JPH09277906A - エンジン始動制御装置 - Google Patents
エンジン始動制御装置Info
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- JPH09277906A JPH09277906A JP9453796A JP9453796A JPH09277906A JP H09277906 A JPH09277906 A JP H09277906A JP 9453796 A JP9453796 A JP 9453796A JP 9453796 A JP9453796 A JP 9453796A JP H09277906 A JPH09277906 A JP H09277906A
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Abstract
能になるのを防止する。 【解決手段】 イモビライザECU20のEEPROM
20aには、参照コードが記憶されており、処理部20
bは、キー10のトランスポンダ12から送られてくる
暗証コードと参照コードを比較する。そして、一致しな
い場合には、エンジンECU24にL信号を送り、エン
ジン30を停止させる。一方、この照合が完了していな
いときや他の通信を行っていないときには、イモビライ
ザECU20は、符号化器20cにおいて符号化した始
動コードをエンジンECU24に送信する。エンジンE
CU24は復号化器24bにより、始動コードを復号化
して認識する。そして、始動コードを認識できない場合
には、エンジン30を停止する。これによって、イモビ
ライザECU20とエンジンECU24を結ぶ通信線が
切断された場合に、エンジン30を停止できる。
Description
装置、特に正しいキー操作でなくエンジン始動用の操作
がなされたときにエンジンを停止する装置に関する。
によって解除可能なロック装置があり、また正しいキー
(イグニッションキー)によってのみエンジンの始動が
可能になっている。このようにして、車両の盗難防止が
図られているが、盗難防止の確実化を図るために、さら
なる盗難防止機構を装備することが提案され、実用化さ
れつつある。
603(日本自動車工業会知的財産部会1995.1
2.1発行)には、イグニッションキーと連動して、正
しいイグニッションキーが使用されない場合にエンジン
の始動を禁止する車両用盗難防止装置が開示されてい
る。
ョンキーに暗証コード送信用のトランスポンダが内蔵さ
れている。このトランスポンダは、キーシリンダに設け
られたアンテナからの電波から電力をもらい、記憶して
いる暗証コードを送信する。キーシリンダのアンテナに
は、イモビライザ(Imobilizer)ECUが接続されてお
り、ここで送信されてきた暗証コードが正しいか否かが
判断される。さらに、イモビライザECUには、エンジ
ンの点火(イグニッション)および燃料供給(フューエ
ルインジェクション)を制御するエンジンECUが接続
されており、イモビライザECUは正しい暗証コードが
得られたかをエンジンECUに知らせる。そして、イモ
ビライザECUにおいて正しい暗証コードが得られなか
った場合には、エンジンECUがエンジンへの燃料の供
給およびエンジンにおける点火を禁止し、エンジンを停
止制御する。これによって、正しいキーを使用せずに始
動しようとした場合におけるエンジンの始動、車両の走
行を防止することができる。なお、エンジンECUは、
イグニッションキーの操作によるイグニッションオンに
従い、通常通りエンジンを始動させており、イモビライ
ザECUからの信号を受け、エンジンを停止させる。
ータが回転しており、電源電圧の変動が大きい。そこ
で、イモビライザECUとエンジンECUの通信は、エ
ンジン回転数が500rpm以上になった後に行ってい
る。
以上になったときに、エンジンECUは乱数発生により
所定のローリングコードを作成して、イモビライザE
CUに送る。イモビライザECUは、正しいキーを認識
できていた場合には、同様の乱数発生によりローリング
コードを発生し、これをエンジンECUに返送する。
これによって、エンジンECUにより正しいキーが使用
されたことが確認され、キー確認の処理を終了し、通常
のエンジンの動作が継続される。
間に返送されてこない場合には、エンジンECUは、点
火および燃料噴射を停止する。そこで、正しいキーによ
る操作でなかった場合には、エンジンが停止される。
イザECUがコード照合の結果により盗難と判定した場
合には、エンジンECUへの通信線のレベルを直ちにL
レベルに設定する。そして、エンジンECUは通信線の
Lレベルを検出して、エンジンを停止させる。従って、
