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JPH09100344A - ポリ乳酸ブロック共重合体組成物、その製造方法及び成型品 - Google Patents

ポリ乳酸ブロック共重合体組成物、その製造方法及び成型品

Info

Publication number
JPH09100344A
JPH09100344A JP25651395A JP25651395A JPH09100344A JP H09100344 A JPH09100344 A JP H09100344A JP 25651395 A JP25651395 A JP 25651395A JP 25651395 A JP25651395 A JP 25651395A JP H09100344 A JPH09100344 A JP H09100344A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
segment
acid
lactide
carbon atoms
block copolymer
Prior art date
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Granted
Application number
JP25651395A
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English (en)
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JP3443603B2 (ja
Inventor
Masao Matsui
雅男 松井
Yoshifumi Kichise
良文 吉瀬
Yoshikazu Kondo
義和 近藤
Taiji Kanda
泰治 神田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Kanebo Ltd
Original Assignee
Shimadzu Corp
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp, Kanebo Ltd filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP25651395A priority Critical patent/JP3443603B2/ja
Publication of JPH09100344A publication Critical patent/JPH09100344A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乳酸と乳酸以外のポリエステル重合原料との
共重合組成物は、柔軟性や靭性はある程度改良されるが
結晶性が失われ、耐熱性が劣るものしか得られないとい
う大きな問題がある。 【解決手段】 本発明は、上記課題を解決するためポリ
L−乳酸またはポリD−乳酸の実質的ホモポリマーから
なる結晶性セグメント(A)と、「脂肪族ジカルボン
酸、鎖状ジオール、炭素原子数(以下炭素数と記す)3
以上のラクトン、及び炭素数4以上のヒドロキシアルキ
ルカルボン酸」の群より選ばれた少なくとも2種の化合
物を主成分とする非晶性セグメント(B)とが結合され
てなる新規ポリ乳酸ブロック共重合体組成物を提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、結晶性、耐熱性、
柔軟性および靭性にすぐれた新規ポリ乳酸ブロック共重
合体組成物、その製造方法およびその成型品に関する。
【0002】
【従来の技術】生分解性または自然環境下で分解するポ
リマーが、環境保護の見地から注目されている。なかで
もポリ乳酸は、農産物を原料としコストおよび性能に優
れており、最も実用性が高い生分解性ポリマーとして期
待されている。しかしポリ乳酸は、分子構造が剛直であ
る上に結晶性が高いため、成型品が堅くもろいという欠
点がある。このため共重合などによって結晶性を抑制
し、柔軟性や靭性を改良することが試みられている。そ
の一つの方法として、乳酸以外のポリエステル重合原料
との共重合が考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし通常行われるラ
ンダム共重合では、柔軟性や靭性はある程度改良される
が結晶性が失われ、耐熱性が劣るものしか得られないと
いう大きな問題がある。本発明者らは、ポリ乳酸の好ま
