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JPH09262970A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

Info

Publication number
JPH09262970A
JPH09262970A JP8074907A JP7490796A JPH09262970A JP H09262970 A JPH09262970 A JP H09262970A JP 8074907 A JP8074907 A JP 8074907A JP 7490796 A JP7490796 A JP 7490796A JP H09262970 A JPH09262970 A JP H09262970A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
ink
section
recording head
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8074907A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Misumi
義範 三隅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP8074907A priority Critical patent/JPH09262970A/ja
Priority to US08/824,456 priority patent/US6126262A/en
Publication of JPH09262970A publication Critical patent/JPH09262970A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2121Ink jet for multi-colour printing characterised by dot size, e.g. combinations of printed dots of different diameter
    • B41J2/2128Ink jet for multi-colour printing characterised by dot size, e.g. combinations of printed dots of different diameter by means of energy modulation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J19/00Character- or line-spacing mechanisms
    • B41J19/14Character- or line-spacing mechanisms with means for effecting line or character spacing in either direction
    • B41J19/142Character- or line-spacing mechanisms with means for effecting line or character spacing in either direction with a reciprocating print head printing in both directions across the paper width

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録ヘッド部が一方向に搬送されて記録面に
形成される1画素の面積と記録ヘッド部が他方向に搬送
されて記録面に形成される1画素の面積とを等しくし、
往路および復路における印刷濃度を均一とすること。 【解決手段】 動作制御部66がインク滴の飛散特性に
応じて記録ヘッド部10の各吐出口46a〜46hから
吐出される1画素あたりのインク滴の吐出回数を往路に
おいて2回、復路において1回となるように指令信号C
nを形成し、それを駆動パルス信号形成部64に供給す
るもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体における
記録面に対向して配される記録ヘッド部におけるインク
吐出部からインク滴を記録データに応じて記録面に対し
て吐出し付着させて記録を行うインクジェット記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、記録媒体と
しての用紙もしくは布帛等における記録面に対向して配
され、インク貯留部から供給されるインク液を選択的に
インク滴にして吐出する複数のインク吐出部を有する記
録ヘッド部と、記録ヘッド部を記録面の送り方向に略直
交する方向に往復移動させる記録ヘッド搬送駆動部と、
記録媒体における記録面に記録されるべき記録データに
基づいて記録ヘッド部のインク吐出部に対応した記録制