この装置では、盗難と判定された場合に、早期にエンジ
ンを停止することができる。
おいては、イモビライザECUからエンジンECUへの
通信線がHレベルに固定された場合には、エンジン回転
数が500rpmに至ってから数秒間(ローリングコー
ドの返送がないことを確認するまでの間)はエンジンが
停止しない。そこで、これを繰り返すことによってある
程度車両が走行する。特に、通信線は、ECUの内部で
プルアップされる場合が多く、通信線の切断によって、
通信線はHレベルになる。従って、イモビライザECU
からエンジンECUへの通信線の切断によって、車両が
ある程度走行することになる。
ける時間を短くすることも考えられるが、正しいローリ
ングコードが返送されている場合における誤検出を防止
するためには、この時間を余り短くすることはできな
い。
題としてなされたものであり、イモビライザECUから
エンジンECUへの通信の切断などによる車両の走行を
効果的に防止できるエンジン始動制御装置を提供するこ
とを目的とする。
ン始動のために操作されたときにエンジンの始動許可信
号を出力する始動許可信号出力手段と、前記始動許可信
号を受信したか否かに応じてエンジンの始動を制御する
エンジン始動制御手段と、を含み、前記始動許可信号出
力手段は、始動許可信号をコード化して出力し、前記始
動制御手段は、前記コード化された始動許可信号を解読
して、始動許可信号を受信したかを検出することを特徴
とする。
動のためのキー操作がされたときに、始動許可信号出力
手段が始動許可信号を出力する。エンジン始動制御手段
は、始動許可信号を受信したことでエンジンの始動を継
続する。そして、始動許可信号は、コード化されてお
り、始動制御手段は、始動許可信号を受信したかを解読
して判断する。そこで、始動許可信号出力手段とエンジ
ン始動制御手段とを切り離した場合には、エンジン始動
制御手段は、始動許可信号を受信できず、エンジンの始
動が禁止される。従って、盗難者が通信線を切り離すな
どの手段で、エンジン始動許可信号の端子を常時Hレベ
ルに設定しても、これが始動許可信号と間違われ、始動
が許可されることを防止できる。
定の参照コードを照合させる照合手段と、キーがエンジ
ン始動のために操作されたときにエンジンの始動許可信
号を出力する始動許可信号出力手段と、前記照合手段に
より照合したキーのコードと参照コードとの一致が検出
できない場合にエンジンの始動不許可信号を出力する始
動不許可信号出力手段と、前記始動許可信号と始動不許
可信号とに応じてエンジンの始動を制御するエンジン始
動制御手段と、を含み、前記始動許可信号出力手段は、
エンジン始動許可信号をコード化するコード化手段を含
み、前記始動制御手段は、前記コード化手段でコード化
された始動許可信号を解読するコード解読手段を含み、
エンジン始動制御手段は、始動不許可信号を受信した場
合だけでなく、コード化されたエンジン始動許可信号を
受信できないときもエンジンの始動を禁止することを特
徴とする。
と、参照コードを照合する。そして、両者が一致しない
場合には、始動不許可信号出力手段が始動不許可信号を
出力する。そして、エンジン制御手段が、始動不許可信
号に応じてエンジンの始動を禁止する。そこで、正しい
キーが使用されない場合に、エンジンの始動を禁止でき
る。さらに、この発明においても、コード化した始動許
可信号を受信できない場合に、エンジン始動制御手段に
よるエンジン始動が禁止される。従って、エンジン始動
制御手段への通信線が切り離され、エンジン始動制御手
段がHレベルの信号を常に受信するときに、これを始動
許可信号の受信と間違ったりすることがなくなる。
使用することにより、盗難者による通信線の切断などに
より、エンジンの始動が可能になり、エンジンを搭載し
た車両の走行が可能になってしまうことを防止すること
ができる。
(以下、実施形態という)について、図面に基づいて説
明する。
に係るエンジン始動制御装置を利用した車両用盗難防止
装置の全体システムを示す図である。自動車のドアロッ
クの開閉にも利用されるイグニッションキー10には、
トランスポンダ12が、内蔵されている。このトランス
ポンダ12は、アンテナ、電源回路、記憶部、読み出し
回路、送信回路等を含んでいる。トランスポンダ12
は、外部から所定の電波を受信すると、この電波をアン
テナで受信し、電源回路に供給する。電源回路は、受信
電波から電力を得て、内部回路に電力を供給する。そし
て、記憶部に記憶されている暗証番号を読み出し、送信
回路を介しアンテナから送信する。
定の磁化等)のイグニッションキー10により回転可能
になるものであり、通常の場合と同様に、その回転位置