しい結晶性や耐熱性を維持しつつ、柔軟性や靭性を改良
することを目的として鋭意研究し、本発明に到達した。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明者らは、
上記本発明の目的が、ポリL−乳酸またはポリD−乳酸
の実質的ホモポリマーからなる結晶性セグメント(A)
と、「脂肪族ジカルボン酸、鎖状ジオール、炭素原子数
(以下炭素数と記す)3以上のラクトン、及び炭素数4
以上のヒドロキシアルキルカルボン酸」の群より選ばれ
た少なくとも2種の化合物を主成分とする非晶性セグメ
ント(B)とが結合されてなる新規ポリ乳酸ブロック共
重合体組成物によって達成されることを見出した。
【0005】ここで、セグメントとはポリマー分子鎖の
一部分をいう。セグメント(A)を形成するポリL−乳
酸またはポリD−乳酸の実質的ホモポリマーは、ポリL
−乳酸ホモポリマー、ポリD−乳酸ホモポリマー、およ
びそれらに融点や結晶性をあまり損なわない程度の少量
の他成分が共重合されたものを包含する。例えば、ポリ
L−乳酸ホモポリマーに対し1〜3重量%程度のD−乳
酸成分が共重合されても、融点の低下はわずか(10°
C以下)であり、実質的にホモポリマーとみなす。少量
の他成分として、他のエステル結合形成性成分が共重合
された場合も同様である。しかし、ポリL−乳酸に対し
D−乳酸成分が例えば5%を越えて共重合されると融点
低下は20°C以上となり、実質的にホモポリマーとは
いえないこのように少量(5モル%以上、特に6モル%
以上)の第二成分の混入でも、結晶性の低下により製品
の耐熱性が損なわれる傾向があり、できるだけ避けるべ
きである。すなわちセグメント(A)は、一種のハード
セグメントであって、高結晶性で高純度のものが好まし
く、第2成分の共重合比率は5%以下、特に4%以下が
好ましく3%以下が最も好ましい。このため、重合原料
の純度を高めること、重合反応を出来るだけ低温で短時
間とし、反応中のラセミ化(光学異性体の生成)を防ぐ
ことなどが好ましい。
【0006】セグメント(B)を形成するポリマーは、
「脂肪族ジカルボン酸、鎖状ジオール、炭素原子数3以
上のラクトン、及び炭素原子数4以上のヒドロキシアル
キルカルボン酸」の群より選ばれた少なくとも2種の化
合物を主成分とする非晶性(非結晶性)のものである。
脂肪族ジカルボン酸としては、飽和または不飽和で直鎖
型または側鎖をもつもので炭素数4〜20程度のものが
好ましく、例えばコハク酸、アジピン酸、スベリン酸、
アゼライン酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸などの
飽和型が特に好ましい。
【0007】鎖状ジオールとは、芳香核や脂環核を持た
ないジオールで、脂肪族ジオール、ポリアルキレンエー
テルのオリゴマー、ポリアルキレンカーボネートのオリ
ゴマー及びポリオルガノシロキサンのオリゴマーで両末
端が水酸基のものを包含する。脂肪族ジオールとして
は、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタ
ンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオール、デ
カンジオールなど炭素数2〜20程度の直鎖または側鎖
を持つジオールが好ましい。同様に、好ましいオリゴア
ルキレンエーテルの例としては、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、分子量5000以下、特
に分子量2000以下のポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコール、ポリブチレンエーテル、および
それらの共重合体例えばエチレングリコール/プロピレ
ングリコール共重合体、エチレングリコール/ブチレン
グリコール共重合体のオリゴマーが挙げられる。同様
に、例えばブタンジオールやヘキサンジオールなどの脂
肪族ジオールに、エチレンオキシドやプロピレンオキシ
ドを付加反応させて得た、アルキレンエーテルの共重合
オリゴマーも、ジカルボン酸と組合わせてセグメント
(B)の成分として有用である。 同様に、ポリブチレ
ンカーボネート、ポリヘキサンカーボネートなどのポリ
アルキレンカーボネートのオリゴマーや、ポリジメチル
シロキサン、ポリジエチルシロキサン、ポリジフェニル
シロキサンなどのポリオルガノシロキサンのオリゴマー
(例えば分子量2000程度以下)で両末端に水酸基を
持つものも、セグメント(B)の成分として好ましい。