御データを得る記録信号処理部からの記録制御データに
基づいて駆動パルス信号を形成し、それを各インク吐出
部にそれぞれ供給する駆動パルス信号形成部とを含んで
構成されている。
【0003】かかる構成のもとで、記録媒体における記
録面が記録ヘッド部のインク吐出部に対向して断続的に
送り出されるとき、記録ヘッド部が記録ヘッド搬送駆動
部により記録媒体の記録面の送り方向に略直交する方向
に例えば、往復移動せしめられ、記録媒体の送り方向に
一列に配列された各インク吐出部が往路および復路にお
いてそれぞれ記録面に対して駆動パルス信号形成部から
の駆動パルス信号に応じてそのインク吐出口を通じてイ
ンク滴を記録面に吐出させる。これにより、記録媒体の
記録面に記録データに基づく画像もしくは文字等が記録
されることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように記録ヘッ
ド部が記録ヘッド搬送駆動部により記録媒体の記録面の
送り方向に略直交する方向に例えば、往復移動せしめら
れて記録動作が行われる場合、図7(A)に示されるよ
うに、記録ヘッド部72におけるインク吐出部74の各
インク吐出口から吐出されるインク滴は、例えば、記録
媒体としての用紙76の記録面76aに到達して画像も
しくは文字を構成する1画素の主要な部分をなす主滴7
8i(i=1〜n)と、吐出される主滴78iの残部も
しくはインク吐出口の周縁部に付着されたインク液の一
部が一方向に飛散して形成される副滴(サテライト)7
8ai(i=1〜n)とからなる。図7(A)において
は、代表してそれぞれ1つを示す。また、副滴78ai
は、インク滴の飛散特性、例えば、記録ヘッド部2の特
性(インク吐出口の形状、インク液の特質)に応じて一
方向に飛散するものとされる。
【0005】記録ヘッド部72が図7(A)の矢印Fが
示す方向、すなわち、往路に沿って移動せしめられる場
合、副滴78aiの主滴78に対する相対飛散方向が、
図7の矢印Fが示す方向とは逆方向であって主滴78i
から離隔する斜め方向にあるとき、図7(B)に示され
るように、主滴78iが記録面76aに到達する位置が
副滴78aiが記録面76aに到達する位置に対して進
行方向側に偏る。これにより、副滴78aiにより形成
される部分82aiが、記録面76aに到達する主滴7
8iにより1画素として形成される部分80i内に重な
り含まれるように形成される。
【0006】一方、記録ヘッド部72が、図7(A)の
矢印Rが示す方向、すなわち、復路に沿って移動せしめ
られる場合、図7(C)に示されるように、主滴78i
が記録面76aに到達する位置が、副滴78aiが記録
面76aに到達する位置に対して進行方向とは反対側に
偏る。これにより、副滴78aiにより形成される部分
82aiが、到達する主滴78iにより記録面76aに
形成される部分80iの境界線に隣接して進行方向側に
接するように形成される。部分80iの面積と部分82
aiの面積とを合わせた面積を有する部分80piが1
画素として形成されることとなる。
【0007】しかし、記録ヘッド部72が往路に沿って
移動されるときの記録面76aに形成される1画素の面
積と記録ヘッド部72が復路に沿って移動されるときの
記録面76aに形成される1画素の面積とに差が生じる
場合、記録面に形成される画像もしくは文字の濃度が往
路および復路によって異なるという不都合が生じること
となる。
【0008】以上の問題点を考慮して、本発明は、記録
媒体における記録面に対向して配される記録ヘッド部に
おけるインク吐出部からインク滴を記録データに応じて
記録面に対して吐出し付着させて記録を行うインクジェ
ット記録装置であって、大幅な設計変更を伴うことな
く、記録ヘッド部が一方向に搬送されて記録面に形成さ
れる1画素の面積と記録ヘッド部が他方向に搬送されて
記録面に形成される1画素の面積とを等しくし、往路お
よび復路における印刷濃度を均一とすることができるイ
ンクジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め本発明に係るインクジェット記録装置は、記録媒体に
おける記録面に対向配置され、記録データに応じてイン
ク貯留部から供給される独立したインク滴から成るイン
ク滴群を該記録面に吐出するインク吐出部を有する記録
ヘッド部を用いるインクジェット記録装置において、記
録媒体における記録面に対し略平行に往復動せしめられ
る記録ヘッド部のインク吐出部からのインク滴の吐出回
数を往動時、および、復動時変化させることにより記録
媒体の記録面に到達したインク滴により形成される1画
素あたりの着弾面積を制御する制御部を備えて構成され
る。
【0010】また、記録媒体における記録面に対向配置
され、記録データ形成部からの記録データに応じてイン
ク貯留部から供給されるインク滴を記録面に吐出するイ
ンク吐出部を有する記録ヘッド部のインク吐出部を記録
媒体における記録面に対し略平行に往復動させる記録ヘ
ッド搬送駆動部と、記録ヘッド搬送駆動部により駆動さ