により、アクセサリースイッチ、イグニッションスイッ
チ、スタータスイッチ等の各種スイッチが操作される。
すなわち、アクセサリースイッチによりアクセサリー機
器の電源のオンオフ、イグニッションスイッチにより点
火プラグ等走行に必要な機器の電源のオンオフ、スター
タスイッチによりスタータモータの電源のオンオフが制
御される。なお、挿入されたイグニッションキー10の
先端部が、キーシリンダ14に適合した場合にのみ回転
が可能になる。
し込まれる側)の周囲には、アンテナ16が設けられて
いる。このアンテナ16から所定の電波がトランスポン
ダ12に向けて送信され、またトランスポンダ12から
の電波がこのアンテナ16によって受信される。
るアンプ18を介し、イモビライザECU20が接続さ
れている。なお、キーシリンダ14には、キー挿入検出
スイッチ22が設けられており、キー10が挿入されて
いるか否かの信号がイモビライザECU20に供給され
ている。従って、イモビライザECU20は、キー10
が挿入された時点でこれを検出することができ、この時
点でアンテナ16より所定の電波を送信し、トランスポ
ンダ12からの返信を受信することができる。
キー10の暗証コードに対応する参照コードを記憶して
いる。この例では、EEPROM20aに参照コードを
記憶している。そして、処理部20bが、アンテナ16
を介し、トランスポンダ12から送られてきた暗証コー
ドが参照コードと一致するかを判定する。
ジンECU24が通信回線を介し接続されている。この
エンジンECU24において、イモビライザECU20
からの信号を受け入れる端子が端子IMI、イモビライ
ザECU20へ信号を送信する端子が端子IMOであ
る。
(プラグ点火)制御部26およびフューエルインジェク
ション(燃料供給)制御部28を制御する。これらイグ
ニッション制御部26およびフューエルインジェクショ
ン制御部28は、エンジン30に接続されており、これ
らによってエンジンの点火、燃料供給が制御される。
リンダ14の回転によるイグニッションオンに応じて、
点火プラグへの電力供給およびエンジンへの燃料供給を
可能な状態にする。そして、スタータモータの回転に応
じたエンジン30の回転に伴い、所定の点火および燃料
供給を行い、エンジン30がかかり回転し始めた後も引
き続き点火、燃料供給を制御する。
取り付けられ、その回転数を検出する回転センサ32が
接続されており、エンジン30の回転数を検出してい
る。
0c、乱数発生器20dが設けられている。符号化器2
0cは、イモビライザECU20が動作しているときに
始動コードを発生し、乱数発生器20dは、所定のロー
リングコードを発生する。なお、イモビライザECU
20には、アンテナ16を介して通信を行うための送受
信回路やエンジンECU24との通信を行うための通信
インタフェースなども設けられている。
4a、復号化器24b、乱数発生器24c、バックアッ
プメモリ24dが設けられている。復号化器24bは、
イモビライザECU20から送られてくる始動コードを
復号し、乱数発生器24cは、所定のローリングコード
を発生する。さらに、バックアップメモリ24dに
は、次回の処理の際に必要となるカウント値や、フラグ
などを記憶する。なお、処理部24aは、各種処理を行
うものであり、またエンジンECU24にもイモビライ
ザECUと通信を行うための通信インタフェースなどが
設けられている。
テリ34からの電力が常に供給され、記憶内容を保持す
るSRAMである。また、バッテリ34は、各種機器の
動作用の電力供給も行っている。
て、図2、3のタイミングチャート、図4、5、6のフ
ローチャートに基づいて説明する。
0をキーシリンダ16のキー溝に差し込むと、キー挿入
検出スイッチ22がこれを検出し、電源が立ち上がり、
各部が動作を開始する。すなわち、イモビライザECU
20は、エンジンECU24に向けて始動コードの送信
を開始すると共に、アンテナ16からの信号の受信を待
つ。そして、アンテナ16からの信号を受信したときに
は、トランスポンダ12から送られてきた暗証コード
が、EEPROM20aに記憶されている参照コードと
一致するかを判定する。
送りながら、ローリングコードの受信を待ち、受信し
たときに、ローリングコードを返送する。一方、暗証
コードと参照コードが一致しない場合にはエンジンEC
U24への通信線をLに固定する。なお、キー挿入検出
スイッチ22を設けない場合には、アクセサリースイッ
チのオンやイグニッションスイッチのオンによって動作
を開始してもよい。
ションスイッチのオンに従い、エンジンECU24は、
イグニッション制御部26およびフューエルインジェク