同様に、ポリカーボネートやポリオルガノシロキサンの
末端水酸基にエチレンオキシドやプロピレンオキシドを
付加反応させたもので、特に分子量2000程度以下の
オリゴマーも、鎖状ジオールとして好ましい。
【0008】同様に、プロピオラクトン、ブチロラクト
ン、バレロラクトン、カプロラクトンなどの、炭素数3
以上のラクトン類、およびヒドロキシプロピルカルボン
酸、ヒドロキシブチルカルボン酸などの、炭素数4以上
のヒドロキシアルキルカルボン酸類も、非晶性セグメン
ト(B)の成分として有用である。すなわち、それらを
成分とする非晶性共重合体を用いて、または結晶性ホモ
ポリマーの2種以上を混合使用により非晶化して、セグ
メント(B)を形成することが出来る。例えば、ポリカ
プロラクトンに10〜90モル%、特に20〜80%程
度の他のラクタム(例えばグリコリド、ラクチドなど)
をランダム共重合またはセグメントの短い(たとえば分
子量2000以下、特に1000以下)ブロック共重合
することにより、非晶性ポリマーを得ることができる。
同様に、例えばポリカプロラクトンとポリエチレンアジ
ペートとを重量比1/2〜2/1程度で混合使用するこ
とによって非晶化し、セグメント(B)とすることも出
来る。
【0009】ここで主成分とは、全体の50重量%以上
を占めるものをいう。すなわちセグメント(B)の50
%以上は、脂肪族ジカルボン酸、鎖状ジオール、炭素数
3以上のラクトン、又は/および炭素数4以上のヒドロ
キシアルキルカルボン酸由来のものであるが、それら以
外の成分、たとえば芳香核や環状構造を持つジカルボン
酸、芳香族ジオール、芳香族ヒドロキシカルボン酸、又
は/および炭素数3以下のヒドロキシカルボン酸、例え
ば乳酸やグリコール酸などに由来する成分その他が、5
0%以下含まれていてもよい。これらの副次的成分を加
える目的は、親水性、撥水性、染色性、柔軟性、弾性回
復性、安定性、酸化防止性、安定性、耐熱性、ガスバリ
ア性、分解性、平滑性、離型性、流動性、成型性、可塑
剤との親和性などの改良、コストダウンなどである。
【0010】セグメント(B)は、ソフトセグメントで
あり、本発明共重合体の優れた柔軟性、強靭性、弾性回
復性、可塑剤などとの優れた親和性を実現する重要な要
素である。特にセグメント(B)を、非晶性(非結晶
性)とすることにより、柔軟性、強靭性、弾性回復性を
一層優れたものとすることが出来、更に可塑剤などとの
親和性や成型品の透明性も改善されることが見出だされ
た。柔軟性、強靭性、弾性回復性の観点からは、セグメ
ント(B)のガラス転移点は低いことが好ましく、ガラ
ス転移点が20℃以下であることが特に好ましく、0℃
以下であることが最も好ましい。ポリマーまたはオリゴ
マーが結晶性かどうかは、それを繊維またはフィルムと
し、十分延伸および/または熱処理したのち、走査型示
差熱量計(以下DSCと記す)で試験して、結晶の融解
の吸熱ピークが存在するかどうか、あるいは延伸配向し
た繊維またはフィルムのX線回折試験により、容易に判
定できる。ガラス転移点も、DSC法によって容易に測
定することができる。
【0011】上記脂肪族ジカルボン酸と直鎖ジオールを
成分とするポリエステルのホモポリマーは、多くの場合
結晶性である。それらの融点の例を示せば、ポリエチレ
ンアジペート44℃、ポリエチレンスベレート64℃、
ポリエチレンアゼレート50℃、ポリエチレンセバケー
ト72℃、ポリエチレンデカメチレート85℃、ポリブ
チレンサクシネート116℃、ポリブチレンアジペート
69℃、ポリブチレンセバケート65℃、ポリヘキサメ
チレンセバケート75℃、などである。しかし、2種以
上のジオールまたは/およびジカルボン酸を成分として
ランダム共重合することにより、容易にポリマーを非晶
化し、上記の融点(吸熱ピーク)を消失させることがで
きる。
【0012】例えば、2成分ランダム共重合の場合、共
重合比率(モル比)5/95〜95/5、特に6/94
〜94/6の範囲で、多くの場合、非晶性となり、10
/90〜90/10の範囲では、ほとんどの場合非晶性
ポリマーが得られる。複数種のラクトンやヒドロキシカ
ルボン酸を用いてランダム共重合した場合も同様であ
り、3種以上の成分を用いる場合は更に容易にも非晶化
可能である。従って、脂肪族ジカルボン酸、鎖状ジオー
ル、ヒドロキシカルボン酸、ラクトンなどの複数種類を
用い、その組み合わせと共重合比率を変えることによ
り、無数の非晶性ポリマーが得られる。なお、上記脂肪
族ジカルボン酸、鎖状ジオール、ラクトンからなる脂肪