れる記録ヘッド部の進行方向を検出し、検出出力を送出
する進行方向検出部と、記録ヘッド部におけるインク吐
出部に選択的に吐出動作を行わせるべく、記録信号処理
部からの記録制御データに基づいて駆動パルス制御信号
を形成し記録ヘッド部におけるインク吐出部に供給する
駆動パルス信号形成部と、進行方向検出部からの検出出
力があらわす記録ヘッド部の進行方向、および、記録ヘ
ッド部のインク吐出部からのインク滴の飛散特性に応じ
て駆動パルス信号形成部に、記録媒体の記録面に到達し
たインク滴により形成される1画素あたりの着弾面積を
記録ヘッド部の往復動作において相互に等しくさせる動
作を行わせる動作制御部とを備えて構成されてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】図2は、本発明に係るインクジェ
ット記録装置の一例の要部の概略構成を示す。
【0012】図2において、本装置は、記録媒体として
の記録紙4を送り込む給紙ローラ6aおよび6bを有す
る給紙用回転軸6が設けられる給紙トレイ部2と、給紙
トレイ部2からの記録紙4を搬送する搬送部8と、搬送
部8から排出される記録紙4に対して記録動作を行う記
録ヘッド部10を有する記録部12と、記録部12を記
録紙4の搬送方向に対して直交する方向に往復動させる
搬送駆動部14とを含んで構成されている。
【0013】給紙トレイ部2における給紙用回転軸6の
一端部は歯車機構部16を介して給紙駆動用モータ18
に連結されている。給紙駆動用モータ18は図示が省略
される駆動制御部からの駆動制御信号に応じて制御され
る。これにより、給紙駆動用モータ18に駆動制御信号
が供給され給紙用回転軸6が回転せしめられるとき、給
紙トレイ部2に供給された記録用紙4がその表面と給紙
ローラ6aおよび6bとの摩擦力により搬送部8に送り
出される。
【0014】搬送部8は、給紙トレイ部2からの記録紙
4を搬送する紙送りローラユニット20と、紙送りロー
ラユニット20に対向して配され記録紙4を倒立した平
坦な状態に規制する板状のプラテン部材24と、紙送り
ローラユニット20により送り出される記録紙4を排出
する排紙ローラ22aおよび22bを有する排紙用回転
軸22と、排紙用回転軸22に対向して配置され排紙ロ
ーラ22aおよび22bとそれぞれ協働して記録紙4を
排出する摺接部材26aおよび26bを有する紙規制部
材26とを含んで構成されている。
【0015】紙送りローラユニット20は、給紙用回転
軸6に略平行に配され、その両端部が回動可能に支持さ
れて配されている。紙送りローラユニット20の一端部
には、歯車機構部30を介して駆動用モータ28の出力
軸に連結されている。
【0016】記録部12は、その下部が紙送りローラユ
ニット20の軸線に沿って平行に対向配置されるガイド
シャフト30に案内されるとともに搬送ベルト32に連
結されている。また、記録部12には、記録ヘッド部1
0に後述される制御ブロック部からの駆動パルス制御信
号を送出するプリント基板配線部34が接続されてい
る。搬送ベルト32は、回転軸36に固定されるプーリ
36aと駆動用モータ38の出力軸38aに固定される
プーリ38bとの間に巻装されている。駆動用モータ3
8は、後述される制御ブロック部からの駆動制御信号に
より駆動制御され、正回転もしくは逆回転が交互に繰り
返えされる。これにより、制御ブロック部からの駆動制
御信号に応じて駆動用モータ38が作動状態とされて正
回転せしめられるとき、記録部12はガイドシャフト3
0に案内され対向配置される記録紙4の搬送方向に直交
する方向に沿って図2に示される矢印Fの示す方向に沿
って移動せしめられ、一方、駆動用モータ38が作動状
態とされて逆回転せしめられるとき、記録部12はガイ
ドシャフト30に案内され対向配置される記録紙4の搬
送方向に直交する方向に沿って図2に示される矢印Fの
示す方向とは反対方向に沿って移動せしめられることと
なる。また、給紙駆動用モータ18とガイドシャフト3
0の一端部との間には、記録ヘッド部10の吸引回復処
理などを行う吸引回復処理ユニット40が配設されてい
る。
【0017】記録部12は、例えば、記録ヘッド部10
とインクタンク部とが一体化されたカートリッジであ
る。記録ヘッド部10は、例えば、インクバブルジェッ
トヘッド部とされて、図3(B)に示されるように、例
えば、シリコン(Si)、または、ガラス、もしくは、
セラミック等により作られ、表面上に電極配列部44が
設けられる基体42と、電極配列部44における各発熱
抵抗体に対応して設けられる溝であるインク流路が複数
設けられるインク流路形成部46と、インク流路形成部
46の後方に設けられインク流路形成部46における各
インク流路にインク液を供給するインク液室50が形成
される天板部48とを含んで構成される。電極配列部4
4は、図3(A)、および、図3(B)に示されるよう
に、例えば、タンタル合金(TaSi、TaN2)で作
られる複数の発熱抵抗体52上に配される各電極部52
A〜52Iと、各電極部52A〜52Iを覆う酸化防止