ション制御部28により、エンジン30を動作可能な状
態にする。さらに、スタータスイッチのオンによって、
スタータモータがオンし、エンジンが回転し始め、点
火、燃料供給が開始される。
出スイッチ22のオンまたはアクセサリースイッチのオ
ンにより、イモビライザECU20は動作を開始し、符
号化器20cにおいて始動コードを発生して、この送信
を開始する。これによって、図2に示すように、エンジ
ンECU24の端子IMIに始動コードが現れる。この
始動コードは、イモビライザECU20により、繰り返
し送出されるものである。なお、始動コードとしては、
レベルのH,Lの組み合せによる暗号、PWH(パルス
幅変調)や、PSK(位相シフトキーイング)など各種
手段が適用可能である。
CUは、最初にバッテリを接続して最初に行われるルー
チンで0に設定されるフラグXIMMOCの値を判定す
る。このフラグXIMMOCは、前回のエンジン始動の
際にエラーがあった場合にも0にセットされ、エンジン
始動が正常終了したときに1にセットされる。
の初めに、このフラグXIMMOCの値をチェックする
ことによって、一旦バッテリが切断されたり、前回エラ
ーであったかが判定される。なお、フラグXIMMOC
は、エンジンECU24内のバックアップメモリ24d
に記憶されている。従って、バッテリが外されない限り
は、リセットされない。
OC=1の前回エンジン始動が正常であった場合につい
て、図2、4、5に基づいて説明する。
ョンスイッチオンの状態からイモビライザECU20か
らの通信を受信する端子IMIがLに固定されているか
を監視する(S1)。この判定は、端子IMIのLの継
続時間をカウンタなどで計測し、これが所定値以上にな
ったことで検出する。なお、S1の判定は常時行ってい
る。
イモビライザECU20がLを出力していることであ
り、不正の検出を意味しており、フラグXIMMOC=
0にセットした(S2)後、エンジンを停止する(S
3)。
いて、暗証コードの参照コードとの不一致や、何らかの
不正を検出し、通信回線をLレベルにした場合には、端
子IMIのLレベルによって、これがエンジンECU2
4において検出される。そして、エンジンECU24
が、イグニッションおよびフューエルインジェクション
を禁止するため、エンジン30が停止される。
合には、フェイルカウンタCIMMOFに1を加算する
(S4)。このように、本実施形態においては、エンジ
ン始動処理における異常終了の連続回数を示すカウンタ
CIMMOFを動作の最初でカウントアップする。従っ
て、処理の異常終了(途中)時にカウンタCIMMOF
をカウントアップすることができる。すなわち、処理の
途中でイグニッションスイッチがオフされたとき、この
カウンタCIMMOFはカウントアップされる。なお、
このカウンタCIMMOFはバックアップメモリ24d
内に記憶される。
は、このCIMMOFが1かを判定する。すなわち、前
回までにエラーがなければ、このカウンタCIMMOF
は0であり、これに1を加算してCIMMOFは1であ
る。そこで、この場合には、ローリングコードの受信
待ち時間n秒を最大値、例えば3秒に設定する(S
6)。また、CIMMOF=2であればn=2秒(S
7,S8)、CIMMOF=3であればn=1秒に設定
する(S9,S10)。このように、nをカウンタCI
MMOFの値に応じて順次小さく設定することによっ
て、エンジンECU24におけるローリングコードの
待ち時間が順次短縮され、不正使用の繰り返しによる車
両の走行を所定以下にできる。
11)CIMMOF>3であった場合には、S2,S3
に移り、エンジン30を停止する。これによって、エン
ジン30を早期に停止でき、不正な始動操作による走行
を全く不可能にできる。
次にエンジン回転数が500rpmに至ったかを判定す
る(S12)。そして、エンジン回転数が500rpm
に至るまでのこの判定を繰り返し、500rpmになっ
たときには、始動コードを受信したかを判定する(S1
3)。この始動コードの検出自体は、処理の最初から繰
り返し行っている。
の端子IMIにおいて、何らかの信号を受信しているが
これが始動コードと異なると判定された場合、エンジン
回転数が500rpmになってからm秒(例えば500
msec)経過したかを判定する(S14)。そして、
m秒経過しても始動コードを受信できなかった場合に
は、フラグXIMMOC=0として(S2)、エンジン
を停止する(S3)。
よって、イモビライザECU20からのLレベルの送出
だけでなく、回線切断による端子IMIのHレベルへの
固定も異常として検出でき、この場合にもエンジン30
を停止できる。