族ポリエステルのガラス転移点は、殆どの場合0℃以下
である。
【0013】同様に、セグメント(B)の成分として、
例えば脂肪族ジカルボン酸と直鎖ジオールを成分とする
ポリエステルの(結晶性)ホモポリマーを複数種類組合
わせて混用しても、組成物中のセグメント(B)を非晶
性とすることができる。例えばポリエチレンアジペート
とポリブチレンセバケートは、それぞれ単独では結晶性
であるが、両者の1/1混合物をセグメント(B)用の
成分として用い、十分に攪拌しつつ、その末端水酸基を
開始剤としてL−ラクチド(又はD−ラクチド)を溶融
重合すれば、ポリL(またはD)−乳酸ホモポリマーを
セグメント(A)とし、(混合によって)非晶化された
ポリエチレンアジペート及びポリブチレンセバケートを
それぞれセグメント(B)とする2種のブロック共重合
体が混合された組成物が得られ、本発明の好ましい実施
態様の一例である。混合による非晶化は、材料の組み合
わせによっても異なるが、混合比(重量比)1/3〜3
/1、特に1/2〜2/1の範囲で混合したとき非晶化
することが多い。ヒドロキシカルボン酸やラクトンから
のポリマーについても同様であり、3種類以上を混合す
れば更に容易に非晶化可能である。
【0014】セグメント(A)と(B)との結合形式
は、特に限定されない。例えば、1個の(A)と1個の
(B)とが結合したAB型、1個の(A)に2個の
(B)が結合したBAB型、その逆のABA型、複数の
(A)と複数の(B)とが結合した例えばABABA型
など任意である。しかし製造の容易性、物性(結晶性や
耐熱性)に優れる点から、AB型、ABA型、BAB型
など単純なものが好ましいことが多い。
【0015】セグメント(A)と(B)との結合は、エ
ステル結合が最もよく用いられるが、その他の化学結合
を「継ぎ手」として結合されていてもよい。例えば、共
に末端に水酸基を有するセグメント(A)用のポリマー
とセグメント(B)用のポリマーとに、ジカルボン酸無
水物やジカルボン酸塩化物を反応させて、両者を結合す
ることができる。同様に、ジイソシアネート化合物を反
応させて、両者を結合することもできる。すなわち、
「継ぎ手」としてエステル結合、ウレタン結合、ウレア
結合、アミド結合、カーボネート結合その他の周知の化
学結合を応用することが出来る。
【0016】セグメント(A)および(B)の分子量
は、特に限定されない。セグメント(A)と(B)との
重量比率や、目的とする物性によって、それぞれの分子
量を選べば良い。しかし一般に、余り分子量の小さいも
のはブロック(セグメント)共重合体の特長が明瞭でな
く、好ましくない。セグメントの分子量は、2000以
上、特に5000以上が好ましく、多くの場合1000
0〜300000、特に20000〜200000が広
く用いられる。
【0017】セグメント(A)と(B)との重量比率
は、それぞれあまりに小さいと効果が乏しい。従って、
重量比A/Bは20/80〜95/5の範囲である事が
好ましく、30/70〜90/10の範囲が特に好まし
く、40/60〜86/14の範囲が最も広く用いられ
る。セグメント(A)はハードセグメントであり、それ
が多いほど結晶性や耐熱性にすぐれる。他方、セグメン
ト(B)はソフトセグメントであり、それが多いほど柔
軟性、耐衝撃性、弾性回復率、添加剤などとの親和性、
分解性などに優れる。従って、使用目的によってセグメ
ント(A)/(B)の比率を選び、広範な用途に応用す
ることが出来る。
【0018】本発明の共重合体の分子量は、特に限定さ
れないが、多くの場合、50000以上が好ましく、8
0000以上が特に好ましく、100000〜3000
00の範囲が最も広く用いられる。好ましい分子構造の
若干の例をあげると、分子量150000のポリL−乳
酸(ホモポリマー)をセグメント(A)とし、分子量5
0000のポリエチレン/ヘキサンアジペートのモル比
1/1のランダム共重合体をセグメント(B)とするA
B型ブロック共重合体(分子量200000)、同じく
BAB型(分子量250000)、おなじく分子量8万
のセグメント(A)と分子量8万のセグメント(B)と
からなるABA型(分子量24万)などがある。
【0019】本発明の共重合体組成物は、すべての分子
の分子構造(ブロック共重合の構造が同一である必要は
なく、色々な分子構造のものの集合体たとえばAB型と
ABA型の混合でもよい。勿論、セグメント(A)は、
結晶性を保つために化学成分は一種類に限定されるが、
セグメント(B)は、前述のように複数種の化学組成の
混合物も有用である。また化学組成は一定でも、分子量