膜層54と、酸化防止膜層54を覆う耐キャビテーショ
ン保護膜層56とから構成されている。複数の発熱抵抗
体52上には電極間を連結する発熱部としてヒータ部5
2a〜52iが設けられている。各ヒータ部52a〜5
2iは、電極部に供給される駆動パルス制御信号に応じ
て発熱するものとされる。
【0018】インク流路形成部46は、インク滴を吐出
する吐出口46a〜46hをそれぞれ有するインク流路
46A〜46Hが耐キャビテーション保護膜層56の上
方に各ヒータ部52a〜52iに対応して設けられてい
る。各インク流路46A〜46Hには、それぞれインク
液室50が共通して接続されている。インク液室50に
は、供給路50Aを通じて図示が省略されるインクタン
ク部からインク液が逐次供給される。これにより、イン
ク流路46A〜46Hにインク液が供給されるもとで、
ヒータ部52a〜52iがそれぞれ発熱するとき、イン
ク流路46A〜46Hにおけるヒータ部52a〜52i
に対応する位置に配されるインク液が気泡が発生する膜
沸騰現象により押し出され、それが各吐出口46a〜4
6hにおいて分離、液滴化されてインク滴が記録紙4に
向けて吐出される。また、インク滴が吐出された各吐出
口46a〜46hにおいては、インク液の端面に形成さ
れる球面(以下、メニスカスという)が後退されるとと
もに毛管力によりインク液室50からインク流路46A
〜46Hにインク液が供給されて気泡が消滅される。
【0019】記録ヘッド部10における各吐出口46a
〜46hから吐出されるそれぞれのインク滴は、例え
ば、図4(A)に示されるように、記録ヘッド部10が
記録紙4の記録面4aに対向して所定の距離、例えば、
1・5mm離隔した状態で、図2の矢印F、および、図
4の矢印Fが示す搬送方向に対して略直交する方向に吐
出される主滴84iと、主滴84iの吐出方向に対して
所定の角度、例えば、5度をなして矢印Fの示す方向と
は反対方向に飛翔される副滴84aiとからなり、各吐
出速度は、それぞれ、12m/s、および、6m/sで
あることが本発明者の実験により予め確かめられてい
る。なお、図4(A)においては、1つの吐出口から吐
出された主滴84iおよび副滴84aiを代表して示
す。
【0020】さらに、本発明に係るインクジェット記録
装置には、図1に示されるように、搬送駆動部14およ
び記録ヘッド部10を駆動制御する制御ブロック部60
が備えられている。
【0021】制御ブロック部60は、記録部12の記録
ヘッド部10における各電極部52A〜52I(ヒータ
部52a〜52i)に駆動制御パルス信号Cp1〜Cp
8を供給する駆動パルス信号形成部64と、駆動用モー
タ38に関連して設けられ、記録部12の進行方向を検
出する進行方向検出部68からの検出出力信号Sdに基
づいて駆動パルス信号形成部64の動作を制御する動作
制御部66とを含んで構成されている。
【0022】進行方向検出部68は、記録部12が図2
に示される矢印Fが示す方向に移動せしめられるとき、
即ち、往路において記録部12が移動開始、もしくは、
移動中であることをあらわす検出出力信号Sdを動作制
御部66に供給する。また、進行方向検出部68は、記
録部12が図2に示される矢印Fが示す方向とは反対方
向に移動せしめられるとき、即ち、復路において記録部
12が移動開始、もしくは、移動中であることをあらわ
す検出出力信号Sdを動作制御部66に供給する。
【0023】検出出力信号Sdが供給される動作制御部
66には、記録信号処理部としての画像データ形成部6
2が接続されている。画像データ形成部62は記録紙4
に印刷されるべき画像データが所定の信号処理がなされ
て二値化データを形成し、それを記録部12の記録ヘッ
ド部10における各電極部52A〜52I(ヒータ部5
2a〜52i)に対応させた印刷データ群DPiとして
送出する。これにより、動作制御部66には、画像デー
タ形成部62からの印刷データ群DPiも供給される。
【0024】動作制御部66は、記録面4aに印刷され
る1ライン分ごとの印刷データ群DPiが所定のタイミ
ングをもって格納され、かつ、読み出されるデータメモ
リ部66mを有している。動作制御部66は検出出力信
号Sdに基づいて記録ヘッド部10の各吐出口46a〜
46hから吐出される1画素あたりのインク滴の吐出回
数を制御すべく指令信号Cnを形成し、それを駆動パル
ス信号形成部64に供給する。また、動作制御部66
は、データメモリ部66mに格納された印刷データ群D
Piを読み出し、それに基づいて印刷データが千鳥格子
状の画像(ハーフトーンの画像)をあらわすデータであ
るか否かを判定し、印刷データが千鳥格子状の画像(ハ
ーフトーンの画像)をあらわすデータであるときも同様
に記録ヘッド部10の各吐出口46a〜46hから吐出
される1画素あたりのインク滴の吐出回数を制御すべく
指令信号Cnを形成し、それを駆動パルス信号形成部6
4に供給する。
【0025】さらに、動作制御部66は、データメモリ
部66mに前回格納された印刷データ群DPiと今回格
納された印刷データ群DPiとを読み出し、双方のデー