できていれば、エンジンECU24は、ローリングコー
ドをイモビライザECU20に送出する(S15)。
このローリングコードはエンジンECU内にある乱数
発生器24cにより、予め定められている方式で行われ
る。
した暗証コードとEEPROM20aに記憶されている
参照コードの照合により、両者の一致を検出しており、
ローリングコードの受信を確認した場合は、自己の内
部の乱数発生器20dを利用して、ローリングコード
に対応するローリングコードを生成する。エンジンE
CU24とイモビライザECU20内の乱数発生機構は
予め対応して構成されているため発生されるローリング
コードとは必ず対応するものになる。そして、イモ
ビライザECU20は、ローリングコードをエンジン
ECU24に送出する。なお、暗証コードと参照コード
が一致していなかった場合には、その時点でイモビライ
ザEC20Uは、通信線をLとする。エンジンECU2
4は、端子IMIの状態を常時監視しており、IMIの
Lを検出した場合には、その時点で、エンジン30が停
止される。
ーリングコードに対応したローリングコードを受信
したかを判定し(S16)、正しいローリングコード
を受信した場合には、カウンタCIMMOF=0とし
(S17)、CIMMOFの値を0に戻してから処理を
終了する。従って、処理が正常に終了したときのみカウ
ンタCIMMOF=0にリセットされる。
拘わらず、正しいローリングコードが返送されてこない
場合には、正常な動作が行われていない。そこで、この
場合には、n秒経過したかを判定する(S18)。そし
て、3秒間は、ローリングコードとローリングコード
の受信の判定を繰り返しn秒以内にローリングコード
を受信できない場合に、S12に移り、XIMMOC
=0にする(S2)と共に、エンジン30を停止する
(S3)。
れかで設定された3、2、1秒のいずれかである。従っ
て、これまでのエンジン始動操作における異常終了の度
に、この受信待ち時間が短縮される。特に、上述のよう
に、CIMMOFは、エンジン始動前にカウントアップ
しているため、イグニッションを始動処理の途中でオフ
にした場合にも、この待ち時間短縮処理が行われる。
ってから、始動コードの検出およびローリングコードの
送受信を行うのは、エンジン回転数が500rpm以下
の場合には、スタータモータが作動している可能性が多
く、この場合に電源電圧が不安定であり、エラー発生の
確率が高いためである。
通信線のHではなく、始動コードにより、正常であるこ
とをエンジンECU24に伝える。このため、通信線が
切断されたときには、始動コードが送られてこなくな
る。そこで、エンジンECU24は、始動コードが送ら
れてこないことにより、エンジンを停止することができ
る。なお、イモビライザECU20は、ローリングコー
ドの送信後も始動コードの送信を繰り返す。エンジン
ECU24は、通信線の接続を常に確認できる。また、
エンスト時等における再始動が容易になる。
ラーがなかった場合、すなわちフラグXIMMOC=1
の場合の処理が行われる。また、異常を検出し、エンジ
ン30を停止した際に、XIMMOC=0にセットす
る。
ッテリが切り離された後や、前回エンジン始動時の処理
において異常と判定されていた(フラグXIMMOC=
0になっている)場合について、図3、5に基づいて説
明する。
20は、不正を検出した場合には、エンジンECU24
への通信線をLにする。そこで、エンジンECU24
は、端子IMIを監視し、これがLに固定されているか
を判定する(S21)。そして、端子IMIがLに固定
されていた場合には、エンジン30を停止する(S2
8)。
におけるHレベルを検出した場合には、直ちにローリン
グコードのチェックのルーチンに入る。すなわち、エン
ジンECU24は、エンジン回転数が500rpmにな
るのを待たずに、直ぐに端子IMOからローリングコー
ドの送信を開始する(S22)。イモビライザECU
20は、不正を検出していない限りは、始動コードを送
信している。しかし、エンジンECU24からローリン
グコードを受信した場合には、これに対応するローリ
ングコードを生成し、これをエンジンECU24に返
信する。
を端子IMIから送信しながら、端子IMIの状態を
監視し、ローリングコードを受信したかを判定する
(S23)。そして、ローリングコードを受信できた
場合には、フラグXIMMOC=1とし(S24)、処
理を終了する。
場合には、エンジン回転数が500rpmに至ったかを
判定する(S25)。そして、エンジン回転数が500
rpmに至るまでローリングコードの送信とローリン
グコードの受信判定を繰り返す。エンジン回転数が5