の異なるものが混合されているものも広く一般的に用い
られる。実際の重合工程では、統計的バラツキにより色
々な分子量のものの集合体(例えばガウス分布したも
の)が得られる。しかし、各ブロック(セグメント)の
成分や分子量は平均値で代表させれば、実際上十分であ
る。
【0020】前述のように、本発明ブロック共重合体を
構成するセグメント(B)は、その50重量%以下の範
囲内で、「脂肪族ジカルボン酸、鎖状ジオール、炭素数
3以上のラクトン、及び炭素数4以上のヒドロキシカル
ボン酸」以外のポリエステル原料(構成成分)を共重合
することが出来る。共重合可能な成分または原料の例と
しては、(1)グリコール酸、乳酸、ヒドロキシ酪酸、
ヒドロキシ安息香酸などのヒドロキシカルボン酸、
(2)フタール酸、イソフタール酸、5−スルホイソフ
タール酸(特にアルカリ金属塩)、ナフタレンジカルボ
ン酸などの芳香族ジカルボン酸、(3)シクロヘキサン
ジメタノール、ハイドロキノン、ビスフェノーなどにエ
チレンオキシドを付加したものなどの脂環ジオールおよ
び芳香族ジオール、(4)グリコリド、ラクチドなどの
2量体ラクトンが挙げられる。同様に、ポリアルキレン
エーテル、ポリアルキレンカーボネート、ポリオルガノ
シロキサンなどのポリマーも、セグメント(B)の非晶
性を維持するよう留意して用いれば、共重合可能であ
り、有用である。
【0021】本発明のブロック共重合体組成物は、セグ
メント(A)が結晶性であるため、ポリマー全体が非晶
性のものよりも耐熱性に優れることが特徴である。結晶
性の程度は、前述のようにDSC分析や融点によって評
価出来る。DSC分析で融解(溶融)吸熱量が大きいほ
ど、結晶性が高い。本発明の目的に沿うためには、組成
物の融解吸熱量は5ジュール(J)/g以上が好まし
く、10J/g以上が特に好ましく、20J/g以上が
最も好ましい。なおポリL−乳酸ホモポリマーの溶融吸
熱量は40〜50J/g程度、融点は170〜180℃
程度である。本発明共重合体の融点は、耐熱性の観点か
らは、130℃以上が好ましく、140℃以上が特に好
ましく、150℃以上が最も好ましい。
【0022】一般にポリ乳酸は、乳酸の直接重合(脱水
縮合)、乳酸エステル(メチルエステル、エチルエステ
ルなど)の縮合(脱アルコール)、および乳酸の環状2
量体であるラクチドの開環重合によって重合される。本
発明の共重合体組成物は、ラクチドの開環重合によって
セグメント(A)を形成することにより、容易に得られ
る。乳酸の直接重合(脱水縮合)や乳酸エステルの縮合
法では、ランダム共重合が起こりやすく、ブロック共重
合はかなり困難であることが多い。ラクチドにはL−乳
酸の2量体であるLL−ラクチド(L−ラクチドと記
す)、D乳酸の2量体であるDD−ラクチド(D−ラク
チドと記す)、L−乳酸とD−乳酸とを成分とするL/
D−ラクチド(メゾラクチドともいう)の3種類があ
る。結晶性セグメント(A)の重合には、L−ラクチド
またはD−ラクチドを用いることが好ましい。
【0023】本発明のブロック共重合体組成物は、はじ
めに(1)非晶性セグメント(B)を形成するポリマー
を製造し、それに対して(2)L−ラクチドまたはD−
ラクチドを反応、重合させて結晶性セグメント(A)を
形成させる2工程法で、容易に得ることが出来る。この
ためには、第一工程で製造するセグメント(B)形成ポ
リマーの一方または両方の分子末端は、水酸基であるこ
とが必要である。この方法において、セグメント(B)
形成ポリマーの一方の分子末端が水酸基であれば、AB
型のブロック共重合体が得られ、両末端が水酸基であれ
ば、ABA型のブロック共重合体が得られる。
【0024】ポリエステルの重合度(分子量)と末端基
は、重合原料のカルボキシル基と水酸基のモル比率を変
えることにより、容易に制御できる。例えば、原料のジ
カンボン酸とジオールが等モルであれば、末端基も両者
が等モルとなる。原料中の水酸基がカルボキシル基より
1モル%多いと重合度約100で両末端が水酸基のポリ
マーが得られ、水酸基が0.1モル%過剰では、重合度
約1000で両末端が水酸基のポリマーが得られる。同
様に、原料にモノアルコールを1モル%添加すれば、重
合度約100で片末端が水酸基で他末端が封鎖されたポ
リエステルが得られる。同様に、ラクチドの重合におい
ても、原料に少量のジオール、モノオール、ジカルボン
酸、モノカルボン酸を添加することにより、ポリ乳酸の
重合度や末端基を制御できる。
【0025】本発明のブロック共重合体の別の製造法と
しては、はじめに(1)一方または両方の分子末端に水