タを記録ヘッド部10の各吐出口46a〜46hごとに
比較して、印刷データが記録ヘッド部10の移動方向に
沿って連続したデータであるか非連続データであるかを
判定する。動作制御部66は、その判定に基づいて記録
ヘッド部10の各吐出口46a〜46hから吐出される
1画素あたりのインク滴の吐出回数を制御すべく指令信
号Cnを形成し、それを駆動パルス信号形成部64に供
給する。
【0026】動作制御部66からの指令信号Cnが供給
される駆動パルス信号形成部64には、画像データ形成
部62からの印刷データ群DPi、図示が省略される中
央演算処理装置からのイネーブル信号、および、クロッ
クタイミング信号を含む制御信号群Sxが供給される。
【0027】往路において記録部12が移動開始、もし
くは、移動中であることをあらわす検出出力信号Sdが
動作制御部66に供給される場合、動作制御部66から
の1画素あたりのインク滴の吐出回数が2回であること
をあらわす指令信号Cnが駆動パルス信号形成部64に
供給される。
【0028】駆動パルス信号形成部64は、印刷データ
群DPi、および、制御信号群Sxに基づいて図5
(A)に示されるような駆動パルス信号Cp1〜Cp8
をそれぞれ形成し、それらをそれぞれ記録ヘッド部10
における各電極部を介してヒータ部52a〜52iに供
給する。
【0029】駆動パルス信号Cp1は、例えば、吐出周
波数が10kHzとされ、インク流路46A内にインク
液が満たされた時点toから所定期間、例えば、4μ
s、高レベルをとり、続いて、その期間が経過した時点
taから所定期間、例えば、20μsが経過する時点t
bまで低レベルをとる。そして、時点tbから所定期
間、例えば、3μs、経過する時点tcまで再び高レベ
ルをとり、その後、1サイクルが終了するまで低レベル
をとるものとされる。
【0030】なお、時点taと時点tbとの間の期間
は、第1番目のインク滴(主滴および副滴)が吐出後、
メニスカスが吐出口46a近傍まで後退するまでの短期
間に設定される。これにより、吐出口46aからインク
滴が2回、吐出され、しかも、第1番目のインク滴(主
滴および副滴)の大きさに比して第2番目のインク滴の
大きさは小なるものとされる。
【0031】このようにインク滴が2回、吐出される場
合、例えば、図4(B)に示されるように、第1番目の
主滴84i(i=1〜n、n=8)が記録面4aに到達
する位置が副滴84ai(i=1〜n、n=8)が記録
面4aに到達する位置に対して進行方向側に偏るので記
録面4aに到達する主滴84iにより形成される部分9
0i内に副滴84aiにより形成される部分92aiが
重なり含まれるように形成される。また、第2番目のイ
ンク滴が記録面4aに到達し形成される部分94aiが
主滴84iにより形成される部分90iにおける進行方
向側に隣接して形成されることとなる。これにより、部
分90iの面積と部分94aiの面積とを加算した面積
を有する部分90piが1画素として形成されることと
なる。
【0032】一方、復路において記録部12が移動開
始、もしくは、移動中であることをあらわす検出出力信
号Sdが動作制御部66に供給される場合、動作制御部
66からの1画素あたりのインク滴の吐出回数が1回で
あることをあらわす指令信号Cnが駆動パルス信号形成
部64に供給される。
【0033】駆動パルス信号形成部64は、印刷データ
群DPi、および、制御信号群Sxに基づいて図5
(B)に示されるような駆動パルス信号Cp1〜Cp8
をそれぞれ形成し、それらをそれぞれ記録ヘッド部10
における各電極部を介してヒータ部52a〜52iに供
給する。
【0034】駆動パルス信号Cp1は、例えば、吐出周
波数が10kHzとされ、インク流路46A内にインク
液が満たされた時点toから所定期間、例えば、4μ
s、高レベルをとり、続いて、その期間が経過した時点
taから1サイクルが終了する時点tbまで低レベルを
とる。これにより、インク滴(主滴および副滴)が1回
吐出されることとなる。
【0035】このようにインク滴が吐出口46aから1
回吐出される場合、図4(C)に示されるように、主滴
84iが記録面4aに到達する位置が、副滴84aiが
記録面4aに到達する位置に対して進行方向とは反対側
に偏るので到達する主滴84iにより記録面4aに形成
される部分90iの境界線における進行方向側に隣接し
て副滴84aiにより形成される部分92aiが進行方
向側に接するように形成される。これにより、部分90
iの面積と部分92aiの面積とを加算した面積を有す
る部分90piが1画素として形成されることとなる。
【0036】従って、記録ヘッド部10が往復動せしめ
られて記録紙4の記録面4aに対する記録動作が行われ
る場合、記録ヘッド部10が往路に沿って搬送されて記
録面に形成される1画素の面積と記録ヘッド部が復路に
沿って搬送されて記録面に形成される1画素の面積とが
等しくされて、往路および復路における印刷濃度が均一
となる。
【0037】なお、動作制御部66は、データメモリ部
