗や事務所等に設置されたとき、窓からの日射量、出
入口の開閉、その低発熱機器の設置等の熱的影響によう
、室内の各部分で負荷量のアンバランスが発生する。し
かしながら従来方式では室内の負荷のアンバランスは検
知不可能であり、室内の平均温度はほぼ設定どカシであ
ったとしても、たとえば窓近傍の日射量の多い部分では
体感的に暑すぎたシ、逆に室の出入口付近では寒く感す
るという欠点があう、充分な快適空調が行なえていない
という問題点があった。

したがって本発明は室内温度のアンバランスを解決する
ことを目的とする。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は吹出しグリル周辺部
に複数個の輻射温度センサを設置し、室内各部の温度環
境を検出し、各輻射温度センサの最近傍に位置する吹出
しグリルからの吹出し風量を調節することによシ、室内
温度のアンバランスを解消する。

作　　　用 上記手段によシ、室内の各部分の温度を検知し、その温
度と設定温度とによシ、吹出しグリＩＬｙ内部に設けた
吹出口の開口面積を制御する。つ１シ暖房運転時には、
設定温度よりも低い温度の領域へは風量を増加させる様
に吹出口の開口を大きくし、また冷房時には暖房時と逆
のコントロールを施す。

実施例 以下本発明の一実施例を第１図から第６図によシ説明す
る。尚、従来と同一の構造のものについては説明を省略
し、異なる点のみについて述べる。

各吹出しグリＡ／１１−ａ、１１−ｂ、１１−ｃ。

１１−ｄ寄ジの下面グｌＪ／Ｌ／６の端のテーパ部には
各々輻射温度センサ１５ａ、１５ｂ、１５ｃ。

１５ｄを設けている。

筐た、吹出しグリ／Ｉ／１１ａ、１１ｂ、１１ｃ。

１１ｄの風上側には、ステッピングモータ（図示せず）
で回転可能なダンパーフラップ１６ａ。

１ａｂ、１ａｃ、１ａｄ、を設けておシ、各開口１７ａ
、１７ｂ、１７０，１７ｄの開口面積を可変にしている
。

また、前記凹面状の鏡１８とその焦点付近に温度センサ
１９及び外面にカバー２０から成る輻射温度センサ１５
ａ、１５ｂ、１５ｃ　、１５ｄは室１４のＡ領域、Ｂ領
域、Ｃ領域、Ｄ領域にある机・床等の物体の輻射温度Ｔ
ａ、　Ｔｂ、　Ｔｃ、　’ｒｄ　　を検出する。そして
居住者の設定した温度Ｔ８゜量によシ各領域の温度差Ｊ
Ｔａ、ｌＴｂ、ノＴｃ、ｌＴｄをマイクロコンピュータ
等の演算手段（図示せず）によう計算する。そしてこの
温度差の大小に対して各ダンパーフラップ１６ａ、１６
ｂ、１６ｃ。

１６ｄの開度をマイクロコンピュータ等の制御装置（図
示せず）によシ制御する。

ｌＴａ　、　ｂ　、　ｃ　、　ｄ　＝　Ｔａ、ｂ、ｃ、
ｄ　−Ｔｓｅｔまた、この温度差ＩＴａ、　ｌＴｂ、　
　ＪＴＣ，ＪＴｄと各ダンパー１６ａ、１６ｂ、１６ｃ
、１６ｃｉの開度の相関は表１の如く、暖房時にはＪＴ
（−３℃であればダンパーの開度を全開とし、温度差が
小さくなれば開度を減少していきＪＴ≧Ｏ’Ｃであれば
逆に全閉とする様なコントロールを行なう。−方冷房時
はＪＴ＞３℃であればダンパーフラップの開度を全開に
し、温度差が小さくなれば開度を減少させｌτ≦Ｏ’Ｃ
であれば全閉となる様なコントロールとしている。

表１ 以上の様に構成・制御してなる本発明の一実施例の動作
について説明する。

吸込口１ｏから吸込１れた空気は送風機８により、熱交
換器７ａ、７ｂを通過したのち、各ダンパーフラップ１
６ａ、１６ｂ　、１６ｃ、１６ｄを経て、吹出口１１ａ
、１１ｂ、１１Ｃ，１１ｄよう吹き出される。吹出口１
１ａから出た空気は、室１４のＡ領域の空気あるいは、
その領域内にある物体と熱交換し、気流の流線は大きな
円弧を描きながら、吸込口１ｏから吸い込まれていく。