酸基やカルボキシル基を持つ結晶性セグメント(A)用
のポリマーと、非晶性セグメント(B)用のポリマーの
双方を作り、次に(2)それらに多官能性化合物を反応
させて(A)と(B)とを結合する方法がある。水酸基
に反応させるには、ジカルボン酸無水物、ジカルボン酸
ハロゲン化物、ジカルボン酸、多価カルボン酸、ジイソ
シアネートなどの化合物があり、カルボキシル基に反応
させるにはジアミン、多価アミン、ジオール、多価アル
コールなどがある。この方法ではAB型、ABA型、B
AB型の他、ABAB、ABABA、BABABその他
様々な型、さらに3官能化合物を応用すれば分岐した構
造のものなどがえられ、また様々の型が混合されたもの
も容易に製造することが出来る。本発明のブロック共重
合体には、使用目的に応じ副次的添加剤として、安定
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、着色剤、各種無
機粒子、各種フィラー、有機および無機系結晶核剤、撥
水剤、親水剤、離型剤、可塑剤、生理活性剤、抗菌剤、
防腐剤などを添加することが出来る。
【0026】以下の実施例において、%、部は特に断ら
ない限り重量比である。脂肪族ポリエステルの分子量
は、試料の0.1%クロロホルム溶液のGPC分析で、
分子量1000以下の成分を除く高分子成分の分散の重
量平均値である。DSC試験は、試料10mg、窒素雰
囲気中、昇温速度10゜C/minで行った。また衝撃
強度は、試料ポリマーを射出成型機により幅6.35m
mの切り欠き付き試験片を作成し、ASTM D−25
6 アイゾット衝撃試験法に準じて測定した。
【0027】
【実施例】
[実施例1]ポリエチレンアジペートとポリヘキサンア
ジペートのモル比1/1のランダム共重合体(非晶性)
で分子量43000、片末端が水酸基のもの50部、光
学純度99.5%以上のL−ラクチド250部、ラクチ
ドに対して重合触媒オクチル酸錫100ppm、酸化防
止剤チバガイギー社イルガノックス1010を全体に対
して0.1%を、直径30mmの2軸混練押出機に連続
的に供給し、窒素気流下30rpmで攪拌しつつ190
℃で平均12分間重合しノズルより押出し水で冷却して
ストランド状にした後切断してチップC1を得た。チッ
プC1を脱水乾燥後140℃窒素中で4時間処理(固相
重合)して、ブロック共重合体BP1を得た。共重合体
BP1の分子量は203000であった。
【0028】ブロック共重合体BP1とほぼ同様にし
て、但しポリエチレン/ヘキサンアジペートランダム共
重合体の代わりに分子量45000のポリエチレンアジ
ペートと、分子量44000のポリヘキサンアジペート
との1/1の混合物50部を用い、それにL−ラクチド
を反応させてブロック共重合体BP2を得た。共重合体
BP2の分子量は205000であった。
【0029】比較のため、共重合体BP1とほぼ同様に
して、ただしL−ラクチド、オクチル酸錫およびイルガ
ノックスのみを用いてポリ乳酸ホモポリマーHP1を得
た。ホモポリマーHP1の分子量は217000であっ
た。同じく比較のため、共重合成分として分子量440
00のポリヘキサンアジペート50部を用いて得たブロ
ック共重合体をBP3とする。共重合体BP3の分子量
は204000であった。
【0030】上記ブロック共重合体BP1、BP2、B
P3およびホモポリマーの融点、融解吸熱量、衝撃強度
を表1に示す。表1に見るように、本発明のブロック共
重合体は、十分な耐熱性と優れた耐衝撃性を持っている
ことが明らかである。なお、比較例のブロック共重合体
BP3の衝撃試験用の試験片はやや白濁し、ホモポリマ
ーHP1よりも透明度がやや劣る。一方、本発明のブロ
ック共重合体BP1およびBP2の試験片はわずかに白
濁してはいたが、透明度はBP3よりも高くホモポリマ
ーに近いものであった。
【0031】[実施例2]ヘキサンジオールを重合開始
剤として重合した両末端が水酸基で分子量33000の
ポリカプロラクトンをプレポリマーPP1とする。同じ
くヘキサンジオールを重合開始剤として重合した分子量
96000のポリL−乳酸ホモポリマーをプレポリマー
PP2とする。同じくヘキサンジオールを0.5モル%
過剰に用いて重合して得た分子量39000、両末端が
水酸基のポリヘキサンアジペートをプレポリマーPP3
とする。プレポリマーPP1およびPP3を各14部、
PP2を72部、テレフタル酸ジクロライド0.2部を
実施例1の2軸混練押出機に連続的に供給し190℃で
平均6分間反応したのちノズルより押出し、冷却、切断