66mに格納された印刷データ群DPiを読み出し、そ
れに基づいて印刷データが千鳥格子状の画像(ハーフト
ーンの画像)をあらわすデータであるか否かを判定し、
印刷データが千鳥状の画像(ハーフトーンの画像)をあ
らわすデータであると判定したときも、上述の例と同様
に往路においては、2回の吐出、復路においては、1回
の吐出をあらわす指令信号Cnを駆動パルス信号形成部
64に供給する。その際、動作制御部66による印刷デ
ータが千鳥格子状の画像(ハーフトーンの画像)をあら
わすデータであるか否かの判定は、所定の単位画像デー
タについて読み出される1ラインの印刷データごとに記
録ヘッド部10の各吐出口46a〜46hに対応したデ
ータ(1もしくは0)の数量を演算し、例えば、カウン
ト値が50%未満であれば、印刷データが千鳥格子状の
画像(ハーフトーンの画像)をあらわすデータであると
判定するものである。これにより、記録紙4の記録面4
aに印刷される千鳥格子状の画像において、不所望な縞
模様が形成されることが回避されることとなる。
【0038】また、往路において記録部12が移動開
始、もしくは、移動中であることをあらわす検出出力信
号Sdが動作制御部66に供給される場合であって、動
作制御部66が、データメモリ部66mに前回格納され
た印刷データ群DPiと今回格納された印刷データ群D
Piとを読み出し、双方のデータを記録ヘッド部10の
各吐出口46a〜46hごとに比較して、印刷データは
記録ヘッド部10の移動方向に沿って非連続データであ
ると判定したとき、動作制御部66は、1画素あたりの
インク滴の吐出回数が2回であることをあらわす指令信
号Cnを駆動パルス信号形成部64に供給する。
【0039】一方、復路において記録部12が移動開
始、もしくは、移動中であることをあらわす検出出力信
号Sdが動作制御部66に供給される場合、動作制御部
66は、1画素あたりのインク滴の吐出回数が1回であ
ることをあらわす指令信号Cnを駆動パルス信号形成部
64に供給する。
【0040】これにより、記録紙4の記録面4aには、
往路において、図4(B)に示される例と同様に、図6
(B)に示されるように、矢印Fが示す搬送方向に沿っ
て、順次供給される印刷データごとに、第2番目のイン
ク滴が記録面4aに到達し形成される部分94aiが第
1番目の主滴84iにより形成される部分90iにおけ
る進行方向側に隣接して形成される。即ち、各印刷デー
タに応じて部分90iの面積と部分94aiの面積とを
加算した面積を有する部分90pi、部分90i′の面
積と部分94ai′の面積とを加算した面積を有する部
分90pi′、部分90i″の面積と部分94ai″の
面積とを加算した面積を有する部分90pi″が順次、
1画素として形成されることとなる。復路においては、
図4(C)に示される例と同様に、順次供給される印刷
データごとに、1画素が形成されることとなる。
【0041】なお、動作制御部66が印刷データが連続
であるか非連続であるかを判断するにあたっては、例え
ば、所定のビット構成される印刷データのうち記録ヘッ
ド部10の吐出口46aに対応して供給された前回のデ
ータが1であり、今回のデータが0である場合は、動作
制御部66は非連続のデータであると判断し、一方、例
えば、前回のデータが1であり、今回のデータが1であ
る場合、動作制御部66は連続したデータと判断する。
【0042】一方、動作制御部66が印刷データは記録
ヘッド部10の移動方向に沿って連続データであると判
定したとき、動作制御部66は、往路および復路におい
て、1画素あたりのインク滴の吐出回数が1回であるこ
とをあらわす指令信号Cnを駆動パルス信号形成部64
に供給する。
【0043】これにより、図6(A)に示されるよう
に、記録紙4の記録面4aには、矢印Fの示す搬送方
向、即ち、往路において、主滴84iにより形成される
部分96i内に副滴84aiにより形成される部分98
aiが重なり含まれたものが1画素として連続して形成
され、また、矢印Rの示す搬送方向、即ち、復路におい
て、主滴84iにより形成される部分96iに隣接して
搬送方向側に副滴84aiにより形成される部分98a
i(破線で示す)が相互に重なって部分96iが1画素
として連続して形成されることとなる。
【0044】従って、記録ヘッド部10が往復動せしめ
られて記録紙4の記録面4aに対する記録動作が行われ
る場合、記録ヘッド部10が往路に沿って搬送されて記
録面に形成される1画素の面積と記録ヘッド部が復路に
沿って搬送されて記録面に形成される1画素の面積とが
等しくされて、往路および復路における印刷濃度が均一
となる。