従って、輻射センサ１５ａで検知される温度は室１４内
のＡの領域の温度を代表するものとして考えることがで
きる。また同様にＢ、Ｃ，Ｄの各領域の代表温度として
輻射温度センサ１５ｂ、１５ｃ＋。

１５ｄによシ検出することが可能となる。

壕ず暖房運転について考える。

室１４内の温度分布が均一であれば、各Ａ、Ｂ。

Ｃ，Ｄ領域に置かれた机やイス、ロッカー等の温度はほ
とんど同一の温度であり、各輻射センサ１５ａ、１５ｂ
、１５ｃ、１５ｄの検出温度はいずれも等しい温度とな
り、設定温度”ｓｅｔとの温度差に見合う開度で、いず
れのダンパーフラップ１６ａ、１６ｂ、ｆ６ｃ、１６ｄ
も同一の開度となる。つ−！シ各吹出ロ１１ａ、１１ｂ
、１１ｃ。

１１ｄからの吹出風量はほとんど等しく制御される。

一方第６図Ｉの礫な室１０５の片側の壁面の窓１０６か
ら日射があシ、室１０５のＡ領域に太陽光線が差し込む
とき日射のある部分Ａ領域の床面ば日照で加熱されＡ領
域の輻射センサ１５ａの検知温は他のＢ、Ｃ，Ｄ領域と
比較して高くなる。

たとえば、各センサの検出温度をＡ　Ｔ　ａ　＝　−０
・６°Ｃ９１Ｔｂ　＝　ｊＴｃ　＝　１Ｔｒｉ　＝　−
２，５°Ｃの場合では、ダンパーフラップ１６ａのみか
に開放、他のダンパーフラップ１６ｂ、１６ｃ、１６ｄ
はＸ開放となシ、吹出口１１１１からの吹き出し量が減
少される。このため日射があるＡ領域への温風量が制限
され、室１４内の温度を均一な分布にすることができる
。

又、■の様にＩの様な窓部からの日射はないが室１０７
の一部にコンロやヒータ等の発熱を伴なう熱負荷１７が
ある場合でも、暖かい側への送風量を少なく、寒い側へ
の送風量を多くする様に各ダンパーフラップ１６＆、１
６ｂ、１６ｃ、１６ｄの開度をコントロールしている。

一方冷房の場合には第５図の！、■と逆の風量制御とな
る。各輻射センサ１５ａ　、１５ｂ、１５ｃ。

１６ｄにより各領域の温度を検知し日射２発熱等により
著〈なった領域へは、多量の冷気を、涼しい側へは少量
の吹出し風量となる様に、ダンパーフラッグ１６ａ、１
８ｂ、１８ｃ、１８ｄの開度をコントロールするので夏
、冬にかかわらず、又、室の場所２発熱物体の有無にか
かわらず、室内を非常に均一な温度分布に維持可能とす
るものである。

発明の効果 本発明は、以上の様に構成されるので、室内の熱負荷の
アンバランス、つ１り日照、加熱源の有無等による室内
温度分布の不均一さを複数の輻射センサによう検知し、
室の各領域への送風量をコントロールするので、温度分
布の良好な快適空間を提供するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の空気調和機の中央断面図、第２図は第
１図の空気調和機を下方よりみた図、第３図は第１図の
要部拡大断面図、第４図は室の領域図、第６図は実取付
使用状態を示す断面図、第６図は従来の空気調和機を下
方よシ見た図、第７図は第８図の中央断面図、第８図は
第６図の場合の室内の気流流線図を示す。 １１ａ　、　ｂ　、　ｃ　、　ｄ−−−−−−吹出しグ
リル、１５ａ。 ｂ、ｃ、ｃｉ・・・・・・輻射温度センサ、Ｔａ、ｂ、
ｃ。 ｄ・・・・・・検出温度、１６ａ、ｂ、ｃ、ｄ・・・・
・・ダンパーフラップ、１７ａ、ｂ、ｃ、ｄ・・・・・
・開口。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 吸込口と、吹出口と、前記吹出口を開閉するダンパーフ
   ラップと、前記吹出口からの送風温度を設定する温度設
   定手段と、前記吸込口の内側に複数個配置され吸込風の
   温度を検知する輻射温度センサと、前記輻射温度センサ
   によって検出された温度と、前記温度設定手段によって
   設定された温度とを比較する演算手段と、前記演算手段
   の演算結果によって前記輻射温度センサの最近傍の前記
   ダンパーフラップの開閉角度を制御する制御手段を有し
   た空気調和機。