00rpmに至るまでに、ローリングコードを検出で
きなかった場合には、エンジンを停止する(S26)。
通常の車両は、エンジン回転数が500rpm以下で
は、全く走行ができない。そこで、この処理によって、
確実な走行停止が行える。
停止して後、イグニッションがオフされたかを判定する
(S27)。そして、イグニッションがオフされていな
かった場合には、S22に戻る。これによって、エンジ
ンECU24からのローリングコードの送信およびイ
モビライザECU20におけるローリングコードの送
信はそのままイグニッションオフまで継続する。このた
め、エンジン停止後にもエンジンECU24がローリン
グコードを受信できる。そして、S23において、ロ
ーリングコードを受信できていた場合には、フラグX
IMMOC=1にリセットされる(S24)。そこで、
次回のエンジン始動は、XIMMOC=1として行え
る。
では、カウンタCIMMOFの値は利用しない。そこ
で、この処理の最初で、CIMMOFを0にリセットし
ておくことが好適である。なお、XIMMOC=1にセ
ットした時点では、CIMMOFを0にリセットしても
よい。
れた場合には、処理を終了する。従って、イグニッショ
ンオフまでにローリングコードが受信できなかった場
合には、フラグXIMMOC=0のままになる。
コードの送受信を行うことによって、不正がない場合
に、エンジン始動ができないという状況の発生を防止で
きる。すなわち、エンジン回転数500rpmまでの通
信では、通信エラーが発生しやすく、不正がない場合に
も正しいローリングコードの通信が行えない場合があ
る。一方、エンジン停止後は、スタータモータは動作し
ておらず、確実な通信ができる。そこで、単なる通信エ
ラーによって、エンジンが始動できなくなることを防止
できる。
プメモリ24dに対する電力の供給が断たれ、内容がク
リアされたときには、次の処理におけるローリングコー
ドの送受信を早期に行う。すなわち、エンジン回転数が
500rpmに至るまでに、ローリングコードの通信が
正常に終了していない場合には、エンジンを停止する。
そこで、バックアップ電源線を切断した場合等は、エン
ジンは、500rpmに至らず、車両の確実な走行停止
が達成できる。特に、フラグXIMMOC=0を異常時
の値としたため、電源オフによる記憶内容の消滅に伴
い、このフラグXIMMOCの値のセットが容易であ
る。すなわち、通常の初期動作の際にこのフラグXIM
MOCをゼロにクリアすることで、前回異常のセットが
行える。
始動コードを使用している。そして、この始動コードが
得られない場合にエンジンを停止する。そこで、単に通
信線が切断された場合などに、始動コードが受信でき
ず、エンジンを停止することができる。
ある(前回正常)。
ある(前回異常)。
である(前回正常)。
である(前回正常)。
(前回異常)。
4 キーシリンダ、20 イモビライザECU、24
エンジンECU、26 イグニッション制御部、28
フューエルインジェクション制御部、30 エンジン、
20a EEPROM、20c 符号化器、24b 復
号化器、24d バックアップメモリ。
Claims (2)
- 【請求項1】 キーがエンジン始動のために操作された
ときにエンジンの始動許可信号を出力する始動許可信号
出力手段と、前記始動許可信号を受信したか否かに応じ
てエンジンの始動を制御するエンジン始動制御手段と、 を含み、 前記始動許可信号出力手段は、始動許可信号をコード化
して出力し、 前記始動制御手段は、前記コード化された始動許可信号
を解読して、始動許可信号を受信したかを検出すること
を特徴とするエンジン始動制御装置。 - 【請求項2】 キーのコードと、所定の参照コードを照
合させる照合手段と、 キーがエンジン始動のために操作されたときにエンジン
の始動許可信号を出力する始動許可信号出力手段と、 前記照合手段により照合したキーのコードと参照コード
との一致が検出できない場合にエンジンの始動不許可信
号を出力する始動不許可信号出力手段と、 前記始動許可信号と始動不許可信号とに応じてエンジン
の始動を制御するエンジン始動制御手段と、 を含み、 前記始動許可信号出力手段は、始動許可信号をコード化
するコード化手段を含み、 前記始動制御手段は、前記コード化手段でコード化され
た始動許可信号を解読するコード解読手段を含み、 エンジン始動制御手段は、始動不許可信号を受信した場
合だけでなく、コード化された始動許可信号を受信でき
ないときにもエンジンの始動を禁止することを特徴とす
るエンジン始動制御装置。
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