【0045】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0046】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0047】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0048】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0049】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0050】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0051】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0052】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0053】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るインクジェット記録装置によれば、制御部により
記録ヘッド部のインク吐出部からのインク滴の飛散特性
に応じて記録媒体の記録面に到達したインク滴により形
成される1画素あたりの着弾面積が記録ヘッド部の往復
動作において相互に等しくなるように動作が行われるの
で大幅な設計変更を伴うことなく、記録ヘッド部が一方
向に搬送されて記録面に形成される1画素の面積と記録
ヘッド部が他方向に搬送されて記録面に形成される1画
素の面積とが等しくされ、往路および復路における印刷
濃度を均一とすることができることとなる。
【0055】従って、記録データにおける画素の密度が
記録ヘッド部の搬送方向に沿って変化する場合、例え
ば、千鳥格子状の画像において不所望な縞模様が記録面
に形成されることを回避できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録装置の一例に
備えられる制御ブロック部を示すブロック構成図であ
る。
【図2】本発明に係るインクジェット記録装置の一例の
要部を示す斜視図である。
【図3】(A)は本発明に係るインクジェット記録装置
の一例に備えられる記録ヘッド部の要部を示す部分断面
図、(B)は本発明に係るインクジェット記録装置の一
例に備えられる記録ヘッド部の要部を示す斜視図であ
る。
【図4】(A)は図1に示される例における動作説明に
供される図、(B)は図1に示される例における動作説
明に供される図、(C)は図1に示される例における動
作説明に供される図である。
【図5】(A)は図1に示される例における動作説明に
供されるパルス波形図、(B)は図1に示される例にお
ける動作説明に供されるパルス波形図である。
【図6】(A)は図1に示される例における動作説明に
供される図、(B)は図1に示される例における動作説
明に供される図である。
【図7】(A)は従来の装置における動作説明に供され
る図、(B)は従来の装置における動作説明に供される
図、(C)は従来の装置における動作説明に供される図
である。
【符号の説明】
4 記録紙 4a 記録面 10 記録ヘッド部 62 画像データ形成部 64 駆動パルス信号形成部 66 動作制御部 68 進行方向検出部 84i 主滴 84ai 副滴

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体における記録面に対向配置さ
    れ、記録データに応じてインク貯留部から供給される独
    立したインク滴から成るインク滴群を該記録面に吐出す
    るインク吐出部を有する記録ヘッド部を用いるインクジ
    ェット記録装置において、 前記記録媒体における記録面に対し略平行に往復動せし
    められる前記記録ヘッド部のインク吐出部からのインク
    滴の吐出回数を往動時、および、復動時変化させること
    により前記記録媒体の記録面に到達したインク滴により
    形成される1画素あたりの着弾面積を制御する制御部を
    備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体における記録面に対向配置さ
    れ、記録データに応じてインク貯留部から供給されるイ
    ンク滴を該記録面に吐出するインク吐出部を有する記録
    ヘッド部のインク吐出部を前記記録媒体における記録面
    に対し略平行に往復動させる記録ヘッド搬送駆動部と、 前記記録ヘッド搬送駆動部により駆動される前記記録ヘ
    ッド部の進行方向を検出し、検出出力を送出する進行方
    向検出部と、 前記記録ヘッド部におけるインク吐出部に選択的に吐出
    動作を行わせるべく、記録信号処理部からの前記記録デ
    ータに基づく記録制御データに基づいて駆動パルス制御
    信号を形成し該記録ヘッド部におけるインク吐出部に供
    給する駆動パルス信号形成部と、 前記進行方向検出部からの検出出力があらわす前記記録
    ヘッド部の進行方向、および、該記録ヘッド部のインク
    吐出部からのインク滴の飛散特性に応じて前記駆動パル
    ス信号形成部に、前記記録媒体の記録面に到達したイン
    ク滴により形成される1画素あたりの着弾面積を前記記
    録ヘッド部の往復動作において相互に等しくさせるよう
    に動作を行わせる動作制御部と、 を具備して構成されることを特徴とするインクジェット