してチップ化し120℃の窒素中で2時間処理後、水を
0.3%含むアセトンで洗浄乾燥してブロック共重合体
BP4を得た。共重合体BP4は分子量196000、
両末端は水酸基で、AB型、ABA型、BAB型、など
の混合物と推定される。共重合体BP4の融点は161
℃、融解吸熱量27J/g、衝撃強度4.7kg・cm
/cmであった。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】本発明により、耐熱性や結晶性の低下を
抑制しつつ、硬く脆いというポリ乳酸ホモポリマーの欠
点が効果的に改善され、耐熱性と柔軟性、強靭性を兼ね
備えた新規分解性ポリマーが提供可能となった。本発明
ブロック共重合体は、ランダム共重合体に較べて結晶性
や耐熱性に優れ、さらにハードセグメントとソフトセグ
メントの2つの相を持つことにより、柔軟性、強靭性、
弾性回復性の優れたものを得ることが出来る。また本発
明共重合体は、ホモポリマーよりも分解速度が早い傾向
があり、ホモポリマーでは分解速度が遅すぎる用途にも
好適である。同様に、本発明共重合体は、ホモポリマー
よりも溶剤に溶解しやすく、溶剤法によるフイルムの製
造や布などへのコーティングが容易である。さらに本発
明共重合体は、各セグメントの組成、分子量、重量比率
を変更することにより、非常に広範に性質を変化させる
ことが可能であり、用途範囲が極めて広いという特色を
有する。
【0034】本発明共重合体は、繊維、編、織物、不織
布、紙、網、ロープ、紐、シート、フィルム、板、棒、
チューブ、容器、袋、皿、食器、各種部品、その他各種
成型品に用いることが出来る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08J 5/00 CFJ C08J 5/00 CFJ D01F 6/84 303 D01F 6/84 303Z D02G 3/02 D02G 3/02 (72)発明者 近藤 義和 山口県防府市国衙 2−5−31 (72)発明者 神田 泰治 山口県防府市大字牟礼 3818−2

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリL−乳酸またはポリD−乳酸の実質
    的ホモポリマーからなる結晶性セグメント(A)と、
    「脂肪族ジカルボン酸、鎖状ジオール、炭素原子数3以
    上のラクトン、及び炭素原子数4以上のヒドロキシアル
    キルカルボン酸」の群より選ばれた少なくとも2種の化
    合物を主成分とする非晶性セグメント(B)とが結合さ
    れてなるポリ乳酸ブロック共重合体組成物。
  2. 【請求項2】 十分に結晶化または/および配向した状
    態で、走査型示差熱量計で測定した結晶の融解吸熱量
    が、ポリマー1gあたり5ジュール以上である、請求項
    1記載の共重合体組成物。
  3. 【請求項3】 「脂肪族ジカルボン酸、鎖状ジオール、
    炭素原子数3以上のラクトン、及び炭素原子数4以上の
    ヒドロキシアルキルカルボン酸」の群より選ばれた少な
    くとも2種の化合物を主成分とし、分子末端の少なくと
    も1つに水酸基を持ち且つ非晶性のオリゴマーまたは/
    およびポリマーに対して、重合触媒の存在下、溶融状態
    でL−ラクチドまたはD−ラクチドを反応させることを
    特徴とする、請求項1〜2記載のブロッ共重合体組成物
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 「脂肪族ジカルボン酸、鎖状ジオール、
    炭素原子数3以上のラクトン、及び炭素原子数4以上の
    ヒドロキシアルキルカルボン酸」の群より選ばれた少な
    くとも2種の化合物を主成分とし、分子末端の少なくと
    も1つに水酸基を持つ少なくとも2種のオリゴマーまた
    は/およびポリマーの混合物に対して、重合触媒の存在
    下、溶融状態でL−ラクチドまたはD−ラクチドを反応
    させることを特徴とする、請求項1〜2記載のブロッ共
    重合体組成物の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜2記載の共重合体組成物を少
    なくともその一部に用いた繊維、編物、織物、不織布、
    紙、フェルト、紐、ロープ、シート、フィルム、棒、
    筒、板、皿、食器、容器、各種部品その他の成型品。
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