    記録装置。
  3. 【請求項3】 前記動作制御部が、前記進行方向検出部
    からの検出出力があらわす前記記録ヘッド部の進行方
    向、および、該記録ヘッド部のインク吐出部からのイン
    ク滴の飛散特性に応じて前記駆動パルス信号形成部に、
    前記記録媒体の記録面に到達したインク滴により形成さ
    れる1画素あたりの該インク滴の吐出回数を変化させる
    ように動作を行わせることを特徴とする請求項2記載の
    インクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記動作制御部が、前記記録データが前
    記記録媒体の記録面に到達したインク滴により形成され
    る画素が前記記録ヘッド部の進行方向に沿って非連続と
    なるデータであるとき、前記進行方向検出部からの検出
    出力があらわす前記記録ヘッド部の進行方向、および、
    該記録ヘッド部のインク吐出部からのインク滴の飛散特
    性に応じて前記駆動パルス信号形成部に、前記記録媒体
    の記録面に到達したインク滴により形成される1画素あ
    たりの該インク滴の吐出回数を変化させるように動作を
    行わせることを特徴とする請求項2記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録データが前記記録媒体の記録面
    にあらわされる場合、該記録面に到達したインク滴によ
    り形成される画素の密度が前記記録ヘッド部の進行方向
    に沿って変化する記録データを含むものであるとき、前
    記動作制御部が、前記進行方向検出部からの検出出力が
    あらわす前記記録ヘッド部の進行方向、および、該記録
    ヘッド部のインク吐出部からのインク滴の飛散特性に応
    じて前記駆動パルス信号形成部に、前記記録媒体の記録
    面に到達したインク滴により形成される1画素あたりの
    該インク滴の吐出回数を変化させるように動作を行わせ
    ることを特徴とする請求項2記載のインクジェット記録
    装置。
  6. 【請求項6】 前記進行方向検出部からの検出出力があ
    らわす前記記録ヘッド部の進行方向が一方向とされ、該
    記録ヘッド部のインク吐出部からのインク滴の一部が前
    記記録ヘッド部の進行方向とは逆方向に飛散する場合、
    前記動作制御部が、前記駆動パルス信号形成部に、前記
    記録ヘッド部の進行方向が一方向であるとき、前記1画
    素あたりのインク滴の吐出を2回、前記記録ヘッド部の
    進行方向が他方向であるとき、前記1画素あたりのイン
    ク滴の吐出を1回の動作を行わせることを特徴とする請
    求項2、3、4または5記載のいずれかのインクジェッ
    ト記録装置。
  7. 【請求項7】 前記進行方向検出部からの検出出力があ
    らわす前記記録ヘッド部の進行方向が一方向とされ、該
    記録ヘッド部のインク吐出部からのインク滴の一部が前
    記記録ヘッド部の進行方向とは逆方向に飛散する場合、
    前記動作制御部が、前記駆動パルス信号形成部に、前記
    記録ヘッド部の進行方向が一方向であるとき、前記1画
    素あたりのインク滴の吐出を2回の動作を行わせると
    き、2回目のインク滴の吐出を、1回目のインク滴の吐
    出後インク滴のメニスカスが初期状態に戻る前に行わせ
    ることを特徴とする請求項6記載のインクジェット記録
    装置。
  8. 【請求項8】 前記記録媒体の記録面に到達した前記2
    回目のインク滴により形成される画素構成要素の着弾面
    積は前記1回目のインク滴により形成される画素構成要
    素の着弾面積の比して小とされることを特徴とする請求
    項6または請求項7記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記駆動パルス信号形成部によって形成
    される駆動パルス制御信号において前記2回目のインク
    滴の吐出に対応するパルス幅が前記1回目のインク滴の
    吐出に対応するパルス幅に比して小となることを特徴と
    する請求項8記載のインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録ヘッド部のインク吐出部から
    のインク滴の飛散特性は、副滴の主滴に対する相対飛散
    方向が該記録ヘッド部の進行方向に対して逆方向となる
    ことを特徴とする請求項1〜9記載のいずれかのインク
    ジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録ヘッド部がバブルジェット式
    であることを特徴とする請求項1〜10記載のいずれか
    のインクジェット記録装置。
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